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優勝の行方を左右する直接対決

総力戦必至の上位対決。優勝を占う大一番、勝点3奪うのは鹿島か浦和か。激闘の歴史が蘇る
優勝を目指す浦和レッズの前に立ちはだかる鹿島アントラーズ。数々の名勝負を演じてきた両者が今節対戦する。埼玉スタジアムでの前回対戦は1-1のドローに終わっている。優勝の行方を左右する直接対決は、どのような結末を迎えるのだろうか。

2014年10月25日
text by 青木務 photo Getty Images


鹿島、まさかの2戦連続の逆転負け


前回対戦は1-1のドローに終わっている【写真:Getty Images】

 残り5節と佳境を迎えるJ1。逆転優勝を目指す鹿島アントラーズだが、ここ3試合は足踏みが続く。

 24節から無失点での3連勝と、攻守に充実した戦いを披露。少しずつ順位を上げ、首位・浦和レッズを射程圏内に捉えつつあった。

 鹿島は2007年、奇跡と言われた大逆転優勝を成し遂げているが、最後に首位の座を引きずり下ろされたのは浦和だった。鹿島がすぐそこまで迫っていることは、浦和にとって大きなプレッシャーとなるはずだった。

 ところが、27節・ガンバ大阪戦で連勝がストップしてしまう。順位も近く、逆転優勝に向けて大事な試合だった。そんな一戦で、鹿島は先制するもオウンゴールで追いつかれる。再度突き放したものの、宇佐美貴史、パトリックのホットラインにネットを揺らされると、最後はリンスに強烈な一撃を浴びせられた。

 続く柏レイソル戦でも、先制しながら後半アディショナルタイムに逆転ゴールを許すという、ガンバ戦と全く同じ展開で敗れた。

 若い選手の多い今年の鹿島は、高い得点力で相手をねじ伏せてきた。だが、試合展開を読む力、状況に応じた正しいプレーの選択という点に関しては未熟だ。2度のリードを奪いながら後半ラストに逆転ゴールを食らう試合が2試合続くなど、このクラブにはなかなかないことだ。

ライバルを撃破し優勝へまい進したい浦和

 若手だけの責任ではないのはもちろんで、チームとしてまだ足りないものが多い。

 前節のヴィッセル神戸戦はスコアレスドローに終わった。勝利が必要ではあったが、2試合で6失点を喫していたこともあり、3試合ぶりの無失点は悪くない収穫だ。

 鹿島も勝てていないが、浦和も思うように勝ち星を積み上げられていない。ここ4試合は1勝1分2敗で、前節のヴァンフォーレ甲府戦はスペースを消され思うような攻撃ができずスコアレスドローだった。

 それでも2位との勝ち点差は5で、今節対戦する鹿島とは7ポイントの差がある。浦和にとってはここで鹿島を下してライバルを脱落させたいところ。

 前回の対戦では興梠慎三のゴールで先制するも、鹿島は鋭いカウンターから柴崎岳が決めて同点に追いついた。この得点は浦和の連続無失点記録を止める一発でもあった。

 実力は拮抗している。浦和がボールを保持しそうだが、勝たなければならない鹿島も攻撃姿勢を強めてくるだろう。得点源のダヴィが長期離脱で不在、フル稼働してきた柴崎岳ら主力に疲労が蓄積しているのも間違いない。この浦和戦は、間違いなく総力戦だ。

 浦和としては相手のお株を奪うようなしたたかな試合の進め方も求められる。鹿島に勝つことができれば、これ以上ない収穫だろう。浦和のJリーグ制覇は、この試合に懸かっているといっても過言ではない。

【了】




鹿島と浦和の試合にスポットを当てるフットボールチャンネルである。
首位の浦和を討つ鹿島という構図が希望となるこの試合、どのような結果となるのであろうか。
鹿島としてはこの3試合勝ち星がなく、不調のように見える。
しかしながら、ちょっとしたボタンの掛け違いと不運な部分も多い。
ダヴィ不在もこの浦和戦に関してはさほど問題ではなかろう。
冷静に、そして平常心で挑めば勝機は見えてくる。
ホームでの勝利を楽しみにしておる。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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