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サッカーダイジェスト 神戸戦寸評

【J1採点&寸評】鹿島×神戸|ミスから失点した鹿島が、今季リーグ戦で3敗目
五十嵐創(サッカーダイジェスト)
2015年04月25日


GKのファンブルで勝点を逃す。


【警告】鹿島=山本(38分)、小笠原(51分)、金崎(64・90+4分) 神戸=チョン・ウヨン(28分)、相馬(47分)
【退場】鹿島=金崎(90+4分) 神戸=なし
【MAN OF THE MATCH】マルキーニョス(神戸)


【試合内容】
 ショートパスをつないでビルドアップする神戸に対し、鹿島はタイトな守備からのカウンターで対抗した。19分には柴崎のインターセプトから狙いどおりに速攻を繰り出し、最初の決定機を創出。37分にも同じく柴崎のカットから土居→遠藤とつないでシュートに結びつけるなど、良い流れで前半を終えた。

 しかし後半は、ACLとの連戦による疲労が影響したのか、次第に鹿島がトーンダウン。神戸のカウンターによってピンチを迎える場面が増え、49分にはサイドチェンジで揺さぶられた末に、DFがマークを外してクロスから失点する。

 その後、鹿島は71分に柴崎のゴールで同点としたものの、77分に曽ヶ端と高崎のコミュニケーション不足が致命的なミスにつながり(GK曽ヶ端がファンブル)、ゴール前のこぼれ球を田中に決められて1-2に。

 81分に西の折り返しを受けた金崎のシュートがゴールラインを割ったかに見えたが、これが認められずにタイムアップを迎えた。

【チーム採点・寸評】
鹿島 5
前半はタイトな守備からのカウンターが効いていたが、後半は攻撃が短調に。守備でも集中力を欠き、ミスから決勝点を奪われた。

神戸 6
両WBが低い位置取りでスペースを埋め、鹿島のサイド攻撃を封じた。後半は小川を走らせるカウンターも機能。試合を上手くコントロールした。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 4.5
高崎と上手くコミュニケーションを取れずに交錯し、なんでもないクロスボールをファンブル。ミスで決勝点を奪われた。

DF
22 西 大伍 6
山本が交代したタイミングで右SBから左SBへスライド。落ち着いた対応で、どちらのポジションでもビルドアップに貢献した。

14 ファン・ソッコ 5.5
致命的なミスはなかったものの、小川のスピードを活かしたカウンターを潰しきれなかった。ビルドアップも無難なパスに終始。

3 昌子 源 5
小川のマークを外して先制点を奪われる。ピンチの数は決して多くなかっただけに、要所を抑えたかった。

16 山本脩斗 5
マルキーニョスにポストプレーで起点を作られ、49分には裏のスペースに入り込まれてアシストを許した。

MF
5 青木 剛 6
堅実に守備をこなし、時折ロングフィードでチャンスにつなげた。ハーフタイムで交代したものの減点はなし。

20 柴崎 岳 6.5
巧みなインターセプトからカウンターを発動。組み立てに加わりつつ1ゴールもマークするなど、ハイレベルなパフォーマンスを披露。

25 遠藤 康 5
相馬との1対1で後手を踏む。37分に右45度の得意な位置でボールを受けるも、左足のシュートは大きく外れた。

7 カイオ 5.5
左サイドでの仕掛けは奏功せず。得意のドリブルでひとり目はかわすが、カバーリングに来たふたり目に止められていた。

8 土居聖真 5.5
前半はスキルフルなドリブルで、縦への推進力を生んだ。後半途中から左MFにポジションを移したが、ボールを受けられずに沈黙。

FW
33 金崎夢生 5
タイトなマークに遭ってシュートチャンスに顔を出せず。終盤にはプレーと無関係のところで2枚目の警告を受けて退場に。

交代出場
MF
40 小笠原満男 5.5
出場直後はミスを連発するも、時間の経過とともに供給源として機能。81分には伊東の動きを見逃さずにチャンスにつながる縦パスを通した。

DF
24 伊東幸敏 5
大胆さを欠き、持ち味の攻撃力を披露できず。効果的だったのは、小笠原からパスを受けた81分のプレーくらいだ。

FW
15 高崎寛之 5
ポストプレーで柴崎のゴールを演出したが、以降はまるでフィットせず。終盤のパワープレーでもターゲットになりきれなかった。

監督
トニーニョ・セレーゾ 5
後半開始から小笠原を投入して勝負に出たが不発に終わった。前半の良い流れを自ら手放した感も。

組織的な守備を完遂し、カウンターも機能。

【神戸|採点・寸評】
GK
22 山本海人 6
19分の決定機に身体を投げ出してファインセーブ。クロス対応にはやや不安をのぞかせたが、ミスはなかった。

DF
5 岩波拓也 6
的確なカバーリングでピンチの芽を摘み取った。流れてくる相手FWのマークの受け渡しも問題なかった。

16 チョン・ウヨン 5.5
ラインを深めに設定し、周囲と連係して中央を固めた。空中戦はやや劣勢で、増川らのカバーリングに助けられた場面も。

14 増川隆洋 6
チョン・ウヨンと適切な距離を保ってスペースを埋め、交代する58分まで守備の仕事をまっとうした。

MF
6 高橋峻希 6
精力的に右サイドのスペースに進出。守備も堅実で、カイオの突破に粘り強く身体を寄せ、周囲との連係で食い止めた。

10 森岡亮太 6
上手くフォローに入り、タイミング良くサイドへパスを供給。軽率なボールロストはなく、つなぎの仕事をまっとうした。

24 三原雅俊 6
中盤で目を光らせ、セカンドボールを拾った。運動量も最後までキープし、小笠原らへの警戒を切らさなかった。

3 相馬崇人 6
守備の時間が長かったものの、タイミングを心得たオーバーラップで先制点につながるクロスを供給した。

FW
18 マルキーニョス 6.5
ポストプレーで右サイドの起点に。先制点をアシストした場面は、相手DFの背後に入り込むポジショニングの巧さが光った。

13 小川慶治朗 6.5
前線に残ってカウンターの尖兵に。49分の先制点だけでなく、ロングフィードを受けてたびたびチャンスを作った。

9 石津大介 6
59分にセカンドボールを拾って惜しいミドル。リードした終盤は、相手の右SBをケアし、逃げ切りに貢献した。

交代出場
MF
17 田中英雄 6.5
ボランチの攻撃参加をケアして守備の安定に尽力。相手GKのファンブルが目の前にこぼれて来るラッキーゴールで決勝点も。

DF
8 高橋祥平 6
増川の代役として十分な働き。81分には、金崎のシュートを身体に当ててゴールから掻き出した。

DF
25 奥井 諒 −
クローザー役を完遂。右WBに入って引き気味にポジションを取り、危なげなく試合を終わらせた。

監督
ネルシーニョ 6
粘り強い守備とカウンターを徹底させ、アウェーでの勝点3獲得に成功。4月は公式戦3勝3分とチームを上昇気流に乗せている。


果敢なインターセプトで速攻の起点になり、ゴールも決めた柴崎?の活躍も実らず。鹿島はミスで自滅した。 写真:徳原隆元


サッカーダイジェストの五十嵐氏による神戸戦の寸評である。
自滅の試合だけに総じてとても低い評価となっておる。
その中で光ったのはやはり岳と言わざるを得ない。
高評価も納得である。
次点としては前半で退いた青木と、途中から左にポジション移しながらも破綻なくプレイした西である。
特に西の好調は、とても嬉しい。
選手会長としてチームを牽引していく姿が凛々しい。
頼もしい西の活躍が楽しみである。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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