スカウティング・スタッフ決定
鹿島に頭脳、アジア王者へ分析担当を招聘
鹿島に強力な頭脳が加わった。今季分析担当として小杉光正氏(28)を招へいすることが28日、分かった。ユニバーシアード大会に3大会連続でテクニカルスタッフとして帯同し、うち2度の優勝を裏方として支えた。昨年は熊谷スカウトが分析を担っていたが、ACL出場で激戦が待ち受ける今季は手薄だった部門を「補強」した。
小杉氏はこの日の練習前のミーティングにも参加。3月1日のゼロックス杯で対戦するJ2広島の宮崎キャンプでの練習試合を解析した映像を提供した。昨年のリーグ優勝でACL出場が決定して以降、分析担当を探していたクラブ幹部は複数の関係者から小杉氏の推薦を受けた。同幹部は「とてもまじめそうで1人目の面接で決めた。見るポイントもいいし、メカ(機械)にも強い。この部門の将来を担ってもらいたい」と長期的な展望を持つ。
小杉氏は長い間、分析担当を任され、経験を積んできたスペシャリスト。国際試合の分析も数多くこなし、アジア、世界へ打って出る鹿島には頼もしい存在となる。クルンタイ戦でACLが幕を開ける3月12日は、裏カードの北京国安(中国)対ナムディン(ベトナム)戦へ派遣予定。007が今季の戦いを陰から支える。
[2008年2月29日9時27分 紙面から]
◆連覇へ「007」 ○…鹿島が分析担当として小杉光正氏と契約を結んだことが28日、明らかになった。契約期間は3月1日から1年。偵察要員、分析班の登用はクラブ史上初。小杉氏は東学大で「スカウティング映像に関する研究」を学び、卒業後はユニバーシアード日本代表などの分析班として活躍。03年ユニバ中国大会では日本の優勝に貢献。2月から研修期間としてチームに合流。鹿島がプロの「007」の分析を受け、リーグ連覇、ACL制覇を目指す。
2月2日に選考中と報じられたスカウティング・スタッフであるが、小杉光正氏に決定されたとのこと。
これは朗報である。
しかしながら「1人目で決めた」とは如何なる所存か。
それほど志望者がおらなんだということであろうか。
とはいえ、決まった以上、彼には他の人物には出来ないことをしてもらわねばならぬ。
広大なアジアの地を全て網羅しする先遣隊の隊長と心得よ。
制覇への第一歩を先んじて歩むのだ。
岩倉全権大使は不平等条約改正交渉を打ち切った。
全権を委任されながらのこの失態は歴史に残るであろう。
丁髷を切って償うのだ。