名良橋、FC東京&鹿島が面白い
名良橋晃の定点観測♯18「J1の優勝争いを予想。FC東京&鹿島が面白い!? J2は今年も大混戦か」
2016年02月26日(金) 16時13分配信
タイトル奪取のカギを握る鹿島の昌子に注目したい
2月27日にJ1、28日にJ2が開幕します。各チームが着々と開幕に向けた準備を進めていますが、J1は昨シーズンのチャンピオンシップに出場した広島、G大阪、浦和の3チームに、FC東京、鹿島を加えた5チームによる優勝争いになりそうです。広島、G大阪、浦和はいろいろなところで話題になっているので、ここではFC東京、鹿島を取り上げたいと思います。
FC東京は最終ラインに駒野友一、室屋成(負傷により戦線離脱)、攻撃的なポジションに水沼宏太、阿部拓馬という即戦力を補強しました。左SBの太田宏介は移籍しましたが、間違いなく戦力がアップしています。とくに、東慶悟、中島翔哉、河野広貴などもいる2列目は選手層が厚く、J1とACLを戦っていけるだけの戦力を備えています。城福浩監督のもと、「個」の力がかみあえば非常に面白い存在です。
なにしろ、前線には抜群の決定力がある前田遼一がいます。2列目の選手たちから精度の高いラストパスがゴール前で待つこの天性のストライカーに数多く入ると、得点力アップが期待できます。昨シーズンは途中で移籍した武藤嘉紀の10ゴールがチーム最多得点で、他に二桁に到達する選手が最後まで出現しませんでした。前田を筆頭に、二桁得点する選手を2人、3人と輩出することが、FC東京にとっては優勝へ近付くカギになるでしょう。
鹿島に関しては、私は昌子源に注目しています。昨シーズンの序盤戦はミスがありましたが、試合を重ねるごとに安定感を増し、終盤戦を迎えるころには守備の要となっていました。安定したパフォーマンスを維持できれば、日本代表でもプレイできる選手だと思っています。そして、昌子がそれだけの活躍をできるなら、鹿島が優勝争いにからんでくるのは間違いありません。
U-23代表の植田直通も五輪最終予選で対人プレイに強いところを見せ、ポテンシャルの高さを証明しました。昌子、植田の存在が示すように、鹿島は守備に関してはある程度の計算ができます。
しかし、一方で攻撃面に不安があります。昨シーズンの終盤に負傷した土居聖真はトップコンディションではなく、湘南から加入した永木亮太も負傷中です。チームで相手ボールを奪う守備力、パスをまわす展開力はありますが、そこからどうやってフィニッシュにいくかが鹿島の課題です。そういった意味で、前線で違いを生み出せる金崎夢生が復帰したのは大きいと思います。
いよいよ千葉が昇格か? しかしライバルは多い
J2は千葉が面白い存在になりそうです。スカパー! ニューイヤーカップでは新外国籍選手のアランダ、エウトンが良いプレイをしていました。ボランチのアランダは対応力があり、時間の経過とともにプレースピードがアップして中盤でボールをさばいていましたし、エウトンは前線で身体を張って後方からのパスを引き出し、しっかりとキープして攻撃する時間を作っていました。
この両名はもちろん、新たに加わった選手たちがそれぞれ特徴を発揮しようと意欲的にプレイしていて、大胆な選手の入替えが良い方向に進んでいる印象を受けます。佐藤勇人、町田也真人、井出遥也といった昨シーズンからプレイする選手たちもプレシーズンマッチでしっかりと結果を出しています。シーズンは長いのでこのままうまく機能するかどうかわかりませんが、少なくとも現時点では楽しみなチームのひとつです。
各クラブの実力が接近しているJ2は、多くのチームにプレーオフ進出の可能性があります。J1から降格した清水、松本、山形の3チームに、底力のあるC大阪、そして千葉。さらには、いよいよJ1ライセンスが取得できる北九州。これらのチームが上位にくるのではないかと予想しています。
また、私は金沢にも注目していて、リーグを盛り上げてくれるのではないかと期待しています。熊谷アンドリュー、山崎雅人、可児壮隆、古田寛幸、安柄俊など積極的な補強をしており、森下仁之監督が作り上げた安定した守備がベースにあるところに、彼らが加わってどんなサッカーを見せるか? 昨シーズンは中盤から終盤にかけてジワジワと順位を落としてしまいましたが、戦力をみると去年以上の成績が期待できそうです。
他にも、J3から昇格した山口がどれだけ昨シーズンに見せていた攻撃サッカーを貫けるかや、岡山の豊川&矢島のU-23コンビなど多くの見どころがあります。もちろん、この2チームにも上位進出の可能性があり、プレーオフに進出してもなんら不思議はありません。
J1、J2を合わせていくつかのチーム名をあげましたが、その他にも語りたいチームがたくさんあります。名古屋、新潟、柏など新監督を迎えたチームがどんなカラーを打ち出すのか。主力が抜けて苦戦が予想される?貴裁監督の湘南ですが、私は今シーズンも昨シーズン以上の湘南スタイルで暴れてほしいと思っています。本当に話題は尽きません。どんなカタチでシーズンが進んでいくのか、いまからとても楽しみにしています。
構成:飯塚健司
theWORLD171号 2016年2月23日配信の記事より転載

チンチロリン
優勝争いをするであろう5チームの中に鹿島を入れた名良橋晃である。
鹿島の選手では源に注目しておるとのこと。
昨季の序盤はミスがあったが、試合を重ねるごとに安定感を増し、守備の要に育っていったとのこと。
今季はその安定感を持続させ、DFリーダーとしての責任感あるプレイをしてくれよう。
その相棒となるであろう植田は、U-23アジア選手権にて優勝を体験し、大きく伸びた。
この二人で組むDFラインを破るのは簡単ではない。
一方、攻撃面では不安があると記す。
聖真は負傷明けでトップコンディションになく、永木も負傷と言う。
これは少々情報が古い。
ふたりとも練習に合流しており問題はない。
とはいえ、名良橋も書いておるように、金崎夢生が完全移籍にて復帰したことは大きい。
攻撃力に問題はなかろう。
ジネイも復活しており、赤崎のコンディションも上々である。
これだけのコマが揃えば、どのような守備陣からもゴールを記録することが叶おう。
名良橋の希望通り、優勝争いをし、その戦いに勝利して優勝を成し遂げたい。
期待しておる。

チンチロリン
2016年02月26日(金) 16時13分配信
タイトル奪取のカギを握る鹿島の昌子に注目したい
2月27日にJ1、28日にJ2が開幕します。各チームが着々と開幕に向けた準備を進めていますが、J1は昨シーズンのチャンピオンシップに出場した広島、G大阪、浦和の3チームに、FC東京、鹿島を加えた5チームによる優勝争いになりそうです。広島、G大阪、浦和はいろいろなところで話題になっているので、ここではFC東京、鹿島を取り上げたいと思います。
FC東京は最終ラインに駒野友一、室屋成(負傷により戦線離脱)、攻撃的なポジションに水沼宏太、阿部拓馬という即戦力を補強しました。左SBの太田宏介は移籍しましたが、間違いなく戦力がアップしています。とくに、東慶悟、中島翔哉、河野広貴などもいる2列目は選手層が厚く、J1とACLを戦っていけるだけの戦力を備えています。城福浩監督のもと、「個」の力がかみあえば非常に面白い存在です。
なにしろ、前線には抜群の決定力がある前田遼一がいます。2列目の選手たちから精度の高いラストパスがゴール前で待つこの天性のストライカーに数多く入ると、得点力アップが期待できます。昨シーズンは途中で移籍した武藤嘉紀の10ゴールがチーム最多得点で、他に二桁に到達する選手が最後まで出現しませんでした。前田を筆頭に、二桁得点する選手を2人、3人と輩出することが、FC東京にとっては優勝へ近付くカギになるでしょう。
鹿島に関しては、私は昌子源に注目しています。昨シーズンの序盤戦はミスがありましたが、試合を重ねるごとに安定感を増し、終盤戦を迎えるころには守備の要となっていました。安定したパフォーマンスを維持できれば、日本代表でもプレイできる選手だと思っています。そして、昌子がそれだけの活躍をできるなら、鹿島が優勝争いにからんでくるのは間違いありません。
U-23代表の植田直通も五輪最終予選で対人プレイに強いところを見せ、ポテンシャルの高さを証明しました。昌子、植田の存在が示すように、鹿島は守備に関してはある程度の計算ができます。
しかし、一方で攻撃面に不安があります。昨シーズンの終盤に負傷した土居聖真はトップコンディションではなく、湘南から加入した永木亮太も負傷中です。チームで相手ボールを奪う守備力、パスをまわす展開力はありますが、そこからどうやってフィニッシュにいくかが鹿島の課題です。そういった意味で、前線で違いを生み出せる金崎夢生が復帰したのは大きいと思います。
いよいよ千葉が昇格か? しかしライバルは多い
J2は千葉が面白い存在になりそうです。スカパー! ニューイヤーカップでは新外国籍選手のアランダ、エウトンが良いプレイをしていました。ボランチのアランダは対応力があり、時間の経過とともにプレースピードがアップして中盤でボールをさばいていましたし、エウトンは前線で身体を張って後方からのパスを引き出し、しっかりとキープして攻撃する時間を作っていました。
この両名はもちろん、新たに加わった選手たちがそれぞれ特徴を発揮しようと意欲的にプレイしていて、大胆な選手の入替えが良い方向に進んでいる印象を受けます。佐藤勇人、町田也真人、井出遥也といった昨シーズンからプレイする選手たちもプレシーズンマッチでしっかりと結果を出しています。シーズンは長いのでこのままうまく機能するかどうかわかりませんが、少なくとも現時点では楽しみなチームのひとつです。
各クラブの実力が接近しているJ2は、多くのチームにプレーオフ進出の可能性があります。J1から降格した清水、松本、山形の3チームに、底力のあるC大阪、そして千葉。さらには、いよいよJ1ライセンスが取得できる北九州。これらのチームが上位にくるのではないかと予想しています。
また、私は金沢にも注目していて、リーグを盛り上げてくれるのではないかと期待しています。熊谷アンドリュー、山崎雅人、可児壮隆、古田寛幸、安柄俊など積極的な補強をしており、森下仁之監督が作り上げた安定した守備がベースにあるところに、彼らが加わってどんなサッカーを見せるか? 昨シーズンは中盤から終盤にかけてジワジワと順位を落としてしまいましたが、戦力をみると去年以上の成績が期待できそうです。
他にも、J3から昇格した山口がどれだけ昨シーズンに見せていた攻撃サッカーを貫けるかや、岡山の豊川&矢島のU-23コンビなど多くの見どころがあります。もちろん、この2チームにも上位進出の可能性があり、プレーオフに進出してもなんら不思議はありません。
J1、J2を合わせていくつかのチーム名をあげましたが、その他にも語りたいチームがたくさんあります。名古屋、新潟、柏など新監督を迎えたチームがどんなカラーを打ち出すのか。主力が抜けて苦戦が予想される?貴裁監督の湘南ですが、私は今シーズンも昨シーズン以上の湘南スタイルで暴れてほしいと思っています。本当に話題は尽きません。どんなカタチでシーズンが進んでいくのか、いまからとても楽しみにしています。
構成:飯塚健司
theWORLD171号 2016年2月23日配信の記事より転載

チンチロリン
優勝争いをするであろう5チームの中に鹿島を入れた名良橋晃である。
鹿島の選手では源に注目しておるとのこと。
昨季の序盤はミスがあったが、試合を重ねるごとに安定感を増し、守備の要に育っていったとのこと。
今季はその安定感を持続させ、DFリーダーとしての責任感あるプレイをしてくれよう。
その相棒となるであろう植田は、U-23アジア選手権にて優勝を体験し、大きく伸びた。
この二人で組むDFラインを破るのは簡単ではない。
一方、攻撃面では不安があると記す。
聖真は負傷明けでトップコンディションになく、永木も負傷と言う。
これは少々情報が古い。
ふたりとも練習に合流しており問題はない。
とはいえ、名良橋も書いておるように、金崎夢生が完全移籍にて復帰したことは大きい。
攻撃力に問題はなかろう。
ジネイも復活しており、赤崎のコンディションも上々である。
これだけのコマが揃えば、どのような守備陣からもゴールを記録することが叶おう。
名良橋の希望通り、優勝争いをし、その戦いに勝利して優勝を成し遂げたい。
期待しておる。

チンチロリン