ガンバ戦報道
鹿島鈴木V弾!G大阪の新本拠で開幕星/G−鹿1節
[2016年2月28日17時18分]

後半、ゴールを決める鹿島FW鈴木(右)。中央はMF柴崎(撮影・狩俣裕三)
<J1:G大阪0−1鹿島>◇第1節◇28日◇吹田ス
鹿島が敵地でG大阪に勝利し、白星発進した。G大阪は、今季から使用する新本拠地吹田スタでの公式戦初戦を勝利で飾れなかった。
前半は両者積極的に攻めるがゴールを奪えず。G大阪は同41分、FWアデミウソンのクロスにMF藤本淳吾が左足で直接合わせたが、惜しくもクロスバーに直撃した。その1分後、次は鹿島が反撃に出る。MF遠藤康が左サイドを駆け上がり絶妙クロスを上げるが、走り込んだFW金崎夢生にはわずかに届かなかった。
後半、G大阪はMF大森晃太郎に代わって宇佐美貴史を投入。鹿島は後半24分にリオ五輪へ逆転出場を狙う19歳FW鈴木優磨と、MFカイオを送り込んだ。するとその3分後だった。ペナルティーエリア内からカイオのクロスに鈴木が頭で合わせ先制、これが決勝点となった。鈴木は視察に訪れたU−23(23歳以下)日本代表手倉森監督の前でアピールに成功した。
19歳の鹿島鈴木優磨が決勝点「勝ち点3大きい」
[2016年2月28日21時21分]

後半、頭でゴールを決める鹿島MF鈴木(撮影・田崎高広)
<J1:G大阪0−1鹿島>◇第1節◇28日◇吹田ス
鹿島が敵地でG大阪に競り勝ち、開幕戦を白星で飾った。後半27分、今季から使用される新スタジアムのJ1初ゴールを鹿島のFW鈴木優磨(19)がマーク。MFカイオからの右クロスを頭で押し込み、決勝点を挙げた。昨年のナビスコ杯決勝(3−0)に続く勝利で幸先よく発進した。
リオ世代の鈴木は「カイオ君から、いいボールが来た。新スタジアムの応援を受けて相手が勢いづいている中、勝ち点3が取れたことは大きい」。視察に訪れたU−23(23歳以下)日本代表の手倉森誠監督へのアピールにも成功した。
鹿島新10番の柴崎&金崎が元気にフル出場V貢献
[2016年2月29日7時19分 紙面から]
<J1:G大阪0−1鹿島>◇第1節◇28日◇吹田ス
鹿島の新10番、MF柴崎が強行先発した。
今月9日に急性虫垂炎の手術を受けて全治約4週間の診断。開幕絶望とみられていたが、術後の経過も良く、いきなりフル出場で勝利に貢献した。ポルトガル2部ポルティモネンセからの復帰が12日に決まり、試合2日前に追加登録されたばかりのFW金崎もフル出場。ともに試合後は無言だったが、手応えは結果が物語る。視察した日本代表ハリルホジッチ監督にも健在を示した。
19歳の鹿島鈴木Vヘッド G大阪新スタ1号奪った
[2016年2月29日7時3分 紙面から]

後半、新スタジアム初ゴールを決める鹿島FW鈴木(撮影・狩俣裕三)
<J1:G大阪0−1鹿島>◇第1節◇28日◇吹田ス
7季ぶりの優勝を狙う鹿島が、G大阪との開幕戦で痛快に白星発進した。初の公式戦を迎えた市立吹田スタジアムに乗り込み、1−0で初勝利をマーク。後半27分、U−23(23歳以下)日本代表候補のFW鈴木優磨(19)が、途中出場で決勝ゴールを奪った。同代表の手倉森監督が視察したアウェー戦で結果を出し、8月のリオデジャネイロ五輪メンバー逆転選出を猛烈にアピールした。
G大阪にかかわる人すべての思惑を吹き飛ばした。記念すべき吹田スタのJ1初ゴール。記録したのはアウェー鹿島の19歳FWだった。後半27分、MFカイオの柔らかい右クロスに鈴木が走り込む。全力疾走から跳躍、元日本代表DF今野も吹き飛ばしながら頭で押し込んだ。途中出場から3分後の大仕事。新スタジアムの一角で沸く鹿島応援団の前で右拳を振り上げた。師と仰ぐのは、クラブの得点数歴代1位を誇る長谷川祥之氏。01年に本拠カシマのオープニングゲームで決勝弾を決めた人だ。直伝のヘディングで教え子が決めたのは吹田スタ初戦での決勝ゴール。不思議な縁だった。
昨年9月12日のホームG大阪戦でプロデビュー&初ゴール。今度は敵地で、3万2463人の多くを落胆させた。「新しいスタジアムの応援を受けて相手は勢いづいていた。苦しい時間帯が多かった中、1点を守り抜けた意味は大きい」。試合後は、得点の起点になったFW金崎から「お前が取った試合なんて負け試合だよ」とイジられたが、ポルトガルから電撃復帰したエースから主役を奪った。
22日の大学生との練習試合で負傷退場。左足首を痛め、復帰できたのは3日前だった。病み上がりだったが、視察した手倉森監督を喜ばせた。「持ってるね。迫力があった。カイオと同時に入った時点で点を取りそうな気がした」。最終予選は予備登録止まりだったが、記録にも記憶にも残る吹田スタ弾で名を上げた。
今季の目標は「3冠と2ケタ得点。(金崎)夢生君より多く点を取りたい」。日本代表FWと競争中の19歳。五輪イヤーの開幕戦で勢いに乗り、早ければ3月のポルトガル遠征での招集もありそうだ。【木下淳】
◆鈴木優磨(すずき・ゆうま)1996年(平8)4月26日、千葉県銚子市生まれ。小学1年の時に鹿島のスクールでサッカーを始め、鹿島ジュニアユースからユース。高校3年時のJユース杯で優勝した。14年に2種登録され、15年にトップ昇格。今季から、疲労回復のため試合中にガムをかみ始めた。J1通算8試合3得点。利き足は右。180センチ、68キロ。
俺が優磨だVヘッド!19歳鹿島の新星が手倉森監督の前で決めた

後半、決勝ゴールの鈴木は両手でガッツポーズ。観戦した手倉森監督にアピールした(撮影・村本聡)
明治安田J1第1ステージ第1節最終日(28日、G大阪0−1鹿島、吹田スタ)鹿島が1−0でG大阪に快勝、白星スタートを切った。後半24分に途中出場したFW鈴木優磨(19)が3分後の27分、決勝ゴールを決めた。今年8月のリオデジャネイロ五輪を目指すU−23(23歳以下)日本代表予備登録メンバー50人に選ばれながら、最終予選メンバー23人から外れた。試合を視察した同代表の手倉森誠監督(48)に代表入りを猛烈アピールした。

鈴木は今野の上からズドン=市立吹田サッカースタジアム(撮影・村本聡)
アウェーの3万2463人の大観衆を一撃で黙らせた。後半27分、右クロスにFW鈴木がジャンプ一番、ヘッドで合わせて、決勝ゴールをたたき出した。
「勝つことだけを考えていた。カイオからいいボールが来たので当てるだけだった。得点よりも勝ち点3を取れたことがうれしい」
途中出場で結果を出した。0−0で迎えた後半24分、FW赤崎と交代でピッチに立つと、3分後にゴール。昨年の第2ステージの対戦(9月12日、●1−2)でも得点するなど、G大阪戦で強さを発揮する。
昨年11月のU−22日本代表合宿に招集されたが、左足関節の負傷のため辞退。1月のリオ五輪アジア最終予選では予備登録メンバーの50人に入ったものの落選した。本人はリオ行きを決めた仲間の活躍をテレビで見ることもなく、「チームで出場する方が大事」とリーグ開幕戦に集中した。
この日はU−23日本代表の手倉森監督が視察に訪れていた。「意識はしていない。誰が来てる、誰が来ていないとかは関係ない」というが、内心期するものがあったはず。手倉森監督は「迫力があるし、(点を)取れそうな気がする」と高く評価した。
チームはリーグ戦3連敗中だったG大阪を撃破し、白星スタート。昨季は第1ステージで連敗スタートとなったことが響き、年間5位に終わった。ユース出身の19歳の新星が五輪代表の座をつかむとともに、チームに7年ぶりのリーグ制覇をもたらす。 (一色伸裕)

勝利して喜ぶ鹿島の選手たち=市立吹田サッカースタジアム(撮影・村本聡)

後半、決勝ゴールを決め喜ぶ鹿島・鈴木(右端)=吹田スタ

G大阪に勝利し、サポーターにあいさつする鹿島イレブン=吹田スタ

前半、競り合うG大阪・遠藤(左)と鹿島・金崎=吹田スタ

後半、先制点を決める鹿島・鈴木(#34)=市立吹田サッカースタジアム(撮影・甘利慈)

前半、指示を出す鹿島・石井監督=市立吹田サッカースタジアム(撮影・甘利慈)
鈴木 優磨(すずき・ゆうま)
1996(平成8)年4月26日生まれ、19歳。千葉県出身。小学1年でサッカーを始め、鹿島ジュニアユース、ユースでプレー。2014年に2種登録され、15年にトップチーム昇格。昨季はJ1リーグ戦7試合に出場し、2得点をマークした。1メートル81、70キロ。
市立吹田スタジアム
G大阪の新本拠地として、大阪・吹田市の万博記念公園に昨秋完成した4万人収容のサッカー専用球場。観客席とピッチの距離が最短7メートルと臨場感が自慢。日本で初めてクラブ主導で企業や個人から寄付を募り、約140億円で建設された。
鹿島 石井監督、采配ズバリ!2年ぶり開幕白星「勢いがつく」
明治安田生命J1第1S第1節 鹿島1―0G大阪 (2月28日 吹田S)

<G大阪・鹿島>後半27分、先制ゴールを決め、雄叫びを上げる鈴木
Photo By スポニチ
新スタジアムでのリーグ開幕戦。真新しいピッチで勝利の喜びを味わったのはアウェー・鹿島のイレブンだった。0―0で迎えた後半27分。その3分前に投入された鈴木、カイオが結果で石井監督の期待に応えてみせた。
金崎からのパスを受け、カイオがエリア右からクロス。これを鈴木が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。貴重な先制点はチームに開幕戦白星をもたらす決勝弾となった。
試合後、鈴木は「触るだけのボールをくれたので、先制点はカイオの点に等しいぐらい。自分の得点よりも勝てたことがうれしい」と声を弾ませ「チームとして3冠獲れるように、ここからもう一回一致団結して頑張りたい」と今季のタイトルラッシュを誓った。
石井監督は「前半からある程度、自分たちがやりたい形はできていた。得点を取ってからは少し押し込まれたが、守備もしっかり対応できたと思う」。勝利を呼び込んだ選手交代については「サイドハーフは運動量多く前半からやってくれ、すごく貢献してくれたので、少し疲れが出ていたら交代しようと思っていた」と説明した。
2年ぶりの開幕白星発進。「プレシーズンマッチも含めて、あまりいい状態ではなかったので、一つ勝つことでチームの勢いもつくと思う」。指揮官はそう話し、少し表情を緩めた。
[ 2016年2月28日 16:51 ]
鹿島 19歳・優磨ヘッド弾で白星発進!敵地でG大阪撃破
明治安田生命J1第1S第1節 鹿島1―0G大阪 (2月28日 吹田S)

<G大阪・鹿島>後半27分、先制ゴールを決め、雄叫びを上げる鈴木
Photo By スポニチ
明治安田生命J1第1ステージ第1節は28日、大阪・吹田スタジアムで残り1試合が行われ、ホームのG大阪は鹿島と対戦。ともに決め手を欠いて迎えた後半27分、鹿島は途中出場のMF鈴木優磨(19)が鮮やかなヘディングシュートで先制し、そのまま逃げ切った。G大阪は新本拠地でリーグ戦白星発進を飾ることはできなかった。
昨年10月のナビスコ杯決勝(鹿島3―0G大阪)の再現カードとなった一戦。試合は後半に動いた。互いに得点を奪えない展開の中、鹿島・石井監督の采配がハマった。後半24分に鈴木、カイオを投入。するとその3分後だった。相手陣内でボールをつなぎ、カイオが右サイドからエリア内に切れ込みクロス、これを鈴木が相手DFと競り合いながら頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。
この日の鹿島は急性虫垂炎で9日に手術を受け13日に退院、全治4週間と診断されていたMF柴崎がスタメン出場。また1月の退団から電撃復帰という波乱のオフを過ごしたFW金崎も開幕戦のピッチに立った。前半から押し気味にゲームを進めると、19歳の若武者が値千金のゴールを奪った。
G大阪はACL初戦のアウェー水原(韓国)戦から25日に帰国したばかり。20日のゼロックス杯・広島戦から3月19日の神戸戦まで29日間で8試合をこなす過密日程の中、この日のJ1開幕戦はFW宇佐美、パトリックがベンチスタートとなった。
前半41分に藤本のシュートがクロスバーを直撃するなど惜しいシーンもあったが、後半21分に途中交代でピッチに入った宇佐美もノーゴール。詰めかけた地元サポーターに勝利を届けることはできなかった。
[ 2016年2月28日 16:07 ]
柴崎“超回復” 術後経過良好で開幕戦フル出場
明治安田生命J1第1S第1節 鹿島1―0G大阪 (2月28日 吹田S)

急性虫垂炎の術後の経過が良好で開幕戦に間に合った柴崎
Photo By スポニチ
日本代表MF柴崎が“超回復”を見せ、先発を果たした。急性虫垂炎のため9日に手術を受け、全治4週間と診断されていた。本来なら第2、3節の復帰見込みだったが、術後の経過が良好で26日には全体練習に合流し、この日を迎えた。
石井監督は「どうかなと思ったが、開幕に向けて準備できているとのことだった」と説明。フル出場し、勝利に貢献した。
[ 2016年2月29日 05:30 ]
鹿島、アウェーでG大阪撃破!19歳優磨V弾 逆転リオへ号砲
明治安田生命J1第1S第1節 鹿島1―0G大阪 (2月28日 吹田S)

<G大阪・鹿島>先制ゴールを決め、雄叫びを上げる鈴木
Photo By スポニチ
鹿島は敵地でG大阪と開幕戦を戦い、1―0で白星スタートを切った。15年ナビスコ杯決勝の再現となった一戦は、後半27分にリオデジャネイロ五輪出場を狙うFW鈴木優磨(19)が決勝点を挙げてG大阪を返り討ち。U―23日本代表の手倉森誠監督(48)が視察に訪れた中、メンバー入りへアピールした。
頭一つ抜け出した。鈴木は0―0の後半24分に途中出場すると3分後、右サイドを突破したMFカイオからの右足クロスに打点の高いヘッドで合わせ、ゴール左に突き刺した。「カイオくんから当てるだけのボールが来た」と“相方”を称えたが、競り合ったのは元日本代表DF今野と現日本代表DF米倉。レスターのFW岡崎を理想とするストライカーが、高い能力を示して見せた。
14日に行われたプレシーズンマッチのJ2讃岐戦、21日の同J2水戸戦に続く“3戦連発”となった。22日には左足首を負傷して25日に復帰したばかりだが、石井監督の信頼に応えた。G大阪は昨年9月12日のJ1初ゴールを決めた相手。優勝したナビスコ杯の決勝でもアシストを記録しており「個人的にいい相性の相手。勝ち点3を取れたのは大きい」と笑顔を見せた。「疲れなくなる」との情報を基に水戸戦からガムをかみ始めた。この日はブルーベリー味。「メチャクチャ疲れました。途中から出て、こんなに長く感じることはない」と、効果のほどは「?」だが、2戦2発と結果には結びついている。
もう一人の指揮官が見つめる前で結果を出した。鈴木は昨年9月にJ3のJ―22選抜の一員として手倉森ジャパンに初選出され、1月にカタールで行われたリオ五輪アジア最終予選でも50人の予備登録選手に入るなど本大会でのメンバー入りが期待される一人。自身は「全く意識していないです」と言うが、観戦した手倉森監督は「持ってるね。迫力があるよね。(ゴールが)取れそうな気がする」と褒め称えた。
当然、今後は鹿島で先発の座を狙う。試合後にはチームメートの日本代表FW金崎から「おまえが(ゴールを)取った試合なんて負け試合だよ」とちゃかされたという鈴木。「(金崎を)尊敬しているし、越えなきゃいけない壁。あの人より多く点を取りたい」と日本代表FWに宣戦布告した。今季の目標は「チームとしては3冠獲りたい。個人的には2桁(ゴールを)取りたい」という19歳。強豪のG大阪を沈め、タイトルへ向けても、リオへ向けても、幸先の良い一歩を踏み出した。
◆鈴木 優磨(すずき・ゆうま)1996年(平8)4月26日、千葉県銚子市生まれの19歳。小1でサッカーを始め、鹿島ジュニアユース―鹿島ユース。14年に2種登録。15年にトップ昇格。1メートル80、68キロ。利き足は右。通算8試合3得点。

米倉(左)、今野(右)に挟まれながら強烈ヘッド
Photo By 共同
[ 2016年2月29日 05:30 ]
【鹿島】2年目19歳・鈴木、レジェンド直伝Vヘッド!
2016年2月29日6時0分 スポーツ報知

こけら落としのアウェー戦でG大阪に勝利し、サポーターにあいさつする(左から)植田、小笠原ら鹿島イレブン
◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第1節 G大阪0―1鹿島(28日・市立吹田サッカースタジアム)
鹿島はプロ2年目、19歳のMF鈴木優磨が決勝点を挙げ、アウェーでG大阪を1―0で下した。後半27分、MFカイオ(21)のクロスを、ヘディングでゴール左に押し込んだ。この1点を、出足に勝る守備で守りきり、リーグ戦初開催となった吹田スタジアムで、G大阪に土をつけた。09年以来、7年ぶりのリーグタイトル獲得へ向け、好スタートを切った。一方、G大阪は今季公式戦3試合未勝利(1分け2敗)となった。
吹田スタジアム初ゴールを決めたのは、19歳の新星だ。後半27分、右サイド、深い位置まで進んだMFカイオからの柔らかいクロス。MF鈴木が元日本代表MF今野の上を行く、ヘディングでゴール左にねじ込んだ。「カイオくんから当てれば入るボールが来た。あとは決めるだけだった」。自身通算3得点目はチームを白星発進に導く千金弾。鹿島スタンドの前で雄たけびを上げた。
09年にリーグ3連覇後、クラブワーストの6シーズン、優勝から遠ざかっている。リーグタイトル獲得は「目標じゃなく、義務」(幹部)と課した今季、リオ五輪代表候補で、プロ2年目の鈴木ですら「申し訳ないけど、(五輪は)本当に意識していない」と断言。欲しいはずの肩書には目もくれず、「それよりも(国内)3冠、絶対に取りたい」とチーム全員が、リーグの頂点しか見ていない。
鈴木は昨年、自動車教習所に通い始めた。だが、サッカーの上達、練習を優先する余り、仮免許の有効期限が切れてしまったほど、目標にまい進する性格を持つ。ヘディングの名手で、鹿島OBの元日本代表FW長谷川祥之氏(現鹿島スカウト)から「DFの前に入れ」「ニアに入れ」と授かったヘディングシュートのコツ。何度も練習で繰り返し、身につけ、開幕戦で結果につなげた。
過密日程を戦うG大阪がFWパトリック、宇佐美らの主力を温存。試合前から「なめられている」「アウェーで絶対、勝ってやろう」とチームの闘志に火がついた。内容でも終始優位に立ち、最後の最後まで体を張った守備で、鈴木の1点を守りきった。「自分の点よりも、勝ち点3を取れたことが大きい」と鈴木。7年ぶりのリーグタイトル獲得へ、鹿島が大きな一歩を踏み出した。(内田 知宏)
◆鈴木 優磨(すずき・ゆうま)1996年4月26日、千葉県銚子市生まれ、19歳。09年に鹿島のジュニアユース加入後、ユースを経て15年にトップに昇格。高さと強さが武器のFW。昨年、U―22日本代表でアジア最終予選(1月・ドーハ)で予備登録されるなど、手倉森監督も期待。リーグ通算8試合3得点。180センチ68キロ。B型。
石井監督の采配が的中した。急性虫垂炎で開幕戦に間に合わないと見られていたMF柴崎、でん部に痛みを抱えていたDF昌子を先発ピッチへ送り出した。試合当日、朝の面談で起用を決断。「本人たちと話したところ、開幕に間に合わせてくれた」。後半24分にはMFカイオ、鈴木を途中交代で投入。その2人が決勝点に絡んだ。試合を通して「うまくできた」と選手をたたえた。
手倉森監督、鹿島・鈴木をベタ褒め「持ってるね〜」
2016年2月29日6時0分 スポーツ報知
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)と、U―23日本代表の手倉森誠監督(48)がG大阪―鹿島戦をそろって視察した。ハリル監督は「かなりいい試合を見ることができた。(試合全体の)スピードがだんだんと上がっている感じがする」とJリーグの変化を感じ取ったもよう。手倉森監督は、決勝点を挙げたリオ五輪世代の鹿島FW鈴木に対し「持ってるね、あいつ。迫力、パワーがあった」と評価していた。
鹿島の19歳鈴木 U23アピールV弾
2016年2月29日

後半、決勝ゴールを決め、雄たけびを上げる鹿島・鈴木(共同)
「明治安田生命J1、G大阪0−1鹿島」(28日、吹田スタジアム)
鹿島は敵地で昨季2位のG大阪に1−0で勝利した。後半27分に途中出場のFW鈴木優磨(19)が決勝点。リオデジャネイロ五輪出場を目指す若武者が、視察に訪れた手倉森誠U−23代表監督(48)の前で結果を残した。
鹿島の“切り札”が期待通りの活躍を見せた。0−0の後半24分にピッチに投入されたFW鈴木が、わずか3分後にチャンスをつかむ。MFカイオからのクロスを頭で押し込みネットを揺らした。「当てるだけのボールだった。勝利できたことがうれしい」。19歳は誇らしげに語った。
逆転でのリオ五輪出場を目指す。1月の最終予選では予備登録だったが、この日は視察に訪れた手倉森監督の目の前で躍動。鈴木自身は「誰が来るとかはまったく意識はしていない」と自然体だが、指揮官は「もってるね。迫力とパワーがあって、(得点を)取れそうな気がしていた」と称賛した。
これでプレシーズンマッチのJ2讃岐、同水戸戦に続いて3戦連続での決勝弾。「満足はせず、改善できるところを見つけたい」と高みを見据えた。
鹿島・19歳鈴木、定位置奪取へアピール
毎日新聞2016年2月28日 22時37分(最終更新 2月28日 22時37分)
○鹿 島1−0ガ大阪●(28日、吹田ス)
FWとして途中出場でピッチに立ち、わずか3分後だった。鹿島の19歳・鈴木が値千金の決勝点をたたき出した。「勝ち点3を取れたことがでかい」。自らの得点よりチームの勝利を喜んだが、レギュラー奪取へ大きなアピールになったことは間違いない。
後半27分。右サイドをカイオが突破するとゴール前に猛然と進入。高い打点のヘディングで、ゴール左へ突き刺した。「いいボールが来たので触るだけだった」と言葉は控えめだが、ガ大阪の米倉と今野に挟まれてもびくともしない体の強さが光った。
鹿島の下部組織から昨季、トップチームに昇格。J1初出場となった昨年9月のガ大阪戦で初得点をマークした。ただ昨年、J1でのプレーは、いずれも途中出場の7試合にとどまった。今季は2桁得点を目標に掲げ、定位置確保に挑む。
開幕前のプレシーズンマッチで順調に得点を重ねたものの、22日の練習試合で左足首を負傷。それだけに開幕戦ベンチスタートに「悔しさはあった」。それでも、相性のいいガ大阪戦でまたも石井監督の期待に応えた。
チームメートの日本代表FW金崎を慕う一方で、「越えなきゃいけない壁。あの人より多く点を取りたい」とも。貪欲に成長を求める伸び盛りの若武者が、チームとともに絶好のスタートを切った。【細谷拓海】
同時投入コンビで大仕事! 鹿島MFカイオは決勝点アシスト
16/2/29 07:00
[2.28 J1第1ステージ第1節 G大阪0-1鹿島 吹田S]
J1第1ステージ第1節が28日に行われ、市立吹田サッカースタジアムではガンバ大阪と鹿島アントラーズが対戦。鹿島が1-0で勝利を収めた。

後半24分にMF鈴木と同時にピッチへ送られたMFカイオ(左)

優れた個人技で攻撃に違いを作り出した

後半27分には右からのクロスでMF鈴木の先制点をアシスト

同時投入の2人で試合を決めてみせた
今月電撃復帰の鹿島FW金崎、所信表明の好パフォーマンス

1月に期限付き移籍期間満了が発表されたが、一転して2月に完全移籍での加入となったFW金崎夢生

ボールに誰よりも速く食らいつき、貪欲にゴールを目指した

昨季はリーグ戦27試合に出場し、チーム2位の9得点

この試合でも優れた運動能力で相手の守備をかき回した

相手DFともつれても、強引に守備網を突破した金崎

無理の利く優れたボディーバランスを発揮

カウンターでは上手くスペースに流れ、フリーでフィニッシュに持ち込んだ

紆余曲折あったが、今季も鹿島の強力な戦力になることをプレーで示した
7年ぶりリーグタイトル奪回へ好スタート!!巧者・鹿島が開幕戦勝利

相手の攻撃を抑えつつ、決めるべきところでしっかり決め、開幕戦白星を手にした鹿島

今季は09年以来、7年ぶりのJ1優勝を目指す

チームの重鎮MF小笠原満男(左)は貫禄のプレー

完封を成し遂げ、DF昌子源(左)とDF植田直通が喜び合う

力強い守備でゴール前に立ちはだかった植田

今夏にリオ五輪を控えるU-23日本代表候補

相手の攻撃を跳ね返し続けた

昌子は守備だけでなく、正確なロングフィードで攻撃にも貢献

状況をよく見ながら的確にボールを散らした小笠原

守備では中盤にどっしりと構え、相手の進攻を阻止

DF山本脩斗は守備のバランスを取りながら機を見て攻撃参加

左サイドから鋭いクロスを上げた

味方のFWやMFと連係し、相手の背後を突いたDF西大伍(右)

MF遠藤康は一発で局面を変える左足で相手に脅威を与えた

守備陣を統率し、無失点を達成したGK曽ヶ端準

21日に入籍を発表したFW赤崎秀平は、ゴール前でチャレンジを繰り返した

ずば抜けた足技を持つMF中村充孝だが、この日は当たり負けしないフィジカルの強さが光っていた

後半アディショナルタイムに投入され、試合を終わらせた新加入MF三竿健斗

勝利に貢献し、笑顔を見せる

鹿島は2年ぶりの開幕戦白星となった
出場が危ぶまれていた鹿島の新10番・MF柴崎はフル出場

MF柴崎岳(左)は急性虫垂炎で今月9日に手術を行い、出場が危ぶまれていたが、スタメンに名を連ねた

一瞬の隙も逃さず、相手の急所を突くパスを連続供給

MF小笠原に後ろを任せ、積極的に高い位置まで進入

フル出場で周囲の不安を一掃した
このまま“G大阪キラー”へ?鹿島MF鈴木優磨が開幕V弾

後半24分に投入され、勝利を導くゴールを挙げたMF鈴木優磨(中央)

後半27分に高い打点のヘディングを決め、先制点をマーク

J1初ゴールは昨年9月のG大阪戦

「ガンバさんは相性が良い相手だと思います」と話した

チンチロリン
優磨一色の各紙である。
真っ青に染まった完全アウェイの新スタジアムに静寂を訪れさせた一発は、鹿島に貴重な勝ち星を与えた。
真摯に練習に取り組む姿や、長谷川祥之に伝授されたヘディングなどが伝えられる。
夢生にいじられるキャラクターに対し、「(金崎を)尊敬しているし、越えなきゃいけない壁。あの人より多く点を取りたい」と答える若者は今後も伸びて行くであろう。
その優磨を視察したU-23日本代表監督の手倉森は、「持ってるね、あいつ。迫力、パワーがあった」と賞賛しておる。
招集があるのではなかろうか。
また、虫垂炎にて欠場が予想されておった岳がフル出場したことも報じられておる。
日本代表監督も視察に訪れており、3月の招集もありうるのではなかろうか。
それもまた楽しみである。

チンチロリン
[2016年2月28日17時18分]

後半、ゴールを決める鹿島FW鈴木(右)。中央はMF柴崎(撮影・狩俣裕三)
<J1:G大阪0−1鹿島>◇第1節◇28日◇吹田ス
鹿島が敵地でG大阪に勝利し、白星発進した。G大阪は、今季から使用する新本拠地吹田スタでの公式戦初戦を勝利で飾れなかった。
前半は両者積極的に攻めるがゴールを奪えず。G大阪は同41分、FWアデミウソンのクロスにMF藤本淳吾が左足で直接合わせたが、惜しくもクロスバーに直撃した。その1分後、次は鹿島が反撃に出る。MF遠藤康が左サイドを駆け上がり絶妙クロスを上げるが、走り込んだFW金崎夢生にはわずかに届かなかった。
後半、G大阪はMF大森晃太郎に代わって宇佐美貴史を投入。鹿島は後半24分にリオ五輪へ逆転出場を狙う19歳FW鈴木優磨と、MFカイオを送り込んだ。するとその3分後だった。ペナルティーエリア内からカイオのクロスに鈴木が頭で合わせ先制、これが決勝点となった。鈴木は視察に訪れたU−23(23歳以下)日本代表手倉森監督の前でアピールに成功した。
19歳の鹿島鈴木優磨が決勝点「勝ち点3大きい」
[2016年2月28日21時21分]

後半、頭でゴールを決める鹿島MF鈴木(撮影・田崎高広)
<J1:G大阪0−1鹿島>◇第1節◇28日◇吹田ス
鹿島が敵地でG大阪に競り勝ち、開幕戦を白星で飾った。後半27分、今季から使用される新スタジアムのJ1初ゴールを鹿島のFW鈴木優磨(19)がマーク。MFカイオからの右クロスを頭で押し込み、決勝点を挙げた。昨年のナビスコ杯決勝(3−0)に続く勝利で幸先よく発進した。
リオ世代の鈴木は「カイオ君から、いいボールが来た。新スタジアムの応援を受けて相手が勢いづいている中、勝ち点3が取れたことは大きい」。視察に訪れたU−23(23歳以下)日本代表の手倉森誠監督へのアピールにも成功した。
鹿島新10番の柴崎&金崎が元気にフル出場V貢献
[2016年2月29日7時19分 紙面から]
<J1:G大阪0−1鹿島>◇第1節◇28日◇吹田ス
鹿島の新10番、MF柴崎が強行先発した。
今月9日に急性虫垂炎の手術を受けて全治約4週間の診断。開幕絶望とみられていたが、術後の経過も良く、いきなりフル出場で勝利に貢献した。ポルトガル2部ポルティモネンセからの復帰が12日に決まり、試合2日前に追加登録されたばかりのFW金崎もフル出場。ともに試合後は無言だったが、手応えは結果が物語る。視察した日本代表ハリルホジッチ監督にも健在を示した。
19歳の鹿島鈴木Vヘッド G大阪新スタ1号奪った
[2016年2月29日7時3分 紙面から]

後半、新スタジアム初ゴールを決める鹿島FW鈴木(撮影・狩俣裕三)
<J1:G大阪0−1鹿島>◇第1節◇28日◇吹田ス
7季ぶりの優勝を狙う鹿島が、G大阪との開幕戦で痛快に白星発進した。初の公式戦を迎えた市立吹田スタジアムに乗り込み、1−0で初勝利をマーク。後半27分、U−23(23歳以下)日本代表候補のFW鈴木優磨(19)が、途中出場で決勝ゴールを奪った。同代表の手倉森監督が視察したアウェー戦で結果を出し、8月のリオデジャネイロ五輪メンバー逆転選出を猛烈にアピールした。
G大阪にかかわる人すべての思惑を吹き飛ばした。記念すべき吹田スタのJ1初ゴール。記録したのはアウェー鹿島の19歳FWだった。後半27分、MFカイオの柔らかい右クロスに鈴木が走り込む。全力疾走から跳躍、元日本代表DF今野も吹き飛ばしながら頭で押し込んだ。途中出場から3分後の大仕事。新スタジアムの一角で沸く鹿島応援団の前で右拳を振り上げた。師と仰ぐのは、クラブの得点数歴代1位を誇る長谷川祥之氏。01年に本拠カシマのオープニングゲームで決勝弾を決めた人だ。直伝のヘディングで教え子が決めたのは吹田スタ初戦での決勝ゴール。不思議な縁だった。
昨年9月12日のホームG大阪戦でプロデビュー&初ゴール。今度は敵地で、3万2463人の多くを落胆させた。「新しいスタジアムの応援を受けて相手は勢いづいていた。苦しい時間帯が多かった中、1点を守り抜けた意味は大きい」。試合後は、得点の起点になったFW金崎から「お前が取った試合なんて負け試合だよ」とイジられたが、ポルトガルから電撃復帰したエースから主役を奪った。
22日の大学生との練習試合で負傷退場。左足首を痛め、復帰できたのは3日前だった。病み上がりだったが、視察した手倉森監督を喜ばせた。「持ってるね。迫力があった。カイオと同時に入った時点で点を取りそうな気がした」。最終予選は予備登録止まりだったが、記録にも記憶にも残る吹田スタ弾で名を上げた。
今季の目標は「3冠と2ケタ得点。(金崎)夢生君より多く点を取りたい」。日本代表FWと競争中の19歳。五輪イヤーの開幕戦で勢いに乗り、早ければ3月のポルトガル遠征での招集もありそうだ。【木下淳】
◆鈴木優磨(すずき・ゆうま)1996年(平8)4月26日、千葉県銚子市生まれ。小学1年の時に鹿島のスクールでサッカーを始め、鹿島ジュニアユースからユース。高校3年時のJユース杯で優勝した。14年に2種登録され、15年にトップ昇格。今季から、疲労回復のため試合中にガムをかみ始めた。J1通算8試合3得点。利き足は右。180センチ、68キロ。
俺が優磨だVヘッド!19歳鹿島の新星が手倉森監督の前で決めた

後半、決勝ゴールの鈴木は両手でガッツポーズ。観戦した手倉森監督にアピールした(撮影・村本聡)
明治安田J1第1ステージ第1節最終日(28日、G大阪0−1鹿島、吹田スタ)鹿島が1−0でG大阪に快勝、白星スタートを切った。後半24分に途中出場したFW鈴木優磨(19)が3分後の27分、決勝ゴールを決めた。今年8月のリオデジャネイロ五輪を目指すU−23(23歳以下)日本代表予備登録メンバー50人に選ばれながら、最終予選メンバー23人から外れた。試合を視察した同代表の手倉森誠監督(48)に代表入りを猛烈アピールした。

鈴木は今野の上からズドン=市立吹田サッカースタジアム(撮影・村本聡)
アウェーの3万2463人の大観衆を一撃で黙らせた。後半27分、右クロスにFW鈴木がジャンプ一番、ヘッドで合わせて、決勝ゴールをたたき出した。
「勝つことだけを考えていた。カイオからいいボールが来たので当てるだけだった。得点よりも勝ち点3を取れたことがうれしい」
途中出場で結果を出した。0−0で迎えた後半24分、FW赤崎と交代でピッチに立つと、3分後にゴール。昨年の第2ステージの対戦(9月12日、●1−2)でも得点するなど、G大阪戦で強さを発揮する。
昨年11月のU−22日本代表合宿に招集されたが、左足関節の負傷のため辞退。1月のリオ五輪アジア最終予選では予備登録メンバーの50人に入ったものの落選した。本人はリオ行きを決めた仲間の活躍をテレビで見ることもなく、「チームで出場する方が大事」とリーグ開幕戦に集中した。
この日はU−23日本代表の手倉森監督が視察に訪れていた。「意識はしていない。誰が来てる、誰が来ていないとかは関係ない」というが、内心期するものがあったはず。手倉森監督は「迫力があるし、(点を)取れそうな気がする」と高く評価した。
チームはリーグ戦3連敗中だったG大阪を撃破し、白星スタート。昨季は第1ステージで連敗スタートとなったことが響き、年間5位に終わった。ユース出身の19歳の新星が五輪代表の座をつかむとともに、チームに7年ぶりのリーグ制覇をもたらす。 (一色伸裕)

勝利して喜ぶ鹿島の選手たち=市立吹田サッカースタジアム(撮影・村本聡)

後半、決勝ゴールを決め喜ぶ鹿島・鈴木(右端)=吹田スタ

G大阪に勝利し、サポーターにあいさつする鹿島イレブン=吹田スタ

前半、競り合うG大阪・遠藤(左)と鹿島・金崎=吹田スタ

後半、先制点を決める鹿島・鈴木(#34)=市立吹田サッカースタジアム(撮影・甘利慈)

前半、指示を出す鹿島・石井監督=市立吹田サッカースタジアム(撮影・甘利慈)
鈴木 優磨(すずき・ゆうま)
1996(平成8)年4月26日生まれ、19歳。千葉県出身。小学1年でサッカーを始め、鹿島ジュニアユース、ユースでプレー。2014年に2種登録され、15年にトップチーム昇格。昨季はJ1リーグ戦7試合に出場し、2得点をマークした。1メートル81、70キロ。
市立吹田スタジアム
G大阪の新本拠地として、大阪・吹田市の万博記念公園に昨秋完成した4万人収容のサッカー専用球場。観客席とピッチの距離が最短7メートルと臨場感が自慢。日本で初めてクラブ主導で企業や個人から寄付を募り、約140億円で建設された。
鹿島 石井監督、采配ズバリ!2年ぶり開幕白星「勢いがつく」
明治安田生命J1第1S第1節 鹿島1―0G大阪 (2月28日 吹田S)

<G大阪・鹿島>後半27分、先制ゴールを決め、雄叫びを上げる鈴木
Photo By スポニチ
新スタジアムでのリーグ開幕戦。真新しいピッチで勝利の喜びを味わったのはアウェー・鹿島のイレブンだった。0―0で迎えた後半27分。その3分前に投入された鈴木、カイオが結果で石井監督の期待に応えてみせた。
金崎からのパスを受け、カイオがエリア右からクロス。これを鈴木が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。貴重な先制点はチームに開幕戦白星をもたらす決勝弾となった。
試合後、鈴木は「触るだけのボールをくれたので、先制点はカイオの点に等しいぐらい。自分の得点よりも勝てたことがうれしい」と声を弾ませ「チームとして3冠獲れるように、ここからもう一回一致団結して頑張りたい」と今季のタイトルラッシュを誓った。
石井監督は「前半からある程度、自分たちがやりたい形はできていた。得点を取ってからは少し押し込まれたが、守備もしっかり対応できたと思う」。勝利を呼び込んだ選手交代については「サイドハーフは運動量多く前半からやってくれ、すごく貢献してくれたので、少し疲れが出ていたら交代しようと思っていた」と説明した。
2年ぶりの開幕白星発進。「プレシーズンマッチも含めて、あまりいい状態ではなかったので、一つ勝つことでチームの勢いもつくと思う」。指揮官はそう話し、少し表情を緩めた。
[ 2016年2月28日 16:51 ]
鹿島 19歳・優磨ヘッド弾で白星発進!敵地でG大阪撃破
明治安田生命J1第1S第1節 鹿島1―0G大阪 (2月28日 吹田S)

<G大阪・鹿島>後半27分、先制ゴールを決め、雄叫びを上げる鈴木
Photo By スポニチ
明治安田生命J1第1ステージ第1節は28日、大阪・吹田スタジアムで残り1試合が行われ、ホームのG大阪は鹿島と対戦。ともに決め手を欠いて迎えた後半27分、鹿島は途中出場のMF鈴木優磨(19)が鮮やかなヘディングシュートで先制し、そのまま逃げ切った。G大阪は新本拠地でリーグ戦白星発進を飾ることはできなかった。
昨年10月のナビスコ杯決勝(鹿島3―0G大阪)の再現カードとなった一戦。試合は後半に動いた。互いに得点を奪えない展開の中、鹿島・石井監督の采配がハマった。後半24分に鈴木、カイオを投入。するとその3分後だった。相手陣内でボールをつなぎ、カイオが右サイドからエリア内に切れ込みクロス、これを鈴木が相手DFと競り合いながら頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。
この日の鹿島は急性虫垂炎で9日に手術を受け13日に退院、全治4週間と診断されていたMF柴崎がスタメン出場。また1月の退団から電撃復帰という波乱のオフを過ごしたFW金崎も開幕戦のピッチに立った。前半から押し気味にゲームを進めると、19歳の若武者が値千金のゴールを奪った。
G大阪はACL初戦のアウェー水原(韓国)戦から25日に帰国したばかり。20日のゼロックス杯・広島戦から3月19日の神戸戦まで29日間で8試合をこなす過密日程の中、この日のJ1開幕戦はFW宇佐美、パトリックがベンチスタートとなった。
前半41分に藤本のシュートがクロスバーを直撃するなど惜しいシーンもあったが、後半21分に途中交代でピッチに入った宇佐美もノーゴール。詰めかけた地元サポーターに勝利を届けることはできなかった。
[ 2016年2月28日 16:07 ]
柴崎“超回復” 術後経過良好で開幕戦フル出場
明治安田生命J1第1S第1節 鹿島1―0G大阪 (2月28日 吹田S)

急性虫垂炎の術後の経過が良好で開幕戦に間に合った柴崎
Photo By スポニチ
日本代表MF柴崎が“超回復”を見せ、先発を果たした。急性虫垂炎のため9日に手術を受け、全治4週間と診断されていた。本来なら第2、3節の復帰見込みだったが、術後の経過が良好で26日には全体練習に合流し、この日を迎えた。
石井監督は「どうかなと思ったが、開幕に向けて準備できているとのことだった」と説明。フル出場し、勝利に貢献した。
[ 2016年2月29日 05:30 ]
鹿島、アウェーでG大阪撃破!19歳優磨V弾 逆転リオへ号砲
明治安田生命J1第1S第1節 鹿島1―0G大阪 (2月28日 吹田S)

<G大阪・鹿島>先制ゴールを決め、雄叫びを上げる鈴木
Photo By スポニチ
鹿島は敵地でG大阪と開幕戦を戦い、1―0で白星スタートを切った。15年ナビスコ杯決勝の再現となった一戦は、後半27分にリオデジャネイロ五輪出場を狙うFW鈴木優磨(19)が決勝点を挙げてG大阪を返り討ち。U―23日本代表の手倉森誠監督(48)が視察に訪れた中、メンバー入りへアピールした。
頭一つ抜け出した。鈴木は0―0の後半24分に途中出場すると3分後、右サイドを突破したMFカイオからの右足クロスに打点の高いヘッドで合わせ、ゴール左に突き刺した。「カイオくんから当てるだけのボールが来た」と“相方”を称えたが、競り合ったのは元日本代表DF今野と現日本代表DF米倉。レスターのFW岡崎を理想とするストライカーが、高い能力を示して見せた。
14日に行われたプレシーズンマッチのJ2讃岐戦、21日の同J2水戸戦に続く“3戦連発”となった。22日には左足首を負傷して25日に復帰したばかりだが、石井監督の信頼に応えた。G大阪は昨年9月12日のJ1初ゴールを決めた相手。優勝したナビスコ杯の決勝でもアシストを記録しており「個人的にいい相性の相手。勝ち点3を取れたのは大きい」と笑顔を見せた。「疲れなくなる」との情報を基に水戸戦からガムをかみ始めた。この日はブルーベリー味。「メチャクチャ疲れました。途中から出て、こんなに長く感じることはない」と、効果のほどは「?」だが、2戦2発と結果には結びついている。
もう一人の指揮官が見つめる前で結果を出した。鈴木は昨年9月にJ3のJ―22選抜の一員として手倉森ジャパンに初選出され、1月にカタールで行われたリオ五輪アジア最終予選でも50人の予備登録選手に入るなど本大会でのメンバー入りが期待される一人。自身は「全く意識していないです」と言うが、観戦した手倉森監督は「持ってるね。迫力があるよね。(ゴールが)取れそうな気がする」と褒め称えた。
当然、今後は鹿島で先発の座を狙う。試合後にはチームメートの日本代表FW金崎から「おまえが(ゴールを)取った試合なんて負け試合だよ」とちゃかされたという鈴木。「(金崎を)尊敬しているし、越えなきゃいけない壁。あの人より多く点を取りたい」と日本代表FWに宣戦布告した。今季の目標は「チームとしては3冠獲りたい。個人的には2桁(ゴールを)取りたい」という19歳。強豪のG大阪を沈め、タイトルへ向けても、リオへ向けても、幸先の良い一歩を踏み出した。
◆鈴木 優磨(すずき・ゆうま)1996年(平8)4月26日、千葉県銚子市生まれの19歳。小1でサッカーを始め、鹿島ジュニアユース―鹿島ユース。14年に2種登録。15年にトップ昇格。1メートル80、68キロ。利き足は右。通算8試合3得点。

米倉(左)、今野(右)に挟まれながら強烈ヘッド
Photo By 共同
[ 2016年2月29日 05:30 ]
【鹿島】2年目19歳・鈴木、レジェンド直伝Vヘッド!
2016年2月29日6時0分 スポーツ報知

こけら落としのアウェー戦でG大阪に勝利し、サポーターにあいさつする(左から)植田、小笠原ら鹿島イレブン
◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第1節 G大阪0―1鹿島(28日・市立吹田サッカースタジアム)
鹿島はプロ2年目、19歳のMF鈴木優磨が決勝点を挙げ、アウェーでG大阪を1―0で下した。後半27分、MFカイオ(21)のクロスを、ヘディングでゴール左に押し込んだ。この1点を、出足に勝る守備で守りきり、リーグ戦初開催となった吹田スタジアムで、G大阪に土をつけた。09年以来、7年ぶりのリーグタイトル獲得へ向け、好スタートを切った。一方、G大阪は今季公式戦3試合未勝利(1分け2敗)となった。
吹田スタジアム初ゴールを決めたのは、19歳の新星だ。後半27分、右サイド、深い位置まで進んだMFカイオからの柔らかいクロス。MF鈴木が元日本代表MF今野の上を行く、ヘディングでゴール左にねじ込んだ。「カイオくんから当てれば入るボールが来た。あとは決めるだけだった」。自身通算3得点目はチームを白星発進に導く千金弾。鹿島スタンドの前で雄たけびを上げた。
09年にリーグ3連覇後、クラブワーストの6シーズン、優勝から遠ざかっている。リーグタイトル獲得は「目標じゃなく、義務」(幹部)と課した今季、リオ五輪代表候補で、プロ2年目の鈴木ですら「申し訳ないけど、(五輪は)本当に意識していない」と断言。欲しいはずの肩書には目もくれず、「それよりも(国内)3冠、絶対に取りたい」とチーム全員が、リーグの頂点しか見ていない。
鈴木は昨年、自動車教習所に通い始めた。だが、サッカーの上達、練習を優先する余り、仮免許の有効期限が切れてしまったほど、目標にまい進する性格を持つ。ヘディングの名手で、鹿島OBの元日本代表FW長谷川祥之氏(現鹿島スカウト)から「DFの前に入れ」「ニアに入れ」と授かったヘディングシュートのコツ。何度も練習で繰り返し、身につけ、開幕戦で結果につなげた。
過密日程を戦うG大阪がFWパトリック、宇佐美らの主力を温存。試合前から「なめられている」「アウェーで絶対、勝ってやろう」とチームの闘志に火がついた。内容でも終始優位に立ち、最後の最後まで体を張った守備で、鈴木の1点を守りきった。「自分の点よりも、勝ち点3を取れたことが大きい」と鈴木。7年ぶりのリーグタイトル獲得へ、鹿島が大きな一歩を踏み出した。(内田 知宏)
◆鈴木 優磨(すずき・ゆうま)1996年4月26日、千葉県銚子市生まれ、19歳。09年に鹿島のジュニアユース加入後、ユースを経て15年にトップに昇格。高さと強さが武器のFW。昨年、U―22日本代表でアジア最終予選(1月・ドーハ)で予備登録されるなど、手倉森監督も期待。リーグ通算8試合3得点。180センチ68キロ。B型。
石井監督の采配が的中した。急性虫垂炎で開幕戦に間に合わないと見られていたMF柴崎、でん部に痛みを抱えていたDF昌子を先発ピッチへ送り出した。試合当日、朝の面談で起用を決断。「本人たちと話したところ、開幕に間に合わせてくれた」。後半24分にはMFカイオ、鈴木を途中交代で投入。その2人が決勝点に絡んだ。試合を通して「うまくできた」と選手をたたえた。
手倉森監督、鹿島・鈴木をベタ褒め「持ってるね〜」
2016年2月29日6時0分 スポーツ報知
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)と、U―23日本代表の手倉森誠監督(48)がG大阪―鹿島戦をそろって視察した。ハリル監督は「かなりいい試合を見ることができた。(試合全体の)スピードがだんだんと上がっている感じがする」とJリーグの変化を感じ取ったもよう。手倉森監督は、決勝点を挙げたリオ五輪世代の鹿島FW鈴木に対し「持ってるね、あいつ。迫力、パワーがあった」と評価していた。
鹿島の19歳鈴木 U23アピールV弾
2016年2月29日

後半、決勝ゴールを決め、雄たけびを上げる鹿島・鈴木(共同)
「明治安田生命J1、G大阪0−1鹿島」(28日、吹田スタジアム)
鹿島は敵地で昨季2位のG大阪に1−0で勝利した。後半27分に途中出場のFW鈴木優磨(19)が決勝点。リオデジャネイロ五輪出場を目指す若武者が、視察に訪れた手倉森誠U−23代表監督(48)の前で結果を残した。
鹿島の“切り札”が期待通りの活躍を見せた。0−0の後半24分にピッチに投入されたFW鈴木が、わずか3分後にチャンスをつかむ。MFカイオからのクロスを頭で押し込みネットを揺らした。「当てるだけのボールだった。勝利できたことがうれしい」。19歳は誇らしげに語った。
逆転でのリオ五輪出場を目指す。1月の最終予選では予備登録だったが、この日は視察に訪れた手倉森監督の目の前で躍動。鈴木自身は「誰が来るとかはまったく意識はしていない」と自然体だが、指揮官は「もってるね。迫力とパワーがあって、(得点を)取れそうな気がしていた」と称賛した。
これでプレシーズンマッチのJ2讃岐、同水戸戦に続いて3戦連続での決勝弾。「満足はせず、改善できるところを見つけたい」と高みを見据えた。
鹿島・19歳鈴木、定位置奪取へアピール
毎日新聞2016年2月28日 22時37分(最終更新 2月28日 22時37分)
○鹿 島1−0ガ大阪●(28日、吹田ス)
FWとして途中出場でピッチに立ち、わずか3分後だった。鹿島の19歳・鈴木が値千金の決勝点をたたき出した。「勝ち点3を取れたことがでかい」。自らの得点よりチームの勝利を喜んだが、レギュラー奪取へ大きなアピールになったことは間違いない。
後半27分。右サイドをカイオが突破するとゴール前に猛然と進入。高い打点のヘディングで、ゴール左へ突き刺した。「いいボールが来たので触るだけだった」と言葉は控えめだが、ガ大阪の米倉と今野に挟まれてもびくともしない体の強さが光った。
鹿島の下部組織から昨季、トップチームに昇格。J1初出場となった昨年9月のガ大阪戦で初得点をマークした。ただ昨年、J1でのプレーは、いずれも途中出場の7試合にとどまった。今季は2桁得点を目標に掲げ、定位置確保に挑む。
開幕前のプレシーズンマッチで順調に得点を重ねたものの、22日の練習試合で左足首を負傷。それだけに開幕戦ベンチスタートに「悔しさはあった」。それでも、相性のいいガ大阪戦でまたも石井監督の期待に応えた。
チームメートの日本代表FW金崎を慕う一方で、「越えなきゃいけない壁。あの人より多く点を取りたい」とも。貪欲に成長を求める伸び盛りの若武者が、チームとともに絶好のスタートを切った。【細谷拓海】
同時投入コンビで大仕事! 鹿島MFカイオは決勝点アシスト
16/2/29 07:00
[2.28 J1第1ステージ第1節 G大阪0-1鹿島 吹田S]
J1第1ステージ第1節が28日に行われ、市立吹田サッカースタジアムではガンバ大阪と鹿島アントラーズが対戦。鹿島が1-0で勝利を収めた。

後半24分にMF鈴木と同時にピッチへ送られたMFカイオ(左)

優れた個人技で攻撃に違いを作り出した

後半27分には右からのクロスでMF鈴木の先制点をアシスト

同時投入の2人で試合を決めてみせた
今月電撃復帰の鹿島FW金崎、所信表明の好パフォーマンス

1月に期限付き移籍期間満了が発表されたが、一転して2月に完全移籍での加入となったFW金崎夢生

ボールに誰よりも速く食らいつき、貪欲にゴールを目指した

昨季はリーグ戦27試合に出場し、チーム2位の9得点

この試合でも優れた運動能力で相手の守備をかき回した

相手DFともつれても、強引に守備網を突破した金崎

無理の利く優れたボディーバランスを発揮

カウンターでは上手くスペースに流れ、フリーでフィニッシュに持ち込んだ

紆余曲折あったが、今季も鹿島の強力な戦力になることをプレーで示した
7年ぶりリーグタイトル奪回へ好スタート!!巧者・鹿島が開幕戦勝利

相手の攻撃を抑えつつ、決めるべきところでしっかり決め、開幕戦白星を手にした鹿島

今季は09年以来、7年ぶりのJ1優勝を目指す

チームの重鎮MF小笠原満男(左)は貫禄のプレー

完封を成し遂げ、DF昌子源(左)とDF植田直通が喜び合う

力強い守備でゴール前に立ちはだかった植田

今夏にリオ五輪を控えるU-23日本代表候補

相手の攻撃を跳ね返し続けた

昌子は守備だけでなく、正確なロングフィードで攻撃にも貢献

状況をよく見ながら的確にボールを散らした小笠原

守備では中盤にどっしりと構え、相手の進攻を阻止

DF山本脩斗は守備のバランスを取りながら機を見て攻撃参加

左サイドから鋭いクロスを上げた

味方のFWやMFと連係し、相手の背後を突いたDF西大伍(右)

MF遠藤康は一発で局面を変える左足で相手に脅威を与えた

守備陣を統率し、無失点を達成したGK曽ヶ端準

21日に入籍を発表したFW赤崎秀平は、ゴール前でチャレンジを繰り返した

ずば抜けた足技を持つMF中村充孝だが、この日は当たり負けしないフィジカルの強さが光っていた

後半アディショナルタイムに投入され、試合を終わらせた新加入MF三竿健斗

勝利に貢献し、笑顔を見せる

鹿島は2年ぶりの開幕戦白星となった
出場が危ぶまれていた鹿島の新10番・MF柴崎はフル出場

MF柴崎岳(左)は急性虫垂炎で今月9日に手術を行い、出場が危ぶまれていたが、スタメンに名を連ねた

一瞬の隙も逃さず、相手の急所を突くパスを連続供給

MF小笠原に後ろを任せ、積極的に高い位置まで進入

フル出場で周囲の不安を一掃した
このまま“G大阪キラー”へ?鹿島MF鈴木優磨が開幕V弾

後半24分に投入され、勝利を導くゴールを挙げたMF鈴木優磨(中央)

後半27分に高い打点のヘディングを決め、先制点をマーク

J1初ゴールは昨年9月のG大阪戦

「ガンバさんは相性が良い相手だと思います」と話した

チンチロリン
優磨一色の各紙である。
真っ青に染まった完全アウェイの新スタジアムに静寂を訪れさせた一発は、鹿島に貴重な勝ち星を与えた。
真摯に練習に取り組む姿や、長谷川祥之に伝授されたヘディングなどが伝えられる。
夢生にいじられるキャラクターに対し、「(金崎を)尊敬しているし、越えなきゃいけない壁。あの人より多く点を取りたい」と答える若者は今後も伸びて行くであろう。
その優磨を視察したU-23日本代表監督の手倉森は、「持ってるね、あいつ。迫力、パワーがあった」と賞賛しておる。
招集があるのではなかろうか。
また、虫垂炎にて欠場が予想されておった岳がフル出場したことも報じられておる。
日本代表監督も視察に訪れており、3月の招集もありうるのではなかろうか。
それもまた楽しみである。

チンチロリン