Fマリノス戦コメント
2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第12節


鹿島アントラーズ:石井 正忠
立ち上がりは理想的な戦い方ができたと思う。しかし、相手の速いサイドハーフの2人にカウンターを受けてしまい、そこから流れが悪くなってしまった。得点場面は今週練習していたセットプレーの形で決めることができたので、そこは非常によかったと思う。後半もしっかり自分たちの形を保ってゲームを進めたかったが、攻守のバランスがあまりよくなく、オープンな戦いになってしまった。今日、来てくれたたくさんの方に勝ちゲームを観てもらえたことは非常によかったと思う。
Q 今日の勝利でホーム250勝となったが、監督自身もプレーして勝利した試合もあり、思い入れがあるのでは?
A 私が直接勝利にかかわった試合は少ないが、数多くのホームゲームで勝つことができた。250勝というのは、歴代の選手たちの実績だったり、頑張りで積み上げた数字で、その歴史を感じつつ、監督としてその数をさらに伸ばしていければと思う。


【杉本 太郎】
なかなか先発になる機会が少ない中、やっと巡ってきた機会だったので、その気持ちをプレーに出そうと思っていた。ベースには「闘う」ということ。プラスアルファ、違いや攻撃のアクセントになれればと。厳しい内容の試合が続くが、チーム一丸となって、僕自身も優勝に貢献できるよう頑張りたい。
【西 大伍】
結果はよかった。いい試合をして勝てないよりも、勝つことが大事。ボールを体に当てることや全員が気持ちを出してやったことが無失点につながったと思う。ただ、みんなが少しずつ要求があったり、もやもやを残した試合だったので、次にそれを解消したらいいチームになると思う。次の試合への意気込みとしては、「勝つ」ということだけ。
【昌子 源】
常に守備をしていた試合だった。僕は守備の選手なので、無失点に抑えられてよかった。中3日、しっかり疲労をぬいて調整して、同じ内容でできるよう頑張りたい。
【山本 脩斗】
耐えたという感じ。この勝ち点3は大きい。勝ててよかった。1点とって相手は点を取りに来ていたし、難しい試合になった。内容は良くなかったが、夢生が取った1点を守り切れてよかった。1点とった後は、(マークしていたマルティノスも)割り切って戻る感じがなかったので、そこのケアを考えていた。スピードがあって左利き。独特で初めてのタイプだった。なかで源がうまく対応してくれたし、0に抑えられてよかった。なかなか前に人をかけられず、難しいところもあったが、チーム全体でもっともっと良くしていきたい。
【永木 亮太】
前から相手も来ていたし、セカンドボールを取れなかったのが、うまく自分たちで回せなかった要因。1-0の状況で出場したので、まずは失点しないことを考えていた。うちはカウンターが得意だし、スピードのある選手がいるのでカウンターで1点をと思っていたが、最低限の0で終えられたのは良かった。今日の試合で納得している選手はいない。まだ上を目指せる位置にいるので、諦めずにやっていきたい。
【曽ケ端 準】
(LIXIL賞は)勝たないことにはもらえないもの。夢生が点を取ってくれたからこそ。前半のマルティノス選手のシュートが一番危なかった。最後のところでDF陣が体を張ってくれていた。苦しい試合展開のなかで勝ち点3をとれたのは大きい。
【柴崎 岳】
苦しい試合だった。押し込まれる時間も多かったが、勝ち点3をとれて良かった。(得点シーンは)いいボールを蹴れたと思った。あとはなかを信じた結果。これから増やしていきたい。キッカーを任された以上、正確なボールを蹴っていきたい。今後も勝ち点3を積み上げていく作業を続けていきたい。タイトルとか勝ち点3とかを気にせず、目の前の試合を勝っていきたい。
J1 1st 第12節 横浜FM戦

本日行われたJ1 1st 第12節 横浜F・マリノス戦は1-0で勝利しました。
1stステージ 第12節
2016年5月14日(土)19:04KO カシマ
[ 石井 正忠監督 ]
前半の立ち上がりが非常に良い、自分たちの理想の戦い方ができたと思うんですけど、一度、マリノスさんの速い2人のサイドハーフに対して、カウンターを受けてしまって、その辺から少し流れが悪くなってしまったかなと思います。得点場面は、今週練習していたセットプレーの形から取れたので、そこについては良かったと思います。後半も、しっかりと自分たちの形を保ってゲームを進めたいと思っていたんですけど、攻守のバランスが少し良くなくて、オープンな戦いになってしまったな、というふうに思っています。今日は、非常にたくさんの方が見に来てくれていたので、その方々に勝ち試合を見せられたことは良かったと思います。
−−鹿島がホーム通算250勝を達成したことについては?
私が直接勝利に関わったのは数試合だと思うんですけど、でも、数多くの試合をこのホームゲームで、250試合も勝てたというのは、やはり今までの歴代の選手たちの実績であったり、頑張りでここまで来たと思うので、その辺の歴史というものを感じつつ、監督としてその数をさらに伸ばしていけるようになれればいいなと思っています。
1stステージ 第12節
2016年5月14日(土)19:04KO カシマ
[ 柴崎 岳 ]
厳しい試合だったと思います。押し込まれる時間も多かったですし、勝点3を拾えて良かったです。
−−セットプレーから得点に絡みましたが?
良いボールを蹴れたなと思いました。あとは信じて得点になって良かったと思います。チャンスらしいチャンスも少なかったですけど、なんとかセットプレーで取れて良かったです。
−−久しぶりのセットプレーからの得点でした。
これからまた増やしていきたいと思います。キッカーを任されている以上、しっかり精度の高いボールを蹴りたいです。チームとして狙っているところに蹴るだけです。しっかり集中して蹴りたいと思います。
−−相手の両サイドは速い選手でしたが、無失点で抑えられた要因は?
チーム全体で非常に集中していましたし、チャンスも与えてしまいましたが、運というか相手のミスにも助けられました。その辺は反省しなければいけないと思いますし、シュートを打たせる前に良いディフェンスができればいいと思います。
[ 曽ヶ端 準 ]
−−LIXIL賞について。
勝たないことにはもらえるものないですし、(金崎)夢生が取ってくれたからこそですので。
−−後半は押し込まれる場面もあったが?
前半のマルティノス選手のが一番危なかった。ほかは距離があったり、スピードもそんなに速くないシュートでした。最後のところでディフェンスが身体を張ったりしてくれた。苦しい中で勝点3を取れたのはすごく大きいです。
[ 昌子 源 ]
−−ホーム通算250勝を達成。2位の横浜FM、名古屋の209勝を大きく引き離している。
ほかのチームの選手に言われるけれど、「鹿島って引き分けでもブーイングされるんだね」って。「うちらは引き分けでも拍手が起きる。鹿島に引き分けた、万々歳だよ」って。やっぱりそれを聞くと、鹿島ってそういうチームなんだなと感じます。
−−疲れた試合だったと思います。
疲れましたね。基本守備でしたけど、危ないシーンもあったし、僕ら守備陣にとってはソガさん(曽ヶ端 準)がLIXIL賞をもらったのがすごくうれしかったです。ソガさんが目立つというのはあまりよろしくはないですけど、展開によっては仕方がないときもある。その中でソガさんの存在がどれだけ際立っていたか。ソガさんじゃないとゾッとするところもあったし、別にマサ(櫛引 政敏)をどうこうということではなく、やっぱり経験や声とかで支えてくれた。ファインセーブしたところですごいとなるけど、危険になりそうなところを声で解決したりしている。俺とナオ(植田 直通)を動かして、ソガさんのところまで来させないときもある。ファンの皆さんはなかなか声が聞こえないから、ファインプレーですごい、と思うかもしれないけれど、それ以前のところであの人の存在というのはかなりのものがある。本当は僕とナオがあれくらいにならないといけないけれど、まだ助けられている部分が多い試合だったなと感じました。
粘り勝ち。鹿島、熱闘を制しホーム通算250勝を達成
リーグ戦5連勝中という相性の良さも影響してか、序盤から鹿島は勢いを持って横浜FMに襲い掛かった。キックオフから主導権を握ると、9分のチャンスを早速ものにする。小笠原 満男が左サイドで得たFKをキッカーの柴崎 岳がゴール前に蹴り込むと、競り合いながら頭を出した金崎 夢生が押し込み、さい先よく先制点を挙げる。その後も左右両サイドから攻め立て、山本 脩斗やカイオが追加点を狙うが、GKの飯倉 大樹が立ちふさがる。開始早々、裏に抜け出したカイオを鋭い飛び出しで阻止していた飯倉は、先制点を奪われた後も的確な対応で鹿島にさらなるゴールを許さなかった。
すると、30分あたりからエリク モンバエルツ監督が狙いだったと言う「両サイドからの突破」が猛威を振るい始める。マルティノスがスピードで相手を振り切って右サイドから中央へボールを入れたのを皮切りに、41分にもマルティノスが今度は左サイドから突破を仕掛けてクロスを送る。そして43分、齋藤 学が左サイドから仕掛けると、囲みに来た鹿島の選手3人を一気に置き去りにしてペナルティエリアへ突っ込む。中央で待っていたマルティノスがパスを受けて左足で合わせたが、シュートはゴール左に外れてしまった。
後半は、両チームとも接触プレーがあった選手を交代させて臨む。鹿島は、小笠原に代えて永木 亮太が、横浜FMは飯倉に代えて榎本 哲也がピッチに入った。「後半の立ち上がりから落ち着いて、また自分たちのペースを取り戻すこと」という指示を受けた鹿島のイレブンだったが、試合のペースを変えられない。
高い位置でボールを保持できず押し込まれる展開が続いたため、63分には赤? 秀平から土居 聖真に代えて状況の打破を狙ったが、横浜FMの勢いは衰えなかった。逆に、72分にDFの栗原 勇蔵を下げてFWのカイケを投入して、さらに攻勢を強めていく。83分にはこぼれ球を拾った齋藤がペナルティエリア内からシュートを放つがゴールをとらえ切れず、90分にもマルティノスが右サイドから粘り強く突破を仕掛けて相手を振り切ると、左足から強烈なシュートを見舞う。これはなんとか曽ヶ端 準がゴール枠からはじき出し、鹿島が逃げ切ることに成功した。
後半の戦いを振り返った石井 正忠監督は「攻守のバランスが少し良くなくてオープンな戦いになってしまったな、というふうに思っています」と分析。攻撃の起点を作ることができず、ボールを奪ってもすぐに奪い返される中、曽ヶ端を中心とした守備陣が粘り強く対応したことが勝利につながった。
これで鹿島はホーム通算250勝を達成。石井監督は「歴史というものを感じつつ、監督としてその数をさらに伸ばしていけるようになれればいいなと思っています」と締めくくった。
[ 文:田中 滋 ]
鹿島 vs 横浜FM】 中澤vs植田
2016年5月14日(土)

互いに高さを持ち味にする中澤佑二(横浜FM)と植田直通(鹿島)は、この試合で何度も激しい空中戦を見せた。
【鹿島 vs 横浜FM】 鹿島がJ1リーグホーム通算250勝を飾る!
2016年5月14日(土)

序盤の9分、ホームの鹿島はFKから金崎夢生(写真中央)が頭で流し込み、幸先よく先制する。試合は、鹿島がこのゴールを最後まで守りきり横浜FMに勝利して、4試合負けなし。
鹿島は、これでJ1リーグホーム通算250勝を飾った。
鹿島がJ1ホーム通算250勝目! 横浜FMの猛攻も金崎の先制点を守り抜く
16/5/14 21:05
[5.14 J1第1ステージ第12節 鹿島1-0横浜FM カシマ]
J1リーグは14日、第1ステージ第12節の2日目を行った。県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと横浜F・マリノスが対戦。開始9分で先制点を奪った鹿島がその1点を守り抜き、1-0で勝利した。
鹿島はMF遠藤康が欠場でMF杉本太郎が今季リーグ戦初先発。また、18日のガーナ代表戦でフル出場したU-23日本代表のDF植田直通も先発に名を連ねた。対する横浜FMは、DFファビオが負傷によりDF栗原勇蔵が入り、MF喜田拓也が出場停止によりMFパク・ジョンスが初先発した。また、FW伊藤翔が第2節・福岡戦以来のスタメンとなった。
試合は立ち上がりから鹿島が主導権を握ると前半9分に先制点を挙げる。左サイドで得たFKからキッカーのMF柴崎岳がゴール前に入れる。GKと最終ラインの間に落ちたボールにFW金崎夢生が体を投げ出して頭で合わせ、スコアを1-0とする。同24分にはMFカイオがミドルシュートを放つなど果敢に追加点を狙いに行った。
1点を追う横浜FMはサイドのMF齋藤学とMFマルティノスが徐々に本領を発揮する。前半26分、セカンドボールをPA手前で拾った齋藤が右足ミドルもGK曽ヶ端準の横っ飛びセーブに阻まれる。同43分に決定機。齋藤が左サイドのタッチライン際を細かいタッチのドリブルで攻め上がり、相手3人を一気にかわして中央に切れ込んでラストパスを送る。これをPA中央からマルティノスが左足で狙ったが、わずかに枠を外れ、0-1で前半を終えた。
後半開始から横浜FMはGK飯倉大樹に代えてGK榎本哲也、鹿島はMF小笠原満男に代えてMF永木亮太を入れる。後半は横浜FMが押し込む場面が多くなり、伊藤がシュートを放つなどゴールに迫ったが、なかなか同点ゴールを奪うことができない。同27分には栗原を下げてFWカイケを投入し、パク・ジョンスをセンターバックに下げた。
勢いを増す横浜FM。前半とは違い、アプローチが良くなり、中盤でボールを奪う機会を多く作る。後半39分にはインターセプトから攻め上がったDF中澤佑二が放り込んだボールをPA内左からMF中町公祐がヘッドで中央に折り返す。相手DFに当たってこぼれたボールに反応した齋藤が体を投げ出して右足で合わせるも、わずかにゴール右に外れ、試合はそのまま0-1で終了。横浜FMは5試合ぶりの白星とはならなかった。
勝利した鹿島はJ1ホーム通算250勝目となった。完封勝利に大きく貢献したGK曽ヶ端は試合後のインタビューで「しっかり点を取ってチーム全員でゼロに抑えることができた。なかなか連勝できなかったり、自分のミスで失点したりが続いていたので、しっかり勝てて良かったです」と喜びを語った。
【J1】柴崎のクロスから金崎が決勝点!横浜を下した鹿島が3位をキープ
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年05月14日
開始9分のセットプレーで金崎のヘッドが炸裂。

開始9分に金崎(33番)がゴール。この先制点を守り抜いた鹿島が、勝点3を手にした。(C)J.LEAGUE PHOTOS
J1リーグは5月14日、第1ステージ12節の6試合を開催。県立カシマサッカースタジアムで行なわれた鹿島対横浜は、1−0で鹿島に軍配が上がった。
決勝点が生まれたのは、開始9分のことだ。左サイドで得たFKのチャンスで柴崎がクロスを送ると、これに合わせたのは金崎。競り合った横浜DF小林を身体で抑えてヘディングシュートを叩き込んだ。
鹿島はその後、小笠原がハーフタイムにピッチを退いたものの、1点のリードを保って90分間を終わらせた。
一方の横浜は、齋藤とマルティノスの両サイドハーフがキレのある突破を連発したが、最後のところを決めきれなかった。決定的なチャンスが少なくなかっただけに、悔やまれる敗戦と言えそうだ。
鹿島はこの勝利で3位をキープ。敗れた横浜は、10位に順位を落とした。

チンチロリン
「常に守備をしていた試合だった」とコメントする源である。
この言葉に象徴されるように脩斗も岳も試合の苦しさを語る。
セットプレイにて先制したまでは良かったが、相手のサイド攻撃に悩まされた。
こういった試合を勝ちきれたことは、チームとして一つ前に進んだように感じる。
苦しい戦いも、大勝も含めてのホーム250勝である。
これからも一つ一つ勝利を積み重ねて行きたい。
楽しみである。

チンチロリン


鹿島アントラーズ:石井 正忠
立ち上がりは理想的な戦い方ができたと思う。しかし、相手の速いサイドハーフの2人にカウンターを受けてしまい、そこから流れが悪くなってしまった。得点場面は今週練習していたセットプレーの形で決めることができたので、そこは非常によかったと思う。後半もしっかり自分たちの形を保ってゲームを進めたかったが、攻守のバランスがあまりよくなく、オープンな戦いになってしまった。今日、来てくれたたくさんの方に勝ちゲームを観てもらえたことは非常によかったと思う。
Q 今日の勝利でホーム250勝となったが、監督自身もプレーして勝利した試合もあり、思い入れがあるのでは?
A 私が直接勝利にかかわった試合は少ないが、数多くのホームゲームで勝つことができた。250勝というのは、歴代の選手たちの実績だったり、頑張りで積み上げた数字で、その歴史を感じつつ、監督としてその数をさらに伸ばしていければと思う。


【杉本 太郎】
なかなか先発になる機会が少ない中、やっと巡ってきた機会だったので、その気持ちをプレーに出そうと思っていた。ベースには「闘う」ということ。プラスアルファ、違いや攻撃のアクセントになれればと。厳しい内容の試合が続くが、チーム一丸となって、僕自身も優勝に貢献できるよう頑張りたい。
【西 大伍】
結果はよかった。いい試合をして勝てないよりも、勝つことが大事。ボールを体に当てることや全員が気持ちを出してやったことが無失点につながったと思う。ただ、みんなが少しずつ要求があったり、もやもやを残した試合だったので、次にそれを解消したらいいチームになると思う。次の試合への意気込みとしては、「勝つ」ということだけ。
【昌子 源】
常に守備をしていた試合だった。僕は守備の選手なので、無失点に抑えられてよかった。中3日、しっかり疲労をぬいて調整して、同じ内容でできるよう頑張りたい。
【山本 脩斗】
耐えたという感じ。この勝ち点3は大きい。勝ててよかった。1点とって相手は点を取りに来ていたし、難しい試合になった。内容は良くなかったが、夢生が取った1点を守り切れてよかった。1点とった後は、(マークしていたマルティノスも)割り切って戻る感じがなかったので、そこのケアを考えていた。スピードがあって左利き。独特で初めてのタイプだった。なかで源がうまく対応してくれたし、0に抑えられてよかった。なかなか前に人をかけられず、難しいところもあったが、チーム全体でもっともっと良くしていきたい。
【永木 亮太】
前から相手も来ていたし、セカンドボールを取れなかったのが、うまく自分たちで回せなかった要因。1-0の状況で出場したので、まずは失点しないことを考えていた。うちはカウンターが得意だし、スピードのある選手がいるのでカウンターで1点をと思っていたが、最低限の0で終えられたのは良かった。今日の試合で納得している選手はいない。まだ上を目指せる位置にいるので、諦めずにやっていきたい。
【曽ケ端 準】
(LIXIL賞は)勝たないことにはもらえないもの。夢生が点を取ってくれたからこそ。前半のマルティノス選手のシュートが一番危なかった。最後のところでDF陣が体を張ってくれていた。苦しい試合展開のなかで勝ち点3をとれたのは大きい。
【柴崎 岳】
苦しい試合だった。押し込まれる時間も多かったが、勝ち点3をとれて良かった。(得点シーンは)いいボールを蹴れたと思った。あとはなかを信じた結果。これから増やしていきたい。キッカーを任された以上、正確なボールを蹴っていきたい。今後も勝ち点3を積み上げていく作業を続けていきたい。タイトルとか勝ち点3とかを気にせず、目の前の試合を勝っていきたい。
J1 1st 第12節 横浜FM戦

本日行われたJ1 1st 第12節 横浜F・マリノス戦は1-0で勝利しました。
1stステージ 第12節
2016年5月14日(土)19:04KO カシマ
[ 石井 正忠監督 ]
前半の立ち上がりが非常に良い、自分たちの理想の戦い方ができたと思うんですけど、一度、マリノスさんの速い2人のサイドハーフに対して、カウンターを受けてしまって、その辺から少し流れが悪くなってしまったかなと思います。得点場面は、今週練習していたセットプレーの形から取れたので、そこについては良かったと思います。後半も、しっかりと自分たちの形を保ってゲームを進めたいと思っていたんですけど、攻守のバランスが少し良くなくて、オープンな戦いになってしまったな、というふうに思っています。今日は、非常にたくさんの方が見に来てくれていたので、その方々に勝ち試合を見せられたことは良かったと思います。
−−鹿島がホーム通算250勝を達成したことについては?
私が直接勝利に関わったのは数試合だと思うんですけど、でも、数多くの試合をこのホームゲームで、250試合も勝てたというのは、やはり今までの歴代の選手たちの実績であったり、頑張りでここまで来たと思うので、その辺の歴史というものを感じつつ、監督としてその数をさらに伸ばしていけるようになれればいいなと思っています。
1stステージ 第12節
2016年5月14日(土)19:04KO カシマ
[ 柴崎 岳 ]
厳しい試合だったと思います。押し込まれる時間も多かったですし、勝点3を拾えて良かったです。
−−セットプレーから得点に絡みましたが?
良いボールを蹴れたなと思いました。あとは信じて得点になって良かったと思います。チャンスらしいチャンスも少なかったですけど、なんとかセットプレーで取れて良かったです。
−−久しぶりのセットプレーからの得点でした。
これからまた増やしていきたいと思います。キッカーを任されている以上、しっかり精度の高いボールを蹴りたいです。チームとして狙っているところに蹴るだけです。しっかり集中して蹴りたいと思います。
−−相手の両サイドは速い選手でしたが、無失点で抑えられた要因は?
チーム全体で非常に集中していましたし、チャンスも与えてしまいましたが、運というか相手のミスにも助けられました。その辺は反省しなければいけないと思いますし、シュートを打たせる前に良いディフェンスができればいいと思います。
[ 曽ヶ端 準 ]
−−LIXIL賞について。
勝たないことにはもらえるものないですし、(金崎)夢生が取ってくれたからこそですので。
−−後半は押し込まれる場面もあったが?
前半のマルティノス選手のが一番危なかった。ほかは距離があったり、スピードもそんなに速くないシュートでした。最後のところでディフェンスが身体を張ったりしてくれた。苦しい中で勝点3を取れたのはすごく大きいです。
[ 昌子 源 ]
−−ホーム通算250勝を達成。2位の横浜FM、名古屋の209勝を大きく引き離している。
ほかのチームの選手に言われるけれど、「鹿島って引き分けでもブーイングされるんだね」って。「うちらは引き分けでも拍手が起きる。鹿島に引き分けた、万々歳だよ」って。やっぱりそれを聞くと、鹿島ってそういうチームなんだなと感じます。
−−疲れた試合だったと思います。
疲れましたね。基本守備でしたけど、危ないシーンもあったし、僕ら守備陣にとってはソガさん(曽ヶ端 準)がLIXIL賞をもらったのがすごくうれしかったです。ソガさんが目立つというのはあまりよろしくはないですけど、展開によっては仕方がないときもある。その中でソガさんの存在がどれだけ際立っていたか。ソガさんじゃないとゾッとするところもあったし、別にマサ(櫛引 政敏)をどうこうということではなく、やっぱり経験や声とかで支えてくれた。ファインセーブしたところですごいとなるけど、危険になりそうなところを声で解決したりしている。俺とナオ(植田 直通)を動かして、ソガさんのところまで来させないときもある。ファンの皆さんはなかなか声が聞こえないから、ファインプレーですごい、と思うかもしれないけれど、それ以前のところであの人の存在というのはかなりのものがある。本当は僕とナオがあれくらいにならないといけないけれど、まだ助けられている部分が多い試合だったなと感じました。
粘り勝ち。鹿島、熱闘を制しホーム通算250勝を達成
リーグ戦5連勝中という相性の良さも影響してか、序盤から鹿島は勢いを持って横浜FMに襲い掛かった。キックオフから主導権を握ると、9分のチャンスを早速ものにする。小笠原 満男が左サイドで得たFKをキッカーの柴崎 岳がゴール前に蹴り込むと、競り合いながら頭を出した金崎 夢生が押し込み、さい先よく先制点を挙げる。その後も左右両サイドから攻め立て、山本 脩斗やカイオが追加点を狙うが、GKの飯倉 大樹が立ちふさがる。開始早々、裏に抜け出したカイオを鋭い飛び出しで阻止していた飯倉は、先制点を奪われた後も的確な対応で鹿島にさらなるゴールを許さなかった。
すると、30分あたりからエリク モンバエルツ監督が狙いだったと言う「両サイドからの突破」が猛威を振るい始める。マルティノスがスピードで相手を振り切って右サイドから中央へボールを入れたのを皮切りに、41分にもマルティノスが今度は左サイドから突破を仕掛けてクロスを送る。そして43分、齋藤 学が左サイドから仕掛けると、囲みに来た鹿島の選手3人を一気に置き去りにしてペナルティエリアへ突っ込む。中央で待っていたマルティノスがパスを受けて左足で合わせたが、シュートはゴール左に外れてしまった。
後半は、両チームとも接触プレーがあった選手を交代させて臨む。鹿島は、小笠原に代えて永木 亮太が、横浜FMは飯倉に代えて榎本 哲也がピッチに入った。「後半の立ち上がりから落ち着いて、また自分たちのペースを取り戻すこと」という指示を受けた鹿島のイレブンだったが、試合のペースを変えられない。
高い位置でボールを保持できず押し込まれる展開が続いたため、63分には赤? 秀平から土居 聖真に代えて状況の打破を狙ったが、横浜FMの勢いは衰えなかった。逆に、72分にDFの栗原 勇蔵を下げてFWのカイケを投入して、さらに攻勢を強めていく。83分にはこぼれ球を拾った齋藤がペナルティエリア内からシュートを放つがゴールをとらえ切れず、90分にもマルティノスが右サイドから粘り強く突破を仕掛けて相手を振り切ると、左足から強烈なシュートを見舞う。これはなんとか曽ヶ端 準がゴール枠からはじき出し、鹿島が逃げ切ることに成功した。
後半の戦いを振り返った石井 正忠監督は「攻守のバランスが少し良くなくてオープンな戦いになってしまったな、というふうに思っています」と分析。攻撃の起点を作ることができず、ボールを奪ってもすぐに奪い返される中、曽ヶ端を中心とした守備陣が粘り強く対応したことが勝利につながった。
これで鹿島はホーム通算250勝を達成。石井監督は「歴史というものを感じつつ、監督としてその数をさらに伸ばしていけるようになれればいいなと思っています」と締めくくった。
[ 文:田中 滋 ]
鹿島 vs 横浜FM】 中澤vs植田
2016年5月14日(土)

互いに高さを持ち味にする中澤佑二(横浜FM)と植田直通(鹿島)は、この試合で何度も激しい空中戦を見せた。
【鹿島 vs 横浜FM】 鹿島がJ1リーグホーム通算250勝を飾る!
2016年5月14日(土)

序盤の9分、ホームの鹿島はFKから金崎夢生(写真中央)が頭で流し込み、幸先よく先制する。試合は、鹿島がこのゴールを最後まで守りきり横浜FMに勝利して、4試合負けなし。
鹿島は、これでJ1リーグホーム通算250勝を飾った。
鹿島がJ1ホーム通算250勝目! 横浜FMの猛攻も金崎の先制点を守り抜く
16/5/14 21:05
[5.14 J1第1ステージ第12節 鹿島1-0横浜FM カシマ]
J1リーグは14日、第1ステージ第12節の2日目を行った。県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと横浜F・マリノスが対戦。開始9分で先制点を奪った鹿島がその1点を守り抜き、1-0で勝利した。
鹿島はMF遠藤康が欠場でMF杉本太郎が今季リーグ戦初先発。また、18日のガーナ代表戦でフル出場したU-23日本代表のDF植田直通も先発に名を連ねた。対する横浜FMは、DFファビオが負傷によりDF栗原勇蔵が入り、MF喜田拓也が出場停止によりMFパク・ジョンスが初先発した。また、FW伊藤翔が第2節・福岡戦以来のスタメンとなった。
試合は立ち上がりから鹿島が主導権を握ると前半9分に先制点を挙げる。左サイドで得たFKからキッカーのMF柴崎岳がゴール前に入れる。GKと最終ラインの間に落ちたボールにFW金崎夢生が体を投げ出して頭で合わせ、スコアを1-0とする。同24分にはMFカイオがミドルシュートを放つなど果敢に追加点を狙いに行った。
1点を追う横浜FMはサイドのMF齋藤学とMFマルティノスが徐々に本領を発揮する。前半26分、セカンドボールをPA手前で拾った齋藤が右足ミドルもGK曽ヶ端準の横っ飛びセーブに阻まれる。同43分に決定機。齋藤が左サイドのタッチライン際を細かいタッチのドリブルで攻め上がり、相手3人を一気にかわして中央に切れ込んでラストパスを送る。これをPA中央からマルティノスが左足で狙ったが、わずかに枠を外れ、0-1で前半を終えた。
後半開始から横浜FMはGK飯倉大樹に代えてGK榎本哲也、鹿島はMF小笠原満男に代えてMF永木亮太を入れる。後半は横浜FMが押し込む場面が多くなり、伊藤がシュートを放つなどゴールに迫ったが、なかなか同点ゴールを奪うことができない。同27分には栗原を下げてFWカイケを投入し、パク・ジョンスをセンターバックに下げた。
勢いを増す横浜FM。前半とは違い、アプローチが良くなり、中盤でボールを奪う機会を多く作る。後半39分にはインターセプトから攻め上がったDF中澤佑二が放り込んだボールをPA内左からMF中町公祐がヘッドで中央に折り返す。相手DFに当たってこぼれたボールに反応した齋藤が体を投げ出して右足で合わせるも、わずかにゴール右に外れ、試合はそのまま0-1で終了。横浜FMは5試合ぶりの白星とはならなかった。
勝利した鹿島はJ1ホーム通算250勝目となった。完封勝利に大きく貢献したGK曽ヶ端は試合後のインタビューで「しっかり点を取ってチーム全員でゼロに抑えることができた。なかなか連勝できなかったり、自分のミスで失点したりが続いていたので、しっかり勝てて良かったです」と喜びを語った。
【J1】柴崎のクロスから金崎が決勝点!横浜を下した鹿島が3位をキープ
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年05月14日
開始9分のセットプレーで金崎のヘッドが炸裂。

開始9分に金崎(33番)がゴール。この先制点を守り抜いた鹿島が、勝点3を手にした。(C)J.LEAGUE PHOTOS
J1リーグは5月14日、第1ステージ12節の6試合を開催。県立カシマサッカースタジアムで行なわれた鹿島対横浜は、1−0で鹿島に軍配が上がった。
決勝点が生まれたのは、開始9分のことだ。左サイドで得たFKのチャンスで柴崎がクロスを送ると、これに合わせたのは金崎。競り合った横浜DF小林を身体で抑えてヘディングシュートを叩き込んだ。
鹿島はその後、小笠原がハーフタイムにピッチを退いたものの、1点のリードを保って90分間を終わらせた。
一方の横浜は、齋藤とマルティノスの両サイドハーフがキレのある突破を連発したが、最後のところを決めきれなかった。決定的なチャンスが少なくなかっただけに、悔やまれる敗戦と言えそうだ。
鹿島はこの勝利で3位をキープ。敗れた横浜は、10位に順位を落とした。

チンチロリン
「常に守備をしていた試合だった」とコメントする源である。
この言葉に象徴されるように脩斗も岳も試合の苦しさを語る。
セットプレイにて先制したまでは良かったが、相手のサイド攻撃に悩まされた。
こういった試合を勝ちきれたことは、チームとして一つ前に進んだように感じる。
苦しい戦いも、大勝も含めてのホーム250勝である。
これからも一つ一つ勝利を積み重ねて行きたい。
楽しみである。

チンチロリン