難敵である甲府戦に挑む鹿島、続けたい献身性
難敵である甲府戦に挑む鹿島、続けたい献身性
明治安田J1 1stも残り4節となり、優勝争いも佳境を迎えている。暫定2位につけている鹿島にとって、今節の甲府戦は絶対に勝って終わらなければならない試合だ。何しろ、次節の対戦相手は、2つ消化試合が少ないながらも暫定3位につける浦和。直接対決が控えているだけに、劇的な逆転勝利を収めた前節の名古屋戦での勝利を今後につなげるためにも、勝ち続けていくしかない。
しかし、優勝を目指すチームといえども楽な試合が1つも存在しないのがJリーグだ。暫定14位の甲府は、勝たなければいけない相手ではあるが、勝てる相手とは限らない。
今季甲府とはJリーグヤマザキナビスコカップグループステージで対戦し、手痛い敗戦を喫した。試合開始すぐの6分にビリー セレスキーに先制点を奪われると、前半終了間際にも櫛引 政敏がはじいたところをニウソンに押し込まれ、前半を0-2で折り返す。後半になって山本 脩斗の得点で1点は返したものの、最後は割り切って守りを固めた甲府の守備を崩すことができず、そのまま1-2で敗れたのである。
思えば昨季も「カシマスタジアム」での試合は、当時は甲府に在籍していた伊東 純也(柏)に鮮烈なゴールをたたき込まれ0-1で敗れている。リーグ戦での対戦成績は6勝2分4敗と決して分がいい相手ではない。
その甲府は、エースのクリスティアーノが6得点を挙げ、金崎 夢生や興梠 慎三などと並び得点ランキング4位につける活躍を見せ、しぶとく勝点を稼いできた。序盤戦の第4、5節で川崎F、浦和に続けて敗れたものの、その後は連敗が一度もない。前節は磐田に3-1で敗れているだけに、今節はなんとしてでも勝点を持って帰りたいところだろう。ただ、鹿島戦では松橋 優が出場停止。クリスティアーノとともにカウンターを引っ張る存在だっただけに、武器を1つ欠くことは痛い。代わりに出場する選手の奮起が期待される。
控え選手を数多く起用したことも影響してか、ナビスコカップでは敗れてしまった鹿島だが、試合のメンバーはあのときとは違う。コマ不足だったセンターバックはブエノが急成長を見せており、このところ休みがちだった金崎も合流。新潟戦で足を痛めていた遠藤 康も今節からの復帰が予想される。
その遠藤は、「自分が(ピッチに)いない中で試合を見て、いい刺激になったし、復帰したらやってやろうという気持ちだった。やっと復帰できるってことですごい楽しみです」と話す。スタンドから客観的に見つめることで「自分もやんなきゃな」と思いを新たにしたそうだ。
消化試合と言えたナビスコカップの磐田戦では、出場機会を得た若い選手たちが、はつらつとしたプレーを見せた。チームのために一人一人がカバーする気持ちを意識する。その献身性を、主力選手たちが戻っても継続していきたい。
[ 文:田中 滋 ]

チンチロリン
「勝たなければいけない相手ではあるが、勝てる相手とは限らない」と甲府を表するJリーグ公式の田中滋氏である。
今季は既にナビスコ杯にて対戦したが、1-2と敗れておる。
昨季のホームでの対戦も0-1と敗戦を喫した。
非常に難敵と言って良かろう。
とはいえ、今節は夢生とヤスが復帰するとのこと。
これは心強い。
夢生の最前線での圧力と、ヤスのキープ力にて、勝利を掴み取りたい。
甲府の固い守備を、攻撃力にて崩しきろうではないか。
気持ちを高めて、スタジアムに向かう。
勝利を信じておる。

チンチロリン
明治安田J1 1stも残り4節となり、優勝争いも佳境を迎えている。暫定2位につけている鹿島にとって、今節の甲府戦は絶対に勝って終わらなければならない試合だ。何しろ、次節の対戦相手は、2つ消化試合が少ないながらも暫定3位につける浦和。直接対決が控えているだけに、劇的な逆転勝利を収めた前節の名古屋戦での勝利を今後につなげるためにも、勝ち続けていくしかない。
しかし、優勝を目指すチームといえども楽な試合が1つも存在しないのがJリーグだ。暫定14位の甲府は、勝たなければいけない相手ではあるが、勝てる相手とは限らない。
今季甲府とはJリーグヤマザキナビスコカップグループステージで対戦し、手痛い敗戦を喫した。試合開始すぐの6分にビリー セレスキーに先制点を奪われると、前半終了間際にも櫛引 政敏がはじいたところをニウソンに押し込まれ、前半を0-2で折り返す。後半になって山本 脩斗の得点で1点は返したものの、最後は割り切って守りを固めた甲府の守備を崩すことができず、そのまま1-2で敗れたのである。
思えば昨季も「カシマスタジアム」での試合は、当時は甲府に在籍していた伊東 純也(柏)に鮮烈なゴールをたたき込まれ0-1で敗れている。リーグ戦での対戦成績は6勝2分4敗と決して分がいい相手ではない。
その甲府は、エースのクリスティアーノが6得点を挙げ、金崎 夢生や興梠 慎三などと並び得点ランキング4位につける活躍を見せ、しぶとく勝点を稼いできた。序盤戦の第4、5節で川崎F、浦和に続けて敗れたものの、その後は連敗が一度もない。前節は磐田に3-1で敗れているだけに、今節はなんとしてでも勝点を持って帰りたいところだろう。ただ、鹿島戦では松橋 優が出場停止。クリスティアーノとともにカウンターを引っ張る存在だっただけに、武器を1つ欠くことは痛い。代わりに出場する選手の奮起が期待される。
控え選手を数多く起用したことも影響してか、ナビスコカップでは敗れてしまった鹿島だが、試合のメンバーはあのときとは違う。コマ不足だったセンターバックはブエノが急成長を見せており、このところ休みがちだった金崎も合流。新潟戦で足を痛めていた遠藤 康も今節からの復帰が予想される。
その遠藤は、「自分が(ピッチに)いない中で試合を見て、いい刺激になったし、復帰したらやってやろうという気持ちだった。やっと復帰できるってことですごい楽しみです」と話す。スタンドから客観的に見つめることで「自分もやんなきゃな」と思いを新たにしたそうだ。
消化試合と言えたナビスコカップの磐田戦では、出場機会を得た若い選手たちが、はつらつとしたプレーを見せた。チームのために一人一人がカバーする気持ちを意識する。その献身性を、主力選手たちが戻っても継続していきたい。
[ 文:田中 滋 ]

チンチロリン
「勝たなければいけない相手ではあるが、勝てる相手とは限らない」と甲府を表するJリーグ公式の田中滋氏である。
今季は既にナビスコ杯にて対戦したが、1-2と敗れておる。
昨季のホームでの対戦も0-1と敗戦を喫した。
非常に難敵と言って良かろう。
とはいえ、今節は夢生とヤスが復帰するとのこと。
これは心強い。
夢生の最前線での圧力と、ヤスのキープ力にて、勝利を掴み取りたい。
甲府の固い守備を、攻撃力にて崩しきろうではないか。
気持ちを高めて、スタジアムに向かう。
勝利を信じておる。

チンチロリン