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本庄第一高校・金古監督、運命ですね

監督インタビューリレー
第11回 本庄第一高等学校 金古聖司監督【前編】
2016.05.28


本庄第一・金古聖司監督

 平成27年度埼玉新人大会では強豪校を撃破し決勝までコマを進めたものの、惜しくも昌平高校に決勝で敗れ悔し涙をのんだ本庄第一。その雪辱を果たすため、本庄第一はJリーグや海外でのプレー経験を持つ金古聖司氏を新監督として迎え入れました。

 高校時代は超名門校・東福岡でプレーし高校2年時には史上初の高校3冠達成に貢献。そして第76回全国高校選手権ではDFながら5ゴールをマークし得点王を獲得と、高校サッカー界でも活躍された埼玉県の本庄第一・金古監督。

 そんな金古監督に指導、育成ノウハウや今後のチーム作りについてお話を伺ってきました。

――金古監督は鹿島アントラーズでは2008年までプレーされていましたよね?僕は確か監督と1年被っていたと(笑)そして、そこからシンガポールでしたよね?

 そうですね。アントラーズを退団してからは引退する2015年まで7シーズン海外でプレーしていました。2009年からシンガポールで、そのあとにインドネシア、タイ、そして最後がミャンマーです。何故か優勝すると首を切られるんですよ(笑)。若返りなんでしょうかね。

――引退後、本庄第一の監督を引き受けられた経緯を聞かせてください。

 母校の東福岡高校に現役引退の報告をしに行った時に、偶然、東福岡高校の先生から勧められたんですよ、本庄第一のサッカー部の監督を。「昨日もらった話だから運命だから行って来い」って(笑)とはいっても、指導者にもともとなるつもりはなかったですし、引退後に目標も失っていたのもあってあまり乗り気ではなかったんです。

 ただ、平成27年度の新人戦決勝を実際に観に行って昌平高校に負けてしまったんですけど、本庄第一の選手たちが懸命にプレーする姿をみて、この子たちに何かできないだろうかと思ったのがきっかけで、監督を引き受けることにしたんです。運命ですね。


――初めてとなる指導の方はどうですか?


佐々木竜太さん(左)、本庄第一・金古聖司監督(右)

 やっぱり70人の部員の前で話すのはまだ緊張します(笑)サッカーをやるのと教えるのは全然違いますから。やはり、教えるのは難しいですね。ですから、最初は本当に手探り状態でしたよ。

 私の公式戦の初戦が関東大会埼玉予選の1回戦だったんですけど、完全に浮足立って負けてしまいました(苦笑)。それから自分なりの指導法を始めました。


――指導で気をつけていることは何ですか?

 まずは「わかりやすく」と「興味を引く」ことですかね。あとは、「考えさせる」ことを意識しています。自ら考える選手を育ていきたいですね。それは大学・社会人になってからも同じことですからね。

 あとは、監督である僕が一緒に練習に入らないこと(笑)。練習に入ってしまうと「なんでできないんだよ」ってなるケースがあるじゃないですか。「なんで出来ないんだよ」よりは、「こうやったら出来るんじゃない?」というスタンスで指導していきたいと思っています。そういった指導の方が絶対に選手のためになると思いますし、うまくいくと思っているんですよ。

 プレーヤーから監督へ転身し、全国を目指して奮闘する本庄一の金古監督。後編ではチーム作りなどに関してお聞きしています。



チンチロリン


インタビューに応じる本庄第一高等学校の金古監督である。
インタビュアーは佐々木竜太、お互いに鹿島OBとして良いエピソードを引き出しておる。
引退までの経緯や、引退後に監督を引き受けるまでが明かされた。
指導者になるつもりはなかった金古が、高校サッカーにて監督を引き受け若い選手を指導していくことは、運命と言えよう。
金古なりの指導ポイントも為になる。
金古が育成した「自ら考える選手」が鹿島に入団する日を楽しみにしておる。


チンチロリン

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No title

何故に金古が?という思いより、何故竜太がインタビュアー?という疑問の方が大きい。

埼玉の高校サッカーは全国的には1回戦敗退レベルだけど県予選では群雄割拠で様々な高校に出場の可能性がある状態なんです。
頑張って欲しいですね。
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Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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