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サッカーダイジェスト 福岡戦寸評

【J1採点&寸評】鹿島 2-0 福岡|“ツボ”を得たプレーで勝利に導いた鹿島の背番号40がMOM。2トップも質の高いプレーを披露。
サッカーダイジェスト編集部
2016年06月25日


鹿島――貴重な先制点を挙げた山本、スムーズに組み立てた柴崎も「6.5」。


【警告】鹿島=西(36分) 福岡=ダニルソン(37分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】小笠原満男(鹿島)


立ち上がりにやや押された鹿島だが、27分に柴崎のCKを山本(16番)が頭で合わせて先制点を奪った。写真:徳原隆元


【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
相変わらず試合の入り方は不安定だったが、15分過ぎから持ち直し、セットプレーから山本のゴールで先制すると、土居が続き、前半だけで2点のリードを奪う。後半はゴールこそなかったが、ゲームを完璧にコントロールし、盤石の強さでステージ制覇を成し遂げた。

福岡 5.5
意図する形で相手ゴールへ迫る場面もあったが、最終局面での精度不足に泣いた。第2ステージに向け、容易く隙を突かれた守備面も改善が不可欠だろう。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
ハイボールやクロスを危なげなく処理。後半途中のダニルソンの強烈FKも難なくキャッチ。終始安定したセービングで完封勝利に貢献した。

DF
22 西 大伍 6
流れを切るイージーなミスもあったが、鋭い読みで福岡の組み立てを寸断し、前線を走らせるパスも供給。遠藤との連係も問題なし。

23 植田直通 6
ウェリントンとのエアバトルではやや苦戦。ただ、地上戦では球際で粘り強く、相手を自由にさせず、ハードな守備でクリーンシートを達成した。

17 ブエノ 6(90+4分OUT)
昌子の出場停止を受け、CBで先発。ビルドアップでは課題を残す内容も、身体を張ったスライディングなど1対1での強さを存分に披露した。

16 山本脩斗 6.5
序盤から攻撃の比重が高く、柴崎のCKからヘッドで貴重な先制点を叩き込む。本職の守備でも隙がなく、攻守両面で頼りになる存在だった。

MF
10 柴崎 岳 6.5
高精度のCKから山本の先制点をアシスト。3列目から一気に攻め上がるタイミングは抜群で、的確なサポートでボールの流れもスムーズに。永木投入後は左MFでプレー。

40 小笠原満男 7 MAN OF THE NATCH
常に周囲に指示を出し、チームを鼓舞。優れた危機察知能力で相手からボールを奪い取り、局面を変える正確なサイドチェンジも。大一番で“ツボ”を心得たパフォーマンスで勝利を手繰り寄せ、攻撃でも守備でも存在感を発揮した。

25 遠藤 康 6(90+1分OUT)
嫌な流れのなか、相手のファウルを誘い、FKを獲得してチームを落ち着かせるなど、頭脳的なプレーが光る。スペースへの正確な縦パスで攻撃を加速させた。

32 杉本太郎 5.5(77分OUT)
5試合ぶりのスタメン出場も、ゲームの流れに上手く乗れず、前半はほぼ見せ場はなし。後半はプレーに絡む場面は増えたが、65分に訪れた決定的なチャンスは決め切れなかった。

FW
8 土居聖真 6.5
4試合連続で2トップのコンビを組む金崎のアシストから、追加点をゲット。精力的な前からの守備でも高い貢献度を示した。

33 金崎夢生 6.5
ダニルソンをかわして土居のチーム2点目をお膳立て。SBからの縦パスを引き出す鋭い動き出しは見事だった。

交代出場
MF
6 永木亮太 -(77分IN)
ボランチで途中出場。パスのコントロールが定まらないシーンもあったが、タイトなディフェンスで中盤の守備力をキープした。

FW
9 ジネイ -(90+1分IN)
小笠原からのロングパスをヘッドで合わせネットを揺らしたが、これは惜しくもオフサイドの判定。青木とともに、この試合を最後に、鹿島を去ることに。

DF
5 青木 剛 -(90+4分IN)
試合終了間際にピッチに登場。プレータイムはほんの数秒だったが、3万人を超す大観衆のなか、大きな拍手とともに鹿島でのラストマッチを飾った。

監督
石井正忠 6.5
昌子、カイオを欠くなかでも、盤石の采配で勝利へと導く。最後は今夏でクラブを去るジネイと青木を途中出場させ、最高の形で第1ステージを制した。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

闘した福岡だが、攻撃面で分の悪さを露呈。


37分に土居(8番)の2試合連続ゴールでリードを広げた鹿島。第1ステージ制覇へ大きく前進した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

【福岡|採点・寸評】
GK
23 イ・ボムヨン 5.5
2失点とも自責点はない。枠内へのシュートには比較的に落ち着いて対応していたが、時折足もとのボールへの対処に不安があったのが気になった。

DF
19 堤 俊輔 6
中央で金崎、土居を監視しつつ、サイドのスペースもカバー。試合巧者だった鹿島に隙を突かれる形で2失点したが、プレー自体にさほど問題はなかった。

20 キム・ヒョヌン 5.5
金崎の鋭い動き出しに苦戦。ボールを持ち上がりすぎて危うくピンチを招きかけるなど、ややプレーの安定感を欠いた。

22 中村北斗 5.5
前半に比べ、後半は攻め上がるシーンは増加。ただ、どれも相手にダメージを与えるほどではなく、迫力に欠けた印象は否めない。

29 古部健太 5.5
立ち上がりにCKからヘディングシュートを放ち相手をヒヤリとさせるも、次第に存在感は薄れた。後半はほぼ守備に専念。

MF
6 ダニルソン 5
中盤から積極的にミドルシュートを狙うなど、攻撃面ではまずまず存在感を放った一方、緩慢な守備を露呈。2失点目の場面でも、金崎の突破を止められなかった。

15 末吉隼也 5.5(67分 OUT)
正確なキックでアクセントを加えられず、後半に途中交代。プレースキックから決定的なシーンも演出できなかった。

10 城後 寿 6
献身的なプレーでチームを下支え。後半途中からは中盤センターにポジションをシフトし、泥臭くボールを追った。

7 金森健志 5(67分 OUT)
2得点した川崎戦の再現に期待が膨らんだが、大半は守備に負われた印象。右サイドを突破し、ウェリントンのシュートにつなげた序盤のプレーが唯一の見せ場だった。

FW
27 邦本宜裕 5.5(77分 OUT)
中盤やサイドのスペースでボールを受け突破を目論むが、マッチアップした西や植田のマークに苦戦。危険な匂いは漂わせたが、持ち前の打開力ある突破は十分に発揮し切れなかった。

17 ウェリントン 5.5
前線に止まらず、中盤まで下がってボールを収めるもチャンスに直結する場面が少なかった。苛立ちを隠せず杉本にひじ打ちを見舞い審判から注意を受けるシーンも。


交代出場
FW
14 平井将生 5(67分 IN)
前線で必死にボールを呼び込むも、チャンスに絡むシーンはほぼなかった。不完全燃焼に終わった印象は拭えない。

FW
11 坂田大輔 5.5(67分 IN)
サイドを抉りクロスを上げる場面は限られ、大半は守備に追われる。奮闘していただけにその姿勢が報われなかったのは残念だった。

MF
13 為田大貴 ―(77分 IN)
後半終盤、ゴール前で豪快に左足を振り抜いたが、ボールは枠外に。インパクトを放てぬまま終了を迎えた。

監督
井原正巳 5.5
2失点後も勝負を諦めない姿勢は、交代策からも伝わった。決して悪い内容ではなかっただけに、第2ステージでその采配への真価が問われる。

取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。



チンチロリン


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サッカーダイジェストの広島氏による福岡戦の寸評である。
快勝に総じて高い評価になっておる。
その中で特別な評価を与えられたのが小笠原満男である。
最高評点とMOMに選出されておる。
政野その通り。
闘志溢れるプレイ、そして気迫でボールを奪い取る様、まさにこのゲームの主役であった。
満男が中心となったこのチームがステージ制覇を成し遂げたことは必然である。
2ndステージに向け、そしてリーグ優勝に向けて、満男の躍動が軸となろう。
頼りにしておる。


チンチロリン

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昨日はスタジアムで最高の気分を味わい、良かったのですが、帰ってきてテレビ録画を見直すと、また審判酷かったですね。

杉本への肘内への対応、ジネイのゴール、オフサイドの誤審。
審判のレベルアップを願います。
昨日は実力に差が合ったからいいが、拮抗した試合は、また審判に試合を壊されます。
結果、サッカーを観に行く人が減ります。

No title

スカパーをスローで見直してもジネイのゴールがオフサイドに見えない。

杉本への肘うちは論外。しかも何度もやってますよ。メインスタンドからはっきりわかりました。レッドはともかくイエローだ!と思ったら何もなし?しかも小笠原を押し倒してるのに。以前マルキがレッド食らったのも同じようなプレーでした。それも肘うち一回で。ましてや今回は目の前に副審もいたのに・・・。ポイントはただ一つ。マルキの時は相手がおおげさに倒れたのに対して杉本は倒れなかったから・・・。情けない審判です。小笠原があんなに怒るのは珍しい。あげくにジネイのオンサイドをオフサイドにするし・・・。

本当に優勝に水を差すジャッジでしたね。
明らかに11人対14人で戦っていた。誤審をも超越して選手は良く勝ったと思います。
ウェリントンのラフプレーは反対側からも良く見えていました。主審が見えないはずがない。しかも後半ウェリントンがイライラしていたのは明らかで、何をしでかすかわからない雰囲気でした。カードを出すべきだったと思います。太郎君以外にも危険なプレーをしていたので福岡にも考えてもらいたい。
ウェリントンに小突かれた後、うちのキャプテンは豪快に突き飛ばしていたので、さすがだと思いました。胸がスッとしました。
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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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