戦力が充実し、持ち前の攻守の素早い切り替えと鋭いアタックをよみがえらせようとする鹿島
FC東京にまたも離脱者。注目はサイドバックの人選
現在、2ndステージ11位のFC東京と、9位の鹿島の対戦。ともにステージ優勝の可能性はついえており、さらに残留争いにも巻き込まれていない。今節を含めリーグ戦は残り3試合。1stステージ王者の鹿島にとっては2ndステージ終了後に待っている明治安田チャンピオンシップのためにも良い流れを作りたい。一方のFC東京にとっては、今季唯一のタイトル獲得の可能性を残す天皇杯につなげるためにも連勝を飾りたい。
ホームのFC東京は、前節の広島戦で左サイドバックを務めていた徳永 悠平が負傷し離脱。今節の欠場も決定的だ。今季は米本 拓司やムリキと、2ndステージに入って相次いで主力の長期離脱に直面している中、この終盤戦に来てベテランDFも戦線を離れてしまった。
代替での起用として考えられるのが、右サイドバックの室屋 成を左サイドに移して、右サイドにはボランチが本職の橋本 拳人を配置する形。もう1つは、今季前半戦は左サイドバックのレギュラーとしてプレーした若手の小川 諒也を登用する形の計2パターンだ。今週の練習では両パターンとも試されている。橋本は「(ボランチでもサイドバックでも)どちらのポジションで出場しても問題ない。試合に出て勝利に貢献することが先決」と意欲的に語る。今季出場したAFCチャンピオンズリーグでもサイドバックで奮闘する試合もあった橋本。持ち前のユーティリティー性を生かし、チームのピンチを救う役割を担えるかに注目だ。
一方、最終ラインには日本代表の一員として2018FIFAワールドカップロシア アジア最終予選の2試合(イラク代表戦、オーストラリア代表戦)を戦った森重 真人と丸山 祐市がチームに合流。順調に調整を進め、この試合での先発復帰が濃厚だ。
森重は鹿島の金崎 夢生を警戒。2人はかつて大分時代にチームメイトという間柄で、最近では日本代表でもともにプレーしている。「夢生は気持ちの強い選手。今はFWとして点を取ることしか考えていない。味方としては頼もしい選手だけど、相手にしたら嫌な選手」と率直に語った。
その金崎はリーグ戦中断期間中に行われた鹿島のタイ遠征で、2試合で3ゴールを挙げて復調をアピールした。さらに前節まではケガ人に泣かされてきたチームも、この約3週間で昌子 源、西 大伍、ブエノ、遠藤 康、中村 充孝の5選手が復帰。選手層も再び厚くなり、満を持して大事なシーズン最終盤を迎えようとしている。
さらに金崎同様、タイ遠征でキレのある動きを見せていたのがファブリシオ。左サイドのアタッカーとして好プレーを見せ、このFC東京戦では先発する可能性も出てきている。
戦力が充実し、持ち前の攻守の素早い切り替えと鋭いアタックをよみがえらせようとする鹿島。対するFC東京は「我慢強く守備ができるか」(森重)と、こちらもインテンシティーの高いプレーで対抗し、自滅することなく個人と組織が対応できるかが試合のカギを握る。
そしてFC東京の篠田 善之監督と鹿島の石井 正忠監督は、かつて1998年に福岡でともにプレーをした間柄でもある。何かと見どころの多い一戦。10月22日14時、味の素スタジアムでキックオフとなる。
[ 文:西川 結城 ]
「タイ遠征でキレのある動きを見せていたのがファブリシオ」と記すJリーグ公式の西川氏である。
東京番の記者にまでファブリシオの情報が伝わっておる。
もう秘密兵器ではない。
力強い右足のシュートと、素早い攻守の切り替えでチームに貢献してくれよう。
助っ人の躍動にて味の素スタジアムにて勝利を掴む。
楽しみである。

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現在、2ndステージ11位のFC東京と、9位の鹿島の対戦。ともにステージ優勝の可能性はついえており、さらに残留争いにも巻き込まれていない。今節を含めリーグ戦は残り3試合。1stステージ王者の鹿島にとっては2ndステージ終了後に待っている明治安田チャンピオンシップのためにも良い流れを作りたい。一方のFC東京にとっては、今季唯一のタイトル獲得の可能性を残す天皇杯につなげるためにも連勝を飾りたい。
ホームのFC東京は、前節の広島戦で左サイドバックを務めていた徳永 悠平が負傷し離脱。今節の欠場も決定的だ。今季は米本 拓司やムリキと、2ndステージに入って相次いで主力の長期離脱に直面している中、この終盤戦に来てベテランDFも戦線を離れてしまった。
代替での起用として考えられるのが、右サイドバックの室屋 成を左サイドに移して、右サイドにはボランチが本職の橋本 拳人を配置する形。もう1つは、今季前半戦は左サイドバックのレギュラーとしてプレーした若手の小川 諒也を登用する形の計2パターンだ。今週の練習では両パターンとも試されている。橋本は「(ボランチでもサイドバックでも)どちらのポジションで出場しても問題ない。試合に出て勝利に貢献することが先決」と意欲的に語る。今季出場したAFCチャンピオンズリーグでもサイドバックで奮闘する試合もあった橋本。持ち前のユーティリティー性を生かし、チームのピンチを救う役割を担えるかに注目だ。
一方、最終ラインには日本代表の一員として2018FIFAワールドカップロシア アジア最終予選の2試合(イラク代表戦、オーストラリア代表戦)を戦った森重 真人と丸山 祐市がチームに合流。順調に調整を進め、この試合での先発復帰が濃厚だ。
森重は鹿島の金崎 夢生を警戒。2人はかつて大分時代にチームメイトという間柄で、最近では日本代表でもともにプレーしている。「夢生は気持ちの強い選手。今はFWとして点を取ることしか考えていない。味方としては頼もしい選手だけど、相手にしたら嫌な選手」と率直に語った。
その金崎はリーグ戦中断期間中に行われた鹿島のタイ遠征で、2試合で3ゴールを挙げて復調をアピールした。さらに前節まではケガ人に泣かされてきたチームも、この約3週間で昌子 源、西 大伍、ブエノ、遠藤 康、中村 充孝の5選手が復帰。選手層も再び厚くなり、満を持して大事なシーズン最終盤を迎えようとしている。
さらに金崎同様、タイ遠征でキレのある動きを見せていたのがファブリシオ。左サイドのアタッカーとして好プレーを見せ、このFC東京戦では先発する可能性も出てきている。
戦力が充実し、持ち前の攻守の素早い切り替えと鋭いアタックをよみがえらせようとする鹿島。対するFC東京は「我慢強く守備ができるか」(森重)と、こちらもインテンシティーの高いプレーで対抗し、自滅することなく個人と組織が対応できるかが試合のカギを握る。
そしてFC東京の篠田 善之監督と鹿島の石井 正忠監督は、かつて1998年に福岡でともにプレーをした間柄でもある。何かと見どころの多い一戦。10月22日14時、味の素スタジアムでキックオフとなる。
[ 文:西川 結城 ]
「タイ遠征でキレのある動きを見せていたのがファブリシオ」と記すJリーグ公式の西川氏である。
東京番の記者にまでファブリシオの情報が伝わっておる。
もう秘密兵器ではない。
力強い右足のシュートと、素早い攻守の切り替えでチームに貢献してくれよう。
助っ人の躍動にて味の素スタジアムにて勝利を掴む。
楽しみである。

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