克己
鹿島オリベイラ監督、北京国安の経過封印
鹿島のオリベイラ監督はACL1次リーグF組2位北京国安の情報をシャットアウトする。同時刻で行われる他会場の経過について、同監督は「勝ち点3を取らなければ他会場のことを気にしても仕方がない」と話した。昨年のリーグ最終戦も浦和戦の途中経過を封印して成功した。運営スタッフはインターネットで情報を仕入れるが、同監督には伝えない方針だ。
[2008年5月21日7時22分 紙面から]
鹿島、ナムディンに勝って8強だ!ACL1次リーグ最終戦
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ最終戦は21日、各地で行われる。F組の鹿島はハノイで午後5時(日本時間同7時)から準々決勝進出を懸けてナムディン(ベトナム)と対戦する。20日は約2時間の公式練習を行い、本番に備えた。
鹿島は通算4勝1敗の勝ち点12で北京国安(中国)と並ぶが、得失点差で14点をリードする有利な状況。ナムディンに勝てば、北京国安がクルンタイ銀行(タイ)によほどの点差をつけて勝たない限り、同組1位となり準々決勝進出が決まる。
相手は若手主体…岩政「勝つのが使命」
鹿島は20日、21日のACL・ナムディン戦に向け、会場のミーディン国立競技場で最終調整を行った。1次リーグ突破の可能性がないナムディンは、若手主体で臨むことが判明。鹿島は北京国安と同勝ち点だが、得失点差は鹿島が14点も上回っている。勝てばほぼ1次リーグ突破が決まるだけに、DF岩政は「しっかり勝って、狙えるタイトルを増やすことが鹿島の使命だと思う」と気を引き締めていた。
[ 2008年05月21日 ]
きょうACLナムディン戦 鹿島、勝利が絶対条件
2008/05/21(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)最終日は21日、アジア各地で行われる。F組の鹿島はベトナム・ハノイのミーディンスタジアムでナムディン(ベトナム)と対戦する。キックオフは午後5時(日本時間午後7時)。現在、鹿島は勝ち点で並ぶ北京国安(中国)を得失点差で14上回り首位に立っている。同時刻で開始するクルンタイ銀行−北京国安の結果にもよるが、初の決勝トーナメント進出をつかむためには勝利が欲しい。
20日は試合会場のミーディンスタジアムで練習した鹿島。気温は30度、湿度は60?を超える中、選手はグラウンドの状態を確かめながら、セットプレーなどで本番へ向けて調整した。グラウンドは芝が長く、デコボコがあるようで「イレギュラーとかに気を付けないといけない」と青木。グラウンダーのボールが跳ねる場面も見受けられたが、小笠原は「いいほうじゃないですか」と意に介していない。芝と同じくらいプレーに影響を与えると思われる気温、湿度についても「気持ち良いくらい」と周囲の不安をいっしゅう。曽ケ端も「このぐらいは覚悟してきたので」と問題なさそうだ。
対するナムディンは1分け4敗で最下位。既にグループ突破の可能性は消え、国内リーグも2連敗中で9位に低迷している。だが、ホームではクルンタイ銀行と引き分け、北京国安には敗れはしたが先制点を奪うなど善戦した。グエン・ノック・ハオ監督は若手起用も示唆しているが、油断はできない。曽ケ端は「Jではタイトルを取っているが、アジアの壁を破れていなかったので、しっかり勝ち進みたい」と抱負を述べ、青木も「相手よりも自分たちがどれだけできるか」と集中していた。
「己に克つ」この試合の目標はまずこれであろう。
得失点差が絡む他会場の報せも若手主体の相手も劣悪なピッチもどうでもよく、自分たちのサッカーを貫き通して予選リーグ突破を目論みたいところである。
「己に克つ」試合に笠井が帯同しておらぬことが残念である。