原博実、田代を語る
鹿島FW田代、復活へヘッド磨け
<J1:鹿島1−0大分>◇第11節◇25日◇カシマ
鹿島のFW田代が復活の兆しを見せた。前半15分にはMF野沢のCKをヘディングでクロスバーに当て、後半29分にはMFダニーロのクロスを同じくヘディングでクロスバーの上に外した。田代はヘディングが持ち味なのだから、決勝点を挙げたダニーロのように確実に決めなければならない場面だった。中沢や闘莉王なら決めていただろう。
ただ、落ち込む必要はない。相手マークの外し方やゴール前への入り方は良かった。点を取ろうという気持ちも出ていた。得点はできなかったが、一時の「どうプレーしていいか分からない」といった悪い状態からは抜け出していた。
外したことにガッカリしても何も始まらない。持ち味のヘディングを練習で徹底的に磨くこと。この試合で決められなかったことをバネに得点に絡むプレー、ゴールで結果を出す。それが代表復帰へつながる。(日刊スポーツ評論家)
不調時のように消えているわけではなく、単に外しただけなのだから調子は上向きと考えられる。
原博実氏の目に狂いはない。
次は確実に決めてくれ。