ナビスコ杯開幕
鹿島きょう清水戦 ナビスコ杯準々決勝第1戦
2008/07/02(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
ホーム初戦に気合
Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦は2日、各地で4試合を行う。鹿島はカシマスタジアムで清水と対戦する。キックオフは午後7時。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場のため、予選を免除されており、ナビスコ杯初戦となる。決勝トーナメントはホーム&アウェー方式で行われるため、ホームでの初戦を制し、有利に立ちたい。
鹿島はリーグ戦再開後は2連勝。第14節では好調の名古屋から4得点を奪い完封勝ちし、調子を上げてきている。スタメンに変更はなさそうだが、1日は懸命にセットプレーを練習。ピリピリ感が伝わってくる中、攻守にわたって動きをチェックした。謹慎中だった大道、船山も練習に復帰した。
清水は予選Bグループを3勝2分け1敗で1位通過。フェルナンジーニョが京都へ移籍したが、リーグ再開の京都戦では2−1で逆転勝ち。勢いに乗ってくると考えられるが、対する鹿島も「メンタル的なとこも含めて、次(清水戦)につながる2試合だった」と新井場。「チャンスがあるタイトルは全部狙っている」と話すように、選手のモチベーションは高い。02年以来、6年ぶりのナビスコ杯制覇へ向けた戦いが始まる。
決勝トーナメントは2試合で勝敗がつかない場合は、得失点差の次にアウェーゴール数が取り入れられるため、初戦のホームでは失点しないことも重要になってくる。野沢は「1点の重みは分かっているし、そういう経験もしている。決勝で負けた思いもあるし、去年は準決勝で負けた。1試合1試合勝つことが大事になる」と初戦へ向け気合を入れる。
ナビスコ杯は是が非でも獲りたいタイトルである。
秋の爽やかな昼間の国立競技場にこだまする歓声、そして口には香ばしいリッツ。
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その思いも今日のこの試合に勝利してこそ味わえるのである。
イノパンも問題ない、謹慎選手もユダも練習に合流、ベストメンバーで挑もうではないか。
新たな開幕として兜の緒を締め戦うときである。