手荒い祝福――こんなところにも、ふたりの厚い信頼関係が垣間見えた

【鹿島】金崎&鈴木で決めたファインゴールの舞台裏
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年02月22日


背中越しの浮き球パスから、丁寧かつ狙いすましたシュートでネットを揺らす。


サポーターとともに喜びを分かち合う鈴木(左から2番目)に、背後から金崎(33番)が手荒い祝福。ふたりの仲の良さが垣間見える一枚だ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 文字通りのファインゴールだった。蔚山現代とのACL初戦、勝負を決定づける82分のチーム2点目は、金崎夢生と鈴木優磨の絶妙なコンビネーションから生まれた。

 右サイドからのスローインを金崎が受ける。すぐ近くにスタンバイしていた鈴木は、金崎が胸トラップする直前にゴールへと向かって走り出す。エリア内に侵入した鈴木の元に、金崎は背中越しに浮き球のパスを通す。

 鈴木は「ダイレクトか、トラップか迷った」が、右足でボールを軽く弾ませて、押し際を叩く。丁寧かつ狙いすましたシュートは、逆サイドのネットを揺らした。

 試合後の会見でアシストについて問われた金崎は、笑顔で「鈴木じゃなければもっと良かった。違う選手ならもっと嬉しかった。(走り込んだのは)鈴木じゃないと思っていた。鈴木だったら、出してないです」とジョークを飛ばす。

 もちろん、自分の目の前を横切り、相手の背後を突く鈴木の動きを視野に捉えていたはず。そこに、ピタリと合わせる金崎の技術の高さは見事だった。

 一方の鈴木は、「俺は夢生くんを見てプレーしているし、分かり合っている部分はあると思う。良いパスをくれたので」と、件のシーンを振り返る。

 鹿島サポーターの目の前で決めてみせた、ふたりのゴール。スタンドに視線を向け、しばし余韻にひたるスコアラーの鈴木を、アシストした金崎が右足で軽く蹴ってみせる。

 手荒い祝福――こんなところにも、ふたりの厚い信頼関係が垣間見えた。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


夢生のアシストにてゴールを決めた優磨の関係性について記すサッカーダイジェストの広島氏である。
ナイスコンビネーションと言わざるを得ない。
「息が合う」というのはこうこういうことと知らせてくれる。
お互いを理解しておらねばこうはならぬ。
これからも阿吽の呼吸を魅せていって欲しい。
期待しておる。

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