「博多のプリンス」から「日本のプリンス」へ:金森健志

【ニューカマー・レコメンド】金森のチャレンジ。「博多のプリンス」から「日本のプリンス」へ:金森健志(福岡→鹿島)
2017年2月24日(金)

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(C)J.LEAGUE PHOTOS

初めて彼に会ったのは2013年の1月。第一印象は、さわやかな好青年というもの。どんな時も笑顔を絶やさない姿からは、穏やかな性格が感じられた。報道陣に囲まれると、言葉をひとつずつ選びながら、たどたどしく答えていた初々しい姿も懐かしい。けれど、ピッチに立つと、その印象が一変した。並みいる先輩に向かって物おじすることなく、堂々と1対1を仕掛け、ゴールを目指した。そのプレーには、誰にも負けないという強い気持ちが表れていた。

そんな彼の姿勢を大切にしたのだろう。当時、アビスパの指揮を取っていたマリヤン プシュニク監督は、2013シーズンの開幕戦で途中出場ながら金森健志を起用。その後も、中心選手として使い続けた。そして、その期待に応えるように金森は力を付けていく。同年8月に、初めて年代別代表(U-19)に選ばれると、リオオリンピックを目指す手倉森ジャパンの常連となり、2014年にはアジア大会に出場。アビスパの選手としては、山下芳輝以来、実に16年振りとなる快挙だった。その活躍ぶりは福岡のメディアで大きく扱われ、金森だけではなく、アビスパの存在がクローズアップされることとなった。

そして、年代別代表に選ばれ続ける中で、金森は精神的にも逞しくなっていく。どんな時も笑顔を絶やさず、誰にでも気さくに接する姿はそのままに、カメラの前では堂々と自分の言葉で想いを伝えるようになり、代表選手としての自覚と、期待を背負ってプレーすることの責任を口にするようになる。そして、「口だけの選手にはなりたくない」と話す金森は、そうした想いをプレーにぶつけ、試合を重ねるごとに輝きを増し続けた。

そんな金森を、ファン、サポーターは「博多のプリンス」と呼んだ。代表チームでプレーする姿はサポーターの誇りであり、Jリーグで強豪相手に仕掛ける姿はサポーターの希望だった。「福岡の選手としてオリンピックに行く」(金森)。その目標は果たせなかったが、金森がサポーターに夢と希望を与え続けたことを否定する者はいない。

そして2017年、金森は鹿島への移籍を決断、新しい道を歩き始めた。目指すところは日本代表。高校時代は病に襲われた母親のために、プロに入ってからは福岡のサポーターのために、その力を存分に発揮してきた金森は、今度は日本のサッカーファンに夢と希望を与えられる存在になることを目指して、新たなチャレンジを始める。

それは簡単な道ではない。強豪鹿島のチーム内での競争の厳しさは、福岡のそれと比較などできるわけもなく、現状では、ベンチ入りすることさえも難しいかもしれない。また、Jリーグの強豪であり続ける鹿島が背負う責任は重く、ファン、サポーターの目も厳しいだろう。けれど、その壁の先に、鹿島を、Jリーグを、そして日本を代表する選手と呼ばれる日が待っている。

2月6日、JリーグDAZNニューイヤーカップで久しぶりに彼と会った。「どうです、この色、似合ってるでしょ?」。アントラーズレッドのユニフォームを身にまとい、以前と変わらない、さわやかな笑顔で話しかけて来た金森に、素直に返事をすることはできなかった。同時に、その色が、いつか彼の色になることを願う自分もいた。それは、彼と4年間をともに過ごした人たちに共通する想い。近い将来、さらに大きくなった姿を、誰もが待ち望んでいる。

以上

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★鹿島アントラーズシーズン開幕戦!★
明治安田生命J1リーグ 第1節
2017年2月25日(土)14:00キックオフ/茨城県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ vs FC東京

2017.02.24 Reported by 中倉一志


福岡から鹿島に移籍した金森について記すJsGOALの中倉氏である。
福岡での金森の存在が、如何に愛されるキャラクターであったかが伝わってくる。
福岡で成長し、福岡で活躍した、金森。
「博多のプリンス」とは、良い愛称と言えよう。
その金森は、ベンチ入りすら保証されぬ鹿島への移籍を決断した。
この激しいポジション争いに身を置くことで、金森は更なる成長を遂げよう。
福岡の民にも、活躍の報が届く日が必ずや来るはず。
金森の攻撃力を日本国民全てに見せつけるのだ。
期待しておる。

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狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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