「ラストの試合」できっちり落とし前をつける、鈴木優磨の悲壮な覚悟

【鹿島】「ラストの試合」できっちり落とし前をつける。鈴木優磨の悲壮な覚悟とは?
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年03月11日


「もしかしたらベンチにも入れない可能性もある」


「早めに決めたかった」という今季リーグ初ゴールで首位・横浜を撃破。勝負強さを見せた鈴木の活躍で、チームは2連勝を達成した。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ3節]鹿島1-0横浜/3月10日/カシマ

 ある意味、背水の陣で挑んだ一戦だった。

「最近は途中出場からゴールを取っていなかったので」

 鈴木優磨が最後に得点を記録したのは、先発したACL1節の蔚山現代戦。1-0で迎えた82分、勝負を決定づける追加点を決めている。

 しかし、その後のFC東京戦とのリーグ開幕戦(●0-1)、ACL2節のムアントン・U戦(●1-2)、前節の甲府戦(〇1-0)の3試合すべてで途中出場するも、結果を残すことができなかった。

「だから、今日は本当に(チャンスをもらえる)ラストの試合だ、ぐらいの気持ちでいた。うちは本当に選手層が厚いので。1試合ダメだったら、すぐ代えられると思っている」

 FWである以上、ピッチに立てば、求められるのはゴール。しかし、結果を示せていないだけに、「スタメンを取るっていっても、もしかしたらベンチにも入れない可能性もある」と危機感を募らせていた。

 悲壮な覚悟で、背番号9は首位・横浜戦に臨んでいた。この日もベンチスタートだったが、71分に声がかかる。ペドロ・ジュニオールとの交代で投入されると、83分に歓喜の瞬間が訪れる。

 右サイドを深くえぐった伊東幸敏からクロスが入る。中でスタンバイしていた鈴木は、マークに付く相手を振り切り、ジャンプ一番、完璧なタイミングでヘッドで合わせ、ネットを揺らした。

「相手の前に入っていくのは決めていたので。意思疎通の図れたゴールでした」

 先述のムアントン・U戦では、1-1の状況で得たPKを失敗。勝ち越しのチャンスを逃したチームは、終了間際に失点し、痛恨の敗戦を喫している。

 責任を感じていた鈴木だが、「次にすぐ試合は来るんで。(チームを)助けるしかないと思っていた」と落ち込んでいる暇はなかった。

 その言葉通り、横浜戦は自らのゴールできっちりと落とし前をつけた。

 もっとも、これで満足したわけではない。これからも貪欲にゴールを狙っていく。

「(ムアントン・U戦の借りを)まだ返せたとは思っていない。もっといっぱい取りたい」

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


優磨を取材したサッカーダイジェストの広島氏である。
「ある意味、背水の陣で挑んだ一戦だった」と綴る。
「今日は本当に(チャンスをもらえる)ラストの試合だ、ぐらいの気持ちでいた。うちは本当に選手層が厚いので。1試合ダメだったら、すぐ代えられると思っている」という優磨の言葉から、優磨の決意を文字にする。
優磨はこの気持ちを結果に残し、更に名を上げた。
そして、スタジアムに駆けつけたサポーターの心も掴んだ。
これからも、優磨の登場でスタジアムが期待の声をあげて行くであろう。
優磨の躍動を楽しみにしておる。

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