ブリスベン・ロアー戦コメント

AFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ 第3節




鹿島アントラーズ:石井 正忠
悪天候のなか、カシマスタジアムに来てくれたファン・サポーターの皆さんに勝利を届けることができてよかった。前半は少し疲れているのか、全体的に体が重たく感じられた。そのなかで1点取れたことで、試合にいい影響をもたらしてくれた。後半は守備の部分も整理できて、攻撃でも相手陣内でうまくつなぐことができた。メンバーを何人か替えて臨んだが、替わって出た選手も比較的いいパフォーマンスを見せてくれた。チームとしてはよかったと思う。

Q. 苦しい時間帯もあったが、どのあたりの守備を整理したのか?
A. 相手のワントップ、トップ下にあたる選手の対応がうまくいっていなかった。そこをしっかり対応するために、ハーフタイムに指示を出した。割り切ってしっかり下がることも必要と伝えた。

Q. 今日の試合で曽ケ端選手を起用した理由と評価は?
A. 新加入の選手をできるだけ早くチームに慣れさせるために、数多く試合を経験させることが必要だった。そのため、スンテを使ってきたが、ソガも練習から高いパフォーマンスを見せていたし、十分準備ができていた。いい流れで使いたかったので、公式戦に連勝したこのタイミングで曽ケ端選手を起用した。いいパフォーマンスを見せてくれたと思う。

Q 永木選手から小笠原選手に交代してチームに落ち着きが出たと思うが、判断の理由は?
満男は、守備、攻撃で安定をもたらしてくれる選手。前半は、守備の面でうまくいってないところを抑えてほしかった。後半、ある程度修正できたが、さらに点を取りに行くために交代した。

Q グループステージ3試合を終えて突破が見えてきたが、どうか。
目標は勝ち点9(全勝)で折り返すことだったので、満足はしていない。前節のムアントン戦は内容的に見ても勝たなくてはいけない試合だった。今日、ホームでしっかり勝ち点3を取ることができた。すぐにアウェイで同じチームと対戦があるが、そういう意味でも今日の勝ちは大きい。





【曽ケ端 準】
風も雨もあって難しい試合だった。その中でうまくいかないこともあったけど、我慢強くできた。天皇杯の決勝も出場したし、宮崎でのプレシーズンマッチも出場していたので、試合間隔が空いたことは気にならずにいつも通りにプレーできた。

【植田 直通】
もっとちゃんと決めたかった。前半は相手に合わせてしまった部分がある。後半のような試合をして、複数得点を取れるようにしたい。無失点で抑えることができたのはソガさんのおかげ。

【鈴木 優磨】
何としても勝ちたかったので、勝てたことは良かった。相手DFがニアサイドを消してきていた。ユキくんとよく居残りで練習をしているので、意思疎通ができたと思う。

【永木 亮太】
守備のバランスを意識しながらプレーしていたけど、バタバタしたところもあった。次以降も、目の前の試合に集中して勝ちに行くだけ。グループステージは対戦が一巡して、相手の特長もわかった。反省を活かしていきたい。

【伊東 幸敏】
結果を求めていた。優磨とは練習後の居残りで何度もクロスを合わせてきた。あとは僕のクロス次第。最近、やっと出せるようになってきた。結果が大事。試合に出た時には結果にこだわって頑張りたい。

【土居 聖真】
前半はじれったい感じで、うまくいかなかった。その中で先制点を取れたことは大きい。後半は自分たちの試合だった。追加点を取って、無失点に抑えることができて良かった。試合を重ねるにつれて良くなっていると思う。

【山本 脩斗】
全体的に、なかなかリズムに乗れない試合だった。チーム全体として、立ち上がりは良い形ではなかったと思う。自分のコンディションは全く問題ない。次に向けて良い準備をしていきたい。

ブリスベン戦


本日行われたAFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ 第3節 ブリスベン・ロアーFC戦は3-0で勝利しました。

鹿島がブリスベン一蹴で今大会2勝目!川崎Fは終了間際のPK弾で広州恒大とドロー【サマリー:ACL MD3】

好調の鈴木 優磨はこの日も先制点で鹿島を勢いに乗せた

AFCチャンピオンズリーグは14日にグループステージMD3の試合が行われ、グループEの鹿島はブリスベン・ロアー(オーストラリア)に3-0で快勝した。

ホームにブリスベンを迎えた鹿島は、前半終了間際に鈴木 優磨がボレーで決めて先制すると、後半には植田 直通、遠藤 康が加点。危なげなく勝利を収め、今大会2勝目を挙げた。

一方、アウェイで広州恒大(中国)と対戦したグループGの川崎Fは、26分にアランに先制点を許すと、その後もなかなか得点を奪うことができない。しかし迎えたアディショナルタイムに相手のハンドでPKを得ると、キッカーの小林 悠が決めて強豪相手に価値あるドローに持ち込んだ。

AFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD3
2017年3月14日(火)19:00KO カシマ

[ 石井 正忠監督 ]
まずはこの悪天候の中で「カシマサッカースタジアム」に来てくれたファン、サポーターの人たちに、この勝利を、こういう試合を見せられて良かったと思っています。試合内容としては、前半は少し疲れているのか全体的に重たい展開の中、1点が取れたことはその後の試合に非常に良い影響が出たと思っています。

後半は、ある程度守備のところも整理できましたし、攻撃の部分でも相手陣内でうまく攻撃をつなぐことができました。複数得点を取れて無失点で終われたことは全体的には良かったと思います。メンバーを何人か代えて臨みましたけど、代わって出た選手も比較的良いパフォーマンスを見せてくれたと思いますので、そのこともチームにとっては良かったなと思っています。

--守備の部分が整理できたというのはどの辺りでしょうか。また曽ヶ端 準選手を起用した理由を教えてください。
まず、守備の部分ですけども、相手の1トップ、あとトップ下にあたる選手への対応がうまくいかず、前半はそこにボールを収められたので、ハーフタイムにどういった対応をすればいいのか整理して、その対応がある程度はうまくできたと思います。割り切って、ある程度下がってブロックを敷かないといけない時もあるので、そういうところを使い分けていこうという話をしました。

あとソガ(曽ヶ端)に関して、ほかの新加入選手もそうですけども、チームにできるだけ慣れさせるためには数多く試合に出すことが重要なことだと思っています。そこで(クォン)スンテをずっと使っていましたけども、曽ヶ端も練習から非常に高いパフォーマンスを見せていましたし、試合の準備もできていますので、いい流れでスンテから曽ヶ端に代えて、そこでのパフォーマンスを見たいということでこのタイミングで代えることにしました。公式戦で連勝できたという流れを踏まえて、このタイミングということをGKコーチと話して決めました。

--永木 亮太選手から小笠原 満男選手に代えたところでチームも落ち着いたと思います。あの交代をどう評価していますか?
どうしても前半が終わるまで守備の対応がうまくいかなかったところがありました。そこを修正しようという話があって、ある程度は修正できたと思うんですけど、攻撃のつなぎの部分でもっともっと追加点を取っていきたいという意図があって、満男を入れる形にしました。当然、満男は攻撃の面でも守備の面でも安定感を出せる選手ですので、それがチームにとっては良かったのではないかなと思っています。

--グループステージ3試合を終えて勝点6。どういう手応えでしょうか?
本来であれば、この前の第2戦、アウェイのムアントンとの試合も内容的に見ても勝たなければいけない試合だったと思うので、その試合では勝点3を失ってしまったと思っています。満足は当然していません。3試合が終わったところで、勝点9で折り返したいなと思っていたので。数字的には残念ですけども、今日、ホームでしっかり勝点3を取って、また同じ相手と次はアウェイで戦うので、そういう意味でも今日の価値はあったと思います。

AFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD3
2017年3月14日(火)19:00KO カシマ

[ 鈴木 優磨 ]
ACLは1勝1敗だったから、勝ったのは良かったです。

--ムアントン戦でゴールを外した借りは返せたか?
返せた気持ちはありますが、もっともっといっぱいゴールを決めたいと思います。

--先制点の場面を振り返ってください。
相手のディフェンスがニアのゾーンを消してきたので、ちょっとマイナスでいようと思った。そこは伊東(幸敏)選手と練習後に残って練習しているので、意思疎通が取れたゴールだと思います。

--先発したのは久々でしたが、結果を出してやろうという気持ちはありましたか?
言い方はちょっと悪いですけど、この相手だったらもっと点を取らないといけないと思います。

--明治安田J1第3節の横浜FM戦後の会見では、石井 正忠監督が得点以外の部分にも注文をつけていました。先発するにあたって意識していた部分はありますか?
(攻撃の)作りの部分などには積極的に参加して、自分の良いところであるゴール前に顔を出そうと思っていました。点が取れたことは良かったですけど、複数得点を取れればもっとスタメンに近づくかな、と思いました。

[ 曽ヶ端 準 ]
風も雨もあって、寒くて難しいコンディションだった。うまくいかないところもありましたけど、みんなで我慢しながら戦えた。ひさびさの試合というつもりはありませんでした。1月1日に試合をしているし、その後宮崎でも試合をしている。天皇杯で12月に負けたときは、もっと長い間試合がないこともありました。それほど気にせず、いつも通りでした。

タイでのゲーム(AFCチャンピオンズリーググループステージグループE第2節のムアントン戦)の流れは残念な結果でしたし、今日はホーム。前半の3つのうちホームが2つで、後半は2つがアウェイになる。ここで取っておくのは大切なことだったので、勝ってよかったと思います。

流れを変えた鈴木優磨の一撃。鹿島、着実に加点して完勝
細かな雨を次から次へと運んでくる横風が吹き、ピッチに立つ選手たちが寒さをしのぐため小刻みに体を揺らす中、キックオフの笛が鳴らされた。

鹿島は3月10日に行われた明治安田J1第3節の横浜FM戦から3人の選手を入れ替えて、ブリスベンロアーを迎え撃つ。トップには、その横浜FM戦で決勝点を奪った鈴木 優磨、ボランチには永木 亮太、ゴールマウスには今季初先発となる曽ヶ端 準が入った。

序盤からブリスベンロアーにはミスが多く、鹿島はボールを一度失ってもすぐに奪い返す展開が続く。6分、相手の前線から流れてきたボールが金崎 夢生に渡り、パスを受けた遠藤 康がミドルシュートを狙ったのを皮切りに、容易にボールを回収していく。しかし、相手がくれるチャンスを生かすことができず、逆にミスにはミスで付き合ってしまい、チャンスをものにできない。18分には速攻から土居 聖真がGKと1対1の場面を迎えたものの、シュートは力なく相手GKの腕の中に収まり、22分にも速攻から遠藤がゴールを狙ったが、枠を外れてしまった。

すると、ブリスベンロアーも試合の流れに慣れてきたのか反撃を開始する。26分には、右サイドからブランドン ボレロが入れたクロスをブレット ホルマンがゴール正面で合わせたものの、うまくヒットしなかったシュートは曽ヶ端がはじき出す。33分には、昨季に磐田でプレーしたアブラム パパドプロスがループシュートを放ったものの、これも曽ヶ端がセーブ。両者譲らない展開となる。

しかし、その流れを変えたのが、今季公式戦6試合で3得点と好調を維持する鈴木。43分、伊東 幸敏が入れたクロスを右足ボレーで流し込み、硬直しそうだった試合展開を変えた。

この1点で試合の流れは決定的になったかと思われたが、1点をリードされたブリスベンロアーはマイボールになると両サイドバックが高い位置を取るなど、積極的に前に出る。なかなかボールを奪えなくなってしまった鹿島は、62分に永木に代えて小笠原 満男、68分には伊東に代えて西 大伍を投入する。

昨季の中心選手が入ったことで、それまでノッキングしていたパス回しもスムーズに変わり、カウンターからチャンスを生めるようになっていった。そして76分、右CKを植田 直通が押し込み2点目を挙げると、79分には左右に大きく揺さぶる攻撃から、最後は遠藤が対面するコリー ブラウンを外し、逆サイドに流し込むダメ押しの3点目を加える。

寒さや移動の疲れがあったのか終盤に足が止まったブリスベンロアーから着実に得点を奪った鹿島が、3-0で勝利。ホームでは2連勝とし、グループステージ3試合で2勝1敗と勝星を先行させた。

ムアントン戦ではPKを外し、「何度でもチームを救いたい」と話していた鈴木は、リーグ戦の横浜FM戦に続き公式戦2試合連続の決勝点。試合後、「もっと圧倒して勝てるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」と話した。

[ 文:田中 滋 ]

鈴木優磨が公式戦連発の先制ボレー!鹿島が3発快勝で公式戦3連勝、ACLは2勝1敗に
17/3/14 20:50


前半43分にFW鈴木優磨が右足ボレーで先制点を決める

[3.14 ACLグループリーグ第3節 鹿島3-0ブリスベン カシマ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は14日、グループリーグ第3節を行い、鹿島アントラーズはホームでブリスベン・ロアー(オーストラリア)と対戦し、3-0で快勝した。前半43分にFW鈴木優磨が公式戦2戦連発となる先制点。後半にもDF植田直通、MF遠藤康が加点した。

 鹿島は10日のJ1横浜FM戦(1-0)から先発3人を変更。MF永木亮太が2月28日のACLムアントン・ユナイテッド戦(1-2)以来、公式戦3試合ぶり、鈴木が2月21日のACL蔚山現代戦(2-0)以来、公式戦5試合ぶりに先発したほか、GK曽ヶ端準が今季公式戦初先発を飾った。

 激しい雨風に見舞われた試合は静かな入りを見せ、前半18分、スルーパスに抜け出したMF土居聖真がミドルシュートを打ったが、GKがキャッチ。同22分には中央のFW金崎夢生からパスを受けた遠藤が右45度の位置から狙い澄ました左足ミドルを放つが、惜しくも枠を捉えられなかった。

 アウェーのブリスベンもチャンスをつくる。前半26分、右サイドからMFブランドン・ボレロがグラウンダーのクロスを入れると、FWジェイミー・マクラーレンがスルーし、FWブレット・ホルマンが右足でシュート。ボールは転々とゴール右隅を捉えたが、曽ヶ端がかろうじてかき出した。同33分にはDFアブラム・パパドプロスのループシュートを曽ヶ端がビッグセーブ。今季初スタメンの背番号21が好守を連発し、ゴールを死守した。

 すると前半43分、右サイドをオーバーラップしてきたDF伊東幸敏が縦に仕掛けて低い弾道のクロス。これを鈴木が右足ダイレクトボレーで合わせ、ゴール右隅に叩き込んだ。鈴木は10日の横浜FM戦に続いて公式戦2試合連続ゴール。横浜FM戦同様、伊東のアシストから貴重な先制点をマークした。

 前半を1点リードで折り返すと、後半17分からは永木に代えてMF小笠原満男を投入。同23分には伊東を下げ、負傷明けのDF西大伍をピッチに送り込んだ。すると後半30分、遠藤の右CKから植田がヘディングシュート。ミートし切れず、自分の足に当たったボールがゴール方向に飛ぶと、GKが弾いたところに自ら詰め、体ごと押し込んだ。

 植田は今季公式戦初ゴール。公式戦での得点も15年4月16日のJ1柏戦以来、約2年ぶりで、通算2点目となった。さらに直後の後半34分、遠藤がPA内右でボールを受け、切り返しから左足でシュート。ゴール左隅に流し込むダメ押しゴールで3-0と勝利を決定づけた。

 後半アディショナルタイム、土居の左クロスに合わせた金崎の右足ボレーはGKの好守に阻まれたが、守備陣は公式戦3試合連続の無失点に抑え、公式戦3連勝。ACLは前節のムアントン・ユナイテッド戦に1-2で敗れた鹿島だが、これで2勝1敗の勝ち点6に伸ばした。

(取材・文 西山紘平)

「絶対に巻き返したかった」鈴木優磨の“リベンジボレー”で鹿島が首位奪取
17/3/14 22:21


公式戦2試合連続で決勝点を決めたFW鈴木優磨

[3.14 ACLグループリーグ第3節 鹿島3-0ブリスベン カシマ]

 借りは返した。2月21日のACL蔚山現代戦(2-0)以来、公式戦5試合ぶりに先発した鹿島アントラーズのFW鈴木優磨が前半43分に先制点。DF伊東幸敏の右クロスを右足ダイレクトボレーで叩き、ゴール右隅にねじ込んだ。

「いいボールが来たので合わせるだけだった」。10日のJ1横浜FM戦(1-0)に続く公式戦2試合連続ゴールで今季公式戦4点目。それでも「もっと点を取れたと思う」と貪欲に語るストライカーは「言い方は悪いけど、この相手ならもっと点を取らないといけない。複数得点を取れれば、もっとスタメンに近づくと思う」と言ってのけた。

 2月28日に敵地で行われた前節のムアントン・ユナイテッド戦は1-2の敗戦。途中出場の鈴木は1-1の後半36分にPKのチャンスを迎えながらゴール左に外していた。痛恨のPK失敗で絶好の勝ち越し機を逃すと、チームは後半アディショナルタイムに失点。ムアントンに歴史的なACL初勝利を献上してしまった。

 この日は日本代表のハリルホジッチ監督も視察に訪れていたが、「今は自分のチームでスタメンでもない。前回(のACLで)負けているので、絶対に巻き返したかった」と、目の前の試合に集中していた。

「(借りを)返せた気持ちはあるけど、もっとチームに貢献できるように、もっともっと点を取りたい」。この日の勝利で2勝1敗の勝ち点6に伸ばすと、蔚山現代対ムアントンの試合が0-0の引き分けに終わったため、蔚山は勝ち点4、ムアントンも同5にとどまり、鹿島がE組首位に立った。「この試合は何としても勝ちたかった。勝てたことは良かった」。公式戦3試合連続の完封勝利で公式戦3連勝。悲願のアジア制覇へ、Jリーグ王者にエンジンがかかってきた。

(取材・文 西山紘平)

鹿島に“新ホットライン”開設!伊東→優磨で公式戦2試合連続の決勝点
17/3/14 22:26


公式戦2試合連続で決勝点をアシストしたDF伊東幸敏

[3.14 ACLグループリーグ第3節 鹿島3-0ブリスベン カシマ]

 新ホットラインの誕生だ。鹿島アントラーズは前半43分、右サイドを縦に仕掛けたDF伊東幸敏が低い弾道のクロスを入れ、FW鈴木優磨が右足ダイレクトボレーで先制点。10日のJ1横浜FM戦(1-0)に続いて伊東のアシストから鈴木が決勝点を叩き込んだ。

「伊東選手とはよく練習後に残って練習している。意思疎通の取れたゴールだったと思う」。そう胸を張る鈴木に伊東も「(鈴木)優磨がいてよかった」と感謝する。2人が居残りでクロスからのシュート練習に取り組むようになったのは昨季の終盤から。「試合に出られない時期が続いて、このままでは自分が変われないと思った。じゃあ何をするか。まずはクロスの質からだなと」と、伊東は回想する。

 努力の賜物だ。「クロス練習のあとに居残りでやるぐらい合わせてきている。あとは僕のボール次第だった。今まではそれがなかっただけで、ようやく出せるようになってきた」。練習は裏切らない。23歳の右サイドバックはその思いを強めている。「練習あるのみ。プロになってからもあらためて思った。練習することが一番の近道」と、実感を込めて語る。

 ポジションを争うDF西大伍が負傷離脱している間に結果を残し、先発定着へアピールに成功。後半23分にその西と交代し、ライバルも復帰してきたが、臆することはない。「プレースタイルも違うし、あとは監督のチョイス。結果を出すことが一番大事だし、自分が試合に出たら結果を出したい」。偉大な先輩とのポジション争いに堂々と挑む。

(取材・文 西山紘平)

「もうちょいちゃんと決めたかった」鹿島DF植田が泥臭く2年ぶりゴール
17/3/14 22:28


公式戦で約2年ぶりとなるゴールを決めたDF植田直通

[3.14 ACLグループリーグ第3節 鹿島3-0ブリスベン カシマ]

 泥臭く押し込んだ。1-0で迎えた後半31分、鹿島アントラーズはMF遠藤康の右CKからDF植田直通がヘディングシュート。これはミートしなかったが、自分の足に当たったボールがゴール方向に飛ぶと、GKが弾いたところに自ら詰め、体ごと押し込んだ。

「もうちょいちゃんと決めたかった」。そう苦笑いした植田だが、これが今季公式戦初ゴール。公式戦での得点自体、15年4月16日のJ1柏戦以来、約2年ぶりで、通算2ゴール目となった。

 守っても公式戦3試合連続の無失点で3連勝。「守備陣はコミュニケーションを取ってできた。無失点で抑えられたのは良かった」と胸を張る。

 この日は今季公式戦初先発のGK曽ヶ端準がゴールを守ったが、「今までずっとソガさん(曽ヶ端)とやってきていたので」と不安はなかった。「コーチングの部分でずっと声を出してくれているし、後ろからの声は助かる。無失点でいけたのもソガさんのおかげ」と、37歳の大ベテランに感謝した。

(取材・文 西山紘平)

「それなりの試合に出ているので」曽ヶ端が“今季初陣”でビッグセーブ連発
17/3/14 22:31


今季公式戦初スタメンで完封勝利に貢献したGK曽ヶ端準

[3.14 ACLグループリーグ第3節 鹿島3-0ブリスベン カシマ]

 その存在感は健在だった。鹿島アントラーズはGK曽ヶ端準が今季公式戦7試合目で初出場初先発。元日の天皇杯決勝以来となる“今季初陣”を完封勝利で飾った。

「風も雨もあって、難しいコンディションだった。うまくいかないときもあったけど、我慢強くみんなで戦えた」。前半26分、33分のピンチにはビッグセーブを連発。苦しい時間帯を好守でしのぎ、同43分の先制点につなげた。

 今季はこれまで新戦力の韓国代表GKクォン・スンテが公式戦全6試合に先発。昨季、国内2冠を達成し、クラブW杯でも3位に躍進したチームを最後尾で支えた守護神がベンチを温める時間が続いていた。

「久しぶりといっても、(1月)1日(の天皇杯決勝)に出て、そのあと宮崎(キャンプ)もあった。(天皇杯の早い段階で)12月に負けていたらもっと空いていたし、それほど気にせず、いつもどおり入った」。72日ぶりの公式戦。それでも史上7番目のJ1通算498試合出場を誇る37歳のベテランは動じなかった。

「体力的な問題はフィールド選手のようにはない。もちろん紅白戦とは違うけど、それなりの試合(数)に出てきているので」。そう思わず笑みをこぼすと、「まったく問題ないとは言わないけど、落ち着いてできている。(ACLは)前半戦3試合のうち2試合がホーム。ここで勝ち点3を取るのは大きい。そういう戦いができたことはよかった」と頼もしかった。

(取材・文 西山紘平)

鹿島がホームで3発快勝…先制点の鈴木優磨は公式戦7試合で4得点目

鹿島がホームで3得点を奪い勝利した [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ2017グループEの第3節が行われ、鹿島アントラーズとブリスベン・ロアーが対戦した。

 鹿島は11日にホームで行われた横浜F・マリノス戦からスタメンを3名変更。GKは今季公式戦初出場となった曽ヶ端準、ボランチに永木亮太、最前線には横浜FM戦で決勝点を挙げた鈴木優磨が入った。

 最初のチャンスは17分、抜け出した土居聖真が切り返しからシュートを放つが、これは相手GKに阻まれる。25分にはホルマンに決定機が訪れたものの、コースを狙ったシュートは曽ヶ端が左手一本でセーブ。32分には元ジュビロ磐田のパパドプーロスがドライブ回転のかかったシュート。しかし、ここも曽ヶ端の好セーブが飛び出し、ブリスベンに得点を許さない。すると前半終了間際の43分、右サイドを駆け上がってきた伊東幸敏のクロスに鈴木がダイレクトで合わせ、ホームの鹿島が先制に成功。前半は鹿島の1点リードで折り返す。

 後半に入り76分、CKのチャンスを得ると、遠藤康のキックに植田直通がヘディングで合わせる。一度はGKに阻まれたものの、こぼれ球を自ら押し込み追加点。その3分後の79分には、右サイドでボールを受けた遠藤が得意の角度から左足を振り抜き3点目を挙げる。

 試合は3-0でタイムアップ。ホームの鹿島が3得点を奪い、ブリスベンを相手に快勝した。

 第4節は再び同じ顔合わせとなり、4月12日(水)にオーストラリアのブリスベンで対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 3-0 ブリスベン・ロアー

【得点者】
1-0 43分 鈴木優磨(鹿島)
2-0 76分 植田直通(鹿島)
3-0 79分 遠藤康(鹿島)


鹿島がホームで3得点を奪い勝利した [写真]=Getty Images

鹿島アントラーズが3発完勝…鈴木優磨が公式戦2戦連発/ACLグループステージ第3節

先制点を挙げた鈴木優磨 (C) Getty Images
©Getty Images


2017/03/14 21:31:15

AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節で鹿島アントラーズはブリスベン・ロアーに3-0で勝利を収めた。

■ACL・GS第3節 鹿島 3-0 ブリスベン


鹿島:鈴木(43分)、植田(76分)、遠藤(79分)
ブリスベン:なし

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第3節が14日に行われ、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズとブリスベン・ロアー(オーストラリア)が対戦した。試合は鹿島が3-0でブリスベン・ロアーを下し、公式戦3連勝を飾った。

鹿島は初戦の蔚山現代(韓国)に勝利したものの、第2節のムアントン・ユナイテッド(タイ)戦でまさかの敗戦。2試合を終えて1勝1敗の2位となっていた。この日は先発メンバー3名を入れ替え、GK曽ヶ端準やMF永木亮太、FW鈴木優磨らがスタメンに名を連ねた。

激しい雨の中で行われた試合は、前半終了間際にスコアが動く。鹿島は右サイドの伊東幸敏がペナルティエリア右横からクロスを上げると、これを鈴木がボレーシュートで決めて先制に成功する。鈴木はリーグ戦に続き、公式戦2試合連続ゴールとなった。

鹿島の1点リードで迎えた76分、鹿島が右CKのチャンスを得る。キッカーの遠藤康がクロスボールを入れると、植田直通がヘディングで合わせた。一度はGKに防がれたが、こぼれ球を自ら押し込み、鹿島が追加点を挙げた。

続く79分、ペナルティエリア右でボールを持った遠藤が相手DFをかわして左足シュートを狙う。これがゴール左隅に決まり、決定的な3点目が生まれた。このまま鹿島が3-0でブリスベン・ロアーを下し、グループステージ2勝目を挙げた。

【ACL】鹿島がブリスベンに3-0快勝!暫定首位でグループステージ折り返し
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年03月14日


鈴木、植田、遠藤で3ゴール!


鈴木(9番)のゴールを皮切りに3得点を挙げてオーストラリアの雄を撃破した。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)


【警告】鹿島=なし ブリスベン=パパドプーロス(42分)、ブラウン(77分)、ペッパー(80分)


[ACL・3節]鹿島3-0ブリスベンロアー/3月14日/カシマ

 ACLグループステージ3節の鹿島対ブリスベンロアーが3月14日、県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、鹿島が3-0で勝利した。
 
初のACL制覇を狙う鹿島は、先週末のJ1・3節から3名のスタメンを入れ替えた。GKには曽ケ端準、ボランチに永木亮太、2トップの一角に鈴木優磨を起用。システムはいつもどおりの4-4-2、曽ケ端は今季公式戦初スタメンとなった。

 ファーストシュートは5分、鹿島が相手のパスミスからカウンターを仕掛け、最後は遠藤康がエリア外からミドルを放った。

 鹿島はその後、ブリスベンロアーのハイプレスをいなしながら、相手最終ラインの裏を突いてチャンスを創出。20分には金崎夢生、22分には遠藤が際どいシュートを放った。

 一方のブリスベンロアーは、26分にはホルマンが右クロスに合わせ、32分にはエリア内に持ち込んだパパドプーロスが枠を捉えたシュートを放つが、いずれもGK曽ケ端に阻まれた。

 試合は雨の影響もあってミスが目立つ展開が続いたが、前半終了間際の43分。ついに鹿島が均衡を破る。

 レオ・シルバから横パスを受けた伊東幸敏が縦にドリブル突破。そのままシンプルにクロスを上げると、中央の鈴木が右足ボレーでブリスベンゴールを射抜いた。

 後半に入ると、62分に永木に代えて小笠原満男を投入。中盤のバランスを整えつつ、68分には怪我から復帰した西大伍をピッチに送り出して右SBを任せた。

 鹿島はなかなか追加点が奪えないものの、高い守備意識を保って1点リードのまま試合を進める。

 そして76分、遠藤のCKに飛び込んだ植田直通が身体で押し込み、待望の追加点。さらに79分には、この日再三にわたってシュートチャンスに絡んでいた遠藤が、エリア内右で得意の左足を振り抜き、決定的な3点目を挙げた。

 結局、試合はそのまま3-0で終了。危なげなく勝点3を重ねた。これで鹿島はACL・3節を終えた段階で、2勝1敗の勝点6に。暫定ながらE組の首位に浮上し、グループステージを折り返した。

【鹿島】PK失敗の借りを返す鮮やかボレー! 鈴木優磨のゴールに賭ける貪欲な想い
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年03月14日


「この相手ならもっと点を取らないといけない」


4日前のリーグ横浜戦でも決勝点をマークした鈴木。その高い決定力でチームに勝利をもたらしている。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[ACL・3節]鹿島 3-0 ブリスベン・ロアー/3月14日/カシマ

 鮮やかな先制点だった。

 43分、右サイドの伊東幸敏から低い弾頭のクロスが入ると、鈴木優磨は迷うことなく右足を一閃。ボレーシュートでネットを揺らした。

「相手のDFが、ニアをゾーンで消してきていたので、ちょっとマイナスにいようとして。伊東選手とはよく居残り練習しているので、意思疎通がとれたゴールだと思います」

 チームとしてはチャンスを作りながらも、なかなかゴールを奪えない状況下で、膠着状態を打破する値千金の先制点だった。ただ、本人は「言い方は悪いですけど、この相手ならもっと点を取らないといけない」と貪欲だ。

 前節の敵地でのムアントン・U戦では、1-1の状況で得たPKを失敗。直後にチームは失点を許し、鈴木は敗戦の責任を強く感じていた。

 その時の借りを「返せたという気持ちはある」。しかし、「もっともっとチームに貢献できるよう、たくさんゴールを取りたい」と、前を向く。

 成長著しい背番号9が、そのゴールで鹿島を初のアジアの頂点へと導けるか――。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【鹿島】久々のゲームでも「いつも通りに」。定位置奪還に向け、曽ケ端が貫禄のシャットアウト
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年03月14日


「ホームだし、落ち着いてゲームに臨めました」


際どいミドルも難なくセーブ。雨が降り、風も強いコンディションの中でも、経験豊富な曽ケ端のパフォーマンスは高いままだった。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[ACL・3節]鹿島 3-0 ブリスベン・ロアー/3月14日/カシマ

 リーグ戦でもACLでも、ここまで鹿島の正GKは新加入のクォン・スンテが務めてきた。

 昨季まで守護神の座にいた曽ケ端準はベンチを温める日が続いたが、1勝1敗で迎えたACL3節のブリスベン・ロアー戦で、ようやくピッチに立つことができた。

「風も雨もあって、みんな難しいコンディションで、なかなか上手くいかないところもありましたけど、我慢強く、全員で戦えたと思いますし、しっかり勝てたので良かった」

 久しぶりのゲームだったが、「いつも通り」にプレーしたという。26分、33分とピンチを迎えたが、確実にセーブして事なきを得る。慌てる素振りはない。ベテランらしく落ち着き払った対応は、チーム全体に安心感を与えていた。

「もちろん、紅白戦とはやっぱり違いますし、まったく問題がないことはないですけど、ホームだし、そのへんは落ち着いてゲームに臨めました」

 1勝1敗で迎えた今回のホームゲームの重要性は、十分に理解していた。

「(グループステージの)前半戦の3つのうち、ふたつがホーム。後半戦の3試合はアウェーがふたつ。ここで勝点3を取っておくのは大きい」

 ある意味、負けられないゲームでの抜擢だったが、指揮官の期待に応えるパフォーマンスで、チームの完勝に貢献してみせる。

 このまま控えに甘んじるつもりはない――経験豊富なベテランGKが、レギュラー奪還に向けて、大きな一歩を踏み出した。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


この試合、脩斗の「なかなかリズムに乗れない試合だった」というコメントがよく表しているように思う。
実力的にもホームという意味でも、このような展開にしてはならなかったように感じる。
結果的に快勝に見えるが、そうではない試合展開であった。
それを好転させたのは曽ケ端のビッグセーブである。
頼れるベテランは、試合間隔が空こうとも高いパフォーマンスを魅せてくれる。
最後尾に曽ケ端がおることで安心してゲームを観ることが出来る。
これからも頼っていきたい。

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