サッカーダイジェスト 清水戦寸評

【J1採点&寸評】清水×鹿島|逆転劇を演出した鹿島のレフティがMOM。清水の金子も高く評価
前島芳雄
2017年03月19日


清水――2失点に絡んだ犬飼は…。


【警告】清水=鄭(44分)、松原(69分) 鹿島=鈴木(67分)、金崎(69分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】遠藤 康(鹿島)


[J1リーグ4節]清水2-3鹿島/3月18日/アイスタ

【チーム採点・寸評】
清水 5.5
2点先行したところまでは狙い通りの戦いができたが、その後は受け身になって王者に逆転を許した。セットプレーの守備に課題が。

【清水|選手採点・寸評】
GK
13 六反勇治 5
ビッグセーブを見せる場面もあったが、1失点目の飛び出しミスが痛恨。これでチームのリズムも大きく崩れた。

DF
5 鎌田翔雅 5.5
鄭に合わせた好クロスや危ない場面でのカバーリングもあったが、終盤は動きが重くなり、守備で後手を踏んだ。

3 犬飼智也 4.5
3失点のうち2つは自分がマークしていた選手に決められた。危ない形でボールを奪われる場面もあり、精彩を欠いた。

45 角田 誠 5.5
左足首が完治していない中で強行出場し、痛みを感じさせないプレーを見せたが、終盤は守備ラインが引き気味に。

25 松原 后 5.5
攻撃では裏に飛び出して決定機を作る場面もあったが、守備では遠藤と伊東のコンビに対応しきれず。

MF
7 六平光成 5.5
2-0までは攻守に機能したものの、その後は鹿島の圧力に飲み込まれ、L・シルバらに自由を与えてしまった。

14 野津田岳人 5.5(88分 OUT)
ボランチとして2試合目で縦パスや裏へのパスの意識を高めた。終盤は相手に傾いた流れを立て直す仕事はできず。

22 枝村匠馬 5.5(86分 OUT)
気の利いたポジショニングや判断の良さは相変わらずだが、流れが悪い時にチームを立て直す働きは物足りない。

10 白崎凌兵 6
球際でも引かずに戦って、71分に今季初ゴール。J1の相手にも慣れて、徐々に本領を発揮しつつある。

清水――ゴールに絡んだ金子はプラス評価に。

FW
30 金子翔太 6.5(84分 OUT)
前からの献身的な守備が実を結んでJ1初ゴールをゲット。さらに2点目もアシストしてチームの攻撃を牽引した。

9 鄭 大世 5.5
鹿島の代表CBコンビに“強さ”という部分は抑え込まれたが、抜け目ない幅広い動きで出し抜く場面も何度か見せた。

交代出場
FW
19 ミッチェル・デューク ―(84分IN)
金子に代わって前線の高さを大幅に増したが、出場時間が少なく、高さや強さで見せ場は作れなかった。

MF
11 村田和哉 ―(86分 IN)
逆転されてからの投入ではスピードを生かすスペースがなく、何度か1対1の勝負を仕掛けたが、効果的なクロスには到らず。

FW
18 長谷川悠 ―(88分 IN)
終盤のパワープレー要員のような形で今季初出場。だが時間が少なく、チャンスにも絡めなかった。

監督
小林伸二 5.5
2-0までは狙い通りの戦いを展開させたが、1失点して流れが崩れたところで効果的なカードを切れなかった。

鹿島――攻撃に違いを生み出した遠藤をMOMに。

【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
前半はACLの疲労もあってか精彩を欠いたが、2失点してからエンジンがかかって本領を発揮。優位に立つリスタート絡みで3点を決めて大逆転。

【鹿島|選手採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 6
2失点したが、大きなミスはなし。見せ場は多くなかったが、鄭のヘディングを止めるなど要所で自分の仕事を果たした。

DF
24 伊東幸敏 6.5
効果的な攻め上がりが多く、高い位置でも周囲との良いコンビネーションを見せて、攻撃を活性化させた。

5 植田直通 6
1失点は自らのミスで与えたが、逆転の口火となる1点目を決めて帳消しに。空中戦では鄭に完勝した。

3 昌子 源 6
失点の場面では対応に遅れが見られたが、球際の強さや安定感などではいつも通りのクオリティを発揮。

16 山本脩斗 5.5(HT OUT)
前半は1本惜しいシュートがあったが決めきれず。その他では効果的な攻撃ができないままハーフタイムで西に交代。

MF
6 永木亮太 6.5
後半は中盤でセカンドボールをよく拾い、猛攻に貢献。ピンポイントのクロスを鈴木に合わせて同点弾を演出した。

40 小笠原満男 5.5(76分 OUT)
前半は流れが良くない中、球際の強さで中盤を支えた。ただ攻撃ではあまり目立った仕事ができずに76分で交代。

MAN OF THE MATCH
25 遠藤 康 7
左サイドで攻撃を作りながら自らも貪欲にゴールを狙い、セットプレーとクロスから2アシストして逆転勝利に大きく貢献。

8 土居 聖真 6
後半まで見せ場は少なかったが、84分には鮮やかな突破を見せて決定機を演出。その後の逆転ゴールにつなげた。

鹿島――同点弾と逆転弾の2トップは『7』に。


渾身の同点ヘッドを沈めた鈴木。スタメン定着も近い。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

FW
9 鈴木優磨 7
リーグ戦では今季初先発だが、攻守に強さを発揮。前半の決定機は逃したが、79分に気迫のヘッドで同点ゴールを決めた。

7 ペドロ・ジュニオール 5.5(65分 OUT)
火曜日のACLには出場しなかったが、動きにキレを欠いて持ち味を発揮できず、恐さを見せられなかった。

交代選手
DF
22 西 大伍 5.5(46分 IN)
後半開始から左SBとして投入。無難に自分の仕事をこなしたが、目立った働きはなし。

FW
33 金崎夢生 7(65分IN)
ACLの疲労を考慮されて交代出場。サイドの裏に流れて起点を作り、流れを一気に引き寄せるだけでなく、逆転ゴールも決めた。

MF
4 レオ・シルバ 6.5(76分 IN)
金崎と同様に残り15分で交代出場となったが、セカンドボールを拾って押し込むという展開に大きく貢献した。

監督
石井正忠 6.5
ACLの疲労を考えてスタメンをふたり変更。後半途中までは流れが悪かったが、交代策は非常に効果的だった。

取材・文:前島芳雄(スポーツライター)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。



サッカーダイジェストの前島氏による清水戦の評点である。
大逆転勝利に総じて良い評価が与えられた。
その中で、ヤス、優磨、夢生に特に高い評点が付けられておる。
同点ゴールの優磨は先発起用に応えたと言って良かろう。
とはいえ、前半終了間際のシュートは決めきれないとならぬところ。
更なる成長を期待したい。
夢生は、体調不良を押しての出場で、これだけの結果を出すところに驚愕する。
試合終了後には歩くことにさえ苦痛に顔を歪ませているように見えた。
頼れるエースに無理をさせずに勝利を掴めるまでにチーム力を上げることが現在の課題と言えよう。
この中断期間に連携を深める練習を行いたい。
そして、ヤスである。
MOMにも選出され、この試合では躍動しておったことが伝わる。
2アシストはその証しである。
ヤスの左足から放たれるボールが相手にどれだけ脅威を与えるか。
これからも頼りにしていきたい。
楽しみである。

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No title

ヤスの活躍は素直に嬉しいけどヤスは何年もいる選手で活躍してもらわないと困る選手
逆に去年の戦力+αにならないと困るPJ達新戦力がイマイチで悲しい
レオは十分戦力になってますがPJやレアンドロがまだまだフィットしてないのが気がかりですね
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狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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