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前節でつかんだ勢い、手応え

前節でつかんだ勢い、手応え。良い流れを継続するのは
かつてJリーグの覇権を争った両チームの対戦だ。近年はハッキリとしたコントラストを描き、磐田がJ2で戦っていた2シーズンを間に挟みながら、鹿島がリーグ戦5試合負けなしと優位を保っている。通算対戦成績でも28勝7分11敗と大きく引き離す。

ただ、今季よりその対戦に新たな彩りが加わった。磐田に加入した中村 俊輔は、その左足でチームをけん引。多くの得点に絡んでおり、とりわけセットプレーから総得点の半数をもたらしている。鹿島は、前節の仙台戦ではCKから得点を許しただけに、GK曽ヶ端 準は「僕の対応を含めていくつかポイントがあった」と修正の必要性を訴えていた。

前節は、両チームともに公式戦の連敗を止める会心の勝利を挙げた。ホームの鹿島は、アウェイ・仙台戦を昨季の優勝メンバーで戦い、4-1の快勝。FWがアグレッシブにボールを追う戦いが復活し、今季最多となる4得点で、どこかもどかしい試合が続く鬱憤を晴らした。後半アディショナルタイムにはペドロ ジュニオールがカウンターから加入後リーグ戦初得点を挙げるなど、昨季のレギュラー以外の活躍も見られ、転換点となり得る試合となった。

磐田もまた、リーグ戦では横浜FM、JリーグYBCルヴァンカップでは仙台とのアウェイゲームに敗れ、嫌な雰囲気のままホームに戻って鳥栖を迎えた。一進一退の攻防が続く中、88分にCKから豊田 陽平のヘディングシュートで先制を許す苦しい展開。3連敗が頭をよぎったが、直後の89分に中村 俊輔のクロスにアダイウトンが合わせて同点に追い付くと、90+4分にはムサエフがこぼれ球を蹴り込み、土壇場で逆転。劇的な展開で勝点3を得た。

これには現役時代から数々の試合を経験してきた名波 浩監督も「45歳にもなってこんなに感動する日をくれて幸せだなと。選手にただただ感謝したいな」と口にするほど。理想的な試合ではなかったかもしれないが、最後まで勝負を諦めない姿勢を貫いた。

自信と手応えを得て向かう一戦の注目ポイントの1つは、激しい球際の争いをどちらが制するかになるだろう。

鹿島は、仙台戦で昨季の戦いを取り戻した。「それを継続していくことが大事」という石井 正忠監督の下、同じような戦いを志向してくるだろう。

それに対して、3バックと4バックを使い分ける磐田は、3バックで鹿島のプレスをいなし、ビルドアップをスムーズにすることも考えられる。しかし、鹿島の3バック対策も万全。いずれにしても、球際で激しくぶつかり合うことになるだろう。

鹿島はリーグ戦とAFCチャンピオンズリーグ、磐田はリーグ戦とルヴァンカップと、ここからまた連戦が待っている。最初の試合の結果次第では、その後の試合への向かい方も変わってくるだろう。どちらのチームも気持ちの入ったプレーが期待できそうだ。

[ 文:田中 滋 ]


「かつてJリーグの覇権を争った両チームの対戦」と記すJリーグ公式の田中滋氏である。
1990年代末期から2000年代の初頭までは、Jリーグはジュビロと鹿島の時代であった。
二つのクラブの対戦は熱く高貴な戦いであったことが記憶される。
そのような対戦をまた迎えたいところ。
ジュビロには今季から日本屈指のクラッキである中村俊輔が加わり、攻撃に一つ大きな手を打ってくることが予想される。
強力なセットプレイを防ぎきり、そしてジュビロからゴールを奪いたいところ。
日本最高の対戦をカシマスタジアムにて演じようではないか。
楽しみな一戦である。

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