優磨、再び埼スタを沈黙させられるか

3度目の歓喜を狙う鹿島FW鈴木優磨…再び埼スタを沈黙させられるか/コラム

昨季のCS決勝では優勝に大きく貢献した鈴木優磨 (C)J.LEAGUE PHOTOS
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2017/05/03 12:04:17

明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ 決勝の第2戦、浦和レッズが2戦合計スコアでリードする中、鹿島アントラーズFW鈴木優磨がPKを獲得。これが優勝を決めるゴールにつながった。今季は一時的に先発の座をつかんだが、負傷離脱の間に再び控えに。果たして、鈴木は浦和戦をきっかけに勢いを取り戻せるか。

昨季のチャンピオンシップ第2戦では鹿島アントラーズの優勝を決めるゴールにつながるPKをゲットし、今季最初の対戦だったFUJI XEROX SUPER CUPでは遠藤航のバックパスをかっさらって決勝点を奪った。今季から背番号が34番から9番に変わっても、浦和レッズにとって鈴木優磨の存在は、最も警戒すべき選手の一人だろう。

今季は絶好調からのスタートだった。「本気でポジションを取りに行く」と宣言。公式戦3試合連続得点の活躍で見事にFWの先発を奪取すると、攻撃陣の中心となって引っ張った。確かに、その時期は金崎夢生が右足首痛で試合を離れた時期と重なる部分もある。しかし、得点という結果を残し続けた鈴木の気迫がポジションを呼び寄せた。試合に出たらなにかやってやろう、というギラギラした目つき。彼ほどFWらしいFWはJリーグでもなかなかいない。

だが、なにをやってもうまくいく時期は長く続かなかった。4月12日のAFCチャンピオンズリーグ第4節ブリスベン・ロアー戦で先発した鈴木は、最初のプレーで昨季までジュビロ磐田でプレーしていたアブラム・パパドプーロスから強烈なタックルを見舞われる。センターバックはファーストコンタクトで相手FWを威嚇することはよくあることだが、背後からのハードタックルに足首は大きく腫れ上がり、帰国後のベガルタ仙台戦では欠場を余儀なくされる。せっかく奪ったポジションも、また金崎とペドロ・ジュニオールのものになってしまった。

ところが浦和戦の前々日、紅白戦で主力組に入ったのは鈴木だった。久々に巡ってきたチャンスに、さぞ気持ちも逸っているかと思われたが「(先発は)明らかに夢生くんでしょ」と自分ではないと予想していた。少し慎重な姿勢だった理由はもう一つある。1カ月も離れていなかったはずの主力組でのプレーに、違和感が残ったからだった。

「主力に入るのは久々だったからいざコンビネーションを合わせようとすると難しいと感じました。試合に出ているときはやればやるほど合わせやすくなっていたんだけれど、自分はまわりに生かされるタイプだからなおさら難しかった」

確かに、練習では息の合ったプレーを見せていたはずのペドロ・ジュニオールとも呼吸が合わない場面もしばしば。動きが重なってしまったり、パスの意図が違っていたり、少し苦労する姿が見られた。

とはいえ、浦和戦である。

「この一戦は大事になると思う。浦和もよっぽどの覚悟を持ってやってくる」

勝てば首位に立つかもしれない重要な一戦。自然と気持ちは昂ぶり、昨季終盤の光景が頭に浮かんでくる。それもあってか鈴木は対戦するのが楽しみで仕方がない様子だった。

「埼スタで負けているイメージがない。個人的にも相性のいいスタジアムですし、なによりゴールを決めたとき黙る感じがたまらない」

沈黙と歓喜。スタジアムをハッキリと分けるコントラスト。3000人しか入場が許されない鹿島サポーターの歓声を、ぐるりと沈黙が包み込む光景を、鈴木は昨季で二度も味わってきた。1度目は自らが得たPKをゴールに突き刺した1stステージ第15節。そして、2度目は槙野智章に倒されてPKを得たチャンピオンシップ第2戦。このときは金崎にボールを奪われPKを蹴ることはできなかったが、この得点で2戦合計スコアはアウェーゴール差の末に鹿島が優位に立ち、年間優勝をチームにもたらしたのである。

だからこそ、次の試合ではピッチでは激しいマークを受け、スタンドからはブーイングを浴びることは間違いない。これまで、浦和との試合になると必ず盛大なブーイングを浴びてきたのは小笠原満男だったが、今季からは間違いなく金崎と鈴木になるはずだ。

先発なのか途中交代なのかはわからない。この男が黙るのか、この男が黙らせるのか。目が離せないことは間違いないだろう。

文=田中滋


浦和との大一番を前にGOAL.comにコラムを寄稿する田中滋氏である。
「浦和レッズにとって鈴木優磨の存在は、最も警戒すべき選手の一人だろう」と記す。
昨季のCSにて優勝に繋がるPKゲットをしたことで、浦和サポには大きく名を売ったことであろう。
このメンタルは鹿島の力となる。
その優磨は、浦和戦に向けた前々日練習にて主力組に入った。
通例であれば、明日の浦和戦は先発が予想される。
しかしながら、優磨は、「(先発は)明らかに夢生くんでしょ」と謙虚に応える。
慎重な姿勢は、周りのと連携不足があった模様。
とはいえ、埼スタの圧倒的アウェイの雰囲気は、そんなことを微塵も感じさせないものになるのではなかろうか。
先発であろうが、途中出場であろうが、重要な仕事をしてくれるはず。
明日の浦和戦、3000人のひとりとしてスタジアムに向かう。
優磨が5万6千人を黙らせるプレイをしてくれるであろう。
楽しみである。

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