U-20日本代表候補・安部裕葵、ドリブルで違い示し、チーム補う目と動きも

年代別代表候補初選出のFW安部裕葵、ドリブルで違い示し、チーム補う目と動きも
17/5/11 15:45


鹿島アントラーズですでにJ1デビューを果たしているU-20日本代表候補FW安部裕葵

[5.11 練習試合 U-20日本代表候補 2-1 FC大阪 J-GREEN堺]

 高卒ルーキーながら鹿島アントラーズで早くもJ1デビューを果たしているU-20日本代表候補FW安部裕葵は、自身の持ち味であるドリブルを随所で発揮。DFを置き去りにして大きく前進したり、サイドからゴール方向へ鋭く切れ込んだり、また狭いスペースを抜群のテクニックで打開するなど、ボールを触った時に“他の選手と違う部分”を表現していた。

 加えて「何人かが(チームの)様子を見ながらプレーすることなどは、立ち上げの時期は大事になると思う。そういう役割をしながら自分の持ち味も出して行こうと」と口にしたように、アピールの合宿で前のめりになっている選手が多い中で意識的に周囲を見て、活かしたり、カバーする動きも。ハーフウェーライン付近まで下がってボールを引き出してGKからのフィードを受けたり、守備でも献身的にスペースを埋める動きを見せてインターセプトに繋げるなど、存在感ある60分間だった。

 磨いてきた感覚、そしてJリーグを代表する強豪のトレーニングを経て公式戦に出場しているからこその余裕か、周りの選手達よりもプレーに落ち着きがあった。強引にチャレンジしてボールを奪われたり、意図がリンクせずにボールを失ったりしたシーンもある。それでも年代別日本代表候補初選出、初の対外試合とは思えないようなパフォーマンスだった。

 安部は東京のSTFCから広島の瀬戸内高へ進学。瀬戸内のエースとしてチームを全国高校総体8強などへ導いて、鹿島入りも果たした。その注目アタッカーにとっては念願だった青いユニフォームだ。「このユニフォームを着れて凄く嬉しいですし、責任や自覚を持ってプレーしていくこと」と力を込めた。ただし、2年後のU-20W杯や東京五輪など先を見るのではなく、目の前の一日一日に集中して成長を目指していく。

 前日には鹿島のチームメート、FW鈴木優磨がACLで2ゴールの活躍。「僕もこのメンバーに負けていられない。早く上手くなって試合に出られるように。チームが勝つことが一番。その次に自分の活躍がある。(ライバル達に)活躍してもらった方が僕もやりがいがある」とエネルギーにしていた安部は13日に行われるU-20アメリカ代表戦へ向けて「思い切ってやること」と全力でやり切ることを改めて誓っていた。

(取材・文 吉田太郎)


U-20日本代表候補合宿にて存在感を増す安部裕葵である。
「ボールを触った時に“他の選手と違う部分”を表現していた」とのこと。
アマチュア中心のこのチームにあっては、プロとして出場機会のある裕葵は別格と言って良いのではなかろうか。
攻撃の要としてチームの主軸に据えられて欲しいものである。
日の丸を背負った裕葵の躍動に期待である。

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