日本代表・昌子源、くよくよしても仕方がない

2年ぶり先発で失点に絡むも…昌子源「DFはやられて成長するポジション」
17/6/7 23:04


後半3分、DF昌子源の背後から先制ヘッドを決められた

[6.7 キリンチャレンジ杯 日本1-1シリア 味スタ]

 2度目のスタメンはほろ苦さも味わった。国際Aマッチ3試合目の出場となった日本代表DF昌子源(鹿島)は15年3月31日のウズベキスタン戦(5-1)以来、自身2度目の先発出場。左センターバックに入り、試合では初めてDF吉田麻也とコンビを組んだ。

「疲れましたね」。試合後のミックスゾーンではそう第一声をあげ、「難しかったところも多かった。入りは自分でも硬いなと思った」と率直に振り返る。後半3分にはセットプレーから先制点を献上。シリアは右CKからショートコーナーでつなぎ、DFアムロ・ジェニアトのクロスを昌子の背後からFWマルデク・マルドキアンがヘディングで叩きつけた。

「19番(マルドキアン)はもともと俺のマークだった」。そう悔やみながらも、決して下を向くことはなかった。「これまでJリーグでも何十回と失点に絡んできた。こんなこと言ったらなんだけど、(吉田)麻也くんもいっぱい失点に絡んで、今の立ち位置にいる。DFはやられて成長するポジション。またこれで成長できると思うし、クヨクヨしていても次につながらない」と力説した。

「いろんな人がこうやって上り詰めている。失点に絡んだことがないセンターバックは絶対にいない。大きな舞台になればなるほど、失点したときの重さがある。痛い思いをして強くなっていく」

 悪かった点も良かった点も含め、すべてが自分の糧になる。試合の中で徐々に右センターバックの吉田、左サイドバックのDF長友佑都との連係もスムーズになり、時間が経過するごとに最終ラインは安定した。

「後半の最後は僕と(吉田)麻也くん、僕と(長友)佑都くんの関係も確実に良くなっていた。『今のナイス』と言われて、こうすればいいのかという感覚も得られた」。そう手応えも語る24歳は「何十回、何百回と一緒にやっている選手じゃない。僕自身、(国際Aマッチは)3試合目。これから成長するうえで大きな一歩だったと思う」と、努めて前向きだった。

(取材・文 西山紘平)

【コラム】“硬さ”と反省の90分…昌子、2度目の代表先発は「成長への大きな一歩」

日本代表として通算3試合目の出場を果たした昌子源 [写真]=Getty Images

「鹿島でのプレーをいつも見てくれている人は、今日の俺がいつもと違うのかどうなのかわかるだろうでしょうけど。いつも通りにやろうとした結果が、今日のプレー。自分としては鹿島の時とは違ったし、“もっとできた”とも思うけど…」

 7日に行われたキリンチャレンジカップ 2017、先発メンバーに名を連ねたDF昌子源。鹿島アントラーズと同じ背番号「3」を纏い、サムライブルーの一員としてフル出場を果たした。日本代表では自身3度目のピッチ。「緊張はしていなかったけど」と言いつつ、「試合の入りは自分でも硬いと思った」と振り返る。「俺のマークミスです」という失点、そして1-1のドローという結果。無失点での勝利を求めていた25歳にとって、クラブで積み上げてきた実績と自信を胸に臨んだ90分は、悔しさの残るものとなった。

「敵が近くに感じたりしたんですよね。Jリーグでは敵が遠いから落ち着いてパスを出すところを、近いと思ってしまってパスを出してしまったりとか。あがっていたのかな。徐々に落ち着いてできてきましたけど」

 満員の東京スタジアムで、昌子は幾ばくかの違和感とともにプレーを続けていた。突破を図るアタッカーを“自らの間合い”に引き込み、駆け引きと対人の強さでボールを狩り取っていくセンターバックが、相手との距離感を見誤る――。本人は否定していたが、視野の確保や落ち着きがいつもの水準になかったという意味で、やはり「緊張」がそこにあったと言えるだろう。

 それでも昌子は「1対1になれば、自分自身がいつもやっていることを出せばいいと思っていた」と言うように、22分に見せたペナルティーエリア内でのスライディング・シュートブロックなど、自らの持ち味を発揮しながら時計の針を進めていった。センターバックの相棒・吉田麻也(サウサンプトン)との連係も時間を追うごとに向上していく。前半はスコアレス。満足のいく出来ではなくとも、最低限の「無失点」でハーフタイムを迎えた。

 だが、後半開始早々に落とし穴が待っていた。48分、シリアの右CK。ショートコーナーでプレーを再開され、ゴール前のマークにズレが生じた。次の瞬間、飛んできたクロス。昌子はヘディングでのクリアを試みて跳躍したが、ボールは頭上を越えていった。着地した時には、ゴールネットが揺れていた。

「19番は俺のマークだったから。背中には(存在を)感じていたし、届くと思った。でも、それが結果。そこを決めてくるのが高いレベルだと思います」

「俺のマークミスです」と昌子が振り返ったワンプレーで先制を許した日本代表。10分後、今野泰幸(ガンバ大阪)のゴールで同点に追い付いたが、逆転には至らなかった。ホームで1-1。鹿島で常々「どんな内容でも、勝てばいい」と話している背番号3は、求める結果を得られなかった90分を終えて「しっかりと反省しないといけない」と悔しさを滲ませた。

 だが、昌子の視線は前を向いていた。「くよくよしていても先がない。巻き戻しできるならしたいけど、できないものは仕方ないし。失点に絡んだことがないセンターバックはいないと思うし、こういう経験ができるのも試合に出たからこそ。痛い思いをして強くなっていくのだと思うので」。そして、こうも言った。「Jリーグで百何試合とやってきて感じたことだけど、(失点を)引きずったら絶対にやられる。そういう経験をしてきた。周りから何を言われようが、それ(引きずらないこと)を自分自身でできるのは成長だと思う」。


引き分けに終わり、悔しさを滲ませた [写真]=Getty Images

 2014年にクラブでレギュラーを掴んだ昌子。今でこそJリーグを代表するセンターバックの一人だが、「鹿島で出始めの頃もボロボロに言われたりとかもした」というように、そして本人が「一段上がって一段戻ったり、そういうサッカー人生だから」と振り返っているように、順風満帆な道のりかと言えば、そういうわけではない。「周りの目を気にしたりとか、なんでもかんでもネガティブに捉えることは終わったよ」という言葉は、苦しみの日々が存在したことを示すものでもある。

 2015年、鹿島の背番号3を纏い始めた当初、どこか不安定で“軽い”プレーが批判を浴びることもあった。チームの結果が伴わず、責任を抱えた時もあった。そして苦しみの末、昨季のJ1ベストイレブンという実績が示すとおりの実力を備えても、代表ではなかなか出場機会に恵まれずにいた。2015年3月31日のウズベキスタン代表戦が国際Aマッチデビュー戦だったが、2年以上が経った今、通算キャップ数はようやく「3」になったに過ぎない。

 そんな道のりを経て今があるからこそ、昌子が下を向くことはない。森重真人(FC東京)が不在の一戦、活躍すれば一気に定位置獲得が見えてくる――。大きな期待をかけられた中、すんなりと物事は運ばなかった。それでも昌子は「そんな中でも応援してくれる人がいる。活躍や堂々としている姿を見せられたらと思う」と奮起を誓う。

 2015年、2016年に刻んだキャップ数はそれぞれ「1」、そして今年もこれで「1」となった。昌子の次なるステップは「1」を「2」にすること。「これから成長していくうえで大きな一歩だったと思う」というシリア代表戦を経て、“二歩目”を踏み出すことができるだろうか。「切り替えて、次頑張ります」。その視線は6日後、テヘランで臨むイラク代表との一戦に向けられていた。

取材・文=内藤悠史

先発抜擢の昌子源、失点に絡むも前を向ける理由…「くよくよすることはない」

競り合う昌子 (C)Getty Images
(C)Getty Images


2017/06/08 5:15:32

シリア戦で先発出場した昌子源。無失点に抑えることはできなかったが、「やられた部分も成長に繋がる」と話して、ポジティブに捉えた。

日本代表は7日にキリンチャレンジカップ2017でシリア代表と対戦した。試合はシリアに先制されたものの、58分にMF今野泰幸が同点ゴールを決めて1-1で引き分けた。

先発出場したDF昌子源は、失点に絡んだことを悔やみながら、目線はすでに先を向いている。

シリア戦で先発に抜擢された昌子は試合後、「疲れました」という言葉から振り返ると、「緊張はしていなかったけど、堅いなって思った」と難しい立ち上がりとなったことを認めた。

また、一対一の守備に関してはいつもやっていることを続ける意識があったとしながら、連携不足が失点に繋がったと考えているようだ。それでも、切り替えることが必要と話す。

「失点シーンもショートコーナーからでしたし、あの19番はもともと俺のマークでした。でも、じゃあ、失点したからって、クヨクヨしていたら、また次もやられると思うし。僕自身、Jリーグで100試合以上出させてもらっているし、その間に何十回と僕は失点に絡んできているし、そのたびにくよくよすることはないと思うので」

さらに続けて、「よく鹿島でも言うんですけど、ディフェンスは良い部分があって成長するのもそうだけど、やられて成長するポジションではあると思うので。またひとつこれで成長できるのではないのかなと。くよくよしていても次には繋がらないし。もちろん、反省はしますけどね」と話し、失敗も自身の成長に繋がるとポジティブに捉えた。

今回は森重真人が選外となったことで、昌子にかかる期待は大きい。しかし、シリア戦だけに限れば、昌子がそういった期待に応えたとは言い難いだろう。次代を担う24歳のCBは「俺は今までそういう期待に応えられていない人間だった」と話しながらも、少しずつ上へ進んでいくことを自身に求めている。

「あんまり一気に成り上がった人じゃないから。失敗して失敗して、1段上がったら、また1段戻ったり。2段あがったら、1段戻ったり。試合に出て、どんどん成長していくと思うし、俺が鹿島の出始めなんて、最初から、ボロカス言われていたけど、そんなの1個1個気にしていたら、意味がないですし。そういうのも乗り越えて、そのなかでも応援してくれる人は絶対にいると思います。そういう人たちのためにももっともっと、活躍というか、堂々としている姿を見せられたらなって思います」

好パフォーマンスとはいかなかった昌子だが、“本番”であるイラク戦の出場を諦めることはない。「『もうイラク戦出られない』と投げやりになることほどかっこ悪いことはない」と話す昌子が見るのは上と自身の成長のみ。次のイラク戦では無失点で、下りた階段を再び一段と言わず、何段も駆け上がりたいところだ。

DF昌子「くよくよしていても」1失点反省も前向き
[2017年6月8日0時23分]


前半、相手選手と競り合う昌子(中央)(撮影・江口和貴)


前半、ボールをクリアする昌子(撮影・河野匠)


<国際親善試合:日本1-1シリア>◇7日◇味スタ

 約2年ぶりの先発でフル出場したDF昌子源(24)は、守備陣としての1失点を反省も、イラク戦(13日、テヘラン)へ前向きだった。

 後半3分、相手クロスボールに自身がマークしていたFWマルドキアンに競り負け、頭で決められた。だが、それ以外のプレーは安定。ゴール前でフェイントで揺さぶるマルドキアンを、体をクルリと反転させて右足で阻止するなど持ち味の1対1の強さを示した。攻撃でも縦パスからFW久保のシュートにつなげるなど起点にもなった。「入りは硬かったかなと思うけれど、徐々にリラックスできた。(長友)佑都くんと(吉田)麻也くんと連係も徐々に良くなったことは自分的には良かったこと。失点も、もともとはオレのマーク。DFはやられて成長するポジションだと思う。くよくよしていても次につながらない。反省はしますけれど」と手応えは得ていた。

昌子、イラク戦へ手応え「徐々に連係も良くなった」

後半、失点を許す吉田、昌子=味の素スタジアム(撮影・蔵賢斗)

 キリンチャレンジ杯(7日、日本1-1シリア、味スタ)センターバックとして鹿島での活躍を買われ、日本代表で3試合目の出場となった昌子は「最初は自分でも硬かったと思ったが、徐々に連係も良くなった」と、吉田や長友との守備ラインでイラク戦へ向けての手応えをつかんだようだ。

 失点シーンはクロスで頭を越され、マークするマルドキアンに決められたが「くよくよしても仕方がない。どうしてもDFは失点に絡むもので、やられてこそ成長できる」と前向きに話した。

昌子 経験不足露呈も前向き「DFはやられて成長する」
キリンチャレンジ杯 日本1―1シリア ( 2017年6月7日 味スタ )


<日本・シリア>後半、昌子(右から2人目)がヘディングできずマルドキアン(中央奥)にゴールを決められてしまう
Photo By スポニチ


 15年3月のキリン杯以来、2度目となる国際Aマッチの先発を果たした昌子が失点に絡んだ。後半3分、FWマルドキアンに背後に回り込まれて、ヘディングシュートを決められた。「俺のマークだった」と認めながら「失点してクヨクヨしてたら、またやられる。Jでも何十点でも失点している。DFはやられて成長する。反省はするけど」と切り替えて前を向いた。

 一方で確かな手応えもつかんだ。「入りは自分自身でも硬いな、と思った。徐々にリラックスできた」と振り返ったが、後半に入ると連係が向上。「後半は(吉田)麻也くんと(長友)佑都くんとの連係が確実に良くなってきた。感覚はつかめた。大きな一歩だと思う」とイラク戦に向けての収穫を口にした。
[ 2017年6月8日 05:30 ]

昌子「届くと思ったけど、届かなかった」失点に反省
2017年6月8日7時0分 スポーツ報知


後半3分、マルドキアン(左)の先制点を防げなかった昌子

 ◆キリンチャレンジカップ2017 日本1―1シリア(7日・東京スタジアム)

 DF昌子が前を向いた。15年3月31日、親善試合のウズベキスタン戦(東京ス)以来、2度目の先発。後半3分、マークを担当していたFWマルドキアンにクロスからヘディングを決められた。「届くと思ったけど、届かなかった。反省しないといけない」。

 DF森重真人(30)=F東京=に代わるDF吉田の相棒候補として起用された。「くよくよしていても先はない。鹿島ではセンターバックはこういう経験をして成長すると言われる。切り替えるしかない」と言い聞かせた。

 また、コンビを組んだ吉田は「鹿島で(昌子が)こんな感じというのはイメージできた。すりあわせてもっと良くしていきたい。そうするための今日のゲーム」と話した。

DF昌子、思い出の地で踏ん張った 失点絡むも「ディフェンスはやられて成長」

 厳しいチャージでボールを奪う昌子(右)

 「サッカー・国際親善試合、日本1-1シリア」(7日、味の素スタジアム)
 DF昌子源(24)=鹿島=とって思い出の地だったが、今回はほろ苦いものとなった。代表デビュー戦となった15年3月31日の親善試合ウズベキスタン戦以来の味の素スタジアム。左センターバックとしてDF吉田と初コンビを組んだが、後半3分に自陣左サイドから放り込まれた相手クロスに対して目測を誤り、FWマルドキアンに頭で決められた。失点に直接絡み3試合連続完封を逃した。
 吉田と森重が君臨していたセンターバックだったが、ハリルホジッチ監督は昌子の成長を促すため、「若い選手は経験ある選手をリスペクトしすぎる。良い雰囲気をもらたすトライもしている」と不調の森重を外して新たな競争をもたらした。
 昌子は「自分でも最初は硬いなと思った。ミスでやられたけど、ディフェンスはやられて成長する。これで成長できると思う」。国際Aマッチ3試合目の出場ながら、失点シーン以外は落ち着いた対応で、吉田の相棒として及第点の働きを見せた。次戦は真剣勝負の最終予選イラク戦が待ち受ける。


シリア戦後にコメントを発した日本代表の昌子源である。
失点に絡んだことを素直に認め、そして前向きに捉える。
プロたるもの、反省は必要としてもミスを長く引きずってはならぬもの。
ここは源の気持ちの切り替えと向上心が次に繋げてくれよう。
指揮官がフル出場させたということは、公式戦であるイラク戦も源に託すはず。
勝たねばならぬ難しいアウェイの戦いにて存在感を発揮するのだ。
期待しておる。

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この前向きな姿勢が入団当時4番手か5番手だった男を日本代表まで成長させたんですね。
本当に素晴らしい選手だと思います。

源ちゃんなら

大丈夫!
まだまだ伸びる!成長する!
イラク戦での活躍を期待している!
くれぐれも怪我の無いように!

いい歳のただのサラリーマン
だけど、レオシルバの笑顔の
記事とか、この昌子の記事とか
仕事で見習いたい姿勢だと
つくづく思います。
失点しても周りに檄を飛ばす
昌子は本当に頼もしいです。
代表でも活躍を楽しみにしてます。
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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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