ブラジル国籍選手の速さが増してきた、目の離せないスピーディーな展開が期待できそうだ
監督交代後、対照的な両者。鹿島は前半の猛攻で新潟をのみ込む
シーズン途中の監督交代は、どのチームにとっても避けたい事態だ。シーズン前の準備期間で馳せた夢は暗転し、全く違う現実が目の前に到来する。今節は、監督交代を余儀なくされたチーム同士の対戦となった。
石井 正忠前監督から大岩 剛監督に交代した鹿島は、監督交代後リーグ戦2連勝を飾っている。いずれも前半だけで3得点するなど攻撃面で目覚ましい改善が見られた。後半、トーンダウンする試合が続いているのは課題だが、水曜日の天皇杯2回戦もFCマルヤス岡崎を相手に前半で3得点を奪うと、後半も2得点を追加して相手を突き放した。
7月には優勝を争う柏、G大阪、FC東京と、1週間でアウェイ3試合を戦う厳しい条件での連戦が待っている。難しい試合を良い形で迎えるためにも、リーグ戦の連勝を伸ばしておきたい。しかし、 23日に監督として初めて誕生日を迎えた大岩監督は「次の試合のことしか考えられない。結果として良いシーズンになったらいい」と、目の前の試合に集中する姿勢を見せた。
対照的なのが三浦 文丈前監督から引き継いだ新潟の呂比須 ワグナー監督だ。就任初戦の札幌戦こそ1-0で勝利したものの、その後、仙台、C大阪、大宮と3連敗を喫してしまった。JリーグYBCルヴァンカップでも2連敗と苦しい戦いが続いていたが、水曜日の天皇杯2回戦ではバンディオンセ加古川を2-1で破り、久々に勝利の美酒を味わった。ただ、内容的には延長戦までもつれ込んだだけに、呂比須 ワグナー監督は「もちろん、良い内容で勝ちたかったのですが、悪い内容でも勝つことが大切ととらえなければなりません」ともろ手を挙げて喜ぶようなことはなかった。
両チームのリーグ戦での対戦成績は、11勝8分7敗と鹿島が4割以上の勝率を残しており、ここ5試合では4勝1分と圧倒する。チーム状況も鹿島優位に見えるが、選手に気を抜く気配はない。
大岩監督就任後は1失点に抑えているセンターバックの昌子 源は、「矢野(貴章)さんが戻ってきたり、個の能力を持っている選手がいる。ブラジル人選手もスピードがあって、一人で打開できる力があると聞いている。初めて対戦するので、やりながら癖をチームで共有したい」と話した。
激戦区のボランチでポジションをつかんだ感のある三竿 健斗も「前の選手は個人技があってスピードがある。あとはセットプレーが大事になる」と、相手の攻撃を警戒していた。
前線の選手の速さを生かした堅守速攻からゴールを狙う新潟に対し、鹿島も気候が暑くなるにつれて、ペドロ ジュニオールやレアンドロといったブラジル国籍選手の速さが増してきた。目の離せないスピーディーな展開が期待できそうだ。
[ 文:田中 滋 ]
大岩監督を取材したJリーグ公式の田中滋氏である。
「次の試合のことしか考えられない。結果として良いシーズンになったらいい」というコメントを取った。
7月の上位との過密三連戦を考慮することなく、この新潟戦に集中する様子。
また、三竿健斗は「前の選手は個人技があってスピードがある。あとはセットプレイが大事になる」と言う。
堅守速攻とセットプレイが新潟の戦術と分析しておる模様。
中盤の底で、カウンターを防ぎ、そしてセットプレイは高さにて弾き返すのだ。
「行ってこい」ではなく、鹿島のサッカーにて勝利を掴みたい。
楽しみな一戦である。

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シーズン途中の監督交代は、どのチームにとっても避けたい事態だ。シーズン前の準備期間で馳せた夢は暗転し、全く違う現実が目の前に到来する。今節は、監督交代を余儀なくされたチーム同士の対戦となった。
石井 正忠前監督から大岩 剛監督に交代した鹿島は、監督交代後リーグ戦2連勝を飾っている。いずれも前半だけで3得点するなど攻撃面で目覚ましい改善が見られた。後半、トーンダウンする試合が続いているのは課題だが、水曜日の天皇杯2回戦もFCマルヤス岡崎を相手に前半で3得点を奪うと、後半も2得点を追加して相手を突き放した。
7月には優勝を争う柏、G大阪、FC東京と、1週間でアウェイ3試合を戦う厳しい条件での連戦が待っている。難しい試合を良い形で迎えるためにも、リーグ戦の連勝を伸ばしておきたい。しかし、 23日に監督として初めて誕生日を迎えた大岩監督は「次の試合のことしか考えられない。結果として良いシーズンになったらいい」と、目の前の試合に集中する姿勢を見せた。
対照的なのが三浦 文丈前監督から引き継いだ新潟の呂比須 ワグナー監督だ。就任初戦の札幌戦こそ1-0で勝利したものの、その後、仙台、C大阪、大宮と3連敗を喫してしまった。JリーグYBCルヴァンカップでも2連敗と苦しい戦いが続いていたが、水曜日の天皇杯2回戦ではバンディオンセ加古川を2-1で破り、久々に勝利の美酒を味わった。ただ、内容的には延長戦までもつれ込んだだけに、呂比須 ワグナー監督は「もちろん、良い内容で勝ちたかったのですが、悪い内容でも勝つことが大切ととらえなければなりません」ともろ手を挙げて喜ぶようなことはなかった。
両チームのリーグ戦での対戦成績は、11勝8分7敗と鹿島が4割以上の勝率を残しており、ここ5試合では4勝1分と圧倒する。チーム状況も鹿島優位に見えるが、選手に気を抜く気配はない。
大岩監督就任後は1失点に抑えているセンターバックの昌子 源は、「矢野(貴章)さんが戻ってきたり、個の能力を持っている選手がいる。ブラジル人選手もスピードがあって、一人で打開できる力があると聞いている。初めて対戦するので、やりながら癖をチームで共有したい」と話した。
激戦区のボランチでポジションをつかんだ感のある三竿 健斗も「前の選手は個人技があってスピードがある。あとはセットプレーが大事になる」と、相手の攻撃を警戒していた。
前線の選手の速さを生かした堅守速攻からゴールを狙う新潟に対し、鹿島も気候が暑くなるにつれて、ペドロ ジュニオールやレアンドロといったブラジル国籍選手の速さが増してきた。目の離せないスピーディーな展開が期待できそうだ。
[ 文:田中 滋 ]
大岩監督を取材したJリーグ公式の田中滋氏である。
「次の試合のことしか考えられない。結果として良いシーズンになったらいい」というコメントを取った。
7月の上位との過密三連戦を考慮することなく、この新潟戦に集中する様子。
また、三竿健斗は「前の選手は個人技があってスピードがある。あとはセットプレイが大事になる」と言う。
堅守速攻とセットプレイが新潟の戦術と分析しておる模様。
中盤の底で、カウンターを防ぎ、そしてセットプレイは高さにて弾き返すのだ。
「行ってこい」ではなく、鹿島のサッカーにて勝利を掴みたい。
楽しみな一戦である。

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