新潟戦コメント
2017明治安田生命J1リーグ 第16節


鹿島アントラーズ:大岩 剛
前半、新潟の前からのプレスがすばらしく、まともに受けてしまい、なかなかコントロールできなかった。ハーフタイムに修正した。後は選手交代も含めて、新潟のうまくいっていないところをうまく突けたのではないかと思う。
Q.ハーフタイムの指示は、具体的にはどんな内容だったか?
A. ビルドアップの部分。こちらのセンターバックとボランチの関係。中盤の選手に対しては、いいポジショニングからビルドアップに参加していこうと話した。
Q. 前半うまくいかないなかでゼロに抑えて勝利した意義は?
A. 「こういうゲームはシーズンのなかで必ずある」と試合後、選手たちに話した。相手も難しい状態でゲームに入ってきているので、アグレッシブに来る。後半、交代選手を含めてリアクションがよかったので、そこは評価していると伝えた。
Q. 監督に就任してからリーグ戦3連勝となったが、その感想とアウェイの連戦に向けて。
A. 連勝に関しては、意識していない。「次の1試合」というスタンスでやっている。アウェイの連戦に関しても、もちろん連戦のマネージメントは大事だが、まずはアウェイの柏戦に向けて、この一週間で準備してきたい。


【ペドロ ジュニオール】
個人の力だけではなく、組織で点を取れている。今日の得点もCKから味方が競って、こぼれ球を良い形で押し込むことができた。今年はアウェイで結果が出て、ホームで結果が出ない時期が続いたけど、どちらでも結果を出せるようにしていきたい。
【レオ シルバ】
自分一人の力でピッチに戻ってきたわけではない。メディカルスタッフを中心にクラブ全体のサポートがあり、気にかけて声をかけてくれたサポーターの存在があって復帰できた。みんなに感謝したい。今日出場した時間は貴重なものになった。「大丈夫」ということをピッチで示せたし、プレーすることができて自信を深めることができた。
【昌子 源】
前半は苦しかった。相手がやりやすいような形で試合をしてしまったと思う。これで4連勝だけど、90分を通してずっと良い内容だった試合はなかった。内容も良くしていけるようにしないといけない。
【植田 直通】
前半は我慢して無失点で抑えていれば、前線が点を取ってくれると信じていた。セットプレーはチームとして狙っていた形を出せたと思う。これからまた連戦になるので、良い準備をしていきたい。
【中村 充孝】
前半は前線にうまくボールが入らなかったけど、シーズンを通してみればそういう試合もある。ネガティブに考える必要はなかった。セットプレーから点を取れて勢いが出たし、試合運びが楽になったと思う。
【三竿 健斗】
前半は相手が前からプレスに来ていた中で、中央でのプレーが増えてしまった。相手としても狙いやすかったと思う。もっとサイドに広げてから中央を使えれば良かった。フル出場が続いて、体力的にも慣れてきている。また次の試合に向けて一生懸命やるしかない。
新潟戦

本日行われたJ1 第16節 アルビレックス新潟戦は2-0で勝利しました。
第16節
2017年6月25日(日)18:34KO カシマ
[ 大岩 剛監督 ]
前半、アルビレックスさんの素晴らしい前からのプレスをまともに受けてしまって、なかなか自分たちがコントロールできなかった。ハーフタイムにそこを少し修正しまして、選手交代も含めて、アルビレックスさんのなかなかうまくいかないところを突けたんじゃないかと思います。
--ハーフタイムに相手のプレスに対してどのような指示をしたのでしょうか?
ビルドアップのところです。ウチのセンターバックとボランチの関係、あとは中盤の選手に対して、良いポジショニングからビルドアップに参加していこうという話をしました。
--前節、前々節は前半から圧倒する試合でした。今日みたいに前半をゼロに抑えて勝った意義、今までと違った手応えはどう感じていますか?
試合が終わったあと、選手にも言いましたけど、こういう試合はシーズンをとおして必ずあると。相手ももちろん難しい状態でゲームに入っていますから、アグレッシブに来ると。こういうゲームはシーズンをとおして必ずあるという話をして、あとは後半の交代選手を含めてのリアクションが良かったので、そこら辺は評価しているというふうに言いました。
--就任されてからリーグ戦3連勝に対する気持ちと、今後敵地での連戦が続きますが、そこについてお願いします。
連勝というものに対しては意識を置いていません。次の1試合、次の1試合というスタンスでやってきていますし、来週の連戦に対しても、もちろん連戦のマネジメントは大事だと思うんですけど、まずはレイソル戦に向けて良い準備をこの1週間でやっていくという話を選手にも言いました。
第16節
2017年6月25日(日)18:34KO カシマ
[ 中村 充孝 ]
前半、ちょっと体が重いみたいな感じでしたし、なかなかボールが前にうまいこと入らなかった。別にそれが悪いことじゃないと思う。年間をとおしてこういう試合があるということを理解した中で、逆にあの中で次はどうしないといけないかを整理できたと思う。そこまでネガティブに考える必要はないかと思います。
--1点取ってからはラクになった?
セットプレーで取れたのは、相手の一つのウイークポイントだったんで、それで入ったのはチーム的にも勢いがさらに出たし、ラクにはなったかなと思います。
--これで3連勝だが?
今日、いまはまだ「勝った」という感じでいいですけど、明日休んで次からまた連戦になるので、誰も3連勝ということには特別触れることはないんじゃないかと思います。
[ 昌子 源 ]
セットプレーは前半からルーズだなと思っていました。僕だけじゃなく、(山本)脩斗くんやナオ(植田 直通)のマークを含めて、ちょっとルーズだなと感じていました。後半もチャンスだな、と言っていました。(小笠原)満男さんには、誰に合わせる、という感じではなく、ちょっとアバウトなふんわりしたボールを蹴ってくれと言って。それどおりのボールが来て、相手にがっちりつかんでくる選手がいなかったので、ある程度ゆったり走っていける、助走を取らしてもらっていた。脩斗くんも打点が高かったし、あれを止めるのはなかなか難しい。そのあとペドロ(ジュニオール)もしっかり押し込んでくれた。
試合前に剛さん(大岩 剛監督)が言っていたんですけど、セットプレーでの失点が多いチームに対し、僕らはセットプレーでの得点が少ないと言っていたので、そこでしっかり取れるようにということだったので、1点目がセットプレーからで良かったなと思います。
流れを結果につなげられなかった新潟、連敗ストップならず
消化試合数が1試合少ないながらも上位を守る4位・鹿島と、最下位・新潟の対戦となった。ホームでの連勝を狙う鹿島は序盤から積極的にゴールを狙うが、パスミスが多く、決定的な場面を作り出せない。高い位置で相手ボールを奪う場面もあったが、次第に新潟にペースが移っていく。
その要因となったのが、右MFに入った矢野 貴章の闘志あふれるプレーの連続。自陣からのロングボールに競り勝って攻撃につなげるだけでなく、ボールを持てば躍動感あふれる動きで仕掛け、気迫みなぎる動きでゴールを目指す。その姿に触発されたように、新潟のイレブンも最下位とは思えないパフォーマンスを見せるようになる。
前半、最大の決定機は新潟。23分に矢野がキープしたボールを受けた加藤 大が左足を振り抜くと、糸を引くような弾丸シュートはクロスバーを直撃。さらに、こぼれ球に反応したホニがヘディングシュートを放つも、これはGKクォン スンテの胸の中に収まった。
なかなかボールを落ち着かせることができなかった鹿島は、右サイドに中村 充孝が回った時間帯に巻き返す。ここ2試合のようなコンビネーションプレーがようやく見られるようになるが、なかなかシュートが放てない。
逆に新潟の右サイドから、ホニと原 輝綺のパス交換から原に突破を許すと、鋭いクロスをゴール前に蹴り込まれる。逆サイドから走り込んでいた矢野がスライディングをしながらシュートを試みるも、一歩届かない。
総じて前半45分は新潟が優位に試合を進めることとなった。
前半のパフォーマンスに呂比須 ワグナー監督も「前半は良かった。守備は引き続き人に厳しく、早めに準備しよう」と、満足を示す。同時に「後半、相手は激しく来るぞ。われわれはもっと集中しよう。オーガナイズを忘れず、前へ向かおう」とゲキを飛ばす。
その言葉どおり、新潟の選手たちの意欲はますます強くなる。鹿島のビルドアップが安定しないところを突き、ホニが鹿島ディフェンスラインの裏に抜け出すも、中央に走り込んだ山崎 亮平へのクロスが合わず、前半同様に決定機をものにできない。
すると、鹿島がセットプレーからチャンス。57分、小笠原 満男が蹴った右CKに山本 脩斗が頭で合わせたシュートはGK守田 達弥に防がれたものの、こぼれ球をペドロ ジュニオールが突き刺し、鹿島が先制に成功する。
失点による気落ちが目立つ新潟に対して、鹿島は攻撃の手を緩めない。土居 聖真に代えて金崎 夢生を投入するなど、さらにゴールを狙いにいく。75分、カウンターからペドロ ジュニオールがボールを運ぶと、レアンドロにスルーパスを通す。これをレアンドロが流し込み、新潟を突き放した。
その後、ケガでしばらく戦列を離れていたレオ シルバが復帰するなど、狙いどおりの形で勝利を収めた鹿島が、監督交代後リーグ戦3連勝を飾った。逆に、新潟は連敗が止まらず4連敗。失点するまでの良い内容を結果に結び付けることができなかった。
[ 文:田中 滋 ]
【鹿島 vs 新潟】ペドロの2戦連発弾!
2017年6月25日(日)

前半は互いに得点なく迎えた57分、鹿島はペドロ ジュニオール(写真中央)の2試合連続ゴールで先制する。ペドロ ジュニオールは今季4点目のゴールとなった。
【鹿島 vs 新潟】レアンドロがリードを広げる!
2017年6月25日(日)

1点リードの鹿島は75分、大岩剛監督就任からレギュラーに定着しつつあるレアンドロ(写真)のゴールでリードを2点に広げる!
鹿島が大岩体制3連勝!!最下位・新潟は今季2度目の4連敗…
17/6/25 20:43

FWペドロ・ジュニオールは1ゴール1アシストの活躍
[6.25 J1第16節 鹿島2-0新潟 カシマ]
鹿島アントラーズはホームでアルビレックス新潟に2-0で勝利し、大岩剛新監督就任後、無傷の3連勝を飾った。一方、最下位の新潟は今季2度目の4連敗。呂比須ワグナー新監督の初陣こそ勝利を飾ったが、その後は4試合連続で勝ち点を挙げられずにいる。
前半はアウェーの新潟がリズムよく試合を進めた。前半23分、左クロスを逆サイドでおさめたMF矢野貴章がマイナスに落とし、MF加藤大が左足ミドルで狙ったが、クロスバーを直撃。同40分には左サイドからDF堀米悠斗がグラウンダーの鋭いクロスを入れ、矢野が飛び込んだが、わずかに届かず、前半はスコアレスで折り返した。
すると後半12分、劣勢だった鹿島がセットプレーを生かして先制する。MF小笠原満男の右CKからDF山本脩斗が打点の高いヘディングシュート。GK守田達弥が弾いたボールをゴールライン上の矢野が蹴り出そうとするが、クリアは小さくなり、目の前のFWペドロ・ジュニオールが左足で押し込んだ。
2試合連続ゴールとなったペドロ・ジュニオールはその後も躍動。後半25分、高い位置でDFソン・ジュフンからボールを奪ってそのままPA内に切れ込むが、右足のシュートはGK守田の好セーブに阻まれる。それでも同30分、中央をドリブルで持ち上がったペドロ・ジュニオールのスルーパスに抜け出したMFレアンドロが右足で流し込み、2-0とリードを広げた。
後半37分からは小笠原に代わって負傷明けのMFレオ・シルバが途中出場。左膝半月板を損傷した5月14日の神戸戦以来、4試合ぶりの復帰を古巣戦で果たし、2-0の完封勝利に貢献した。大岩監督就任後、3連勝と勢いに乗る鹿島に、頼もしいダイナモも復活。首位の座も射程圏内に捉え、王者が反攻体勢を整えつつある。
鹿島が大岩監督就任後3連勝! ペドロ&レアンドロ弾で新潟撃破

先制点を決めたペドロ・ジュニオール [写真]=Getty Images for DAZN
2017明治安田生命J1リーグ第15節が25日に行われ、鹿島アントラーズとアルビレックス新潟が対戦した。
前半22分、新潟が決定機を迎える。鹿島のクリアが中途半端になり、中央で待ち構える加藤大のもとへ。ダイレクトで打ったシュートはクロスバーを直撃。こぼれ玉をホニがヘディングで狙うがキーパー正面にいってしまい、先制はできなかった。
鹿島は圧倒的にボールを支配するが得点には結びつけられず、前半をスコアレスで終えた。
試合が動いたのは57分、鹿島が得たコーナーキックを山本脩斗が打点の高いヘディング。これは弾かれるがこぼれ球をペドロ・ジュニオールが押し込んでホームの鹿島が先制した。
攻める鹿島は75分に追加点。中央でペドロ・ジュニオールがドリブルを仕掛け、ペナルティエリア内にスルーパスを送る。抜け出したレアンドロが右足で冷静に流し込んでリードを拡げた。
新潟はカウンターを中心に反撃を試みるが、ロスタイム5分を含め鹿島がしっかりと守り切り、監督交代後3連勝を飾った。
次節、鹿島は7月2日にアウェイで柏レイソルと、新潟は1日にホームでジュビロ磐田と対戦する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 2-0 アルビレックス新潟
【得点者】
1-0 57分 ペドロ・ジュニオール(鹿島)
2-0 75分 レアンドロ(鹿島)
鹿島が2発快勝で3連勝! 大岩監督の就任以来負けなし! 新潟は最下位脱出ならず
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年06月25日
前半は新潟の攻勢に苦しむも、後半は盤石の戦い。

P・ジュニオールは1ゴール・1アシストと全得点に絡む活躍を見せた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)
[J1リーグ16節]鹿島 2-0 新潟/6月25日/カシマ
大岩監督の就任以来、リーグ戦2連勝と好調を維持する鹿島は怪我から復帰のレオ・シルバがベンチ入りを果たした。一方で最下位に沈む新潟は、前節に引き続き、DFの矢野貴章を右サイドハーフ、そしてボランチの原輝綺を右サイドバックで起用した。
新潟は22分、ペナルティエリア付近から加藤大が左足を振り抜くとボールはクロスバーを直撃。こぼれ球にホニが反応するが、GKクォン・スンテに防がれる。
鹿島は34分、CKのこぼれ球を中村充孝が狙うもボールは枠を捉えきれない。
新潟は39分、左サイドから堀米悠斗がグラウンダーで鋭いクロスを供給する。矢野貴章がスライディングで狙うも合わせられない。前半はスコアレスで折り返した。
後半に入り57分、右からのCKに山本脩斗がヘディングシュート。新潟守備陣が一度は弾くも、こぼれ球をペドロ・ジュニオールが詰めて鹿島が先制する。
先制を許した新潟は66分、チアゴ・ガリャルドを下げ、成岡翔をピッチに送り込む。
しかし、鹿島が押し込む場面が続く。70分、ソン・ジュフンからボールをカットしたP・ジュニオールが強烈なシュートを放つがGK守田達弥のセーブに遭う。
そして75分、P・ジュニオールのスルーパスに抜け出したレアンドロが右足で流し込み、鹿島がリードを広げる。82分には小笠原満男に代え、L・シルバを投入した。
前半は鹿島を押し込む場面も見られた新潟だが、後半は逆に押し込まれる時間帯が続き、なかなかチャンスを作るには至らない。
試合はそのまま2-0で終了。前半は苦しんだ鹿島だが、後半は盤石の戦いを見せ、3連勝で大岩監督就任以来負けなしをキープした。一方の新潟は、後半に息切れして勝点を伸ばせず、最下位脱出はならなかった。
【鹿島】3連勝にも浮かれる様子はなし。黄金期を知る新指揮官は"次の勝利"に飢えている>
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年06月26日
ハーフタイムに修正し、後半に2得点。

新潟戦ではP・ジュニオール(右)とレアンドロ(11番)がゴールを挙げた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)
[J1リーグ16節]鹿島2-0新潟/6月25日/カシマ
就任後から土付かずのリーグ3連勝を達成した鹿島の大岩剛監督が、新潟戦後に手応えを語った。
鹿島の公式HPによれば、前半は「新潟の前からのプレスをまともに受けてしまい、なかなかコントロールできなかった」が、ハーフタイムにこれを修正。特にビルドアップでの「センターバックとボランチの関係」を改善し、「中盤の選手に対しては、良いポジショニングからビルドアップに参加していこうと話した」という。
そうして挑んだ後半は攻撃が円滑になり、57分にペドロ・ジュニオール、75分にレアンドロがゴールを奪う。見事にチームを導いた指揮官の手綱さばきが光った。
ただ、リーグ3連勝にも浮かれた様子はなく、「連勝に関しては、意識していない。『次の1試合』というスタンスでやっている」と冷静そのものだ。選手として黄金期を経験した新指揮官は、一喜一憂せず次の勝利に集中している。
前半は耐える形となり、それを采配にて修正して完封勝利したことが伝わってくる。
鹿島の連綿と続く鹿島のスカウティングが光る。
大岩体制となり公式戦三連勝は前半のうちに試合を決める楽な展開であった。
それが、この新潟戦では良いようにやられ、苦しい前半だったことは明らか。
それを耐えきり、零封に抑えた守備陣と、後半に修正して勝ったことの収穫は大きい。
また、交代で入るサブ組の豪華さも今季の鹿島の選手層を象徴しておる。
チームはこの勝利で大きく成長した。
次なるアウェイ過密三連戦に向けて勢いが増したであろう。
首位討ちに向けて準備したい。
次節が楽しみである。

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