fc2ブログ

猛獣へ。中断明けのJ1リーグ、土居の覚悟に目を凝らそう

猛獣使いから猛獣へ。25歳、土居聖真の覚悟「結果にこだわる」

シーズン後半戦、土居聖真の獲得に注目が集まる

中川文如
朝日新聞。2010、14年W杯、07、15年アジア杯などを現地で取材。ゆるくつぶやいています(ツイッターアカウント:@nakagawafumi)。


「もう、猛獣使いになるのはやめた。俺が猛獣になるよ」

 鹿島アントラーズの土居聖真が、意を決したように言った。22日の明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ・セビージャFC戦後のミックスゾーンだ。

 ドリブルと加速に非凡な才を秘めながら、強引より確実を選択しがちなアタッカー。コンディションを落とした影響もあり、J1リーグではここ3試合、ベンチスタートが続いていた。この夜も62分からの出場だった。

 一念発起、猛獣使いから猛獣へ。ペドロ・ジュニオールや金崎夢生ら、向こうっ気の強い攻撃陣を生かすつなぎ役に徹するのではなく、リスクを取って自ら仕掛ける。そんな変化を示すプレーが87分にあった。

 逆襲からこぼれ球を拾い、左タッチライン際を疾走。切り返してペナルティーエリアに進入。眼前には2人のDFがいたが、躊躇なく右足を振り抜いた。シュートはゴール左下へ。枠をとらえ、惜しくもGKにはじかれた。

 以前の土居なら近くの同僚にパスを戻していた場面。「ぐいぐい、いったでしょ? もう、失うものはないから。FWである以上、ゴールをめざす、結果にこだわる。そういう積極性が、やっぱり自分には足りなかった」

 ずっと、わかってはいた。

 我を出していい、出すべき場面で出せない。2013年にレギュラーに抜擢してくれた恩師、トニーニョ・セレーゾ監督からは「シュートは打たなきゃ入らない」と口酸っぱく諭された。周りを気づかえる性格がピッチでは災いし、自分で奪ったPKのキッカーを同い年の柴崎岳(現・ヘタフェ)に譲ってしまった試合も。「結局、土居聖真って選手は気持ちの問題なんです」。自虐的に嘆いたことがある。

 悩み、吹っ切れたと思ったら、またいつのまにか積極性が薄れていく。葛藤と戦いながら、気がつけば25歳だ。日本代表スタッフから熱い視線を注がれた時期もある逸材、もう若くはない。今度こそ。殻を破る、機は熟しているはずだ。

「いまは、すべてを前向きにとらえるようにしている。先発から外れたのも、新たなハングリー精神が芽生えるきっかけだと」。大岩剛監督から「体、重いんじゃない?」と言葉をかけられ、こう返したという。「また(先発で)使いたいって考えてもらえるように頑張るんで、平等に見てください」

 猛獣へ。中断明けのJ1リーグ、土居の覚悟に目を凝らそう。

文=中川文如


セビージャ戦後の聖真について取材したサッカーキングの中川氏である。
「もう、猛獣使いになるのはやめた。俺が猛獣になるよ」という言葉を引き出しておる。
これまで、FWとしては淡泊な印象をもたれがちだった聖真であるが、これからは強引さを前面に出していく旨を表明した格好である。
有言実行というわけではないが、試合終了間際には、左サイドをドリブルで切り裂き、切り返して左足でのシュートを放った。
枠を捉えたもののGKに弾かれたが、スタジアムは一気に盛り上がったことは言うまでもない。
聖真が「猛獣」となった瞬間である。
これからも多くのシュートシーンを魅せてくれよう。
聖真の躍動を楽しみにスタジアムに向かう。
楽しみな選手である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

コメントの投稿

非公開コメント

聖真に猛獣という言葉はちょっと違和感がありますが、意識改革は頼もしく思います。
モハメドアリの名言、蝶のように舞い蜂のように刺す、が聖真らしいです。
華麗なるスナイパーとして、後半戦のゴール量産を期待してます。

しょうま、あべ君、あつたかに、レアンドロが並んでペドロか金崎が前にいたらハンパないことになりそうですね!
プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

カレンダー
01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク