常勝軍団は常に“神様”の教えを胸に戦う
ジーコ氏5年ぶり鹿島訪問、小笠原&曽ケ端とハグ
[2017年8月18日7時20分 紙面から]

小笠原(右)、曽ケ端(左)と記念撮影をするジーコ氏(撮影・足立雅史)
鹿島アントラーズを常勝軍団に導いた元日本代表監督のジーコ氏(64)が17日、茨城・鹿嶋市内の古巣クラブハウスを約5年ぶりに訪問した。
練習終了間際にグラウンドに入ると、教え子のMF小笠原やGK曽ケ端と抱擁し、選手らに約10分の青空ミーティング。「今年も1位にいるが、最後まで継続していくことは難しいけれど、みんなで力を合わせてやってほしい。私の示したことが浸透していることは、数多くの賞やタイトルより価値があり、誇り」と連覇を厳命した。約700人のサポーターとも交流。小笠原も「有り難いし、うれしい。年末に良い報告をしないと意味がない」と感謝した。
鹿島に5年ぶり神様来た!全世代に“ジーコイズム”注入

鹿島のユースチームを激励したジーコ氏(中央)。選手たちは“神様”を前にガチガチ!? (撮影・一色伸裕)
鹿島OBで元日本代表監督のジーコ氏(64)が17日、古巣のクラブハウスを約5年ぶりに訪問し、リーグ首位のトップチームの選手たちに2連覇を厳命した。同氏はさらに、下部組織のジュニア、ユースチームの選手も激励。勝利にこだわる“ジーコイズム”を伝授するなど、常勝軍団の礎を築いた自身の哲学をすべての世代に注入した。

ジーコ氏(左)は1999年総監督時代の愛弟子、小笠原(中央)と曽ケ端との再会を喜んだ
64歳の“神様”が精力的に動いた。2012年9月以来、約5年ぶりに古巣のクラブハウスを訪れたジーコ氏。トップチームへのあいさつを済ませると、同じ敷地内にいたジュニア、ユースの下部組織を異例の見学。選手たちを集め、晴天の下でそれぞれ約10分の熱弁を振るった。
「このクラブは常に勝つことを求められている。相手を上回るためのものを日々の練習で身につけ、チャンスを手にするために努力をしろ!!」
ジュニア、ユース世代にとって、ジーコ氏はカシマスタジアム前に立つ銅像-の印象が強い。その“神様”が目の前にいる。あぜんとする次世代のスター候補たちに“ジーコイズム”を惜しみなく注入した。鹿島は昨年、クラブ創設25周年を迎え、計19冠を誇る。常勝軍団の礎を築いたレジェンドの“金言”に、選手らは直立不動で聞き入った。「トップチームで活躍することを願っている」。別れ際の言葉に、誰もが鳥肌を立てた。

古巣クラブハウスを訪問したジーコ氏(中央)は約10分、選手たちを激励した
もちろん、子供たちだけではない。リーグ首位のトップチームにも活を入れた。主将MF小笠原やGK曽ケ端らと旧交を温め、その後に約10分間訓示。小笠原は、「『首位に立つだけでなく、最終的に1位になっていないと意味がない』といわれた」。前節13日の川崎戦に1-3で敗れたチームにリーグ2連覇を厳命した。
リーグ戦は既に後半戦に突入し、19日にはホームに13位の清水を迎える。ジーコ氏からトップチームへ伝えられた勝者のメンタリティーは、さらに若い世代へと継承され、強者を育む。常勝軍団は常に“神様”の教えを胸に戦う。 (一色伸裕)
ジーコイズム
元ブラジル代表で世界的スーパースター、ジーコ氏の強いメンタリティー。同氏は、1991年に鹿島の前身で、当時アマチュアチームだった住友金属に入団。Jリーグ元年(93年)の加盟は「99.9999%不可能」といわれた茨城県の片田舎のクラブをJ初年度前期優勝に導いた。その後も「勝利に対する執着心」を植え付け、計19冠で常勝軍団と呼ばれる強豪クラブの礎を築いた。
ジーコ氏、古巣鹿島にカツ「勝つことの重要性常に追求して」

練習場を訪れ、小笠原(中央)、曽ケ端(右)と談笑するジーコ氏
Photo By スポニチ
“神様”のカツが、首位に立つ鹿島の空気を引き締めた。2戦ぶりの白星を目指す、19日の清水戦を前に、クラブの礎を築いたジーコ氏がクラブハウスを訪問。約700人のファンが待つ練習場に笑顔で足を踏み入れた。真っ先に駆けつけた教え子のMF小笠原、GK曽ケ端と熱く抱擁。練習後には全選手を集めて約10分間熱弁した。
「このクラブは、大会に出場するためではなく、大会に勝つために出場するということを忘れないでほしい。勝つことの重要性、タイトルを獲ることの意味を、常に追求してほしい」。クラブの哲学ともいえるジーコ氏の言葉は選手にも響いた。「年末に1位じゃないと意味がない。最後にいい報告を(ジーコ氏に)しないといけない」と小笠原。連覇に向けた大きな後押しとなりそうだ。
[ 2017年8月18日 05:30 ]
【鹿島】ジーコ氏が5年ぶり古巣訪問「タイトル追求して」
2017年8月18日6時0分 スポーツ報知

鹿島のクラブハウスを訪れたジーコ氏(中央)は、練習場でイレブン、スタッフに語りかける(カメラ・酒井 悠一)

ジーコ氏(左)と再会し抱き合う鹿島・小笠原
鹿島OBで元日本代表監督のジーコ氏(64)が17日、12年9月以来5年ぶりに古巣の鹿島を訪問し、J1連覇となる9度目の優勝を厳命した。
ジーコ氏は紅白戦が終了した午前11時40分ごろクラブハウスに到着した。チームカラーの赤いポロシャツ姿。教え子のMF小笠原満男、GK曽ケ端準(ともに38)らと抱擁した後、約10分間選手を叱咤(しった)激励し、改めて“ジーコ魂”を注入した。
「大会は参加するのではなく、勝つために出場するということを忘れないでほしい。勝つことの重要性、タイトルを取ることの意味を追求してほしい。今年も(J1で)1位にいる。最後まで1位でいるのは難しいが、それを皆で継続させてほしい」
1991年に前身の住友金属に入団し、「勝利に徹する姿勢」を植え付けて常勝軍団にしたレジェンドの言葉は響いた。小笠原は「ずっと強いチームでいなければいけないと思います」と決意を新たにしていた。13日に川崎に敗れ、大岩監督就任からの不敗記録は9試合でストップ。日本代表DF昌子源(24)は「このタイミングなんで、負けられない理由が増えました」と19日のホーム・清水戦必勝を誓っていた。
ジーコ氏、J1鹿島訪問 勝ち続ける重要性説く
連覇へ「力合わせて」

古巣のJ1鹿島を訪れ小笠原や曽ケ端と談笑するジーコ氏(左から2人目)。左端は古川GKコーチ=クラブハウスグラウンド
J1鹿島の草創期を選手や総監督などで支え、常勝軍団の礎を築いたジーコ氏が17日、鹿島のクラブハウスを訪れた。選手やスタッフらと旧交を温めるとともに、勝ち続ける重要性を説いた。
午前練習中のグラウンドに姿を見せると、直接教えを受けた小笠原と曽ケ端のベテラン2人が駆け寄ってあいさつした。練習後には選手、スタッフの前でジーコ氏は「勝つことの重要性、タイトルを取ることの意味を追求していってほしい」などと激励。かつて鹿島を強豪に育てた哲学を、再び選手らに吹き込んだ。
トップチームの練習が終わると隣のグラウンドで練習していたジュニアとユースの様子を見学。下部組織の選手たちにも「一人一人の健闘を願ってます」と言葉を掛けた。
サポーターは約700人が集まり「SPIRIT OF ZICO」(ジーコ精神)と書かれた巨大な横断幕をスタンドに掲げ、大歓迎した。ジーコ氏はサイン攻めにあったが、できる限り応じていた。
ジーコ氏が鹿嶋市を訪れたのは、2014年7月にカシマスタジアムで試合を観戦して以来。久々の再開に小笠原は「わざわざ鹿嶋に来てくれてうれしい。勝利を報告しないといけないので、ずっと強いチームでいなきゃいけない」と誓った。
鹿島は現在リーグ戦で首位を走る。ジーコ氏は「最後を1位で終わるのは難しいが、みんなで力を合わせてやってほしい」と連覇を期待した。
ジーコ氏は15日のスルガ銀行チャンピオンシップ浦和-シャペコエンセ(ブラジル)戦観戦のため、10日から17日までの予定で来日していた。
(藤崎徹)
ジーコの鹿島来訪について報じる各紙である。
特にサンスポは大きく誌面を割き、一色記者がペンを奔らせておる。
「このクラブは常に勝つことを求められている。相手を上回るためのものを日々の練習で身につけ、チャンスを手にするために努力をしろ!!」。
この場にいたユース世代も含めたメンバーは、金言を賜った。
また、報知は源のコメントを取った。
「このタイミングなんで、負けられない理由が増えました」と語る。
もう一つも負けてはならぬ。
勝利を積み重ねて最後に笑おうではないか。
期待しておる。

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[2017年8月18日7時20分 紙面から]

小笠原(右)、曽ケ端(左)と記念撮影をするジーコ氏(撮影・足立雅史)
鹿島アントラーズを常勝軍団に導いた元日本代表監督のジーコ氏(64)が17日、茨城・鹿嶋市内の古巣クラブハウスを約5年ぶりに訪問した。
練習終了間際にグラウンドに入ると、教え子のMF小笠原やGK曽ケ端と抱擁し、選手らに約10分の青空ミーティング。「今年も1位にいるが、最後まで継続していくことは難しいけれど、みんなで力を合わせてやってほしい。私の示したことが浸透していることは、数多くの賞やタイトルより価値があり、誇り」と連覇を厳命した。約700人のサポーターとも交流。小笠原も「有り難いし、うれしい。年末に良い報告をしないと意味がない」と感謝した。
鹿島に5年ぶり神様来た!全世代に“ジーコイズム”注入

鹿島のユースチームを激励したジーコ氏(中央)。選手たちは“神様”を前にガチガチ!? (撮影・一色伸裕)
鹿島OBで元日本代表監督のジーコ氏(64)が17日、古巣のクラブハウスを約5年ぶりに訪問し、リーグ首位のトップチームの選手たちに2連覇を厳命した。同氏はさらに、下部組織のジュニア、ユースチームの選手も激励。勝利にこだわる“ジーコイズム”を伝授するなど、常勝軍団の礎を築いた自身の哲学をすべての世代に注入した。

ジーコ氏(左)は1999年総監督時代の愛弟子、小笠原(中央)と曽ケ端との再会を喜んだ
64歳の“神様”が精力的に動いた。2012年9月以来、約5年ぶりに古巣のクラブハウスを訪れたジーコ氏。トップチームへのあいさつを済ませると、同じ敷地内にいたジュニア、ユースの下部組織を異例の見学。選手たちを集め、晴天の下でそれぞれ約10分の熱弁を振るった。
「このクラブは常に勝つことを求められている。相手を上回るためのものを日々の練習で身につけ、チャンスを手にするために努力をしろ!!」
ジュニア、ユース世代にとって、ジーコ氏はカシマスタジアム前に立つ銅像-の印象が強い。その“神様”が目の前にいる。あぜんとする次世代のスター候補たちに“ジーコイズム”を惜しみなく注入した。鹿島は昨年、クラブ創設25周年を迎え、計19冠を誇る。常勝軍団の礎を築いたレジェンドの“金言”に、選手らは直立不動で聞き入った。「トップチームで活躍することを願っている」。別れ際の言葉に、誰もが鳥肌を立てた。

古巣クラブハウスを訪問したジーコ氏(中央)は約10分、選手たちを激励した
もちろん、子供たちだけではない。リーグ首位のトップチームにも活を入れた。主将MF小笠原やGK曽ケ端らと旧交を温め、その後に約10分間訓示。小笠原は、「『首位に立つだけでなく、最終的に1位になっていないと意味がない』といわれた」。前節13日の川崎戦に1-3で敗れたチームにリーグ2連覇を厳命した。
リーグ戦は既に後半戦に突入し、19日にはホームに13位の清水を迎える。ジーコ氏からトップチームへ伝えられた勝者のメンタリティーは、さらに若い世代へと継承され、強者を育む。常勝軍団は常に“神様”の教えを胸に戦う。 (一色伸裕)
ジーコイズム
元ブラジル代表で世界的スーパースター、ジーコ氏の強いメンタリティー。同氏は、1991年に鹿島の前身で、当時アマチュアチームだった住友金属に入団。Jリーグ元年(93年)の加盟は「99.9999%不可能」といわれた茨城県の片田舎のクラブをJ初年度前期優勝に導いた。その後も「勝利に対する執着心」を植え付け、計19冠で常勝軍団と呼ばれる強豪クラブの礎を築いた。
ジーコ氏、古巣鹿島にカツ「勝つことの重要性常に追求して」

練習場を訪れ、小笠原(中央)、曽ケ端(右)と談笑するジーコ氏
Photo By スポニチ
“神様”のカツが、首位に立つ鹿島の空気を引き締めた。2戦ぶりの白星を目指す、19日の清水戦を前に、クラブの礎を築いたジーコ氏がクラブハウスを訪問。約700人のファンが待つ練習場に笑顔で足を踏み入れた。真っ先に駆けつけた教え子のMF小笠原、GK曽ケ端と熱く抱擁。練習後には全選手を集めて約10分間熱弁した。
「このクラブは、大会に出場するためではなく、大会に勝つために出場するということを忘れないでほしい。勝つことの重要性、タイトルを獲ることの意味を、常に追求してほしい」。クラブの哲学ともいえるジーコ氏の言葉は選手にも響いた。「年末に1位じゃないと意味がない。最後にいい報告を(ジーコ氏に)しないといけない」と小笠原。連覇に向けた大きな後押しとなりそうだ。
[ 2017年8月18日 05:30 ]
【鹿島】ジーコ氏が5年ぶり古巣訪問「タイトル追求して」
2017年8月18日6時0分 スポーツ報知

鹿島のクラブハウスを訪れたジーコ氏(中央)は、練習場でイレブン、スタッフに語りかける(カメラ・酒井 悠一)

ジーコ氏(左)と再会し抱き合う鹿島・小笠原
鹿島OBで元日本代表監督のジーコ氏(64)が17日、12年9月以来5年ぶりに古巣の鹿島を訪問し、J1連覇となる9度目の優勝を厳命した。
ジーコ氏は紅白戦が終了した午前11時40分ごろクラブハウスに到着した。チームカラーの赤いポロシャツ姿。教え子のMF小笠原満男、GK曽ケ端準(ともに38)らと抱擁した後、約10分間選手を叱咤(しった)激励し、改めて“ジーコ魂”を注入した。
「大会は参加するのではなく、勝つために出場するということを忘れないでほしい。勝つことの重要性、タイトルを取ることの意味を追求してほしい。今年も(J1で)1位にいる。最後まで1位でいるのは難しいが、それを皆で継続させてほしい」
1991年に前身の住友金属に入団し、「勝利に徹する姿勢」を植え付けて常勝軍団にしたレジェンドの言葉は響いた。小笠原は「ずっと強いチームでいなければいけないと思います」と決意を新たにしていた。13日に川崎に敗れ、大岩監督就任からの不敗記録は9試合でストップ。日本代表DF昌子源(24)は「このタイミングなんで、負けられない理由が増えました」と19日のホーム・清水戦必勝を誓っていた。
ジーコ氏、J1鹿島訪問 勝ち続ける重要性説く
連覇へ「力合わせて」

古巣のJ1鹿島を訪れ小笠原や曽ケ端と談笑するジーコ氏(左から2人目)。左端は古川GKコーチ=クラブハウスグラウンド
J1鹿島の草創期を選手や総監督などで支え、常勝軍団の礎を築いたジーコ氏が17日、鹿島のクラブハウスを訪れた。選手やスタッフらと旧交を温めるとともに、勝ち続ける重要性を説いた。
午前練習中のグラウンドに姿を見せると、直接教えを受けた小笠原と曽ケ端のベテラン2人が駆け寄ってあいさつした。練習後には選手、スタッフの前でジーコ氏は「勝つことの重要性、タイトルを取ることの意味を追求していってほしい」などと激励。かつて鹿島を強豪に育てた哲学を、再び選手らに吹き込んだ。
トップチームの練習が終わると隣のグラウンドで練習していたジュニアとユースの様子を見学。下部組織の選手たちにも「一人一人の健闘を願ってます」と言葉を掛けた。
サポーターは約700人が集まり「SPIRIT OF ZICO」(ジーコ精神)と書かれた巨大な横断幕をスタンドに掲げ、大歓迎した。ジーコ氏はサイン攻めにあったが、できる限り応じていた。
ジーコ氏が鹿嶋市を訪れたのは、2014年7月にカシマスタジアムで試合を観戦して以来。久々の再開に小笠原は「わざわざ鹿嶋に来てくれてうれしい。勝利を報告しないといけないので、ずっと強いチームでいなきゃいけない」と誓った。
鹿島は現在リーグ戦で首位を走る。ジーコ氏は「最後を1位で終わるのは難しいが、みんなで力を合わせてやってほしい」と連覇を期待した。
ジーコ氏は15日のスルガ銀行チャンピオンシップ浦和-シャペコエンセ(ブラジル)戦観戦のため、10日から17日までの予定で来日していた。
(藤崎徹)
ジーコの鹿島来訪について報じる各紙である。
特にサンスポは大きく誌面を割き、一色記者がペンを奔らせておる。
「このクラブは常に勝つことを求められている。相手を上回るためのものを日々の練習で身につけ、チャンスを手にするために努力をしろ!!」。
この場にいたユース世代も含めたメンバーは、金言を賜った。
また、報知は源のコメントを取った。
「このタイミングなんで、負けられない理由が増えました」と語る。
もう一つも負けてはならぬ。
勝利を積み重ねて最後に笑おうではないか。
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