清水戦報道
鹿島2発で首位守る 清水攻めきれず/鹿-清23節
[2017年8月19日20時51分]

前半、鹿島MFレアンドロは先制ゴールを決めて、天を指さし喜ぶ(撮影・丹羽敏通)
<明治安田生命J1:鹿島2-0清水>◇第23節◇19日◇カシマ
鹿島アントラーズが2-0で清水に勝ち、首位をキープした。
前半17分、MFレアンドロが右足で決めて先制。レアンドロ-MF小笠原満男-FW金崎夢生と細かいパスで清水エスパルスDFを切り裂いたゴールだった。
同37分にはFW土居聖真がゴール前中央で右足シュートを放つもゴール左に。後半42分には金崎夢生が右足でゴール。日本代表ハリルホジッチ監督の御前試合で1ゴール1アシストの活躍を見せた。大岩剛監督新体制後、前節13日の川崎フロンターレ戦で初めて敗れたが、心身ともにしっかり立て直した好内容だった。
清水は前半7分に、右クロスをゴール前でフリーで受けたMFミッチェル・デュークが右足シュートを外すなど、少ない好機を生かすことは出来なかった。
試合後、ハリルホジッチ監督は「今日は代表候補選手を見に来た。(金崎)夢生が点をとれたことは良かった。(別会場のC大阪)杉本も点をとっている。2人のうち1人が代表に入る可能性がある」と話した。代表発表は24日の予定。
鹿島金崎、ハリル御前で1G1A「しっかり絡める」
[2017年8月20日0時28分]

後半、清水DF二見のマークを受けながらもチーム2点目のゴールを決める鹿島FW金崎(左)(撮影・丹羽敏通)
<明治安田生命J1:鹿島2-0清水>◇第23節◇19日◇カシマ
首位の鹿島アントラーズのFW金崎夢生(28)が、2-0と快勝した清水エスパルス戦で全2得点に絡んだ。
前半17分、MF小笠原満男(38)からパスをダイレクトでつないでMFレアンドロ(24)の先制点を演出。後半42分にはMF三竿健斗(21)のパスを受けると、自ら仕掛けて相手DFを抜き去り、右45度からグラウンダーのシュート。逆サイドのポスト内側に当てネットを揺らした。
「最初はパスを出そうと思ったんだけどね。しっかり決められて良かった。逆にあれを決めなかったら、みんなに怒られる。ほかにもチャンスがあったから、もう少し早く決めていれば、もっと良かった」とエースとしての自覚を言葉にした。
スタンドには日本代表ハリルホジッチ監督(65)が視察に訪れていた。昨年6月のボスニア・ヘルツェゴビナ戦以降、遠ざかっている日本代表。24日に発表されるW杯アジア最終予選残り2試合の代表復帰に向け「調子は良いと思うし、しっかり絡めると思う。いつでも、どこでも、どんなチームでも、自分のプレースタイルで頑張りたい」。FW大迫が右足首痛の不安を抱える中、日本代表FW陣の救世主となる決意も明かした。
日本代表指揮官も視察を終え「(金崎)夢生が点をとれたことは良かった。(別会場のC大阪)杉本も点をとっている。2人のうち1人が代表に入る可能性がある」と言及。金崎のゴール後は、すぐさまノートにメモする姿も見られた。
鹿島にとっては9戦無敗だった大岩剛監督(45)新体制後、前節川崎フロンターレ戦で初黒星を喫していただけに、大きな白星ともあった。次節はアウェーで2位セレッソ大阪戦。金崎は「連敗は絶対にダメなので勝てて良かった。次も大事な試合。しっかり勝ち点3をとれるように準備したい」と上位決戦にも意気込んだ。
清水戦では鹿島DF山本脩斗(32)がJ1通算200試合出場。MF中村充孝(26)が同100試合出場を達成した。
鹿島金崎ハリル監督うならせた!代表復帰へ猛アピ弾
[2017年8月20日7時34分 紙面から]

鹿島対清水 後半、清水DF二見のマークを受けながらもチーム2点目のゴールを決める鹿島FW金崎(左)(撮影・丹羽敏通)
<明治安田生命J1:鹿島2-0清水>◇第23節◇19日◇カシマ
31日のW杯アジア最終予選のオーストラリア戦で、昨年6月以来の日本代表復帰を狙う鹿島アントラーズFW金崎夢生(28)が全2得点に絡んだ。前半17分にMFレアンドロの先制ゴールを演出し、後半42分には右足でゴール。24日の日本代表メンバー発表に向けて視察したハリルホジッチ監督の前で躍動した。鹿島は2-0で清水エスパルスに快勝し、首位をキープした。
金崎がスタンドで見守るハリルホジッチ監督に存在感を示した。1-0の後半42分。「最初はパスを出そうと思ったんだけどね。しっかり決められて良かった。逆にあれを決めなかったら、みんなに怒られる」。MF三竿健のパスを受けると、自ら仕掛けて相手DFを抜き去り、右45度からグラウンダーのシュート。逆サイドのポスト内側に当てネットを揺らした。視線の先の日本代表指揮官も、すぐさまメモをとるファインゴールだった。
昨年8月に鹿島石井監督(当時)への造反行為が問題視され、代表への招集が見送られてきた。だが、代表のスタッフ会議では常に名前が挙がっている。昨季はJリーグ優勝とクラブW杯準優勝に導き、今季リーグ戦も20戦9発と好調。得点すれば公式戦25戦無敗と勝負強い。今夏、神戸からのオファーは代表復帰に向けて環境を変えないことが最善として断った。“御前試合”でアピールに成功し「鹿島で結果を出すことが代表にもつながる。調子は良いと思うので、しっかり絡めると思う。いつでも、どこでも、どんなチームでも、自分のプレースタイルで頑張りたい」。右足首痛の大迫が不安を抱える中、日本代表の救世主に名乗りを上げた。
先月上旬には父益己さんや姉を招き、鹿島の練習場でおいやめいと一緒にボールを蹴る家族サービス。クラブハウス内で袋いっぱいの鹿島グッズを買ってプレゼントした。W杯出場を一緒に夢見てきた益己さんにはロシア行きへの熱い思いを明かしている。「喜んでもらえたらいいよね」。家族や恩師、支えてくれた人たちを笑顔にしたい気持ちが強くある。昨年6月のボスニア・ヘルツェゴビナ戦以来となる代表復帰への準備は整った。【鎌田直秀】
鹿島・金崎、追加点で堅首&猛アピール!ハリル監督「代表に入る可能性がある」

豪快に右足を振り抜いた金崎(左端)。代表復帰に猛アピールだ
明治安田J1リーグ第23節(19日、カシマスタジアムほか)首位鹿島が清水を2-0で下した。1-0の後半42分に元日本代表FW金崎夢生(28)が右足で追加点。同代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が視察する中、1得点1アシストのフル回転で、W杯アジア最終予選豪州戦(31日、埼玉)のメンバー入りに猛アピールした。

鹿島戦を視察したハリルホジッチ監督。なんとなくうつろな表情は、豪州戦への不安から!?
いつだってクールな男が、この日に限って冗舌だった。
「もっと早く決めていたらチームは楽になっていたけど、勝ててよかった」
鹿島のエースFW金崎だ。後半42分、元日本代表が勝利を決めるチーム2得点目を右足でたたき出した。今季9得点目。前半17分にはMF小笠原の縦パスをワンタッチでつなげてMFレアンドロの先制点をお膳立てした。スタンドの“あの人”へ、猛アピールに成功だ。
24日に発表されるW杯ロシア大会アジア最終予選豪州戦(31日、埼玉)の代表メンバー。勝てばW杯出場の決まる大一番に自分もピッチに立ちたい。Jリーグに籍を置く日本選手FWの多くが目の色を変えている。この日、日本代表のハリルホジッチ監督が視察に訪れた。FW本田(パチューカ)やFW大迫(ケルン)ら攻撃陣にけが人が続出の状況の中、お目当ての一人が金崎だった。終了間際の金崎の得点場面をしっかりとメモに取り「夢生が決めたのはよかった。杉本(C大阪)も決めた。大迫のけがの状況次第だが、彼らのうち一人が代表に入る可能性がある」と招集をにおわした

ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎(手前)
6月のイラク戦では、FW7人すべてが欧州組で占められた。金崎は昨年8月に当時の石井監督への造反行為から無期限の代表追放処分を受けていたが、今年3月の同最終予選2戦(UAE、タイ)でバックアップメンバー入り。国内組FWの筆頭として、常に指揮官の頭にその名はある。
「調子はいい。点にしっかりと絡めると思う。どんなチームでやろうとも、自分のプレースタイルで頑張りたい」
個性派FWが代表復帰を射止めるか。やることはやった。 (一色伸裕)

前半、先制ゴールを決めたレアンドロ(右)を祝福する鹿島・金崎=カシマ

前半、先制ゴールを決める鹿島・レアンドロ(左端)=カシマ

前半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・レアンドロ=カシマ

前半、清水・長谷川(下)と競り合う鹿島・昌子=カシマ
鹿島、昌子&植田のCBコンビで完封!代表招集へ万全アピール
明治安田生命J1リーグ・第23節 鹿島2―0清水 ( 2017年8月19日 カシマ )

<鹿島・清水>前半、競り合う鹿島・植田(左奥)
Photo By スポニチ
鹿島のセンターバック・昌子と植田も3試合ぶりの完封でW杯最終予選に向けて万全ぶりをアピールした。
昌子は「リスク管理という部分では常にナオ(植田)とコンタクトを取ってできていた」と振り返った。前回は負傷の影響で代表への招集を見送られた植田は「W杯が決まる試合に自分も加わりたい」と力を込めた。

<鹿島・清水>前半、競り合う鹿島・昌子(右)
Photo By スポニチ
[ 2017年8月20日 05:30 ]
鹿島・金崎FW“1枠”俺弾!代表復帰へ強烈インパクト残した
明治安田生命J1リーグ・第23節 鹿島2―0清水 ( 2017年8月19日 カシマ )

<鹿島・清水>後半42分、ゴールを決める鹿島・金崎(左手前)
Photo By スポニチ
1年3カ月ぶりの代表復帰へアピール合戦だ。鹿島のFW金崎夢生(28)は日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が視察する前で、清水相手に1得点1アシストをマークし、2―0の勝利に貢献した。決めた試合は25戦負けなしという不敗神話を継続させ、チームも首位をキープした。初のA代表を狙うC大阪FW杉本健勇(24)も磐田戦でゴールを決めた。
ハリルホジッチ監督が見つめる前で、金崎が大きくアピールした。前半17分にMFレアンドロへのパスで先制点をお膳立て。後半42分にはドリブルでペナルティーエリア右に進入し、鋭く右足を振り抜いてゴール左に今季9点目を蹴り込んだ。決めた試合は25戦不敗という勝負強さ。代表指揮官がいても強心臓ぶりは変わらない。「鹿島でしっかりやることが、そういうところ(代表)につながる」と汗を拭った。
「20代の間にW杯に出たい」。大分に在籍した20歳の時から口にしていた。しかし昨年8月の湘南戦で途中交代の際に石井前監督に激怒。以後、代表に呼ばれることはなくなった。それでもW杯は諦めていなかった。今夏、神戸から獲得の打診があることを伝えられた際には「W杯に出たい」とクラブ幹部に言った。打診を断ったのは、夢舞台への近道を決断の基準としたからこそでもあった。
試合後、ハリルホジッチ監督は明言した。「ムウ(金崎)が点を取れたのは良かった。本日は(C大阪の)杉本も点を取っている。彼らは現時点で代表候補選手であり、今後の状況も見ながら決めていきたい。彼らのうち1人が代表に入る可能性がある」。ケルンFW大迫が万全の状態でなく「全て大迫の状態次第」という注釈をつけたが、目の前で鮮烈な印象を与えたことは間違いない。
金崎が代表への復帰を果たせば、約1年3カ月ぶりとなる。28歳は「調子はいいし、(代表でも)しっかり絡めると思う」と力を込めた。「いつでも、どこでも、どのチームでも、自分のプレースタイルで頑張りたい」。願い続けた代表復帰の時が近づいている。

<鹿島・清水>後半42分、ゴールを決めた鹿島・金崎は三竿健(左)と喜ぶ
Photo By スポニチ
[ 2017年8月20日 05:30 ]
【鹿島】レアンドロ弾で先制! 2―0でホーム5戦連続完封勝利
2017年8月19日23時47分 スポーツ報知

前半、鹿島・レアンドロが先制ゴールを決める
◆明治安田生命J1リーグ戦第23節 鹿島2―0清水(19日、カシマスタジアム)
流れるようなパスワークで抜け出した。前半17分。MFレアンドロはボールをいったんMF小笠原に預けると、前へ。小笠原が鋭い縦パスを送ると、それをFW金崎が落とし、再びレアンドロのもとへ。スピーディーなパス交換でレアンドロは中央を抜け出した。ペナルティーエリア内に入ると、右足を振り抜き、先制点。「ハーフライン付近で前を向くことができて、金崎選手とうまく抜けることができた」。背番号11は今季5点目に笑みを浮かべた。
17日にクラブのレジェンドであり、元日本代表監督のジーコ氏が約5年ぶりに鹿嶋市内のクラブハウスを訪問。「勝つことの重要性、タイトルを取ることの意味を追求してほしい。今年も(J1で)1位にいる。最後まで1位でいるのは難しいが、それを皆で継続させてほしい」と選手に伝えた。誰もが再び勝利への気持ちを再確認。その哲学を現体制で最も長く受け継いできた小笠原が起点となった。
GK曽ケ端はジーコの言葉を聞いて、「勝つということが、自分たちにもサポーターにもはねかえってくると。(勝利に徹するということを)今日、初めて聞いた選手もいるだろう」と気持ちを新たにした。当初、ジーコ氏は17日の夕方に訪問予定だったが、クラブ関係者がお願いし、練習の見学もすることに。トップチームだけでなく、ユースやジュニアにも魂が注入された。
守ってはホームでは5戦連続の完封勝利。2―0で首位をきっちりとキープした。DF昌子は「ジーコさんにクラブハウスで激励していただいた。もう1つの負けられない理由ができた」。鹿島はジーコ魂で連敗せず、きっちりと勝ち点3をつかんだ。
【鹿島】金崎が代表アピール弾 ハリル監督「彼らのうち1人が代表に入る可能性はある」
2017年8月20日6時0分 スポーツ報知

後半42分、チーム2点目のゴールを決める鹿島・金崎(左)(カメラ・竜田 卓)
◆明治安田生命J1リーグ 第23節 鹿島2―0清水(19日・カシマスタジアム)
勝てばW杯出場が決まる31日のロシアW杯アジア最終予選、オーストラリア戦(埼玉)の日本代表メンバー(24日発表)にJが誇るストライカー2人が名乗りを上げた。首位の鹿島FW金崎夢生(28)は清水戦の後半42分に右足でゴールし、2―0の勝利に貢献。2位のC大阪FW杉本健勇(24)は磐田戦の前半37分にゴール。鹿島―清水戦(カシマ)を視察した日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)は「彼らのうち1人が代表に入る可能性がある」と招集可能性を示唆した。
ハリル監督の悩み解消へ、鹿島の誇るストライカーが名乗りを上げた。後半42分。FW金崎がMF三竿健からボールを受けると、縦へ突進。ペナルティーエリア内に入ると、右足を迷わず振り抜き、ネットを揺らした。「連敗は絶対にダメなので、勝てて良かった」。勝利を引き寄せる2点目。夏季中断明け5戦で4発。両手を雨空に掲げ、喜びを表現した。
スタジアムに視察に駆けつけたハリル監督は「代表候補の選手を見にきた。その中で金崎選手が点を取れたのは良かった」と得点後にはメモにペンを走らせた。24日の代表発表で金崎の名前が読み上げられる可能性は現時点で50%だ。右足首を負傷しているFW大迫勇也(1FCケルン)の回復次第だが、この日得点を奪ったC大阪のFW杉本と争っている。ハリル監督は「彼らのうち1人が代表に入る可能性はある。すべては大迫の状態次第だ」と話した。
大迫以外にも、右ふくらはぎを痛め実戦をこなしていないFW本田圭佑(パチューカ)、左肩脱臼の影響の残るMF香川真司(ドルトムント)ら31日のオーストラリア戦、来月5日のサウジアラビア戦へ向け、不安要素を抱えている。金崎は「鹿島でしっかりやることが(日本代表に)つながる」と落ち着いている。
鹿島は金崎の先制アシストと追加点で2―0で勝ち、首位をキープ。金崎弾が飛び出した試合は25戦負けなし(24勝1分け)。日本代表に招集されれば昨年6月のキリン杯以来。24日のメンバー発表直後の26日には杉本との直接対決を控える。「(代表は)監督が選ぶこと。チームでしっかり頑張りたい」。Jで結果を出す男が日本のW杯出場への切り札になる。(恩田 諭)
鹿島・金崎、視察のハリル監督にアピール弾 絶大な勝負強さ見せた

後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎(手前)=共同
「明治安田生命J1、鹿島2-0清水」(19日、カシマサッカースタジアム)
首位の鹿島はFW金崎夢生(28)らが決めて清水に2-0で快勝し、勝ち点を49に伸ばした。C大阪はFW杉本健勇(24)が先制ゴールをマークも、磐田に後半に追い付かれて1-1で引き分けた。浦和は雷のため開始が1時間遅れた一戦で、FC東京を2-1で下した。
豪快で、泥くさいゴールだった。1-0で迎えた後半42分、ペナルティーエリア手前でパスを受けたFW金崎が、右前方へ切れ込んだ。角度のないところからスライディングしながら強引に右足を振り抜く。力強い弾道でボールは左ポストに当たって、ゴール内に跳ねた。
「パスを出そうと思ったけど、タイミングがズレたから自分でいった」。これで得点した試合は公式戦25試合無敗。絶大な勝負強さは、視察した日本代表のハリルホジッチ監督への大きなアピール材料となった。
日本代表候補選手に故障者が続出している状況。センターFWでレギュラー格の大迫(ケルン)も右足首の靭帯を損傷し微妙な状態だ。ハリルホジッチ監督は金崎のゴールの瞬間、ペンを走らせた。その直後、試合終了を待たずに席を立ち、「夢生が点を取って良かった。(C大阪の)杉本も点を取っていますね。彼らのうち、一人が代表に入る可能性が高い。すべて大迫の状況次第ですが」と明言した。
金崎は「調子はいいと思う。(代表に入れば)しっかり絡めると思う。頑張りたい」と胸を張る。24日の代表発表を経て、26日は2位・C大阪との天王山。日本代表FWとして臨む思いだ。
ジーコ訪問で発奮、鹿島が快勝 攻守でスキなし J1
藤木健
2017年8月20日00時05分
(19日、鹿島2―0清水)
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攻守にスキのなさを見せて、鹿島が首位固めに入った。
前半17分。MF小笠原がFW金崎へ縦パスを入れた瞬間、MFレアンドロが左サイドからするするっと中へ走った。金崎がワンタッチで横に出した球をかっさらうように、スピードを緩めず中央を割った。「うまく相手の間をすり抜けられた」と、一瞬で3人を置き去り。GKとの1対1を、落ち着いて右足でゴールへ流し込んだ。
ログイン前の続きリードすれば、無理に攻める愚は冒さない。試合を支配し続け、許したシュートはわずか4本。終盤、長身選手を前線に並べた清水に、パワープレーすらさせなかった。終了間際には相手のミスを逃さず、最後は金崎が個人技で追加点。大岩監督は「前半の入りから最後まで、すごくいい試合だった」と満足げだ。
前節、10試合ぶりの敗戦を喫した。17日、常勝軍団の魂を植え付けたジーコ氏がクラブを訪問。首位に立つチームへのメッセージは「最後に一番上に立っていなければいけない」。レアンドロが「世界中のどの国の人にとってもアイドル。彼の存在だけでモチベーションが高まる」と言えば、昌子も「激励を頂き、負けられない理由が増えた」。
2位セ大阪が引き分け、勝ち点差は4に広がった。次戦はそのセ大阪戦。選手も大岩監督も「前半戦で敗れた借りを返すだけ」と口をそろえる。心身ともに充実の前年王者が、独走する準備は整った。(藤木健)
<J1>鹿島 金崎、代表アピール弾 最終予選出たい
8/19(土) 23:37配信
○鹿島2-0清水●(19日)
金崎は、自分で仕掛けた。後半42分。鹿島の勝利を確実にする2点目を強引なほどの力強さでもぎ取ると、両腕を突き上げ叫んだ。
ゴール付近でボールを受けた。相手DFが張り付いている。パスを出そうと思った。だが「タイミングが合わなかったので自分で打とうと」。前に出てわずかな角度を作り出し、右足を振り抜く。DFとGKのすきまを抜いてネットが揺れた。前半にはワンタッチのラストパスで先制点も演出するなど味方も生かすシーンもあった。
28歳。ワールドカップ(W杯)に出たいという強い思いがある。今月31日にオーストラリアとの決戦を迎える最終予選への思いも同じだ。ハリルホジッチ日本代表監督体制で2次予選3試合に出たが、クラブでの石井前監督との衝突で心証を悪くした影響もあったのか、昨年6月を最後に招集されていない。だが、この日、視察に訪れたハリルホジッチ監督は負傷中の大迫(ケルン)の状態次第としつつ、金崎と杉本(セ大阪)の名前を挙げ「どちらかは代表に入る可能性がある」と言及した。
今季9ゴール目でチームの勝利に貢献した。「調子はいい。(代表に選ばれても)しっかりからめると思う」と金崎。昨季も重要な試合でゴールを奪い鹿島のタイトルを呼び込んだ。ここぞの時に決められる勝負強さは、選手選考に悩む指揮官の目にも魅力的に映っただろう。【大島祥平】
夢生の代表絡みの記事一色である。
スポニチは源と植田の記事も書いておるが、代表発表直前の試合、そしてハリルホジッチ日本代表監督視察となれば致し方のないところ。
この御前試合にて夢生は1G1Aと結果を残した。
代表復帰へ良いアピールになったであろうという記事が並ぶ。
どの報道も同じような切り口で面白味がない。
そんな中で、ニッカンスポーツの鎌田記者は、夢生の家族サービスを報じる。
先月上旬に父や姉、甥や姪をクラブハウスに招いて一緒にボールを蹴り、プレゼントを買ったとのこと。
微笑ましいエピソードである。
この夢生の家族思いの一面を報じてこそ、代表待望論のニュースも盛り上がるというもの。
父益己さんのためにもロシアへの道を切り開くのだ。
更なる活躍を期待しておる。

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[2017年8月19日20時51分]

前半、鹿島MFレアンドロは先制ゴールを決めて、天を指さし喜ぶ(撮影・丹羽敏通)
<明治安田生命J1:鹿島2-0清水>◇第23節◇19日◇カシマ
鹿島アントラーズが2-0で清水に勝ち、首位をキープした。
前半17分、MFレアンドロが右足で決めて先制。レアンドロ-MF小笠原満男-FW金崎夢生と細かいパスで清水エスパルスDFを切り裂いたゴールだった。
同37分にはFW土居聖真がゴール前中央で右足シュートを放つもゴール左に。後半42分には金崎夢生が右足でゴール。日本代表ハリルホジッチ監督の御前試合で1ゴール1アシストの活躍を見せた。大岩剛監督新体制後、前節13日の川崎フロンターレ戦で初めて敗れたが、心身ともにしっかり立て直した好内容だった。
清水は前半7分に、右クロスをゴール前でフリーで受けたMFミッチェル・デュークが右足シュートを外すなど、少ない好機を生かすことは出来なかった。
試合後、ハリルホジッチ監督は「今日は代表候補選手を見に来た。(金崎)夢生が点をとれたことは良かった。(別会場のC大阪)杉本も点をとっている。2人のうち1人が代表に入る可能性がある」と話した。代表発表は24日の予定。
鹿島金崎、ハリル御前で1G1A「しっかり絡める」
[2017年8月20日0時28分]

後半、清水DF二見のマークを受けながらもチーム2点目のゴールを決める鹿島FW金崎(左)(撮影・丹羽敏通)
<明治安田生命J1:鹿島2-0清水>◇第23節◇19日◇カシマ
首位の鹿島アントラーズのFW金崎夢生(28)が、2-0と快勝した清水エスパルス戦で全2得点に絡んだ。
前半17分、MF小笠原満男(38)からパスをダイレクトでつないでMFレアンドロ(24)の先制点を演出。後半42分にはMF三竿健斗(21)のパスを受けると、自ら仕掛けて相手DFを抜き去り、右45度からグラウンダーのシュート。逆サイドのポスト内側に当てネットを揺らした。
「最初はパスを出そうと思ったんだけどね。しっかり決められて良かった。逆にあれを決めなかったら、みんなに怒られる。ほかにもチャンスがあったから、もう少し早く決めていれば、もっと良かった」とエースとしての自覚を言葉にした。
スタンドには日本代表ハリルホジッチ監督(65)が視察に訪れていた。昨年6月のボスニア・ヘルツェゴビナ戦以降、遠ざかっている日本代表。24日に発表されるW杯アジア最終予選残り2試合の代表復帰に向け「調子は良いと思うし、しっかり絡めると思う。いつでも、どこでも、どんなチームでも、自分のプレースタイルで頑張りたい」。FW大迫が右足首痛の不安を抱える中、日本代表FW陣の救世主となる決意も明かした。
日本代表指揮官も視察を終え「(金崎)夢生が点をとれたことは良かった。(別会場のC大阪)杉本も点をとっている。2人のうち1人が代表に入る可能性がある」と言及。金崎のゴール後は、すぐさまノートにメモする姿も見られた。
鹿島にとっては9戦無敗だった大岩剛監督(45)新体制後、前節川崎フロンターレ戦で初黒星を喫していただけに、大きな白星ともあった。次節はアウェーで2位セレッソ大阪戦。金崎は「連敗は絶対にダメなので勝てて良かった。次も大事な試合。しっかり勝ち点3をとれるように準備したい」と上位決戦にも意気込んだ。
清水戦では鹿島DF山本脩斗(32)がJ1通算200試合出場。MF中村充孝(26)が同100試合出場を達成した。
鹿島金崎ハリル監督うならせた!代表復帰へ猛アピ弾
[2017年8月20日7時34分 紙面から]

鹿島対清水 後半、清水DF二見のマークを受けながらもチーム2点目のゴールを決める鹿島FW金崎(左)(撮影・丹羽敏通)
<明治安田生命J1:鹿島2-0清水>◇第23節◇19日◇カシマ
31日のW杯アジア最終予選のオーストラリア戦で、昨年6月以来の日本代表復帰を狙う鹿島アントラーズFW金崎夢生(28)が全2得点に絡んだ。前半17分にMFレアンドロの先制ゴールを演出し、後半42分には右足でゴール。24日の日本代表メンバー発表に向けて視察したハリルホジッチ監督の前で躍動した。鹿島は2-0で清水エスパルスに快勝し、首位をキープした。
金崎がスタンドで見守るハリルホジッチ監督に存在感を示した。1-0の後半42分。「最初はパスを出そうと思ったんだけどね。しっかり決められて良かった。逆にあれを決めなかったら、みんなに怒られる」。MF三竿健のパスを受けると、自ら仕掛けて相手DFを抜き去り、右45度からグラウンダーのシュート。逆サイドのポスト内側に当てネットを揺らした。視線の先の日本代表指揮官も、すぐさまメモをとるファインゴールだった。
昨年8月に鹿島石井監督(当時)への造反行為が問題視され、代表への招集が見送られてきた。だが、代表のスタッフ会議では常に名前が挙がっている。昨季はJリーグ優勝とクラブW杯準優勝に導き、今季リーグ戦も20戦9発と好調。得点すれば公式戦25戦無敗と勝負強い。今夏、神戸からのオファーは代表復帰に向けて環境を変えないことが最善として断った。“御前試合”でアピールに成功し「鹿島で結果を出すことが代表にもつながる。調子は良いと思うので、しっかり絡めると思う。いつでも、どこでも、どんなチームでも、自分のプレースタイルで頑張りたい」。右足首痛の大迫が不安を抱える中、日本代表の救世主に名乗りを上げた。
先月上旬には父益己さんや姉を招き、鹿島の練習場でおいやめいと一緒にボールを蹴る家族サービス。クラブハウス内で袋いっぱいの鹿島グッズを買ってプレゼントした。W杯出場を一緒に夢見てきた益己さんにはロシア行きへの熱い思いを明かしている。「喜んでもらえたらいいよね」。家族や恩師、支えてくれた人たちを笑顔にしたい気持ちが強くある。昨年6月のボスニア・ヘルツェゴビナ戦以来となる代表復帰への準備は整った。【鎌田直秀】
鹿島・金崎、追加点で堅首&猛アピール!ハリル監督「代表に入る可能性がある」

豪快に右足を振り抜いた金崎(左端)。代表復帰に猛アピールだ
明治安田J1リーグ第23節(19日、カシマスタジアムほか)首位鹿島が清水を2-0で下した。1-0の後半42分に元日本代表FW金崎夢生(28)が右足で追加点。同代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が視察する中、1得点1アシストのフル回転で、W杯アジア最終予選豪州戦(31日、埼玉)のメンバー入りに猛アピールした。

鹿島戦を視察したハリルホジッチ監督。なんとなくうつろな表情は、豪州戦への不安から!?
いつだってクールな男が、この日に限って冗舌だった。
「もっと早く決めていたらチームは楽になっていたけど、勝ててよかった」
鹿島のエースFW金崎だ。後半42分、元日本代表が勝利を決めるチーム2得点目を右足でたたき出した。今季9得点目。前半17分にはMF小笠原の縦パスをワンタッチでつなげてMFレアンドロの先制点をお膳立てした。スタンドの“あの人”へ、猛アピールに成功だ。
24日に発表されるW杯ロシア大会アジア最終予選豪州戦(31日、埼玉)の代表メンバー。勝てばW杯出場の決まる大一番に自分もピッチに立ちたい。Jリーグに籍を置く日本選手FWの多くが目の色を変えている。この日、日本代表のハリルホジッチ監督が視察に訪れた。FW本田(パチューカ)やFW大迫(ケルン)ら攻撃陣にけが人が続出の状況の中、お目当ての一人が金崎だった。終了間際の金崎の得点場面をしっかりとメモに取り「夢生が決めたのはよかった。杉本(C大阪)も決めた。大迫のけがの状況次第だが、彼らのうち一人が代表に入る可能性がある」と招集をにおわした

ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎(手前)
6月のイラク戦では、FW7人すべてが欧州組で占められた。金崎は昨年8月に当時の石井監督への造反行為から無期限の代表追放処分を受けていたが、今年3月の同最終予選2戦(UAE、タイ)でバックアップメンバー入り。国内組FWの筆頭として、常に指揮官の頭にその名はある。
「調子はいい。点にしっかりと絡めると思う。どんなチームでやろうとも、自分のプレースタイルで頑張りたい」
個性派FWが代表復帰を射止めるか。やることはやった。 (一色伸裕)

前半、先制ゴールを決めたレアンドロ(右)を祝福する鹿島・金崎=カシマ

前半、先制ゴールを決める鹿島・レアンドロ(左端)=カシマ

前半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・レアンドロ=カシマ

前半、清水・長谷川(下)と競り合う鹿島・昌子=カシマ
鹿島、昌子&植田のCBコンビで完封!代表招集へ万全アピール
明治安田生命J1リーグ・第23節 鹿島2―0清水 ( 2017年8月19日 カシマ )

<鹿島・清水>前半、競り合う鹿島・植田(左奥)
Photo By スポニチ
鹿島のセンターバック・昌子と植田も3試合ぶりの完封でW杯最終予選に向けて万全ぶりをアピールした。
昌子は「リスク管理という部分では常にナオ(植田)とコンタクトを取ってできていた」と振り返った。前回は負傷の影響で代表への招集を見送られた植田は「W杯が決まる試合に自分も加わりたい」と力を込めた。

<鹿島・清水>前半、競り合う鹿島・昌子(右)
Photo By スポニチ
[ 2017年8月20日 05:30 ]
鹿島・金崎FW“1枠”俺弾!代表復帰へ強烈インパクト残した
明治安田生命J1リーグ・第23節 鹿島2―0清水 ( 2017年8月19日 カシマ )

<鹿島・清水>後半42分、ゴールを決める鹿島・金崎(左手前)
Photo By スポニチ
1年3カ月ぶりの代表復帰へアピール合戦だ。鹿島のFW金崎夢生(28)は日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が視察する前で、清水相手に1得点1アシストをマークし、2―0の勝利に貢献した。決めた試合は25戦負けなしという不敗神話を継続させ、チームも首位をキープした。初のA代表を狙うC大阪FW杉本健勇(24)も磐田戦でゴールを決めた。
ハリルホジッチ監督が見つめる前で、金崎が大きくアピールした。前半17分にMFレアンドロへのパスで先制点をお膳立て。後半42分にはドリブルでペナルティーエリア右に進入し、鋭く右足を振り抜いてゴール左に今季9点目を蹴り込んだ。決めた試合は25戦不敗という勝負強さ。代表指揮官がいても強心臓ぶりは変わらない。「鹿島でしっかりやることが、そういうところ(代表)につながる」と汗を拭った。
「20代の間にW杯に出たい」。大分に在籍した20歳の時から口にしていた。しかし昨年8月の湘南戦で途中交代の際に石井前監督に激怒。以後、代表に呼ばれることはなくなった。それでもW杯は諦めていなかった。今夏、神戸から獲得の打診があることを伝えられた際には「W杯に出たい」とクラブ幹部に言った。打診を断ったのは、夢舞台への近道を決断の基準としたからこそでもあった。
試合後、ハリルホジッチ監督は明言した。「ムウ(金崎)が点を取れたのは良かった。本日は(C大阪の)杉本も点を取っている。彼らは現時点で代表候補選手であり、今後の状況も見ながら決めていきたい。彼らのうち1人が代表に入る可能性がある」。ケルンFW大迫が万全の状態でなく「全て大迫の状態次第」という注釈をつけたが、目の前で鮮烈な印象を与えたことは間違いない。
金崎が代表への復帰を果たせば、約1年3カ月ぶりとなる。28歳は「調子はいいし、(代表でも)しっかり絡めると思う」と力を込めた。「いつでも、どこでも、どのチームでも、自分のプレースタイルで頑張りたい」。願い続けた代表復帰の時が近づいている。

<鹿島・清水>後半42分、ゴールを決めた鹿島・金崎は三竿健(左)と喜ぶ
Photo By スポニチ
[ 2017年8月20日 05:30 ]
【鹿島】レアンドロ弾で先制! 2―0でホーム5戦連続完封勝利
2017年8月19日23時47分 スポーツ報知

前半、鹿島・レアンドロが先制ゴールを決める
◆明治安田生命J1リーグ戦第23節 鹿島2―0清水(19日、カシマスタジアム)
流れるようなパスワークで抜け出した。前半17分。MFレアンドロはボールをいったんMF小笠原に預けると、前へ。小笠原が鋭い縦パスを送ると、それをFW金崎が落とし、再びレアンドロのもとへ。スピーディーなパス交換でレアンドロは中央を抜け出した。ペナルティーエリア内に入ると、右足を振り抜き、先制点。「ハーフライン付近で前を向くことができて、金崎選手とうまく抜けることができた」。背番号11は今季5点目に笑みを浮かべた。
17日にクラブのレジェンドであり、元日本代表監督のジーコ氏が約5年ぶりに鹿嶋市内のクラブハウスを訪問。「勝つことの重要性、タイトルを取ることの意味を追求してほしい。今年も(J1で)1位にいる。最後まで1位でいるのは難しいが、それを皆で継続させてほしい」と選手に伝えた。誰もが再び勝利への気持ちを再確認。その哲学を現体制で最も長く受け継いできた小笠原が起点となった。
GK曽ケ端はジーコの言葉を聞いて、「勝つということが、自分たちにもサポーターにもはねかえってくると。(勝利に徹するということを)今日、初めて聞いた選手もいるだろう」と気持ちを新たにした。当初、ジーコ氏は17日の夕方に訪問予定だったが、クラブ関係者がお願いし、練習の見学もすることに。トップチームだけでなく、ユースやジュニアにも魂が注入された。
守ってはホームでは5戦連続の完封勝利。2―0で首位をきっちりとキープした。DF昌子は「ジーコさんにクラブハウスで激励していただいた。もう1つの負けられない理由ができた」。鹿島はジーコ魂で連敗せず、きっちりと勝ち点3をつかんだ。
【鹿島】金崎が代表アピール弾 ハリル監督「彼らのうち1人が代表に入る可能性はある」
2017年8月20日6時0分 スポーツ報知

後半42分、チーム2点目のゴールを決める鹿島・金崎(左)(カメラ・竜田 卓)
◆明治安田生命J1リーグ 第23節 鹿島2―0清水(19日・カシマスタジアム)
勝てばW杯出場が決まる31日のロシアW杯アジア最終予選、オーストラリア戦(埼玉)の日本代表メンバー(24日発表)にJが誇るストライカー2人が名乗りを上げた。首位の鹿島FW金崎夢生(28)は清水戦の後半42分に右足でゴールし、2―0の勝利に貢献。2位のC大阪FW杉本健勇(24)は磐田戦の前半37分にゴール。鹿島―清水戦(カシマ)を視察した日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)は「彼らのうち1人が代表に入る可能性がある」と招集可能性を示唆した。
ハリル監督の悩み解消へ、鹿島の誇るストライカーが名乗りを上げた。後半42分。FW金崎がMF三竿健からボールを受けると、縦へ突進。ペナルティーエリア内に入ると、右足を迷わず振り抜き、ネットを揺らした。「連敗は絶対にダメなので、勝てて良かった」。勝利を引き寄せる2点目。夏季中断明け5戦で4発。両手を雨空に掲げ、喜びを表現した。
スタジアムに視察に駆けつけたハリル監督は「代表候補の選手を見にきた。その中で金崎選手が点を取れたのは良かった」と得点後にはメモにペンを走らせた。24日の代表発表で金崎の名前が読み上げられる可能性は現時点で50%だ。右足首を負傷しているFW大迫勇也(1FCケルン)の回復次第だが、この日得点を奪ったC大阪のFW杉本と争っている。ハリル監督は「彼らのうち1人が代表に入る可能性はある。すべては大迫の状態次第だ」と話した。
大迫以外にも、右ふくらはぎを痛め実戦をこなしていないFW本田圭佑(パチューカ)、左肩脱臼の影響の残るMF香川真司(ドルトムント)ら31日のオーストラリア戦、来月5日のサウジアラビア戦へ向け、不安要素を抱えている。金崎は「鹿島でしっかりやることが(日本代表に)つながる」と落ち着いている。
鹿島は金崎の先制アシストと追加点で2―0で勝ち、首位をキープ。金崎弾が飛び出した試合は25戦負けなし(24勝1分け)。日本代表に招集されれば昨年6月のキリン杯以来。24日のメンバー発表直後の26日には杉本との直接対決を控える。「(代表は)監督が選ぶこと。チームでしっかり頑張りたい」。Jで結果を出す男が日本のW杯出場への切り札になる。(恩田 諭)
鹿島・金崎、視察のハリル監督にアピール弾 絶大な勝負強さ見せた

後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎(手前)=共同
「明治安田生命J1、鹿島2-0清水」(19日、カシマサッカースタジアム)
首位の鹿島はFW金崎夢生(28)らが決めて清水に2-0で快勝し、勝ち点を49に伸ばした。C大阪はFW杉本健勇(24)が先制ゴールをマークも、磐田に後半に追い付かれて1-1で引き分けた。浦和は雷のため開始が1時間遅れた一戦で、FC東京を2-1で下した。
豪快で、泥くさいゴールだった。1-0で迎えた後半42分、ペナルティーエリア手前でパスを受けたFW金崎が、右前方へ切れ込んだ。角度のないところからスライディングしながら強引に右足を振り抜く。力強い弾道でボールは左ポストに当たって、ゴール内に跳ねた。
「パスを出そうと思ったけど、タイミングがズレたから自分でいった」。これで得点した試合は公式戦25試合無敗。絶大な勝負強さは、視察した日本代表のハリルホジッチ監督への大きなアピール材料となった。
日本代表候補選手に故障者が続出している状況。センターFWでレギュラー格の大迫(ケルン)も右足首の靭帯を損傷し微妙な状態だ。ハリルホジッチ監督は金崎のゴールの瞬間、ペンを走らせた。その直後、試合終了を待たずに席を立ち、「夢生が点を取って良かった。(C大阪の)杉本も点を取っていますね。彼らのうち、一人が代表に入る可能性が高い。すべて大迫の状況次第ですが」と明言した。
金崎は「調子はいいと思う。(代表に入れば)しっかり絡めると思う。頑張りたい」と胸を張る。24日の代表発表を経て、26日は2位・C大阪との天王山。日本代表FWとして臨む思いだ。
ジーコ訪問で発奮、鹿島が快勝 攻守でスキなし J1
藤木健
2017年8月20日00時05分
(19日、鹿島2―0清水)
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攻守にスキのなさを見せて、鹿島が首位固めに入った。
前半17分。MF小笠原がFW金崎へ縦パスを入れた瞬間、MFレアンドロが左サイドからするするっと中へ走った。金崎がワンタッチで横に出した球をかっさらうように、スピードを緩めず中央を割った。「うまく相手の間をすり抜けられた」と、一瞬で3人を置き去り。GKとの1対1を、落ち着いて右足でゴールへ流し込んだ。
ログイン前の続きリードすれば、無理に攻める愚は冒さない。試合を支配し続け、許したシュートはわずか4本。終盤、長身選手を前線に並べた清水に、パワープレーすらさせなかった。終了間際には相手のミスを逃さず、最後は金崎が個人技で追加点。大岩監督は「前半の入りから最後まで、すごくいい試合だった」と満足げだ。
前節、10試合ぶりの敗戦を喫した。17日、常勝軍団の魂を植え付けたジーコ氏がクラブを訪問。首位に立つチームへのメッセージは「最後に一番上に立っていなければいけない」。レアンドロが「世界中のどの国の人にとってもアイドル。彼の存在だけでモチベーションが高まる」と言えば、昌子も「激励を頂き、負けられない理由が増えた」。
2位セ大阪が引き分け、勝ち点差は4に広がった。次戦はそのセ大阪戦。選手も大岩監督も「前半戦で敗れた借りを返すだけ」と口をそろえる。心身ともに充実の前年王者が、独走する準備は整った。(藤木健)
<J1>鹿島 金崎、代表アピール弾 最終予選出たい
8/19(土) 23:37配信
○鹿島2-0清水●(19日)
金崎は、自分で仕掛けた。後半42分。鹿島の勝利を確実にする2点目を強引なほどの力強さでもぎ取ると、両腕を突き上げ叫んだ。
ゴール付近でボールを受けた。相手DFが張り付いている。パスを出そうと思った。だが「タイミングが合わなかったので自分で打とうと」。前に出てわずかな角度を作り出し、右足を振り抜く。DFとGKのすきまを抜いてネットが揺れた。前半にはワンタッチのラストパスで先制点も演出するなど味方も生かすシーンもあった。
28歳。ワールドカップ(W杯)に出たいという強い思いがある。今月31日にオーストラリアとの決戦を迎える最終予選への思いも同じだ。ハリルホジッチ日本代表監督体制で2次予選3試合に出たが、クラブでの石井前監督との衝突で心証を悪くした影響もあったのか、昨年6月を最後に招集されていない。だが、この日、視察に訪れたハリルホジッチ監督は負傷中の大迫(ケルン)の状態次第としつつ、金崎と杉本(セ大阪)の名前を挙げ「どちらかは代表に入る可能性がある」と言及した。
今季9ゴール目でチームの勝利に貢献した。「調子はいい。(代表に選ばれても)しっかりからめると思う」と金崎。昨季も重要な試合でゴールを奪い鹿島のタイトルを呼び込んだ。ここぞの時に決められる勝負強さは、選手選考に悩む指揮官の目にも魅力的に映っただろう。【大島祥平】
夢生の代表絡みの記事一色である。
スポニチは源と植田の記事も書いておるが、代表発表直前の試合、そしてハリルホジッチ日本代表監督視察となれば致し方のないところ。
この御前試合にて夢生は1G1Aと結果を残した。
代表復帰へ良いアピールになったであろうという記事が並ぶ。
どの報道も同じような切り口で面白味がない。
そんな中で、ニッカンスポーツの鎌田記者は、夢生の家族サービスを報じる。
先月上旬に父や姉、甥や姪をクラブハウスに招いて一緒にボールを蹴り、プレゼントを買ったとのこと。
微笑ましいエピソードである。
この夢生の家族思いの一面を報じてこそ、代表待望論のニュースも盛り上がるというもの。
父益己さんのためにもロシアへの道を切り開くのだ。
更なる活躍を期待しておる。

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首位鹿島が快勝 小笠原のリードでプレーにメリハリ
2017/8/19 23:36
勝たなければいけない理由が2つあった。鹿島は前節、川崎に完敗している。2日前にはクラブの礎を築いたジーコの激励を受けた。CB昌子は「負けた後の試合が大事。優勝するには連敗をしてはいけない。ジーコさんに熱い言葉をいただいたし」と話した。
チーム全体が引き締まったのは、38歳のボランチ小笠原が3試合ぶりに先発したこととも関係しているはずだ。優れたゲームの管理者を得て、攻守両面でプレーが整理された。
「チームがうまくいくようにスイッチを入れるのがオレの仕事だから」と小笠原はいう。川崎戦ではチーム全体で前から強いプレスを掛けたが、安易に相手の足元に飛び込み、かわされる場面が多かった。そのへんを小笠原と三竿健がうまく修正し、プレスの掛け方にメリハリがついた。それが試合運びに安定をもたらした。
うまく試合を管理しているから攻めも円滑に運ぶ。17分、小笠原が打ち込んだ縦パスを金崎がワンタッチではたき、そのポイントに走り込んだレアンドロが先制。その連携は鮮やかだった。巧みにボールを散らす小笠原のリードで周りも緩急を使い分けるようになるのだから不思議なものだ。
ただし、このベテランは枯れた味を出しているだけではない。「(試合前に)気持ちの見える試合をしようと話した」と小笠原はいう。それはたとえば、87分に自力で強引なシュートを決めた金崎のプレーに波及している。完敗を引きずらず、強度の高い魂をもって戦い方をしっかり修正した。それは2位のC大阪と対決する次節につながる。(吉田誠一)
日経新聞の吉田記者は満男について記す。
これは白眉である。
「優れたゲームの管理者を得て、攻守両面でプレイがが整理された」と解説する。
素晴らしい。
満男と共に頂点を目指す。
楽しみです。
2017/8/19 23:36
勝たなければいけない理由が2つあった。鹿島は前節、川崎に完敗している。2日前にはクラブの礎を築いたジーコの激励を受けた。CB昌子は「負けた後の試合が大事。優勝するには連敗をしてはいけない。ジーコさんに熱い言葉をいただいたし」と話した。
チーム全体が引き締まったのは、38歳のボランチ小笠原が3試合ぶりに先発したこととも関係しているはずだ。優れたゲームの管理者を得て、攻守両面でプレーが整理された。
「チームがうまくいくようにスイッチを入れるのがオレの仕事だから」と小笠原はいう。川崎戦ではチーム全体で前から強いプレスを掛けたが、安易に相手の足元に飛び込み、かわされる場面が多かった。そのへんを小笠原と三竿健がうまく修正し、プレスの掛け方にメリハリがついた。それが試合運びに安定をもたらした。
うまく試合を管理しているから攻めも円滑に運ぶ。17分、小笠原が打ち込んだ縦パスを金崎がワンタッチではたき、そのポイントに走り込んだレアンドロが先制。その連携は鮮やかだった。巧みにボールを散らす小笠原のリードで周りも緩急を使い分けるようになるのだから不思議なものだ。
ただし、このベテランは枯れた味を出しているだけではない。「(試合前に)気持ちの見える試合をしようと話した」と小笠原はいう。それはたとえば、87分に自力で強引なシュートを決めた金崎のプレーに波及している。完敗を引きずらず、強度の高い魂をもって戦い方をしっかり修正した。それは2位のC大阪と対決する次節につながる。(吉田誠一)
日経新聞の吉田記者は満男について記す。
これは白眉である。
「優れたゲームの管理者を得て、攻守両面でプレイがが整理された」と解説する。
素晴らしい。
満男と共に頂点を目指す。
楽しみです。