サッカーダイジェスト 清水戦寸評
【J1採点&寸評】鹿島 2-0 清水|エースの働き見せた金崎を最高評価。清水は増田が古巣相手に初先発も…
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年08月20日
鹿島――レアンドロは攻守両面で献身的な働き。

【警告】鹿島=なし 清水=竹内(11分)、清水(80分)、カヌ(90+1分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】金崎夢生(鹿島)
[J1リーグ23節]鹿島 2-0 清水/8月19日(土)/カシマ
【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
前節・川崎戦での1-3の敗北を完全に払拭。序盤から主導権を握り、守備では昌子を中心に安定感のあるパフォーマンスを見せ清水に隙をほとんど与えず。攻めては中盤を支配し、エースの金崎が1得点・1アシストと存在感を放ち、危なげのない勝利を収めた。
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
相手のファーストシュートをしっかり抑え、守備に安定感をもたらした。後方からのコーチングも的確。
DF
22 西 大伍 6
前半は同サイドから何度かクロスを上げられる場面が見られたが、後半は修正。機を見た攻撃参加でチームを支えた。
5 植田直通 6
13分には、前線で小笠原の右クロスを高い打点で落とし、金崎の好機を演出。守っては堅い守備で相手のFWを完封した。
3 昌子 源 6
「リスク管理に注意を払っていた」という言葉どおり、清水の速攻にも対応。植田との連係の良さも光った。
16 山本脩斗 6
レアンドロが自由に攻撃できるように、後方支援。J1通算200試合目のベテランDFは安定したパフォーマンスを見せた。
MF
20 三竿健斗 6.5
コンビを組む小笠原の位置を常に気づかいながら、攻守の“舵取り役”を全う。ピンチを未然に防いだ。
40 小笠原満男 6.5
流れを読むいぶし銀の働きぶりで、試合をコントロール。レアンドロの先制点の場面では起点となった。
13 中村充孝 6(68分OUT)
状況を見て積極的にポジションを移すなど、清水守備陣を攪乱した。連係をスムーズにする“潤滑油”となった
11 レアンドロ 6.5(82分OUT)
先制点でチームに勢いをもたらし、金崎とともに攻撃をけん引。最終ラインまで戻って守備をするなど、労を惜しまない働きぶり。
鹿島――川崎戦とは打って変わって“動かさない”采配。

金崎が1得点・1アシストの働きでチームを勝利に導いた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)
FW
33 金崎夢生 7
前線で常に相手にとって危険な存在に。17分のMFレアンドロの先制点をお膳立てし、87分には勝負を決定づける決勝点の活躍を見せた。
8 土居聖真 6(88分OUT)
38分のシュートは力みすぎて枠を外したが、前線から引いてスペースをつくるなど、見えない動きで攻撃を支えた
交代出場
9 鈴木優磨 6(68分IN)
シュートはなかったが、レアンドロとのパス交換から清水守備網を突破するなど、積極性は見せた
24 伊東幸敏 -(82分IN)
右サイドバックの定位置で途中出場。無難なプレーを見せ、試合に適応した。
30 安部裕葵 -(88分IN)
追加点を奪う気持ちでピッチに立ったが、時間が短く、評価はできず。
監督
大岩 剛 6
川崎戦では不用意にシステムを変更して敗戦を招いたが、清水戦では動かさない“定石”で確実に勝利をものにした。
清水――増田は不完全燃焼のまま途中交代に。
【チーム採点・寸評】
清水 5
序盤は積極的に鹿島陣内に攻め入ったが、フィニッシュまでいけず。失点後は後手に回り続け、終了間際に力尽きた。
【清水|採点・寸評】
GK
13 六反勇治 5.5
1対1の場面を作られた1失点目は致し方なし。2失点目のポジション取りが悪く、フィードパスでも精度を欠いた
DF
7 六平光成 5.5
守勢に回る時間が多い中では、攻守において目立った活躍ができず。
4 カヌ 5
二見のカバーリングで判断が遅く、レアンドロに中央を突破され1失点目につながった。鹿島の動きに混乱する場面が散見。
26 二見宏志 5
17分の失点の場面では、FW金崎の動きにつられ後方にスペースを空けてしまい、そこをレアンドロに突かれた。2失点目も金崎に対応しきれず。
25 松原 后 5.5
序盤は、同サイドのデュークとともに左から果敢に攻め上がったが、失点してからは積極性が消えた。
MF
24 増田誓志 5(64分OUT)
移籍後初先発を果たしたが、古巣相手に守備に追われ続けて持ち味を発揮できず。不完全燃焼のまま64分で途中交代。
20 竹内 涼 5
相手への寄せが遅いなど、緩慢なプレーが見られた。増田との連係が悪く、鹿島に中盤の主導権を完全に譲ってしまった
23 枝村匠馬 5.5(86分OUT)
攻撃でボールを呼び込む動きは見られたが、精細を欠き、らしさが見られなかった
19 ミッチェル・デューク 6
7分、長谷川のパスを受けてシュートを放ったが決められず。劣勢の中でも左サイドから状況の打開を試み続けた
清水――柏戦の大敗ショックを引きずる内容に……。

清水の北川が突破を図るが、鹿島の昌子が迅速な対応で阻む。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)
FW
24 北川航也 5.5(77分OUT)
相手の守備に屈し、前線で仕事ができなかった。ボールを受けた際のキープ力が弱く、攻撃をけん引できなかった
18 長谷川悠 5.5
劣勢の状況下でボールが回らず、FWの役目を全うすることができなかった。シュートまでいく意識も低かった
交代出場
MF
2 清水航平 5.5(77分IN)
途中出場で流れを変えたかったが、支配巧者の鹿島を前にそれもできず。
MF
11 村田和哉 5.5(64分IN)
不振に終わった増田と交代でピッチに立ったが、簡単なパスミスをするなど、役目を担えなかった
FW
30 金子翔太 -(86分IN)
与えられた短いプレー時間では、3月の対戦のように結果を残すことはできなかった
監督
小林伸二 5
前節・柏戦の敗戦(1-4)をそのまま引きずってしまった内容。常に後手に回ったことで、流れを引き寄せられなかった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
サッカーダイジェストによる清水戦の寸評である。
快勝に全員に高評価が与えられておる。
その中で夢生に最高評点とMOMが与えられた。
最前線でデュエルに勝ち続け、1G1Aは素晴らしい結果である。
当然の評価と言えよう。
また、健斗、満男、レアンドロがそれに次ぐ評価が与えられておる。
レアンドロは先制点を記録しLIXIL賞を得ておる。
守備にも奔走し、途中交代しながらもスプリント回数22回はチーム最多となっておる。
好調を感じさせる。
健斗と満男のボランチコンビはバランスもよく、攻守によく絡んだ。
健斗がワンツーで抜け出したシーンは決まっておれば、更なる高評価が与えられたであろう。
満男は先制点に繋がる縦パスも素晴らしかったが、中盤での鬼気迫る潰しは、彼の真骨頂であったように思う。
17歳も離れた二人が組むこの中盤は、Jリーグ屈指である。
中盤を制圧し、これからも勝利を積み重ねたい。
楽しみである。

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サッカーダイジェストWeb編集部
2017年08月20日
鹿島――レアンドロは攻守両面で献身的な働き。

【警告】鹿島=なし 清水=竹内(11分)、清水(80分)、カヌ(90+1分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】金崎夢生(鹿島)
[J1リーグ23節]鹿島 2-0 清水/8月19日(土)/カシマ
【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
前節・川崎戦での1-3の敗北を完全に払拭。序盤から主導権を握り、守備では昌子を中心に安定感のあるパフォーマンスを見せ清水に隙をほとんど与えず。攻めては中盤を支配し、エースの金崎が1得点・1アシストと存在感を放ち、危なげのない勝利を収めた。
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
相手のファーストシュートをしっかり抑え、守備に安定感をもたらした。後方からのコーチングも的確。
DF
22 西 大伍 6
前半は同サイドから何度かクロスを上げられる場面が見られたが、後半は修正。機を見た攻撃参加でチームを支えた。
5 植田直通 6
13分には、前線で小笠原の右クロスを高い打点で落とし、金崎の好機を演出。守っては堅い守備で相手のFWを完封した。
3 昌子 源 6
「リスク管理に注意を払っていた」という言葉どおり、清水の速攻にも対応。植田との連係の良さも光った。
16 山本脩斗 6
レアンドロが自由に攻撃できるように、後方支援。J1通算200試合目のベテランDFは安定したパフォーマンスを見せた。
MF
20 三竿健斗 6.5
コンビを組む小笠原の位置を常に気づかいながら、攻守の“舵取り役”を全う。ピンチを未然に防いだ。
40 小笠原満男 6.5
流れを読むいぶし銀の働きぶりで、試合をコントロール。レアンドロの先制点の場面では起点となった。
13 中村充孝 6(68分OUT)
状況を見て積極的にポジションを移すなど、清水守備陣を攪乱した。連係をスムーズにする“潤滑油”となった
11 レアンドロ 6.5(82分OUT)
先制点でチームに勢いをもたらし、金崎とともに攻撃をけん引。最終ラインまで戻って守備をするなど、労を惜しまない働きぶり。
鹿島――川崎戦とは打って変わって“動かさない”采配。

金崎が1得点・1アシストの働きでチームを勝利に導いた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)
FW
33 金崎夢生 7
前線で常に相手にとって危険な存在に。17分のMFレアンドロの先制点をお膳立てし、87分には勝負を決定づける決勝点の活躍を見せた。
8 土居聖真 6(88分OUT)
38分のシュートは力みすぎて枠を外したが、前線から引いてスペースをつくるなど、見えない動きで攻撃を支えた
交代出場
9 鈴木優磨 6(68分IN)
シュートはなかったが、レアンドロとのパス交換から清水守備網を突破するなど、積極性は見せた
24 伊東幸敏 -(82分IN)
右サイドバックの定位置で途中出場。無難なプレーを見せ、試合に適応した。
30 安部裕葵 -(88分IN)
追加点を奪う気持ちでピッチに立ったが、時間が短く、評価はできず。
監督
大岩 剛 6
川崎戦では不用意にシステムを変更して敗戦を招いたが、清水戦では動かさない“定石”で確実に勝利をものにした。
清水――増田は不完全燃焼のまま途中交代に。
【チーム採点・寸評】
清水 5
序盤は積極的に鹿島陣内に攻め入ったが、フィニッシュまでいけず。失点後は後手に回り続け、終了間際に力尽きた。
【清水|採点・寸評】
GK
13 六反勇治 5.5
1対1の場面を作られた1失点目は致し方なし。2失点目のポジション取りが悪く、フィードパスでも精度を欠いた
DF
7 六平光成 5.5
守勢に回る時間が多い中では、攻守において目立った活躍ができず。
4 カヌ 5
二見のカバーリングで判断が遅く、レアンドロに中央を突破され1失点目につながった。鹿島の動きに混乱する場面が散見。
26 二見宏志 5
17分の失点の場面では、FW金崎の動きにつられ後方にスペースを空けてしまい、そこをレアンドロに突かれた。2失点目も金崎に対応しきれず。
25 松原 后 5.5
序盤は、同サイドのデュークとともに左から果敢に攻め上がったが、失点してからは積極性が消えた。
MF
24 増田誓志 5(64分OUT)
移籍後初先発を果たしたが、古巣相手に守備に追われ続けて持ち味を発揮できず。不完全燃焼のまま64分で途中交代。
20 竹内 涼 5
相手への寄せが遅いなど、緩慢なプレーが見られた。増田との連係が悪く、鹿島に中盤の主導権を完全に譲ってしまった
23 枝村匠馬 5.5(86分OUT)
攻撃でボールを呼び込む動きは見られたが、精細を欠き、らしさが見られなかった
19 ミッチェル・デューク 6
7分、長谷川のパスを受けてシュートを放ったが決められず。劣勢の中でも左サイドから状況の打開を試み続けた
清水――柏戦の大敗ショックを引きずる内容に……。

清水の北川が突破を図るが、鹿島の昌子が迅速な対応で阻む。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)
FW
24 北川航也 5.5(77分OUT)
相手の守備に屈し、前線で仕事ができなかった。ボールを受けた際のキープ力が弱く、攻撃をけん引できなかった
18 長谷川悠 5.5
劣勢の状況下でボールが回らず、FWの役目を全うすることができなかった。シュートまでいく意識も低かった
交代出場
MF
2 清水航平 5.5(77分IN)
途中出場で流れを変えたかったが、支配巧者の鹿島を前にそれもできず。
MF
11 村田和哉 5.5(64分IN)
不振に終わった増田と交代でピッチに立ったが、簡単なパスミスをするなど、役目を担えなかった
FW
30 金子翔太 -(86分IN)
与えられた短いプレー時間では、3月の対戦のように結果を残すことはできなかった
監督
小林伸二 5
前節・柏戦の敗戦(1-4)をそのまま引きずってしまった内容。常に後手に回ったことで、流れを引き寄せられなかった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
サッカーダイジェストによる清水戦の寸評である。
快勝に全員に高評価が与えられておる。
その中で夢生に最高評点とMOMが与えられた。
最前線でデュエルに勝ち続け、1G1Aは素晴らしい結果である。
当然の評価と言えよう。
また、健斗、満男、レアンドロがそれに次ぐ評価が与えられておる。
レアンドロは先制点を記録しLIXIL賞を得ておる。
守備にも奔走し、途中交代しながらもスプリント回数22回はチーム最多となっておる。
好調を感じさせる。
健斗と満男のボランチコンビはバランスもよく、攻守によく絡んだ。
健斗がワンツーで抜け出したシーンは決まっておれば、更なる高評価が与えられたであろう。
満男は先制点に繋がる縦パスも素晴らしかったが、中盤での鬼気迫る潰しは、彼の真骨頂であったように思う。
17歳も離れた二人が組むこの中盤は、Jリーグ屈指である。
中盤を制圧し、これからも勝利を積み重ねたい。
楽しみである。

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