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サッカーダイジェスト セレッソ戦寸評

【J1採点&寸評】C大阪 0-1 鹿島|杉本は決定機を決められず。日本代表対決は鹿島のCBコンビに軍配
本田健介(サッカーダイジェスト)
2017年08月26日


C大阪――M・ヨニッチと山下は粘ったが…。


【警告】C大阪=丸橋(26分)、澤上(50分) 鹿島=三竿健(12分)、レアンドロ(90+5分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】レアンドロ(鹿島)


[J124節]C大阪0-1鹿島/8月26日/ヤンマー

【チーム採点・寸評】
C大阪 5
3試合ぶりの勝利を目指してよく戦った。しかし、首位の鹿島に勝点7差をつけられる痛恨の敗戦。なんとしてでも結果が欲しかったが……。

【C大阪|採点・寸評】
GK
21 キム・ジンヒョン 5.5
試合を通じて危ない場面は少なかったものの、88分に失点。ただ、絶妙なコースを突かれただけに責任は問えないが、悔しい結末に。

DF
2 松田 陸 5.5
大半の時間はマッチアップしたレアンドロに危険な場面を作らせなかった。しかし、最後の最後にカバーが間に合わず、目の前で決められた。

14 丸橋祐介 5.5
柿谷とのコンビで左サイドからチャンスを作った。74分には水沼のパスを受けて左足を強振するも相手GKのセーブに遭った。失点シーンは攻め上がった裏を狙われた。

22 マテイ・ヨニッチ 6
金崎と激しい肉弾戦を繰り広げた。球際の強さは相変わらず。序盤にはパスカットからシュートを放つなど、前への意識も強かった。

23 山下達也 6
ヨニッチと頻繁にコミュニケーションを取りながらポジションを修正。金崎の動きを先読みして抑えていたが、終盤にゴールにつながるクロスを入れられた。

MF
6 ソウザ 5.5
ダイナミックに動き回り、広範囲をカバーした。もっとも、いつもと比べて効果的にボールに絡めなかった印象。後半には強烈なミドルで沸かせたが決められなかった。

10 山口 蛍 6
左右にボールを展開し、攻撃のリズムを作ろうと奮闘。鹿島の激しい寄せに思い通りのパスを送れないシーンもあったが、自慢の脚力で攻め上がり、推進力をもたらした点は見逃せない。

16 水沼宏太 5.5
右サイドから得意のクロスを供給。41分にはグラウンダーのボールを柿谷へ届け、ビッグチャンスを演出したが、ゴールにはつながらなかった。

8 柿谷曜一朗 5(85分 OUT)
41分には水沼のクロスに飛び込むもシュートはサイドネットに。守備面での貢献は認めるが、フィニッシュ精度を含め攻撃面で精彩を欠いた。

C大阪――杉本はチャンスを生かせず。

FW
9 杉本健勇 5
代表初選出を果たし、大きな注目を浴びた男は、17分に昌子をかわして右足で鹿島ゴールを強襲。ただ、後半にもCKからのヘッドなど決定機を迎えるもノーゴール。試合後には「決定力不足だった」と悔いた。

19 澤上竜二 6(78分 OUT)
大一番で今季のリーグ戦初先発を勝ち取った。19分には鋭いターンから惜しいシュートを打ち、その後もフリーランを繰り返して前線をかき回した。

交代出場
FW
11 リカルド・サントス -(78分IN)
交代直後に左足で惜しいシュートを放ち、81分には杉本へプレゼントパス。しかし、どちらも結果に結びつかなかった。

MF
7 関口訓充 -(85分IN)
柿谷との交代でピッチへ。1点を追うなか、攻撃に変化をつけたかったが、時間が短すぎた。

監督
ユン・ジョンファン 5.5
澤上の抜擢、R・サントスのジョーカー起用は決して悪い手ではなかった。だが、鹿島の老練な守備を崩すもうひと押しが足りなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

鹿島――レアンドロが最後に大仕事!

鹿島 6.5
C大阪の攻撃をフレキシブルに抑えながら、ゴールを狙った。88分に決勝弾を奪うなど勝負強さはさすがだった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 7
17分と79分に杉本の強烈なシュートを阻止。それ以外にも好セーブを何度も見せ、ゴールに鍵をかけた。

DF
22 西 大伍 6
柿谷のドリブルに粘り強く対応。身体を張ったディフェンスで無失点に寄与した。

5 植田直通 6.5
“ファイター”として地上戦、空中戦ともに相手から自由を奪った。自信につながる一戦になったはず。

3 昌子 源 6.5
17分に杉本の突破に反応した際に足を痛めたか、直後には動きが鈍った。しかし、その後は問題なくプレー。素早いカバーリングは光った。

16 山本脩斗 6
空中戦ではしっかり身体を寄せて杉本、澤上らに簡単にプレーをさせなかった。守備専門ではなく、レアンドロのフォローも行なった。

MF
20 三竿健斗 6.5
最終ラインの防波堤として機能。セカンドボールへの反応が速く、41分のピンチにも柿谷へ最後まで付いていき、シュートミスを誘った。

40 小笠原満男 6.5
決して目立たずともC大阪のパスの起点を的確に潰し、勢いを削いだ。いぶし銀の働きだった。

13 中村充孝 5.5(81分OUT)
右サイドから中央にスルスルと入ってスルーパスを狙うも、DFに引っ掛けてしまった。惜しいところまではいったが……。

MAN OF THE MATCH
11 レアンドロ 7
ドリブルで持ち運ぶも、味方に上手くつなげられず。64分のカウンターのチャンスでも判断が遅れ、ボールを失った。それでも88分に大仕事。金崎からのクロスを受けると、冷静に決勝ゴールを奪った。

鹿島――金崎はレアンドロのゴールをアシスト。


決勝ゴールを奪ったレアンドロ。88分に冷静にシュートを沈めた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

FW
8 土居聖真 5(63分 OUT)
金崎が自由に動き回った分、プレーエリアが限定された。何度かゴール前でボールを持つも、シュート0本に終わった。

33 金崎夢生 6.5 (90+3分 OUT)
前半は果敢に仕掛けたが、C大阪の包囲網を突破できず。後半はエンジンをかけ直し、決勝ゴールをアシストした。

交代出場
FW
9 鈴木優磨 6(63分IN)
右サイドでよく走った。ラストプレーでは、無人のゴールを狙ったが、わずかに外れた。

DF
24 伊東幸敏 -(81分IN)
右サイドの攻撃を活性化。決勝ゴールはこの男のフィードから。90分にもグラウンダーのクロスで、金崎のシュートチャンスを演出した。

FW
14 金森健志 -(90+3分IN)
試合終了間際にピッチへ。ロングボールを入れようとするC大阪の選手たちにプレッシャーをかけた。

監督
大岩 剛 6.5
序盤から良いリズムとは言えなかったが、どっしり構えて試合が動くのを待った。伊東の投入が決勝ゴールの呼び水になるなど、確かな手腕を見せた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)


サッカーダイジェストの本田記者によるセレッソ戦の寸評である。
完封勝利に総じて高評価が与えられておる。
その中で曽ケ端とレアンドロに最高評点を付けた。
レアンドロは決勝点を決めておりMOMを与えておる。
とはいえ、「ドリブルで持ち運ぶも、味方に上手くつなげられず。64分のカウンターのチャンスでも判断が遅れ、ボールを失った」と評しておる。
この日はレアンドロの日ではないのではと思わせた試合終盤に決めきったところでこの評価に繋がる。
攻撃陣はゴールという結果が全てと本田記者は考えておる様子。
そして、曽ケ端については、「17分と79分に杉本の強烈なシュートを阻止。それ以外にも好セーブを何度も見せ、ゴールに鍵をかけた」と記す。
個人的にはMOMは曽ケ端であったように感じた。
ビッグセーブを連発し、クリーンシートを達成した守護神あってこそのこの試合だったと思う。
これからも堅守にて首位を守り続けたい。
楽しみにしておる。

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