日本代表・昌子源、統率力と鋭い読みを武器とするキーマン
豪戦のキーマン DF昌子源が代表守備リーダーの自覚語る
2017年8月30日

「しっかりと準備したい」と昌子(右は、中央は植田)/(C)Norio ROKUKAWA/Office La Stradada
オーストラリア、サウジアラビアとのロシアW杯最終予選2連戦に挑む日本代表は28日、埼スタのサブグラウンドで代表合宿2日目を迎えた。この日からGK川島、MF香川、小林、FW岡崎、本田、武藤といった海外組が顔を揃え、CBで代表75試合の吉田も合流。同4試合の昌子源(鹿島)、そして出場ゼロの植田直通(鹿島)と三浦弦太(G大阪)の若い陣容でコンビネーションを高めていく。中でも常勝軍団・鹿島の主軸を担う24歳DF昌子の存在価値が、一気に高まっている。統率力と鋭い読みを武器とするキーマンに大一番への意気込みを聞いた。
26日のセレッソ大阪との上位対決は「仮想オーストラリア」と言える一戦だった。相手は杉本健勇ら長身FWを前線に置き、サイドから果敢にクロスを入れてくる。鹿島は何度もピンチを迎えたが、昌子・植田の代表DFコンビが鋭くはね返して失点を許さなかった。
「豪州にも大型選手はいるし、クロス対応はもう少し高めていかないと。得点が入る時はクロスを中の選手が合わせる形がほとんどなんで、自分がタイトについていれば簡単に入れられることはない。相手の方が身長が高くても最低限、最後に体を寄せることができるように準備したい」と昌子は決戦に思いを馳せた。
彼がクロス対応に固執するのは致命的ミスを犯した過去があるから。代表常連の森重(FC東京)が落選し、吉田との初コンビで挑んだ6月のシリア戦。失点場面で彼は相手をフリーにしてしまったのだ。
「いいボールを上げられて中に人がいる状況でマークを外してしまった。それもプラスに持っていける材料になる。重圧は感じるだろうけど、すごく大切な試合っていうのは、日本国民全体が分かっている。しっかり準備したいですね」と本人も自戒を込めて言う。
■大岩監督に怒鳴られ「泣きそうに」
守備リーダーとしての自覚は日々、鹿島で養っている。最近では7月29日の甲府戦。試合は3―0で勝ったが、昌子はブラジル人FWドゥドゥにボールをさらわれてピンチを招いた。これを大岩剛監督が問題視。試合後のロッカールームで名指しで怒鳴られたのだ。本人もショックで「泣きそうになった」という。
「中心選手があんなミスをしたら、監督が怒るのは当然のこと。全員の前であえて厳しく言うことでチームを引き締める狙いがあったはずだ」と観戦に訪れていた父・力さん(姫路獨協大学監督)に諭され、翌日の朝一番に謝罪。そこからは「自分がやらなければ」という意識をより深めた。
年齢に関係なく、大声を出して「周りを動かせる」のが昌子の強みだ。
6月のイラク戦(テヘラン)では完封勝利を逃したが、大一番でチームを鼓舞し、強敵を零封できるか。
(取材・構成=サッカージャーナリスト・元川悦子)
日本代表の昌子源を取材した日刊ゲンダイの元川女史である。
統率力と鋭い読みを武器とするキーマンと源を位置付け、コメントを取っておる。
「豪州にも大型選手はいるし、クロス対応はもう少し高めていかないと。得点が入る時はクロスを中の選手が合わせる形がほとんどなんで、自分がタイトについていれば簡単に入れられることはない。相手の方が身長が高くても最低限、最後に体を寄せることができるように準備したい」とのこと。
6月のシリア戦でのミスを糧に成長したことを感じさせる。
今回はロシアW杯への切符を賭けた大一番であるが故、些細なミスも許されぬ。
高い集中力にて守り切り、攻撃陣にゴールを託したいところ。
源の躍動にて勝利を呼び込むのだ。
期待しておる。

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2017年8月30日

「しっかりと準備したい」と昌子(右は、中央は植田)/(C)Norio ROKUKAWA/Office La Stradada
オーストラリア、サウジアラビアとのロシアW杯最終予選2連戦に挑む日本代表は28日、埼スタのサブグラウンドで代表合宿2日目を迎えた。この日からGK川島、MF香川、小林、FW岡崎、本田、武藤といった海外組が顔を揃え、CBで代表75試合の吉田も合流。同4試合の昌子源(鹿島)、そして出場ゼロの植田直通(鹿島)と三浦弦太(G大阪)の若い陣容でコンビネーションを高めていく。中でも常勝軍団・鹿島の主軸を担う24歳DF昌子の存在価値が、一気に高まっている。統率力と鋭い読みを武器とするキーマンに大一番への意気込みを聞いた。
26日のセレッソ大阪との上位対決は「仮想オーストラリア」と言える一戦だった。相手は杉本健勇ら長身FWを前線に置き、サイドから果敢にクロスを入れてくる。鹿島は何度もピンチを迎えたが、昌子・植田の代表DFコンビが鋭くはね返して失点を許さなかった。
「豪州にも大型選手はいるし、クロス対応はもう少し高めていかないと。得点が入る時はクロスを中の選手が合わせる形がほとんどなんで、自分がタイトについていれば簡単に入れられることはない。相手の方が身長が高くても最低限、最後に体を寄せることができるように準備したい」と昌子は決戦に思いを馳せた。
彼がクロス対応に固執するのは致命的ミスを犯した過去があるから。代表常連の森重(FC東京)が落選し、吉田との初コンビで挑んだ6月のシリア戦。失点場面で彼は相手をフリーにしてしまったのだ。
「いいボールを上げられて中に人がいる状況でマークを外してしまった。それもプラスに持っていける材料になる。重圧は感じるだろうけど、すごく大切な試合っていうのは、日本国民全体が分かっている。しっかり準備したいですね」と本人も自戒を込めて言う。
■大岩監督に怒鳴られ「泣きそうに」
守備リーダーとしての自覚は日々、鹿島で養っている。最近では7月29日の甲府戦。試合は3―0で勝ったが、昌子はブラジル人FWドゥドゥにボールをさらわれてピンチを招いた。これを大岩剛監督が問題視。試合後のロッカールームで名指しで怒鳴られたのだ。本人もショックで「泣きそうになった」という。
「中心選手があんなミスをしたら、監督が怒るのは当然のこと。全員の前であえて厳しく言うことでチームを引き締める狙いがあったはずだ」と観戦に訪れていた父・力さん(姫路獨協大学監督)に諭され、翌日の朝一番に謝罪。そこからは「自分がやらなければ」という意識をより深めた。
年齢に関係なく、大声を出して「周りを動かせる」のが昌子の強みだ。
6月のイラク戦(テヘラン)では完封勝利を逃したが、大一番でチームを鼓舞し、強敵を零封できるか。
(取材・構成=サッカージャーナリスト・元川悦子)
日本代表の昌子源を取材した日刊ゲンダイの元川女史である。
統率力と鋭い読みを武器とするキーマンと源を位置付け、コメントを取っておる。
「豪州にも大型選手はいるし、クロス対応はもう少し高めていかないと。得点が入る時はクロスを中の選手が合わせる形がほとんどなんで、自分がタイトについていれば簡単に入れられることはない。相手の方が身長が高くても最低限、最後に体を寄せることができるように準備したい」とのこと。
6月のシリア戦でのミスを糧に成長したことを感じさせる。
今回はロシアW杯への切符を賭けた大一番であるが故、些細なミスも許されぬ。
高い集中力にて守り切り、攻撃陣にゴールを託したいところ。
源の躍動にて勝利を呼び込むのだ。
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