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内田篤人がドイツ2部に移籍を決めた「2つの理由」

内田篤人がドイツ2部に移籍を決めた「2つの理由」
2017年8月31日16時0分 スポーツ報知


ドイツ2部ウニオン・ベルリンのユニホームに身をまとった元日本代表DF内田

 元日本代表DF内田篤人がドイツ2部、ウニオン・ベルリンに完全移籍した。同1部の強豪、シャルケ04から1部昇格の野望を持つクラブへ。2015年6月に右ひざの手術を受け、2年間はリハビリトレーニングと復帰過程による痛みから、公式戦にはほとんど出場していなかった。就任したばかりのドミニコ・テデスコ監督が主力として構想に入れていないことが分かり、クラブとの話し合いの末に移籍を決断した。

 内田は新天地の練習に初めて参加後(8月22日)、そして入団会見(同23日)で集まった報道陣に多くを語った。それら全てが前向きで「天の邪鬼(あまのじゃく)」を自認する内田にしては、こんなに真っすぐで、熱を帯びた言葉が並ぶのは珍しい。

 「1部から2部っていうのも僕の中で抵抗もなく、スタジアムの中にファンがいれば、そこで仕事をしたい」

 「このチームは昨年4位で、1部に上がらないといけないチームだと思ってるんで、その手助けができれば」

 「僕のポジションは右サイドバックなので、うまくボールをつなぎながらチームをコントロールしたい。練習からしっかりチームがうまく回るように。僕もそんなに若くない選手なんで、チームがうまく回るように助けたい」

 こんな様子だ。

 内田は快勝した試合後、しばしば「相手のミスもあったからねー」と言う。ゴールを決めても「俺よりFWが決めた方がチームに勢いがつくから」と口にしてきた。「自分の感情、考えていることを他人にあまり知られたくない」という考え。うれしい時でも、うれしくないように振る舞うのが内田らしい。質実剛健を地でいく鹿島に在籍していた影響もあってか、報道陣の前で本音を語るケースは本当に少なかった。

 手術を受ける前から、練習さえままならない時期を長く過ごした。ジョギングができただけで、表情が和らいだ日もある。鹿島でも日本代表でも出場などで年少記録を残してきた右肩上がりのプロ人生。慣れない足踏みする苦しさを味わい「何回も泣いたよ」「きつい」「不安」「どうしたらいいか」と漏らした。本音を隠すせない状況まで追い込まれているように感じ、会った時は、なるべくけが以外の話題を探した。

 「元通りにプレーできるのか」。周囲からの指摘は、もちろん本人の耳に届いている。「2年もプレーしていない選手だから」という自覚もある。だが、7年を過ごしたシャルケ04退団を決断した際に「いつでも帰って来い」と鹿島幹部が声をかけてくれた古巣・鹿島を選ばず、ドイツでの再起を望んだ。理由は2つ。1つは「心残り」と明かすように、ドイツで復活してやるという意地。もう1つは「鹿島に必要だと思われる選手じゃないと戻れない」という責任感だ。

 ウニオン・ベルリンに移籍が決まり、内田から「頑張ります」と連絡を受けた。記憶が正しければ「頑張る」というストレートで前向きな言葉にも、出会って11年で初めて触れたように思う。選手にとって2年という月日は長く、重い。しかもサッカー選手として最も充実しているとされる、20歳台後半のブランクだ。どん底からの再起。新天地で目を輝かせる写真を見て、熱のある言葉を読んで、本音でぶつかっていく内田も、また追い続けていきたいと感じた。(記者コラム・内田 知宏)


内田篤人のウニオン・ベルリン移籍について記す報知新聞の内田記者である。
シャルケ退団時には、鹿島からの声がけもあったとのこと。
しかしながら、篤人はドイツでの復活したいという「心残り」と「鹿島に必要だと思われる選手じゃないと戻れない」という気持ちから、2部での再起に賭けた。
この篤人の思いを受け止め、更に応援したくなった。
この1年、篤人の新たなチャレンジが始まった。
2部とはいえ、既に出来上がったチームに割り込むことは容易ではなかろう。
努力に努力を重ねることとなる。
ピッチに立つ篤人を待っておる。

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