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神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で、互いのプライドが交錯する

“顔なじみ”の両雄が激突。神戸のリベンジか、鹿島の仁王立ちか
前回の天皇杯覇者・鹿島を、神戸がホームスタジアムで迎え撃つ。昨年度の4回戦でも相まみえた両雄だが、鹿島が神戸を2-1で破り、そのまま王者の位置まで登り詰めている。初タイトルに燃える神戸がリベンジを果たすのか、それとも明治安田J1で首位を走る鹿島が天皇杯連覇に向けて歩を進めるのか。神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で、互いのプライドが交錯する。

神戸は21日のJ1第30節・鳥栖戦で逆転負けを喫した。ゲームが始まり、圧倒的にピッチを支配する中、13分にルーカス ポドルスキが大きく左サイドに展開。松下 佳貴が一人をかわして右足でクロスを送ると、田中 順也が胸を使った絶妙なパス。ここに走り込んだルーカス ポドルスキが鮮やかな先制ゴールを奪取している。ところが、その2分後にPKを奪われ、ビクトル イバルボにゴールを許すと、CKからキム ミンヒョクに頭で逆転の決勝ゴールを決められた。

試合を振り返った吉田 孝行監督は「失点してから何か活気がなくなり、前半も後半もトータルして何か活気がなかったと感じた」と評した。ハードワークは戦術や個人のスキルを発揮する上で不可欠な要素であり、いま一度チームの原則を再確認したいところだ。

ただ、この試合へ向けてポジティブな面は少なくない。今夏に加入したルーカス ポドルスキとハーフナー マイクは、再登録が行われるこのタイミングから天皇杯への出場が可能となる。さらに、鳥栖戦では高橋 峻希が再離脱を乗り越えて先発フル出場。ルーキーの安井 拓也がJリーグ初出場を飾るなど、経験豊かな選手に加えて若い選手も向上心を育む大きな経験を得るなど、明るい材料は豊富だ。

一方の鹿島は現在、J1首位に立っている。ただ、前節・横浜FM戦はいつもの勝負強さのトーンがダウンした。先に2失点して苦しい試合展開に陥り、一度は同点に追い付く粘りを見せたものの、74分に遠藤 渓太に決勝ゴールを許している。試合後に昌子 源は「俺らが首位にいるとき、鹿島相手には普段と違うサッカーができたりする。(J1第28節で対戦した)鳥栖さんも今季ベストゲームと聞いた。そういう試合がウチに出るというより、ウチだから出る。それはいまに始まったことじゃない」と、“対鹿島”という構図が対戦相手に強い士気を作ることを指摘しており、気を引き締めて臨むことになりそうだ。

神戸と鹿島はここ数年で多くの試合を行ってきた。一昨季はリーグ戦とJリーグカップの準決勝2試合で“3連戦”を戦ったが、いずれも鹿島の勝利。昨季はJ1 2nd最終節で神戸が勝利を挙げたが、連戦の形で天皇杯4回戦を戦い、鹿島が勝利を遂げている。タイトルが懸かった重要な一戦で、鹿島が底力を見せつけてきたとも言えるだろう。神戸の藤田 直之は「鹿島はリーグ戦の首位。今季ここまでで一番強いから首位にいる。そういう相手に一発勝負でチャレンジできることを前向きにとらえている」と話し、その言葉に高いモチベーションをうかがわせた。

リーグ前節の敗戦で両陣営が育んだのは、負けることを許さないプロフェッショナルの矜持。悔しさを払拭し、歓喜に酔う瞬間を求めて走り続ける一戦となりそうだ。

[ 文:小野 慶太 ]


「悔しさを払拭し、歓喜に酔う瞬間を求めて走り続ける一戦となりそうだ」と綴るJリーグ公式の小野氏によるプレビューである。
お互いリーグ戦の前節を落とし、好調とは言えぬ状態である。
鹿島に関しては、ミスから自滅し敗戦を喫した。
これは悪い流れである。
しかしながら、その空気を引きずらぬ力が鹿島にはある。
特に次の試合はコンペティションの異なる天皇杯であり、気持ちは一新されよう。
連覇の懸かるこの準々決勝をどのように戦うのか、過密日程でメンバーをどのようにするのか、興味は尽きぬ。
高いモチベーションにて挑み、勝利を持ち帰りたい。
楽しみである。

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狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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