1人1人がやるべきことを積み重ねていきたい
【鹿島vs柏プレビュー】鹿島は今節で優勝を決められるか…柏はキム・ボギョンを出場停止で欠く

前回対戦は接戦。3-2で鹿島が柏を下した。鹿島の決勝点はペドロ・ジュニオール(左から2人目)が挙げた [写真]=J.LEAGUE
■鹿島アントラーズ 今節勝利でリーグ優勝が決定
ACL決勝を戦う浦和の日程の関係で、第32節は他クラブより2週間ほど前に実施。ホームに浦和を迎えた一戦は80分、西大伍のクロスをレアンドロが合わせるとこれが決勝点となり、1-0で今季リーグ23勝目を挙げた。9月以降のリーグ8試合のうち5試合が複数得点と攻撃が機能している。柏とのリーグ前回対戦は7月。前半に先制を許したものの、後半に金崎夢生、永木亮太、P・ジュニオールが得点を挙げて3-2で競り勝っている。
【プラス材料】
勝てば優勝が決まる柏戦へ向け、集中した練習が行われている。ピッチには主力組、サブ組といった立ち位置に関係なく、多くの選手から指示の声が響いた。球際の激しさも試合に近いものがある。これまでもカップ戦決勝やリーグタイトルが懸かった、いわゆる大一番を前にした時、鹿島特有のスイッチが入るが、今はまさにその状態にあると言える。土居聖真は「試合に関われない選手も、チームのためにああいう空気を作ってくれて感謝したい」と明かした。
先発メンバーはリーグ前節の浦和戦から変更されない見込み。負けようがない内容によって1-0で勝利した浦和戦同様、1人1人がやるべきことを積み重ねていきたい。
【マイナス材料】
ホームでの前節浦和戦が行われたのは5日のこと。そこから代表マッチウィークを挟み、浦和戦を先に消化した影響で18日間も試合がなかった。そのため、鹿島にとってはこの柏戦が3週間ぶりの試合となる。この間、2度の練習試合を組み、練習内容も工夫して取り組んできたが、試合勘という点において不安がある。特に影響が出るのが試合序盤で、ゲームの入り方に気をつけたいところだ。
タイトルの重圧には慣れているクラブとはいえ、そのなかで普段通りの戦い方ができるか。昌子源、植田直通が言うように「細かいプレーが勝負を決する」という試合になるだろう。また、西大伍が話すように「気持ちの強い方が勝つ」という試合でもある。
文:totoONE編集部
■柏レイソル リーグ前節は苦しい内容でも勝利、来季のACL出場圏獲得に弾み
【プラス材料】
リーグ前節の磐田戦で1-0と勝利を収め、5試合ぶりに白星を手にした。それまでのチームに欠けていた勝利への執着心、球際の迫力、戦う意識などをベテランの鎌田次郎が身を以て体現。後半は磐田に押し込まれ、内容的には良い試合とは言えなかったが、けが人続出の苦しい台所事情のなかで手にした泥臭い勝利は、来季のACL出場圏内を狙う柏にとってきっかけとなりうる1勝だった。
そして今週の練習は磐田戦を欠場した中谷進之介が復帰。さらに武富孝介、ユン・ソギョンも全体練習に加わり、徐々にだが陣容は整いつつある。いきなりスタメンに抜擢するとは考えにくいが、流れを変えられる武富をベンチに置いてスーパーサブとして起用する可能性はゼロではないだろう。
【マイナス材料】
今節はキム・ボギョンが出場停止となる。すでにけがにより戦列を離れている手塚康平、小林祐介を欠くうえに、チームのパスの供給源となるキムが不在となれば、チーム全体のビルドアップにスムーズさが損なわれる懸念が生じる。
しかも前節の磐田戦では、後半に相手のシステム変更と選手交代によって主導権を奪われ、柏本来のスタイルを発揮できたとは言い難い内容に終始。単にボールを保持できなかったことだけではなく、マイボールになった直後の守から攻へのトランジションでミスが頻発し、効果的なカウンターを繰り出せずに拙さが目立った点も試合を難しくした原因だった。その課題を克服できているかどうかは今節へのポイントになりそうだ。
文:鈴木潤
「先発メンバーはリーグ前節の浦和戦から変更されない見込み」と記すサッカーキングのプレビューである。
浦和戦から3週間経ちPJが戦列復帰したが、ここは聖真を起用する様子。
「勝ってるチームはいじるな」というサッカー格言を守り、バランスを崩さずに戦いたい。
勝利を信じておる。

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前回対戦は接戦。3-2で鹿島が柏を下した。鹿島の決勝点はペドロ・ジュニオール(左から2人目)が挙げた [写真]=J.LEAGUE
■鹿島アントラーズ 今節勝利でリーグ優勝が決定
ACL決勝を戦う浦和の日程の関係で、第32節は他クラブより2週間ほど前に実施。ホームに浦和を迎えた一戦は80分、西大伍のクロスをレアンドロが合わせるとこれが決勝点となり、1-0で今季リーグ23勝目を挙げた。9月以降のリーグ8試合のうち5試合が複数得点と攻撃が機能している。柏とのリーグ前回対戦は7月。前半に先制を許したものの、後半に金崎夢生、永木亮太、P・ジュニオールが得点を挙げて3-2で競り勝っている。
【プラス材料】
勝てば優勝が決まる柏戦へ向け、集中した練習が行われている。ピッチには主力組、サブ組といった立ち位置に関係なく、多くの選手から指示の声が響いた。球際の激しさも試合に近いものがある。これまでもカップ戦決勝やリーグタイトルが懸かった、いわゆる大一番を前にした時、鹿島特有のスイッチが入るが、今はまさにその状態にあると言える。土居聖真は「試合に関われない選手も、チームのためにああいう空気を作ってくれて感謝したい」と明かした。
先発メンバーはリーグ前節の浦和戦から変更されない見込み。負けようがない内容によって1-0で勝利した浦和戦同様、1人1人がやるべきことを積み重ねていきたい。
【マイナス材料】
ホームでの前節浦和戦が行われたのは5日のこと。そこから代表マッチウィークを挟み、浦和戦を先に消化した影響で18日間も試合がなかった。そのため、鹿島にとってはこの柏戦が3週間ぶりの試合となる。この間、2度の練習試合を組み、練習内容も工夫して取り組んできたが、試合勘という点において不安がある。特に影響が出るのが試合序盤で、ゲームの入り方に気をつけたいところだ。
タイトルの重圧には慣れているクラブとはいえ、そのなかで普段通りの戦い方ができるか。昌子源、植田直通が言うように「細かいプレーが勝負を決する」という試合になるだろう。また、西大伍が話すように「気持ちの強い方が勝つ」という試合でもある。
文:totoONE編集部
■柏レイソル リーグ前節は苦しい内容でも勝利、来季のACL出場圏獲得に弾み
【プラス材料】
リーグ前節の磐田戦で1-0と勝利を収め、5試合ぶりに白星を手にした。それまでのチームに欠けていた勝利への執着心、球際の迫力、戦う意識などをベテランの鎌田次郎が身を以て体現。後半は磐田に押し込まれ、内容的には良い試合とは言えなかったが、けが人続出の苦しい台所事情のなかで手にした泥臭い勝利は、来季のACL出場圏内を狙う柏にとってきっかけとなりうる1勝だった。
そして今週の練習は磐田戦を欠場した中谷進之介が復帰。さらに武富孝介、ユン・ソギョンも全体練習に加わり、徐々にだが陣容は整いつつある。いきなりスタメンに抜擢するとは考えにくいが、流れを変えられる武富をベンチに置いてスーパーサブとして起用する可能性はゼロではないだろう。
【マイナス材料】
今節はキム・ボギョンが出場停止となる。すでにけがにより戦列を離れている手塚康平、小林祐介を欠くうえに、チームのパスの供給源となるキムが不在となれば、チーム全体のビルドアップにスムーズさが損なわれる懸念が生じる。
しかも前節の磐田戦では、後半に相手のシステム変更と選手交代によって主導権を奪われ、柏本来のスタイルを発揮できたとは言い難い内容に終始。単にボールを保持できなかったことだけではなく、マイボールになった直後の守から攻へのトランジションでミスが頻発し、効果的なカウンターを繰り出せずに拙さが目立った点も試合を難しくした原因だった。その課題を克服できているかどうかは今節へのポイントになりそうだ。
文:鈴木潤
「先発メンバーはリーグ前節の浦和戦から変更されない見込み」と記すサッカーキングのプレビューである。
浦和戦から3週間経ちPJが戦列復帰したが、ここは聖真を起用する様子。
「勝ってるチームはいじるな」というサッカー格言を守り、バランスを崩さずに戦いたい。
勝利を信じておる。

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