被災から7年

東日本大震災から7年、鹿島小笠原が口にする危機感
[2018年3月11日19時19分]


鹿島のサッカースクールの終了式に顔を出した後、子どもらに囲まれながら退場する鹿島MF小笠原満男。後方は右から曽ケ端、内田、遠藤


鹿島のサッカースクールの終了式に顔を出した後、子どもらに囲まれて退場する鹿島MF小笠原満男(右)。左はFW金崎


 東日本大震災から7年が立った11日、盛岡市出身の鹿島アントラーズMF小笠原満男(38)は茨城県・鹿嶋市のクラブハウスで振り返った。

 「思うことはいろいろあるし、つらい日でもある」

 いまだ、あの大惨事が心から消えることはない。当時は震災から1週間で被災地に飛んだ。復興を支援する「東北人魂を持つJ選手の会」の発起人として活動し、毎年、幾度となく被災地に足を運び続ける。そこで思うことがある。

 「7年になるけど、いまだに仮設住宅で暮らしている方も多くいるし、津波が来たエリアにほとんど何も立っていない地域もある。7年でこれしか進まないか、というくらい復興はすごく遅れていると思う」と訴えた。

 高校時代を過ごした岩手県大船渡市には昨年、市や地元の人たちと協力して、人工芝のグラウンドを完成させた。雨や雪などの悪天候にも負けないように、と。だが「つくって終わりにするんじゃない。このまま活用していってもらえる仕組みを考えていきたい。いろいろな大会やサッカー教室をして、外部から子どもたちを被災地に呼び、まず被災地を見てほしいということと、何かを感じ取ってほしいという意味で。そういう大会をつくっていきたいなと、地元の人と話している」。

 そこには小笠原だけでなく、被災地の人たちの“危機感”がある。

 「7年立って(記憶が)薄れてきている部分があるのも1つだけど、東日本大震災を知らない子たちが生まれてきている。今の小学生ぐらいは記憶にあるかないか、ギリギリ。7年前に生まれていない子もいる。そういう子たちに今度は伝えていく必要がある。2度とああいう被害が起きて欲しくないし、南海トラフ地震とか、関東大震災クラスのものが、かなり高い確率で来るんじゃないかと言われていて、決してああいう地震や津波を人ごとだと思ってほしくない。『いつか来る』と思って備えておくに超したことはない。そういうのを訴えかける機会をつくっていきながら、地元の活性につなげていく形が、今後は理想かなと、みんなと話しています」

 今、被災地から人が流出しているという。サッカー界にとっても、その問題は大きい。

 「子どもたちの人数が減ってきていて、1チーム11人組めないチームもあったりしている。なので、ぜひああいう人工芝を使って、子どもたちがスポーツをどんどんできる環境も、そういう意味でも良いんじゃないかなと思います。反対に、被災地に人が来てくれるような流れをつくれれば、いいのかなと」

 大船渡市の旧赤崎小の跡地につくった人工芝のグラウンドでは、年明けに1度、大会を開いた。今度は夏にも開きたいという。

 「大船渡は、冬でもあまり雪が降らないし、凍ったりしない。東北の中でも暖かい気候を生かして、大会なり合宿を誘致する流れをつくっていきたい」

 東日本大震災から、まだ、7年しか立っていない。小笠原は常に、寄り添っている。

小笠原復興へ被災地で「大会を」子供呼び伝えていく
[2018年3月12日7時36分 ]


鹿島のサッカースクールの終了式に顔を出した後、子どもらに囲まれながら退場する鹿島MF小笠原満男。後方は右から内田、遠藤(撮影・今村健人)

 東日本大震災から7年となる11日、盛岡市出身の鹿島アントラーズMF小笠原満男(38)は茨城・鹿嶋市のクラブハウスで「つらい日」と振り返り「いまだに仮設住宅で暮らしている方も多く、7年でこれしか進まないのかというくらい復興はすごく遅れている」と訴えた。

 復興を支援する「東北人魂」の発起人として今も活動を続け、高校時代を過ごした岩手・大船渡に人工芝のピッチもつくった。「夏に1つ大会をしたい」と構想も明かした。そこには小笠原や地元の思いがある。

 「今の小学生は(震災が)記憶にあるか、ないか。7年前に生まれていない子もいる。そういう子たちに伝えていく必要がある」

 大会を誘致して被災地に呼び、その目で見て、感じてもらう。「決して人ごとだと思ってほしくない。そういうのを訴えかける機会をつくりながら、地元の活性につなげていく形が理想かなと」。東日本大震災から、まだ7年。小笠原は寄り添う活動を止めない。

鹿島・小笠原、震災への思い語った
 J1鹿島は広島戦から一夜明けた11日、日本代表DF植田、MF中村以外の先発組は、13日のACL(対シドニーFC=豪州、ホーム)に向けて室内で軽めの調整を実施した。東日本大震災から7年のこの日、岩手・大船渡高出身のMF小笠原が取材に応じ「辛い日。記憶が薄れてきているし、当時を知らない子供たちが増えている。(震災を)伝えていく必要がある」と思いを口にした。 (鹿嶋市)

小笠原 大船渡で少年大会プラン「被災地見て何かを感じて」


昨年12月、人工芝化した岩手県大船渡市の赤崎グラウンドで子どもたちとサッカーをする小笠原
Photo By スポニチ


 東日本大震災から7年を迎えた11日、岩手県出身で復興支援に力を注ぐ鹿島のMF小笠原は「思うことはいろいろあるし、つらい日。7年でこれしか進まないのかという思い。復興は凄く遅れていると思う」と話した。

 忘れない、伝え続けるための活動を続けていく。昨年12月、発起人となって震災後に設立したボランティア団体「東北人魂」で建設した岩手県大船渡市の赤崎グラウンドを、土から人工芝に生まれ変わらせた。整備から芝の選定まで全て携わった場所。今後は「大会やサッカー教室をつくって、外部から子供たちを呼び込んで、活用してもらえるしくみをつくりたい」と話す。

 震災の記憶が薄れゆく世代に「被災地を見て、何かを感じてほしい」という思い。未来の災害に備え「人ごとだと思ってほしくない」という警鐘の思い。震災後からの人口減少を憂う思い。いくつもの思いに突き動かされ、小笠原は地元の人とともに行動に移す。まず今夏、大会を開く計画があるという。
[ 2018年3月12日 05:30 ]

【鹿島】小笠原、東北サッカー界の復興へ支援継続 3・11は「つらい日」
2018年3月12日7時0分 スポーツ報知


鹿島・小笠原

 鹿島のMF小笠原満男(38)が11日、東北サッカー界の復興に向けて支援を続けることを明かした。

 練習後に鹿島クラブハウスで対応。3・11を、「いろいろな思いがある。つらい日」とし、「7年…7年でここまで進まないのか」と、依然として仮設住宅で暮らす人もいる被災地の状況を思いやった。高校時代を過ごした岩手・大船渡に、人工芝グラウンドの設立に尽力し、昨年末にオープン。「人口が流出してチームが消滅しそうだという話も聞く。グラウンドを使ってもらって、被災地以外のチームも招いて大会を開いていきたい」と話した。

鹿島・小笠原、3・11の思い語った「7年でこれしか…復興遅れている」

 3・11への思いを語った、鹿島の小笠原満男

 東日本大震災から7年を迎えた11日、岩手県出身でJ1鹿島のMF小笠原満男(38)が淡々と、そして熱く語った。「思うことはいろいろとある。(3月11日は)つらい日でもある」。鹿嶋市内での練習を終えて淡々と言葉を紡いだ。

 「7年でこれしか進まないのかというくらい、復興は遅れている。いまだに仮設住宅で暮らす人もいる。原発の影響もある。数多くの問題があると思います」

 昨年末、岩手県大船渡市のグラウンドが人工芝化された。全天候型で1年間使用できる施設で、小笠原も尽力したものだ。

 「人口が減って、消滅危機にあるサッカーチームもある。スポーツを子どもたちができる環境を作れれば」。グラウンドには復興への思いが込められている。震災を知らない県外の子供たちを招待し、大会やサッカー教室も開催する。

 「2度とああいう被害が起きてほしくない」。3・11。心からの思いを訴えた。

「3・11」 鹿島の小笠原 東北復興へ支援続ける
二度と起きてほしくない

東日本大震災で被災した東北地方の復興支援を続けるJ1鹿島の小笠原は「3月11日」を迎え、「思うところはいろいろあるし、つらい日ではある」と心境を明かした。

岩手県出身の小笠原は震災後、母校がある大船渡市に人工芝の「赤崎グラウンド」を整備するなど積極的な支援を継続している。今年1月には福島でのサッカー教室にも参加した。被災地の現状を「7年でこれしか進まないのかと思うくらい復興が遅れている。数多くのいろんな問題があると感じる」と実感を込めた。

赤崎グラウンドについては、「造って終わりにするのではなく、活動していく仕組みを考えたい」と展望を描く。サッカーの大会や教室を開催することで、他県から参加する子どもたちにも防災の意識を訴え掛け、ゆくゆくは地元の活性化につなげるのが狙いだ。

直近では夏ごろにイベントを開催する予定。「外部から子どもたちを被災地に呼んで(現地を)見てほしい。なにかを感じてほしい。二度とああいう被害が起きてほしくないので」と願っている。

(岡田恭平)


東日本大震災に見舞われた3月11日に小笠原満男を取材する各紙である。
復興の進まぬ現状、風化しつつある現状を訴える。
未だ被災地は日常が戻らぬ。
こうして特別な日だけを報じるのではなく、日頃からもっと露出した方が良いのではなかろうか。
メディアに問いかけたいところである。

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非公開コメント

ホントに頭が下がる。
本人は否定するかも知れないけど、素晴らしい男だと思います。
こんな人を擁する鹿島は本当に誇らしい。

本当に凄い事だと思う。
そしていろいろな人の事情を良く考えて発言し行動していると思う。
協力して頂いている方や選手にも本当に頭が下がります。
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Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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