fc2ブログ

U-19日本代表 インドネシア遠征

U-19日本代表 3連勝でインドネシア遠征を終える
2018年03月28日



練習試合 vs Persika Karawang
2018年3月27日(火) キックオフ時間15:00 試合時間90分(45分ハーフ)
ABC Football Field B(インドネシア・ジャカルタ)

U-19日本代表 3-2(前半2-0、後半1-2)Persika Karawang

得点
19分 山田康太(U-19日本代表)
30分 髙橋大悟(U-19日本代表)
77分 OG(Persika Karawang)
82分 失点(Persika Karawang)
87分 OG(U-19日本代表)

スターティングメンバー
GK:谷晃生
DF:川井歩、阿部海大、谷口栄斗、荻原拓也
MF:髙橋大悟、伊藤洋輝、川村拓夢、山田康太
FW:宮代大聖、安部裕葵

サブメンバー
GK:大迫敬介、若原智哉
DF:石原広教、橋岡大樹、小林友希、東俊希
MF:齊藤未月、堀研太、郷家友太、喜田陽
FW:原大智、安藤瑞季

交代
HT 谷晃生 → 若原智哉
62分 川井歩 → 喜田陽
65分 髙橋大悟 → 郷家友太
70分 川村拓夢 → 齊藤未月
77分 山田康太 → 堀研太
77分 荻原拓也 → 東俊希
77分 宮代大聖 → 原大智

マッチレポート
U-19日本代表は27日(火)、インドネシア遠征の第3戦が行われ、Persika Karawangと対戦し、3-2で勝利し、3連勝で遠征を終えました。

Persika Karawangは、インドネシアのプロリーグである、ゴジェック・トラベローカ・リーガ2に所属しているチームで、登録している全ての選手を帯同させてきました。

試合は、2分にMF山田康太選手の目の覚めるロングシュートで開始すると、攻守の切り替えが早い展開で進みます。相手はU-19インドネシア代表戦の試合を観戦し、日本をよく研究してきたと話す通り、日本の素早いパス交換に対応するように、守備に人数を固め、ロングボールやサイドを起点にカウンター攻撃を仕掛け、チャンスを作っていきます。しかし日本は、試合が進むに連れて、落ち着いてパスを交換し、ゴール前に迫っていきます。そして19分、ゴール前スルーパスに上手く抜け出したFW宮代大聖選手が、相手GKを交わしてクロスを上げると、MF山田康太選手が合わせ先制点を奪います。さらに、30分にはMF髙橋大悟選手が中央でボールを受けると、鋭く左足を振り抜き、追加点を奪います。その後は、相手が1点を奪おうと、複数枚イエローカードが飛び交う程試合は激しさを増していきますが、前半はそのまま2-0で終了します。



後半、試合はより激しさを増していきます。日本は攻撃の良い形を何度も作りますが、パスミスから何度も相手のカウンター攻撃を受けます。58分には、MF伊藤洋輝選手のクロスを宮代選手が上手くトラップして決めますが、惜しくもオフサイドの判定。66分には、左サイドを崩されて、相手に決定的なクロスを上げられますが、DF阿部海大選手が必死でクリアし、失点を許しません。しかしカウンター攻撃の威力を増す相手に、リズムを掴めずにいると、77分、バックパスがそのままゴールに入ってしまい、不用意なオウンゴール(OG)で1点返されます。さらに82分には、GKとDFラインの間にロングボールを放り込まれます。GK若原智哉選手が果敢に飛び出すも、相手FWが辛うじて先に触りループシュートを決められ、同点ゴールを許してしまいます。苦しい防戦一方の展開になりかけましたが、日本は最後に意地を見せます。87分、ゴール前でMF安部裕葵選手が個人技で仕掛け、左サイドから鋭いクロスを上げると、飛び込んできたMF堀研太選手が相手DFのOGを誘発し、勝ち越しゴールを奪います。試合はそのまま3-2で終了し、日本が何とか接戦を制しました。

今回、U-19日本代表はAFC U-19選手権2018インドネシアを想定したシミュレーション遠征を実施しましたが、インドネシアサッカー協会の協力もあり、素晴らしい雰囲気の中、3試合も親善試合を経験でき、かつ気候面やピッチコンディション、相手の特徴など、多くの面でシミュレーションできました。ピッチ外での活動では、遠征期間中、在インドネシア日本国大使館のサポートにより、バンタルグバン施設内の学校施設にて、地元の子どもたちとの交流を得ることができました。選手の意識も、AFC U-19選手権2018インドネシア本番を向いていますので、今後もU-19日本代表は強化トレーニングや海外遠征を通して、チームを強化していきます。



監督・選手コメント
影山雅永 監督
今回の遠征は、10月に開催されるAFC U-19選手権インドネシア2018の開催地となるインドネシア・ジャカルタにおいて、気候、芝、ピッチの状態、食事などを感じてもらうシミュレーション遠征として実施しました。2月にスペイン・カナリア諸島で開催されたU-19 International TournamentCopa del Atlantico大会から、そしてFIFA U-17ワールドカップインド2017を経験した2000年生まれの年下の選手たちが融合しています。しかし、スペイン遠征では、Jリーグの新人研修により参加できないプロ選手も多かった為、今回は更に競争力の上がった中での融合でした。

シミュレーションなので、様々な経験ができることが望ましいのですが、遠征3日目くらいから下痢、腹痛、嘔吐、発熱などにより離脱する選手が続出し、トレーニングと試合に参加できる選手の数が減っていきました。環境の異なる中でコンディションを保つのは難しいことですが、時間差はあれども計9人もの選手が一時ホテルで安静することになり、本番でないことが幸いだと思う反面、改めてコンディションを保つ重要性と難しさをスタッフ・選手は痛感しました。また、インドネシアサッカー協会の素晴らしい準備によって、U-19インドネシア代表との試合はナショナルスタジアムで本番さながらの雰囲気、観衆も4,000人弱が入った中で実施することができました。しかもスコールの中での戦いとなり、完全アウェイで戦えたのは我々にとって最高のシミュレーションとなりました。あのような素晴らしい試合を実現してくれたインドネシアサッカー協会に大変感謝しております。

インドネシアプロサッカーリーグ(ゴジェック・トラベローカ・リーガ)に所属している2チームとの試合を含め、計3試合を行い全勝してこのキャンプを終えることが出来たのは選手、スタッフの様々な努力の成果です。そして、暑熱順化や食事の工夫、アウェイでの戦い方の注意など収穫が多かったのは間違いありません。試合の流れにおける柔軟な戦い方などまだまだ課題はありますが、今後の活動の中でさらに我々は成長し、来年ポーランドで開催が決まったFIFA U20ワールドカップ2019への出場を目指して強くなって行きたいと思います。

GK #23 谷晃生 選手(ガンバ大阪)
初めてU-19日本代表に招集されて、多くのことを学びました。先日のU-19インドネシア代表との試合は、途中出場でしっかり無失点で終えたかったのですが、連携ミスから失点してしまいました。気持ちを切り替えて臨んだ一戦で、前半を無失点で集中して抑えられたことは良かったと思います。簡単にゴール前まで運ばれたり、リスク管理の面では、チームも個人も多くの課題が見つかったので、今後皆で共有して改善していきたいと思います。今回のAFC U-19選手権インドネシア2018のシミュレーション遠征を終えて、ピッチ内、ピッチ外において、多くのことを学べたのでいい経験になったと思います。U-17日本代表でFIFAワールドカップインド2017を経験して、様々な経験を学び、この経験を活かしつつ、所属チームに戻り、今回のU-19日本代表で経験したことを含めて、さらにレベルアップし、日本代表に戻ってきたいと思います。

MF #7 伊藤洋輝 選手(ジュビロ磐田)
10日間という短い遠征でしたが、10月のAFC U-19選手権インドネシア2018に向けて充実した日々を送ることができました。今回、サッカーの部分ではもちろん、インドネシアの気候や食事の面でも学ぶことが本当に多くありました。U-19インドネシア代表との試合は、やりがいのある最高の会場の雰囲気でしたし、本番をイメージする良いシミュレーション試合となりました。所属チームに戻れば、競争があるので、多くの試合に出られるように誰よりも頑張ります。そして、必ず10月のAFC U-19選手権インドネシア2018メンバーに選出され、FIFA U-20ワールドカップポーランド2019の出場権を獲得出来るように頑張ります。

MF #10 安部裕葵 選手(鹿島アントラーズ)
今回の遠征は、まず前回AFC U-19選手権予選モンゴルの時と同じチームメイトが多く、同学年の齊藤未月選手や石原広教選手の存在があったため、個人的にはとても過ごしやすい環境でありました。前回のAFC U-19選手権予選モンゴルに比べ、オンザピッチ、オフザピッチともにコミュニケーションを多く取れていたため、かなりチームワークが増した遠征となった実感があります。AFC U-19選手権インドネシア2018の地でこのように事前合宿を経験でき、今後の活動においてとても良く時間を過ごせたと思います。この代表の活動で集まる度に周りの選手のレベルアップを肌で感じているので、また次の活動に向けしっかり準備をしたいと思います。そしてチームメイト、チームスタッフ、今回の活動に携わって頂いた方々に感謝しています。


スケジュール
3月20日(火) AM/PM トレーニング
3月21日(水) AM/PM トレーニング
3月22日(木) AM
5-0 トレーニング
練習試合 vs Cilegon United F.C.(ABC Football Field)
3月23日(金) AM/PM トレーニング
3月24日(土) AM トレーニング
3月25日(日) 4-1 国際親善試合 vs U-19インドネシア代表(Gelora Bung Karno Stadium)
3月26日(月) AM トレーニング
3月27日(火) 3-2 練習試合 vs Persika Karawang(ABC Football Field B)
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。


Persika Karawangと練習試合を行ったU-19日本代表である。
裕葵は先発フル出場し、勝ち越し弾の起点となったとのこと。
背番号10の面目躍如である。
その裕葵は、今回の遠征を総括し、「オンザピッチ、オフザピッチともにコミュニケーションを多く取れていたため、かなりチームワークが増した遠征となった実感があります」と語る。
この年代の主軸選手として、チームの成長を感じておることガが伝わってくる。
また、「チームメイト、チームスタッフ、今回の活動に携わって頂いた方々に感謝しています」とコメントを締める。
感謝の心がサッカーにおいて重要なことは紛れもない事実。
それを備え、成長を続ける裕葵を更に応援していきたい。
期待の選手である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

コメントの投稿

非公開コメント

No title

カタールW杯でA代表の10番を背負って欲しい。
そもそも大会がちゃんと開催されるか不安ですが(苦笑)
プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

カレンダー
02 | 2024/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク