「勝ちを楽しむ」ことを再認識してほしい
乗り切れない鹿島、ジーコの「サッカーを楽しむ」再確認を

来訪したジーコ氏(中央)と鹿島・小笠原(左)と内田(右)が記念撮影
【No Ball,No Life】J1鹿島が依然として暗闇を脱しきれずに苦しんでいる。
16日の敵地で行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦、上海上港(中国)の第2戦で1-2で負けたものの、2戦合計4-3で競り勝った。
過去5度挑戦して阻まれてきた1回戦という『壁』を初めて越えたまではよかったが、その勢いをリーグ戦につなげることはできなかった。20日の仙台戦では、序盤から“らしさ”を欠く内容に終始し、1点を追う展開で前半を終えた。
ハーフタイムの更衣室。大岩監督は「情けない45分だ。迷ったり、びびったりしているぞ。球際にいかないと試合には勝てないんだ」と選手たちに発破をかけた。
この前半の戦いぶりは今季の鹿島を象徴している。昨季、優勝を争っていたときは、勝っていてもピッチ上で意見をぶつけ合っていた。試合が終われば、それぞれが笑顔を見せていたが、今季はそれが見られず。意見をいっても一方通行となり、それぞれのアイデアが極端に狭い。難しく考えすぎている感があった。
昨季は最終節で川崎に逆転で優勝を持っていかれた。選手たちは「昨年は昨年のことでそれを糧にして今季をみなければいけない」(日本代表DF昌子)と開幕前に口にしていたが、やはり選手たちは一様に覇気はない。本人たちは切り替えている“つもり”でもあの悔しさを引きずっている。スタンドから見ているサポーターの方がそれに気付いているかもしれない。
11日にジーコ氏が昨年8月に続いて約9カ月ぶりにクラブハウスを訪問。「サッカーはいいときも悪いときもある。常に笑顔でいればいいことが巡ってくる」と話した。練習場を訪れ、その雰囲気を察したのだろう。勝負にこだわる「カシマイズム」をあらためて訓示しながらも、「サッカーを楽しむ」という基本的な姿勢を選手たちに教示した。
ACLで壁を乗り越えたが、上昇気流に乗りきれない鹿島。この中断期間で気分をリフレッシュし、「勝ちを楽しむ」ことを再認識してほしい。(一色伸裕)
今季、ここまでの鹿島について記すサンケイスポーツの一色記者である。
「昨季、優勝を争っていたときは、勝っていてもピッチ上で意見をぶつけ合っていた。試合が終われば、それぞれが笑顔を見せていたが、今季はそれが見られず。意見をいっても一方通行となり、それぞれのアイデアが極端に狭い。難しく考えすぎている感があった」と仙台戦の前半を評す。
上手くいってないときには、その原因に何かがあると探すもの。
昨季との違いは何なのか、ピッチ上で意見をぶつけ合うことなのか、笑顔なのか、不思議に思う。
とはいえ、今季の鹿島が調子に乗っておらぬことは紛れもない事実である。
それは、ACLを勝ち上がったとしても覆せぬことであろう。
この中断期間に、何を変えるのか、何が変わるのか。
心して待つ以外に無い。
勝てるチームに変貌していて欲しい。
渇望しておる。

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来訪したジーコ氏(中央)と鹿島・小笠原(左)と内田(右)が記念撮影
【No Ball,No Life】J1鹿島が依然として暗闇を脱しきれずに苦しんでいる。
16日の敵地で行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦、上海上港(中国)の第2戦で1-2で負けたものの、2戦合計4-3で競り勝った。
過去5度挑戦して阻まれてきた1回戦という『壁』を初めて越えたまではよかったが、その勢いをリーグ戦につなげることはできなかった。20日の仙台戦では、序盤から“らしさ”を欠く内容に終始し、1点を追う展開で前半を終えた。
ハーフタイムの更衣室。大岩監督は「情けない45分だ。迷ったり、びびったりしているぞ。球際にいかないと試合には勝てないんだ」と選手たちに発破をかけた。
この前半の戦いぶりは今季の鹿島を象徴している。昨季、優勝を争っていたときは、勝っていてもピッチ上で意見をぶつけ合っていた。試合が終われば、それぞれが笑顔を見せていたが、今季はそれが見られず。意見をいっても一方通行となり、それぞれのアイデアが極端に狭い。難しく考えすぎている感があった。
昨季は最終節で川崎に逆転で優勝を持っていかれた。選手たちは「昨年は昨年のことでそれを糧にして今季をみなければいけない」(日本代表DF昌子)と開幕前に口にしていたが、やはり選手たちは一様に覇気はない。本人たちは切り替えている“つもり”でもあの悔しさを引きずっている。スタンドから見ているサポーターの方がそれに気付いているかもしれない。
11日にジーコ氏が昨年8月に続いて約9カ月ぶりにクラブハウスを訪問。「サッカーはいいときも悪いときもある。常に笑顔でいればいいことが巡ってくる」と話した。練習場を訪れ、その雰囲気を察したのだろう。勝負にこだわる「カシマイズム」をあらためて訓示しながらも、「サッカーを楽しむ」という基本的な姿勢を選手たちに教示した。
ACLで壁を乗り越えたが、上昇気流に乗りきれない鹿島。この中断期間で気分をリフレッシュし、「勝ちを楽しむ」ことを再認識してほしい。(一色伸裕)
今季、ここまでの鹿島について記すサンケイスポーツの一色記者である。
「昨季、優勝を争っていたときは、勝っていてもピッチ上で意見をぶつけ合っていた。試合が終われば、それぞれが笑顔を見せていたが、今季はそれが見られず。意見をいっても一方通行となり、それぞれのアイデアが極端に狭い。難しく考えすぎている感があった」と仙台戦の前半を評す。
上手くいってないときには、その原因に何かがあると探すもの。
昨季との違いは何なのか、ピッチ上で意見をぶつけ合うことなのか、笑顔なのか、不思議に思う。
とはいえ、今季の鹿島が調子に乗っておらぬことは紛れもない事実である。
それは、ACLを勝ち上がったとしても覆せぬことであろう。
この中断期間に、何を変えるのか、何が変わるのか。
心して待つ以外に無い。
勝てるチームに変貌していて欲しい。
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上手くいくこともあるし、いかない時もある。
笑顔なのか?コミニケーションなのか?
上手くいかない時は何か原因を探してしまうけど、上手くいってら時はそんな事考えもせず笑顔だったりコミニケーションが取れているもの…
選手もサポーターも苦しいけど継続して前を向くしかないのかなぁと思う。
笑顔なのか?コミニケーションなのか?
上手くいかない時は何か原因を探してしまうけど、上手くいってら時はそんな事考えもせず笑顔だったりコミニケーションが取れているもの…
選手もサポーターも苦しいけど継続して前を向くしかないのかなぁと思う。