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序盤に出遅れたぶんの巻き返しを図るために、互いに勝点3だけが欲しい一戦

鹿島は攻撃陣が好調。C大阪が継続したい「走り切る姿」


明治安田J1第17節から中2日の25日。AFCチャンピオンズリーグによる延期分である第14節、C大阪と鹿島の一戦が、ヤンマースタジアム長居で行われる。日本列島を襲う酷暑の中での連戦。両チームにとって非常にタフな日程ではあるが、互いに勝てば上位との勝点差を縮めることもでき、熱のこもった激しい試合になるだろう。

第17節で浦和をホームに迎えたC大阪は、立ち上がりから猛攻を仕掛けると8分、CKのこぼれ球を古巣対戦となった高木 俊幸が押し込んで先制に成功。その後もこの試合では2トップの一角として起用された山村 和也が素晴らしい個人技からゴールに迫るなど、C大阪のペースで試合は進む。リーグ戦の再開初戦、第16節の清水戦では機能していなかった守備も、この試合では改善された。ファーストDFがスイッチを入れ、そこに2列目以降も連動、ディフェンスライン全体を押し上げたコンパクトな形を維持して浦和に攻撃で自由を与えなかった。

戦術的な修正に加え、「前節に比べれば、戦う姿や走り切る姿は出すことができた」(木本 恭生)と選手たちは試合終了の笛が鳴るまで果敢に勝利を目指して走り抜いた。試合中は厳しい表情で戦況を見つめていた尹 晶煥監督も、試合後は「一番重要なことは清水戦から選手たちがすごく変化したこと。これからも、こういう姿を見せ続けることが大事」と話し、ある程度の手ごたえを得た様子だった。

もっともアウェイに乗り込む鹿島は、第17節はホームで柏に6-2と大勝を収めており、その攻撃力はすさまじい。この試合では序盤から試合を支配すると、攻撃陣が躍動。11分、鈴木 優磨が先制点を挙げる。その後は同点に追いつかれるが、41分、45分と立て続けにゴールを決めて柏を突き放し、後半も柏の反撃を耐えた鹿島がゴールラッシュ。三竿 健斗や安部 裕葵といった若手の躍動も目立ち、大量6得点で柏を粉砕した。

中断前は得点力不足が課題だった鹿島だが、中断期間に攻撃の改善に取り組むと、中断明けは天皇杯3回戦の町田戦で5得点、リーグ再開初戦のJ1第16節・磐田戦で3得点、そして、前述の柏戦で6得点と、3試合で14得点を奪う破壊力を見せつけている。柏戦の試合後は、「ボールを動かすこと、ポゼッションする場所、人数のかけ方、スイッチを入れるタイミング、そういうものが少しずつ、お互いが合い出したのではないかと感じている」と大岩 剛監督もチームの現状を語っている。今節、鹿島と対峙するC大阪としては、相手のフリーランニングにしっかりとついていくこと。スペースをしっかりと埋めること。守備での対応が勝敗を分けるだろう。

猛暑の中での中2日の連戦ということで、コンディションを考慮すれば互いにある程度のメンバー変更はありそうだ。どちらも主力に何人かのケガ人が出ていることも踏まえ、総力戦の様相を呈する一戦は、チーム力が問われる試合でもある。C大阪としては、優勝争いに踏みとどまるために、鹿島としても、序盤に出遅れたぶんの巻き返しを図るために、互いに勝点3だけが欲しい一戦は、25日19時、ヤンマースタジアム長居でキックオフされる。

[ 文:小田 尚史 ]


「その攻撃力はすさまじい」と鹿島の攻撃力を評するJリーグ公式の小田氏によるプレビューである。
セレッソ番の小田氏にとって、対戦する鹿島が中断明けにこれほど変貌しておるとは驚きをかくぬ様子。
確かに、町田戦5得点、ジュビロ戦3得点、柏戦6得点と爆発的なゴール数を記録しておる。
それもあって、中断前にあった得失点差のマイナスを0にまで持ち直すことが出来た。
昨季は得失点差にて優勝を逃しておるため、得点力の向上は必ず成し遂げねばならぬ重要課題であった。
黒崎コーチの加入もあり、中断期間でその課題を克服したことは明白。
セレッソ守備陣を切り裂き、真夏のヤンマースタジアム長居にゴールの声を響き渡らせようではないか。
楽しみな一戦である。

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No title

総力戦なら鹿島が有利。
篤人、ムウ、レオ、調整程度で使えたし、満男と脩斗は温存できた。
そして山口と田中は調子良さそう。

大阪夏の陣2連戦、お土産は勝ち点6です。
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我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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