MOMは町田浩樹
2018明治安田生命J1リーグ 第18節

鹿島アントラーズ:大岩 剛
前半は選手たちが非常にアグレッシブにプレーしてくれて、攻守において切り替えも早く、やるべきことをやってくれたと思う。後半になって少しテンションが下がってしまった中で、あのような失点につながってしまった。しっかりとリカバリーをして次の試合に臨みたい。
Q.アントラーズの右サイドから攻撃を受ける時間が長かったと思うが、強度を保つために手を打てない要因があったのか?
A.いろいろな要因がある。ここでは言えないことも当然あるし、戦術面もある。相手が右サイドを突いてきていたのは把握していたが、あのタイミングで何とか盛り返す時間を作りたいと考えていた。終盤は右サイドからチャンスを作ることができたので、得点につながるプレーを出せれば良かった。
Q.同点に追い付かれてドローだったが、連戦の中で負けなかったことは評価できるか?
A.評価はしているが、勝ち切る気持ちを当然持っていた。(同点に追い付かれてから)もう1回前に出る、スイッチを入れるプレーがなかなか出なかった。

【町田 浩樹】
得点やアシストよりも、無失点に抑えて勝ちたい。試合を重ねるごとに良くなってきている手応えはあるけど、勝たせることができていない。結果を残していかないといけない。
【安部 裕葵】
個の力で点を取って、チームを助けることができれば良かった。失点した後にペースを握られてしまったことが反省点だと思う。
【内田 篤人】
勝たなければいけなかった。アウェイで終盤に押し込まれるのはよくあることで、それを跳ね返して勝たないといけない。負けなかったことを良しとしてはいけない。アウェイでも3ポイントを持って帰らないといけない。
【永木 亮太】
前半途中から内容が良くなってポゼッションもできていて、いい流れで点を取れた。後半は足が止まってしまった。
【安西 幸輝】
後半は選手間の距離が良くなくて、イージーなミスが増えてしまった。早めに追加点を取れていれば、もっと楽に試合を運べたと思う。失点後の戦い方も良くなかった。
ガンバ大阪戦

第18節
2018年7月28日(土)19:00KO 吹田S
[ 大岩 剛監督 ]
前半は選手たちが攻守においてやるべきことをアグレッシブに表現してくれたと思います。ただやはり、後半になって少しテンションが下がるというか、勢いが下がってしまった。そこで相手の勢いがああいうゴール、失点につながったと思います。しっかりリカバリーして次の試合に向かいたいと思います。
--相手の監督が代わって初戦でした。その点に関して選手にかけた言葉はありますか?
いいえ、ありません。そのことについて、特に選手たちに言うことはありませんでした。
--鹿島の右サイドを攻められる時間が長かったと思います。手を打てない要因があったのでしょうか?
いろんな要因があると思います。ここでは言えないことも当然あります。相手がこちらの右サイドを突いていることは把握していたのですが、あのタイミングでなんとか盛り返す時間帯を作りたいなと。最後、右サイドでチャンスをつくれたので、そこで得点を決めるようなプレーが出れば良かったのかな、と思います。
--相手の勢いがある中で先制してドローで終えられたことは評価できますか?
当然評価してます。ただ、しっかり勝ち切る(という)気持ちもありましたので、もう一回自分たちが前に出ていく、スイッチを入れるプレーが出なかったのかなと思います。
第18節
2018年7月28日(土)19:00KO 吹田S
[ 町田 浩樹 ]
遠藤(保仁)選手が縦パスを入れてくるのでしっかり対応するように監督からは言われていました。中央から外に、というのは意識してやりました。それは前回より良くなったと思います。試合をやる毎に良くなっているとは自分でも感じています。チームを勝たせることでは、(昌子)源くんがケガで離脱しているので、その間に自分がしっかりやりたい。次はゼロで抑えたい。(鳥栖から加入の)(チョン)スンヒョンも入ってきたので負けないように頑張りたい。
ゴールはお腹でたまたまです。点を取ることより、アシストすることより、ゼロで抑えて勝ちたいと思います。
宮本恒靖監督初陣のG大阪が後半に追いつきドローで決着
https://youtu.be/VJl26TfPlQ8
前節、清水に敗れた翌日、レヴィー クルピ監督を電撃解任。G大阪は、G大23を率いていた宮本 恒靖監督が新たに監督に就任し、出直しをはかる初戦で鹿島を迎え撃った。
台風12号の接近によってJリーグの他会場では中止となる試合もあったが、クラブのレジェンドの一人である宮本監督の就任初戦を後押ししようと、パナソニック スタジアム 吹田には熱気が立ち込めていた。
「自分がお世話になったクラブ、大きくしてくれたクラブだと思っているので、それに対していまこのタイミングで恩返しをしたいなと想いながら引き受けた」とクラブ愛を口にした若き指揮官を後押しすべく、“大阪ダービー”を思わせる熱量とともにチームバスを出迎えたG大阪サポーター。
実質3日間の非公開練習で初戦を迎えた宮本監督だが、送り出した顔触れには早くも“宮本色”が見て取れた。基本ベースは[4-4-2]だが遠藤 保仁とともにダブルボランチを形成するのはトップデビューとなるプロ2年目の高 宇洋。G大23で宮本イズムを叩き込まれてきた高は「このチャンスをモノにする」と意気込んでピッチに立った。
一方、明治安田J1第14節・C大阪戦から中2日の鹿島は、その試合で負傷交代した昌子 源に代わって町田 浩樹が先発し、C大阪戦から3人を入れ替え。内田 篤人が6試合ぶりに先発に名を連ねた。
「戦っている姿勢をサポーターに見せたい」と倉田 秋が公言したように、立ち上がりから動きの良さを見せるG大阪に対して、最初に場内を沸かせたのは鹿島。7分、内田のクロスのはね返りのこぼれ球をゴール前正面から永木 亮太が豪快に合わせるも枠を捉え切れない。
前線から連動した守備を繰り出すG大阪は9分、アデミウソンのボール奪取から決定的なチャンスを作り出すもアデミウソンが痛恨のシュートミス。先手をとる決定機を逃すものの、最終ラインと中盤がコンパクトな守りを見せながら、「ボールは大事にしたいし、そういった中で相手ゴールにたくさん迫る」と宮本監督が公言したスタイルを体現し始める。ボールを握るG大阪、しのぐ鹿島という構図で前半は進んだ。やはり中2日の日程が足かせとなって本来の鋭い攻めを見せ切れない鹿島だが、41分、永木が蹴ったFKをファーサイドで犬飼 智也が折り返すと、中央で町田が合わせて先制に成功する。
両チーム通じて前半初めての枠内シュートで先手をとるという勝負強さを見せた鹿島。試合巧者のアウェイチームは「もっとボールを動かして相手を走らせよう」というハーフタイムの大岩 剛監督の言葉どおり、前半とは一転して主導権を握り返す。
効果的にボールを動かしながら、2点目を目指した鹿島だったが、70分、G大阪の米倉 恒貴が蹴ったクロス気味のボールが鹿島のゴールネットを揺らし、試合は振り出しに戻った。
逆転に向けて藤本 淳吾と食野 亮太郎、長沢 駿を投入した宮本監督だが同点ゴール後の猛攻は実らず、就任初戦はドロー発進。3連勝を目指した鹿島にとっても、消耗戦の末に痛い引き分けとなった。
[ 文:下薗 昌記 ]
【G大阪 vs 鹿島】町田のJ初得点で鹿島が先制!
2018年7月28日(土)

41分、鹿島はFKから前線の犬飼智也がワンタッチで折り返したボールを町田浩樹が押し込んで先制点を奪取。町田にとっては記念すべきJリーグ初得点となった。
【J1採点&寸評】G大阪1-1鹿島|ツネ新監督が巧みな手綱捌き。MOMは鹿島が誇る20歳の大器CB!
川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
2018年07月29日
G大阪――抜擢された高はJデビュー戦で及第点の出来

【警告】G大阪=三浦(56分)、高(64分)、ファン・ウィジョ(68分) 鹿島=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】町田浩樹
[J1リーグ18節]G大阪1-1清水/7月28日/吹田S
【チーム採点・寸評】
G大阪 6
攻守両面で終始アグレッシブな姿勢を貫いた。球際の激しさ、ダイレクトパスの多用、さらには遅攻・速攻の効果的に使い分けるなど前政権からの変化が顕著に。
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6
失点のシーンはやや不運。鹿島自慢のセットプレーにも上手く対応し、素早いリスタートを心掛けては攻撃の起点となった。
DF
22 オ・ジェソク 5.5
申し分ない運動量で守備の引き締めにひと役も、攻撃面ではいまひとつ右サイドを突き崩せなかった。先制された場面では犬飼のマークに付き切れず。
5 三浦弦太 6
ボランチ高への声掛けなど周囲を巧みに使い、カバーリングの意識が高かった。もっとサイドチェンジのパスを狙ってもよかった。
3 ファビオ 5.5
高い位置への追い込みや時折見せる攻撃参加は目を引いたが、失点の場面で町田のマーキングを徹底できなかったのが手痛い。
6 初瀬 亮 5.5
左サイドで貪欲に敵陣に踏み込んだが気迫が空回り。裏を頻繁に狙われるなど、所々で危うい守備対応を強いられた。
MF
7 遠藤保仁 6
運動量が少ないという批判はこの試合には当てはまらない。激しく身体を寄せて広範囲をカバーし、新人の高を手厚くサポートした。
22 高 宇洋 6
プロデビュー戦で及第点の出来。序盤こそ緊張で動きが硬かったが、次第に強烈な単独プレスを決めてリズムに乗る。フィルター役として十分機能。
G大阪――ファン・ウィジョの球離れの悪さがマイナスに作用する面も
10 倉田 秋 6(83分 OUT)
守備面での貢献度がすこぶる高かった。泥臭くボールを狩りにいき、素早く2トップに預けてフリーランを繰り返した。後半は消える時間帯も。
14 米倉恒貴 6
ロングクロスがゴールに刺さる幸運に恵まれたものの、序盤からのハードワークは特筆ものだった。一方で右サイドに攻撃の閉塞感も生む。
FW
11 ファン・ウィジョ 6(87分OUT)
普段通りの豪快なプレーぶりで存在を誇示。浮き球を足下に収める技能は達人の域だ。しかしこの日は球離れの悪さがマイナスに作用した面も強かった。
9 アデミウソン 5.5
トップフォームを取り戻した印象で、鹿島守備陣にとって脅威であり続けた。だが開始8分に迎えた超決定機を外したのは明らかな減点材料。
交代出場
MF
25 藤本淳吾 -(77分 IN)
攻撃にアクセントを付けるべく“プラン通り”に投入され、さまざまなポジションを取りながらリズムを変えた。
40 食野亮太郎 -(83分 IN)
初瀬と巧妙な引き出し合いを見せ、中央へ切れ込んで見せ場を作るなど、途中出場ながらプレゼンスは示した。
FW
20 長沢 駿 -(87分 IN)
終盤のセットプレーやCKで高さを発揮したかったが空砲に。今季は開幕戦で1ゴールを決めたのみで、そろそろ結果が欲しい。
監督
宮本恒靖 6
用意周到にゲームプランを遂行し、変わりゆく戦況にも柔軟に対応して見せた。もっと早く攻撃のカードを切っても良かったか。
鹿島――中2日の過密日程でターンオーバーを採用
【チーム採点・寸評】
鹿島 6
水曜日のゲームから中2日でターンオーバーを敷くも全体的に動きが緩やか。それでも個々が高度な戦術眼を発揮した。
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 5.5
ピンチらしいピンチはほぼなく、堅実な対応を見せていたが、米倉のクロスがそのままゴールインした場面のみが悔やまれる。
DF
2 内田篤人 5.5(85分OUT)
抜群のタイミングでスペースに躍り出るなど流石のプレーを披露。ただ守備面では中村との受け渡しが円滑ではなく、後手に回るシーンも。
39 犬飼智也 6
地上戦も空中戦も的確に応対し、ダイアゴナルなパスを安部に通して攻撃を促進させた。難しいボールを中央へ折り返して先制点をアシスト。
28 町田浩樹 7
MAN OF THE MATCH
非の打ちどころがないパフォーマンスだった。G大阪自慢の2トップから自由を奪い、左足のフィードも秀逸で、1ゴールをゲット。文字通りの壁だった。
32 安西幸輝 5.5
やや抑え気味で、持ち前の攻撃性能を自重していた印象が強い。もっと安部と高い位置で果敢に絡んでいけば面白かったが。
MF
6 永木亮太 6
立ち上がりはボールが収まらず難儀したが、次第に攻守でソツのなさを披露していく。先制点の導いたFKキックは絶妙だった。
20 三竿健斗 6
開始8分のボール逸で大ピンチを招いたが大事に至らず。多彩な球出しで的確に散らしたが、活動領域がやや物足りなかったか。
鹿島――鈴木のポストワークは光ったが、シュートゼロ本ではさびしい

セットプレーから1ゴールを挙げた町田は、守備でも安定したプレーを披露した。写真:川本学
13 中村充孝 5
敵の初瀬、倉田の動きに引っ張られて守備に費やす時間が長くなり、持ち前の局面打開力を披露できなかった。
30 安部裕葵 5.5(79分OUT)
観衆をドッと沸かせるトラップなど魅せるプレーは相変わらずも、この日はフィニッシュに絡む動きがほぼ見られなかった。
FW
9 鈴木優磨 5.5
土居との距離感が良く、献身的なチェイシングと懐の深いポストワークが光ったが、シュートゼロはさすがに寂しい。
8 土居聖真 6(88分OUT)
2ライン(DFとMF)間に巧妙に入り込んで鹿島の攻撃に幅をもたらす。三浦や高との激しい球際の争いは見応え十分だった。
交代出場
DF
22 西 大伍 -(79分 IN)
安部に代わって投入され、サイドの守備を引き締めた。82分には土居のシュートチャンスをお膳立てしてみせた。
24 伊東幸敏 -(85分 IN)
右サイドの守備強化のため終盤にピッチへ。初瀬、食野ら活きのいいタレントの攻撃を巧みに食い止めた。
FW
19 山口一真 -(88分 IN)
ゲーム終盤に投入されたもののプレー機会はほとんど訪れず。鋭いフォアチェックでG大阪DF陣にプレッシャーを掛けた。
監督
大岩 剛 6
水曜ナイターから中2日の難局をなんとかローテーションで乗り切った。選手交代が積極性を欠いていたのは致し方ないところか。
取材・文●川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
鹿島ドローも確かな収穫 20歳町田がプロ初ゴール
[2018年7月28日22時41分]

G大阪に引き分けサポータにあいさつする鹿島の選手(撮影・奥田泰也)
<明治安田生命J1:G大阪1-1鹿島>◇第18節◇28日◇吹田S
中2日の試合を連続でこなした。久しぶりに気温が30度を切ったとはいえ、鹿島アントラーズの選手に疲労は隠せなかった。
前半41分にセットプレーから先制したが、運動量が落ち始めた後半の25分に、クロス気味の超ロングシュートが入ってしまう不運な失点。追いつかれると、勝ちきる力はなかった。
大岩剛監督は「前半は非常に、選手たちがアグレッシブに、攻守の切り替えも早く、やるべきことをしっかりと表現したと思います。ただ、後半に少し強度が下がってしまったことによって、相手の勢いが、ああいうゴールにつながってしまった」と振り返った。
勝ち点1。今季リーグ初の3連勝はならなかった。
ただ、前節のセレッソ大阪戦で日本代表DF昌子源が左足首を捻挫し、全治3週間のけがで離脱した最初の試合。“代役”を務めた20歳のDF町田浩樹が前半41分に、MF永木亮太のFKからDF犬飼智也が折り返したボールを「おなか」で押し込み、プロ初ゴールを挙げたのは、今後につながる収穫でもあった。前節でもアシストを決めており、2試合連続で数字を残した。
「たまたまですけど、点を取ることより、アシストすることよりも、やっぱりゼロで抑えて勝ちたかったのが一番です」。そう反省したが、守りにおいて、G大阪のFWアデミウソンとの1対1で冷静に対処する場面が目立っていたのも確かだった。「あまり早く食いつかず、中央から外に…をすごく意識してやっていた。相手のスピードを吸収しながら、うまく対応できたところはできたと思う」と手応えを口にする部分もあった。
190センチの東京五輪世代。サガン鳥栖から加入したDFチョン・スンヒョンもこの日、ベンチ入りするなど、競争は激しいが「源くんもケガで離脱していて、チャンスであるのは変わりないので、次の試合をしっかりゼロに抑えたい。競争は増すと思うが、負けないように頑張りたい」。20歳の大型DFは今、一皮むける転機を迎えている。
鹿島・町田、公式戦初ゴール 東京五輪へ「チームで結果を」
明治安田生命J1第18節 鹿島1―1G大阪 ( 2018年7月28日 パナS )

前半41分、先制ゴールを決め、イレブンに祝福される町田(28)(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ
鹿島のDF町田が公式戦初ゴールを決めた。J1出場5試合目の東京五輪世代。前半41分、MF永木のFKをDF犬飼がファーサイドに落とすと、20歳が1メートル90の長身をかがめて押し込んだ。25日のC大阪戦でのアシストに続く得点への貢献。G大阪FWアデミウソンとの1対1でも冷静だった。
昨季は右膝故障で長期離脱。今季は植田の移籍、昌子の負傷で出場機会を得た。「まだまだチームを勝たせられるほどではない。点よりアシストより、ゼロで抑えて勝ちたい」。東京五輪に向けても「チームで結果を残さないと呼ばれない」と成長を誓った。
[ 2018年7月29日 05:30 ]
【鹿島】3連勝ならずドロー 7日間で3試合目の超過密日程も内田「勝たなきゃダメ」
2018年7月28日22時44分 スポーツ報知

前半、鹿島・永木と競り合うG大阪・黄義助
◆明治安田生命J1リーグ第18節 G大阪1―1鹿島(28日・パナソニック スタジアム吹田)
7位の鹿島はDF町田浩樹の先制ゴールを守りきれず、G大阪と1―1で引き分けた。
8強に進出しているACLの日程の影響もあり、7日間で3試合目となった鹿島。大岩剛監督が「前半は非常にアグレッシブにやるべきことをやってくれた」と評価したように、複数人が絡み合う連携プレーでいい崩しを見せ、41分にFKの流れから町田がプロ初ゴールを押し込み先制に成功した。
しかし後半は徐々にペースダウン。25分に相手のクロスがそのままゴールに吸い込まれる形で失点を許すと、相手へのマークがあいまいになり、ピンチを多く作られた。攻撃陣も迫力を欠き、2点目を奪えず。町田は「ゴールよりもアシストよりも、ゼロで抑えることが大事。(個人として)試合をやるごとに良くなっているけど、チームを勝たせられているわけではない」と厳しい表情を崩さず。DF内田篤人は「勝たなきゃダメ。周り(のチーム)は気にせず、勝ち点を積み重ねていかないといけない」と語った。
プロ入り初ゴールを決めた町田である。
源の負傷離脱によって得たチャンスを掴んでおると言えよう。
本人は「試合をやる毎に良くなっているとは自分でも感じています」と成長の手応えを掴んでおる。
そして、サッカーダイジェストの寸評ではMOMにも選出されておる。
川原氏は「非の打ちどころがないパフォーマンスだった。G大阪自慢の2トップから自由を奪い、左足のフィードも秀逸で、1ゴールをゲット。文字通りの壁だった」と最高評価を与えた。
とはいえ、完封ならず悔しいドローとなった。
相手のキックがミスにて伸びゴールに吸い込まれるという不運もあったが、自慢の攻撃力は沈黙したことが要因であろう。
ガンバが指揮官を替え、守備を整備したこともあり、また日程的降りに関しても考慮せねばなるまい。
しかしながら、中断明けより無敗継続しておることと無得点試合がないことを高く評価したい。
次節は上位であるFC東京戦、この調子の真価が問われる試合である。

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鹿島アントラーズ:大岩 剛
前半は選手たちが非常にアグレッシブにプレーしてくれて、攻守において切り替えも早く、やるべきことをやってくれたと思う。後半になって少しテンションが下がってしまった中で、あのような失点につながってしまった。しっかりとリカバリーをして次の試合に臨みたい。
Q.アントラーズの右サイドから攻撃を受ける時間が長かったと思うが、強度を保つために手を打てない要因があったのか?
A.いろいろな要因がある。ここでは言えないことも当然あるし、戦術面もある。相手が右サイドを突いてきていたのは把握していたが、あのタイミングで何とか盛り返す時間を作りたいと考えていた。終盤は右サイドからチャンスを作ることができたので、得点につながるプレーを出せれば良かった。
Q.同点に追い付かれてドローだったが、連戦の中で負けなかったことは評価できるか?
A.評価はしているが、勝ち切る気持ちを当然持っていた。(同点に追い付かれてから)もう1回前に出る、スイッチを入れるプレーがなかなか出なかった。

【町田 浩樹】
得点やアシストよりも、無失点に抑えて勝ちたい。試合を重ねるごとに良くなってきている手応えはあるけど、勝たせることができていない。結果を残していかないといけない。
【安部 裕葵】
個の力で点を取って、チームを助けることができれば良かった。失点した後にペースを握られてしまったことが反省点だと思う。
【内田 篤人】
勝たなければいけなかった。アウェイで終盤に押し込まれるのはよくあることで、それを跳ね返して勝たないといけない。負けなかったことを良しとしてはいけない。アウェイでも3ポイントを持って帰らないといけない。
【永木 亮太】
前半途中から内容が良くなってポゼッションもできていて、いい流れで点を取れた。後半は足が止まってしまった。
【安西 幸輝】
後半は選手間の距離が良くなくて、イージーなミスが増えてしまった。早めに追加点を取れていれば、もっと楽に試合を運べたと思う。失点後の戦い方も良くなかった。
ガンバ大阪戦

第18節
2018年7月28日(土)19:00KO 吹田S
[ 大岩 剛監督 ]
前半は選手たちが攻守においてやるべきことをアグレッシブに表現してくれたと思います。ただやはり、後半になって少しテンションが下がるというか、勢いが下がってしまった。そこで相手の勢いがああいうゴール、失点につながったと思います。しっかりリカバリーして次の試合に向かいたいと思います。
--相手の監督が代わって初戦でした。その点に関して選手にかけた言葉はありますか?
いいえ、ありません。そのことについて、特に選手たちに言うことはありませんでした。
--鹿島の右サイドを攻められる時間が長かったと思います。手を打てない要因があったのでしょうか?
いろんな要因があると思います。ここでは言えないことも当然あります。相手がこちらの右サイドを突いていることは把握していたのですが、あのタイミングでなんとか盛り返す時間帯を作りたいなと。最後、右サイドでチャンスをつくれたので、そこで得点を決めるようなプレーが出れば良かったのかな、と思います。
--相手の勢いがある中で先制してドローで終えられたことは評価できますか?
当然評価してます。ただ、しっかり勝ち切る(という)気持ちもありましたので、もう一回自分たちが前に出ていく、スイッチを入れるプレーが出なかったのかなと思います。
第18節
2018年7月28日(土)19:00KO 吹田S
[ 町田 浩樹 ]
遠藤(保仁)選手が縦パスを入れてくるのでしっかり対応するように監督からは言われていました。中央から外に、というのは意識してやりました。それは前回より良くなったと思います。試合をやる毎に良くなっているとは自分でも感じています。チームを勝たせることでは、(昌子)源くんがケガで離脱しているので、その間に自分がしっかりやりたい。次はゼロで抑えたい。(鳥栖から加入の)(チョン)スンヒョンも入ってきたので負けないように頑張りたい。
ゴールはお腹でたまたまです。点を取ることより、アシストすることより、ゼロで抑えて勝ちたいと思います。
宮本恒靖監督初陣のG大阪が後半に追いつきドローで決着
https://youtu.be/VJl26TfPlQ8
前節、清水に敗れた翌日、レヴィー クルピ監督を電撃解任。G大阪は、G大23を率いていた宮本 恒靖監督が新たに監督に就任し、出直しをはかる初戦で鹿島を迎え撃った。
台風12号の接近によってJリーグの他会場では中止となる試合もあったが、クラブのレジェンドの一人である宮本監督の就任初戦を後押ししようと、パナソニック スタジアム 吹田には熱気が立ち込めていた。
「自分がお世話になったクラブ、大きくしてくれたクラブだと思っているので、それに対していまこのタイミングで恩返しをしたいなと想いながら引き受けた」とクラブ愛を口にした若き指揮官を後押しすべく、“大阪ダービー”を思わせる熱量とともにチームバスを出迎えたG大阪サポーター。
実質3日間の非公開練習で初戦を迎えた宮本監督だが、送り出した顔触れには早くも“宮本色”が見て取れた。基本ベースは[4-4-2]だが遠藤 保仁とともにダブルボランチを形成するのはトップデビューとなるプロ2年目の高 宇洋。G大23で宮本イズムを叩き込まれてきた高は「このチャンスをモノにする」と意気込んでピッチに立った。
一方、明治安田J1第14節・C大阪戦から中2日の鹿島は、その試合で負傷交代した昌子 源に代わって町田 浩樹が先発し、C大阪戦から3人を入れ替え。内田 篤人が6試合ぶりに先発に名を連ねた。
「戦っている姿勢をサポーターに見せたい」と倉田 秋が公言したように、立ち上がりから動きの良さを見せるG大阪に対して、最初に場内を沸かせたのは鹿島。7分、内田のクロスのはね返りのこぼれ球をゴール前正面から永木 亮太が豪快に合わせるも枠を捉え切れない。
前線から連動した守備を繰り出すG大阪は9分、アデミウソンのボール奪取から決定的なチャンスを作り出すもアデミウソンが痛恨のシュートミス。先手をとる決定機を逃すものの、最終ラインと中盤がコンパクトな守りを見せながら、「ボールは大事にしたいし、そういった中で相手ゴールにたくさん迫る」と宮本監督が公言したスタイルを体現し始める。ボールを握るG大阪、しのぐ鹿島という構図で前半は進んだ。やはり中2日の日程が足かせとなって本来の鋭い攻めを見せ切れない鹿島だが、41分、永木が蹴ったFKをファーサイドで犬飼 智也が折り返すと、中央で町田が合わせて先制に成功する。
両チーム通じて前半初めての枠内シュートで先手をとるという勝負強さを見せた鹿島。試合巧者のアウェイチームは「もっとボールを動かして相手を走らせよう」というハーフタイムの大岩 剛監督の言葉どおり、前半とは一転して主導権を握り返す。
効果的にボールを動かしながら、2点目を目指した鹿島だったが、70分、G大阪の米倉 恒貴が蹴ったクロス気味のボールが鹿島のゴールネットを揺らし、試合は振り出しに戻った。
逆転に向けて藤本 淳吾と食野 亮太郎、長沢 駿を投入した宮本監督だが同点ゴール後の猛攻は実らず、就任初戦はドロー発進。3連勝を目指した鹿島にとっても、消耗戦の末に痛い引き分けとなった。
[ 文:下薗 昌記 ]
【G大阪 vs 鹿島】町田のJ初得点で鹿島が先制!
2018年7月28日(土)

41分、鹿島はFKから前線の犬飼智也がワンタッチで折り返したボールを町田浩樹が押し込んで先制点を奪取。町田にとっては記念すべきJリーグ初得点となった。
【J1採点&寸評】G大阪1-1鹿島|ツネ新監督が巧みな手綱捌き。MOMは鹿島が誇る20歳の大器CB!
川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
2018年07月29日
G大阪――抜擢された高はJデビュー戦で及第点の出来

【警告】G大阪=三浦(56分)、高(64分)、ファン・ウィジョ(68分) 鹿島=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】町田浩樹
[J1リーグ18節]G大阪1-1清水/7月28日/吹田S
【チーム採点・寸評】
G大阪 6
攻守両面で終始アグレッシブな姿勢を貫いた。球際の激しさ、ダイレクトパスの多用、さらには遅攻・速攻の効果的に使い分けるなど前政権からの変化が顕著に。
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6
失点のシーンはやや不運。鹿島自慢のセットプレーにも上手く対応し、素早いリスタートを心掛けては攻撃の起点となった。
DF
22 オ・ジェソク 5.5
申し分ない運動量で守備の引き締めにひと役も、攻撃面ではいまひとつ右サイドを突き崩せなかった。先制された場面では犬飼のマークに付き切れず。
5 三浦弦太 6
ボランチ高への声掛けなど周囲を巧みに使い、カバーリングの意識が高かった。もっとサイドチェンジのパスを狙ってもよかった。
3 ファビオ 5.5
高い位置への追い込みや時折見せる攻撃参加は目を引いたが、失点の場面で町田のマーキングを徹底できなかったのが手痛い。
6 初瀬 亮 5.5
左サイドで貪欲に敵陣に踏み込んだが気迫が空回り。裏を頻繁に狙われるなど、所々で危うい守備対応を強いられた。
MF
7 遠藤保仁 6
運動量が少ないという批判はこの試合には当てはまらない。激しく身体を寄せて広範囲をカバーし、新人の高を手厚くサポートした。
22 高 宇洋 6
プロデビュー戦で及第点の出来。序盤こそ緊張で動きが硬かったが、次第に強烈な単独プレスを決めてリズムに乗る。フィルター役として十分機能。
G大阪――ファン・ウィジョの球離れの悪さがマイナスに作用する面も
10 倉田 秋 6(83分 OUT)
守備面での貢献度がすこぶる高かった。泥臭くボールを狩りにいき、素早く2トップに預けてフリーランを繰り返した。後半は消える時間帯も。
14 米倉恒貴 6
ロングクロスがゴールに刺さる幸運に恵まれたものの、序盤からのハードワークは特筆ものだった。一方で右サイドに攻撃の閉塞感も生む。
FW
11 ファン・ウィジョ 6(87分OUT)
普段通りの豪快なプレーぶりで存在を誇示。浮き球を足下に収める技能は達人の域だ。しかしこの日は球離れの悪さがマイナスに作用した面も強かった。
9 アデミウソン 5.5
トップフォームを取り戻した印象で、鹿島守備陣にとって脅威であり続けた。だが開始8分に迎えた超決定機を外したのは明らかな減点材料。
交代出場
MF
25 藤本淳吾 -(77分 IN)
攻撃にアクセントを付けるべく“プラン通り”に投入され、さまざまなポジションを取りながらリズムを変えた。
40 食野亮太郎 -(83分 IN)
初瀬と巧妙な引き出し合いを見せ、中央へ切れ込んで見せ場を作るなど、途中出場ながらプレゼンスは示した。
FW
20 長沢 駿 -(87分 IN)
終盤のセットプレーやCKで高さを発揮したかったが空砲に。今季は開幕戦で1ゴールを決めたのみで、そろそろ結果が欲しい。
監督
宮本恒靖 6
用意周到にゲームプランを遂行し、変わりゆく戦況にも柔軟に対応して見せた。もっと早く攻撃のカードを切っても良かったか。
鹿島――中2日の過密日程でターンオーバーを採用
【チーム採点・寸評】
鹿島 6
水曜日のゲームから中2日でターンオーバーを敷くも全体的に動きが緩やか。それでも個々が高度な戦術眼を発揮した。
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 5.5
ピンチらしいピンチはほぼなく、堅実な対応を見せていたが、米倉のクロスがそのままゴールインした場面のみが悔やまれる。
DF
2 内田篤人 5.5(85分OUT)
抜群のタイミングでスペースに躍り出るなど流石のプレーを披露。ただ守備面では中村との受け渡しが円滑ではなく、後手に回るシーンも。
39 犬飼智也 6
地上戦も空中戦も的確に応対し、ダイアゴナルなパスを安部に通して攻撃を促進させた。難しいボールを中央へ折り返して先制点をアシスト。
28 町田浩樹 7
MAN OF THE MATCH
非の打ちどころがないパフォーマンスだった。G大阪自慢の2トップから自由を奪い、左足のフィードも秀逸で、1ゴールをゲット。文字通りの壁だった。
32 安西幸輝 5.5
やや抑え気味で、持ち前の攻撃性能を自重していた印象が強い。もっと安部と高い位置で果敢に絡んでいけば面白かったが。
MF
6 永木亮太 6
立ち上がりはボールが収まらず難儀したが、次第に攻守でソツのなさを披露していく。先制点の導いたFKキックは絶妙だった。
20 三竿健斗 6
開始8分のボール逸で大ピンチを招いたが大事に至らず。多彩な球出しで的確に散らしたが、活動領域がやや物足りなかったか。
鹿島――鈴木のポストワークは光ったが、シュートゼロ本ではさびしい

セットプレーから1ゴールを挙げた町田は、守備でも安定したプレーを披露した。写真:川本学
13 中村充孝 5
敵の初瀬、倉田の動きに引っ張られて守備に費やす時間が長くなり、持ち前の局面打開力を披露できなかった。
30 安部裕葵 5.5(79分OUT)
観衆をドッと沸かせるトラップなど魅せるプレーは相変わらずも、この日はフィニッシュに絡む動きがほぼ見られなかった。
FW
9 鈴木優磨 5.5
土居との距離感が良く、献身的なチェイシングと懐の深いポストワークが光ったが、シュートゼロはさすがに寂しい。
8 土居聖真 6(88分OUT)
2ライン(DFとMF)間に巧妙に入り込んで鹿島の攻撃に幅をもたらす。三浦や高との激しい球際の争いは見応え十分だった。
交代出場
DF
22 西 大伍 -(79分 IN)
安部に代わって投入され、サイドの守備を引き締めた。82分には土居のシュートチャンスをお膳立てしてみせた。
24 伊東幸敏 -(85分 IN)
右サイドの守備強化のため終盤にピッチへ。初瀬、食野ら活きのいいタレントの攻撃を巧みに食い止めた。
FW
19 山口一真 -(88分 IN)
ゲーム終盤に投入されたもののプレー機会はほとんど訪れず。鋭いフォアチェックでG大阪DF陣にプレッシャーを掛けた。
監督
大岩 剛 6
水曜ナイターから中2日の難局をなんとかローテーションで乗り切った。選手交代が積極性を欠いていたのは致し方ないところか。
取材・文●川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
鹿島ドローも確かな収穫 20歳町田がプロ初ゴール
[2018年7月28日22時41分]

G大阪に引き分けサポータにあいさつする鹿島の選手(撮影・奥田泰也)
<明治安田生命J1:G大阪1-1鹿島>◇第18節◇28日◇吹田S
中2日の試合を連続でこなした。久しぶりに気温が30度を切ったとはいえ、鹿島アントラーズの選手に疲労は隠せなかった。
前半41分にセットプレーから先制したが、運動量が落ち始めた後半の25分に、クロス気味の超ロングシュートが入ってしまう不運な失点。追いつかれると、勝ちきる力はなかった。
大岩剛監督は「前半は非常に、選手たちがアグレッシブに、攻守の切り替えも早く、やるべきことをしっかりと表現したと思います。ただ、後半に少し強度が下がってしまったことによって、相手の勢いが、ああいうゴールにつながってしまった」と振り返った。
勝ち点1。今季リーグ初の3連勝はならなかった。
ただ、前節のセレッソ大阪戦で日本代表DF昌子源が左足首を捻挫し、全治3週間のけがで離脱した最初の試合。“代役”を務めた20歳のDF町田浩樹が前半41分に、MF永木亮太のFKからDF犬飼智也が折り返したボールを「おなか」で押し込み、プロ初ゴールを挙げたのは、今後につながる収穫でもあった。前節でもアシストを決めており、2試合連続で数字を残した。
「たまたまですけど、点を取ることより、アシストすることよりも、やっぱりゼロで抑えて勝ちたかったのが一番です」。そう反省したが、守りにおいて、G大阪のFWアデミウソンとの1対1で冷静に対処する場面が目立っていたのも確かだった。「あまり早く食いつかず、中央から外に…をすごく意識してやっていた。相手のスピードを吸収しながら、うまく対応できたところはできたと思う」と手応えを口にする部分もあった。
190センチの東京五輪世代。サガン鳥栖から加入したDFチョン・スンヒョンもこの日、ベンチ入りするなど、競争は激しいが「源くんもケガで離脱していて、チャンスであるのは変わりないので、次の試合をしっかりゼロに抑えたい。競争は増すと思うが、負けないように頑張りたい」。20歳の大型DFは今、一皮むける転機を迎えている。
鹿島・町田、公式戦初ゴール 東京五輪へ「チームで結果を」
明治安田生命J1第18節 鹿島1―1G大阪 ( 2018年7月28日 パナS )

前半41分、先制ゴールを決め、イレブンに祝福される町田(28)(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ
鹿島のDF町田が公式戦初ゴールを決めた。J1出場5試合目の東京五輪世代。前半41分、MF永木のFKをDF犬飼がファーサイドに落とすと、20歳が1メートル90の長身をかがめて押し込んだ。25日のC大阪戦でのアシストに続く得点への貢献。G大阪FWアデミウソンとの1対1でも冷静だった。
昨季は右膝故障で長期離脱。今季は植田の移籍、昌子の負傷で出場機会を得た。「まだまだチームを勝たせられるほどではない。点よりアシストより、ゼロで抑えて勝ちたい」。東京五輪に向けても「チームで結果を残さないと呼ばれない」と成長を誓った。
[ 2018年7月29日 05:30 ]
【鹿島】3連勝ならずドロー 7日間で3試合目の超過密日程も内田「勝たなきゃダメ」
2018年7月28日22時44分 スポーツ報知

前半、鹿島・永木と競り合うG大阪・黄義助
◆明治安田生命J1リーグ第18節 G大阪1―1鹿島(28日・パナソニック スタジアム吹田)
7位の鹿島はDF町田浩樹の先制ゴールを守りきれず、G大阪と1―1で引き分けた。
8強に進出しているACLの日程の影響もあり、7日間で3試合目となった鹿島。大岩剛監督が「前半は非常にアグレッシブにやるべきことをやってくれた」と評価したように、複数人が絡み合う連携プレーでいい崩しを見せ、41分にFKの流れから町田がプロ初ゴールを押し込み先制に成功した。
しかし後半は徐々にペースダウン。25分に相手のクロスがそのままゴールに吸い込まれる形で失点を許すと、相手へのマークがあいまいになり、ピンチを多く作られた。攻撃陣も迫力を欠き、2点目を奪えず。町田は「ゴールよりもアシストよりも、ゼロで抑えることが大事。(個人として)試合をやるごとに良くなっているけど、チームを勝たせられているわけではない」と厳しい表情を崩さず。DF内田篤人は「勝たなきゃダメ。周り(のチーム)は気にせず、勝ち点を積み重ねていかないといけない」と語った。
プロ入り初ゴールを決めた町田である。
源の負傷離脱によって得たチャンスを掴んでおると言えよう。
本人は「試合をやる毎に良くなっているとは自分でも感じています」と成長の手応えを掴んでおる。
そして、サッカーダイジェストの寸評ではMOMにも選出されておる。
川原氏は「非の打ちどころがないパフォーマンスだった。G大阪自慢の2トップから自由を奪い、左足のフィードも秀逸で、1ゴールをゲット。文字通りの壁だった」と最高評価を与えた。
とはいえ、完封ならず悔しいドローとなった。
相手のキックがミスにて伸びゴールに吸い込まれるという不運もあったが、自慢の攻撃力は沈黙したことが要因であろう。
ガンバが指揮官を替え、守備を整備したこともあり、また日程的降りに関しても考慮せねばなるまい。
しかしながら、中断明けより無敗継続しておることと無得点試合がないことを高く評価したい。
次節は上位であるFC東京戦、この調子の真価が問われる試合である。

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現地参戦組です。勝ちたかったですが、明らかに不利な日程、監督交代で気合いの入る相手、最低限の勝ち点1でしょうか。きつい中でも頑張ってはいましたが、このメンバーだけで連戦を戦いきれる訳もなく、補強は必須ですね。
町田は本当にいいですね。ジャンプせずとも相手後ろから競り勝てるあたり、高さは正義だと実感しました。今後もぜひ使い続けてほしいです。
町田は本当にいいですね。ジャンプせずとも相手後ろから競り勝てるあたり、高さは正義だと実感しました。今後もぜひ使い続けてほしいです。
最後のチャンス
山口はもう少しドリブルであがってから優磨に出してほしかった。
中2日の連戦、よく戦いました。
お疲れ様でした。
山口はもう少しドリブルであがってから優磨に出してほしかった。
中2日の連戦、よく戦いました。
お疲れ様でした。
選手はよく頑張ったと思います。
選手の疲労度を考えると、もう少し先発メンバーを入れ替えてよかったかな…。
それにしても中2日で3試合連戦…ACLとの兼ね合いでしょうが、もうすこし何とかなりませんかねぇ。
選手の疲労度を考えると、もう少し先発メンバーを入れ替えてよかったかな…。
それにしても中2日で3試合連戦…ACLとの兼ね合いでしょうが、もうすこし何とかなりませんかねぇ。
マチ初ゴールおめでとう。現地で観れて嬉しかった。鹿島の選手としての自覚も高まっているようで今後の活躍に期待している。
怪我をする前よりも下半身が太くなって帰って来ましたね。
ずっと年代別代表に選出されていた逸材ですが、若いだけに心配もありました。
でもそんなのは要らぬ世話だったようですね。
完璧なディフェンスと、相手の虚を突く攻撃は中田CROのようですね。
一気にレギュラー定着して欲しい。
ずっと年代別代表に選出されていた逸材ですが、若いだけに心配もありました。
でもそんなのは要らぬ世話だったようですね。
完璧なディフェンスと、相手の虚を突く攻撃は中田CROのようですね。
一気にレギュラー定着して欲しい。