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天津権健戦コメント

AFCチャンピオンズリーグ2018 準々決勝 第1戦


鹿島アントラーズ:大岩 剛
ホームで第1戦を戦い、(2試合で180分の試合と考えたときの)前半をリードして終えられたことが第一の収穫だ。次のアウェイゲームに向けて、しっかり準備することは当然として、リーグ戦、ルヴァンカップ、その他のゲームにもしっかり切り替えて臨んでいきたい。

Q.試合内容をみると、もう少し点差をつけることができたように感じるが?

A.得点のチャンスをたくさん作れていたので、もう少し得点を取れたらという希望はあった。しかし、アウェイゴールを与えないことも非常に重要なことであり、現時点ではそこに対しての評価をしている。当然、第2戦に向けて相手をしっかり分析して準備していきたい。

Q.ホームで先勝、無失点という展開をどう評価するか?

A.第2戦は相手のホームで戦うことになる。第1戦のリードを最大限に生かしたいと考えているが、ラウンド16で戦った上海上港戦もリードして臨んだ第2戦で厳しい戦いになった。しっかり準備しなくては、アウェイでは難しい試合になる。後半の90分もしっかり準備して、自分たちのペースで運びたいと考えている。



【レオ シルバ】
勝つことを目的とする中で、チームに勢いをもたらすゴールを決めることができてよかった。ミートするだけだったけど、しっかりと合わせて点を取ることができた。チャンスを作っていながらなかなか決められなかったけど、相手を見て落ち着いてやれば点を取れるだろうと思っていた。

【セルジーニョ】
ボールを持った瞬間に打とうと思っていた。GKから逃げていくボールとなり、打った瞬間に入ったと思った。ゴール前で前を向いてシュートを打つのは自分の特長。第一印象が大事なので、できれば1試合目で取りたかったけど、真摯に取り組み続けたことが結果につながったと思う。

【内田 篤人】
ホームなので失点しないようにと思っていた。相手に点を取れる選手がいたので、仕事をさせないようにと話していた。点を取れそうで取れない時に負けてしまうことはよくあるけど、後半にゴールを決めて勝つことができた。緩めることなく、やり続けた結果だと思う。

【山本 脩斗】
ホームで無失点に抑えることが大事と話していた。チームとしてやりたい試合ができた。次につながる価値のある試合になった。点を取りに行きながらもリスクマネジメントがしっかりとできていた。いい時間に点を取ってくれて、落ち着いてプレーできた。

【三竿 健斗】
アウェイゴールを与えなかったのは大きい。攻めるだけにならず、後ろはしっかりリスク管理をしながら「無失点で」と90分を通して話していた。優勝しか考えていない。1試合1試合、勝っていきたい。

【犬飼 智也】
失点ゼロで終えることができて、自分たちのやりたいことができた試合になった。相手FWの9番に対して、誰がいくかハッキリさせることを意識していた。チーム全体でできていたと思う。

AFCチャンピオンズリーグ 準々決勝 第1戦
2018年8月28日(火)19:00KO カシマ

[ 大岩 剛監督 ]
ホームで第1戦をリードする形で終えることができたことが、第一の収穫です。次のアウェイに向かってしっかり準備するのは当然なんですけれども、その間にあるリーグ戦、ルヴァンカップ、そのほかのゲームにしっかりと切り替えて臨んでいきたいな、という気持ちでいまはいます。

-- 2-0という結果でしたが、試合内容からするともう少し得点できたように思います。第1戦で決着をつけることもできたと思いますが、監督としてはいかがですか?
まさにおっしゃるとおりで、得点チャンスをたくさん作っていたぶん、もう少し得点をすることができたらな、という希望はありました。ただ、アウェイゴールを与えないことも非常に重要なことなので、それに対する評価のほうが大きいです。当然セカンドレグに向けて良い準備をすること、相手をしっかり分析した上で第2戦に臨んでいくこと、その準備をしっかりしていきたいと思います。

-- 初の4強入りに向けて大きな前進だと思います。そこについてはいかがですか?
(天津権健のホームで戦う第2戦は)リードを最大限に生かしたいと感じていますが、ラウンド16で戦った上海上港戦も、リードした中でアウェイに入って難しいゲームをなんとか乗り切ったゲームをしています。しっかり準備をしなければ、相手のスタジアムに行ったときの雰囲気というものは非常に難しいものがあると思いますので、しっかり準備をして、このリードをうまく生かしたいと思います。後半の残り90分を自分たちのペースで運びたいと感じています。

AFCチャンピオンズリーグ 準々決勝 第1戦
2018年8月28日(火)19:00KO カシマ

[ セルジーニョ ]
本当にタフな相手でありました。ハイボールが特徴としてあり、そのセカンドボールを拾ってくることは分かっていました。みんなで戦い、チャンスを手にすることができました。2-0という良いアドバンテージを手にすることはできましたが、今度は国内のその他の大会に集中して戦いたいと思います。

-- 来日初ゴールの喜びを振り返っていただけますか。
ACLという大会で得点できたということは、自分の得点の価値を高める要因になったとは思います。ただ、この1点にとどまらず、引き続き得点できればと思います。自分一人で取った得点ではなく、チームメート、スタッフ、フロント、サポーターの皆さんが応援してくれているという期待に応えたい気持ちが一番強いです。それができたことは僕にとって一番うれしいことです。チャンピオンズリーグというのは僕にとって初体験でしたが、チームとしてもまた次のステージに進んで決勝まで行きたいという気持ちでいます。

[ 三竿 健斗 ]
アウェイゴールはすごく大事。それを与えなかったことは良かった。2点差は危ないと言われるが、アウェイでも勝てれば。なかなか得点できなかったが、攻め、攻めにならないでリスク管理を意識していた。最悪でもゼロでいいと思っていた。

[ レオ シルバ ]
うれしく思う。勝つことが目的の中でチームに勢いをもたらす得点を決めることができて良かった。たまたま、自分のケガ明けでしっかり準備していたタイミングと、ジーコの来日したタイミングがちょうど重なった。偶然ですけど、皆さんにとってはそのほうがおもしろいと思います。ただ、僕の中では偶然です。もちろん尊敬する人ですし、敬意を持っていますし、このクラブに与える影響も分かっています。できるだけ長くいてもらって、僕のパフォーマンスもさらに向上していけばいいと思っています。

“日本勢最後の砦”鹿島がホームで先勝し、初の4強へ前進
18/8/28 20:50


先制点を決めて喜ぶMFレオ・シルバ

[8.28 ACL準々決勝第1戦 鹿島2-0天津権健 カシマ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は28日、準々決勝第1戦を行い、日本勢で唯一ベスト8まで勝ち上がった鹿島アントラーズはホームで天津権健(中国)と対戦し、2-0で先勝した。アウェーゴールも許さず、クラブ史上初の4強へ大きく前進した鹿島。第2戦は9月18日に天津のホームで行われる。

 鹿島は24日のJ1磐田戦(1-1)から先発5人を変更。MF遠藤康、MF三竿健斗、DF山本脩斗の3選手が公式戦2試合ぶり、DF安西幸輝が公式戦4試合ぶりの先発となったほか、DF内田篤人も7月28日のJ1G大阪戦(1-1)以来、約1か月ぶりの先発復帰を果たした。

 序盤からボールを支配し、試合を優勢に進める鹿島だが、天津の粘り強いディフェンスの前になかなか決定機をつくれない。前半20分、左45度からのFKのチャンスでMFレオ・シルバがシュートを狙ったが、GKの正面。同34分には山本のマイナスの折り返しにフリーのFWセルジーニョが合わせるビッグチャンスも、左足のシュートは大きくクロスバーを越えてしまった。

 守勢の時間が続く天津だが、前半41分、左サイドで内田と対峙したMFワン・シャオロンが縦に突破し、ゴール前にクロス。FWヤン・シュがヘディングで合わせたが、わずかにゴール上へ外れた。前半アディショナルタイムにはFWアレシャンドレ・パトが個人技からフィニッシュに持ち込むもDFがブロック。前半はスコアレスで折り返した。

 均衡が破れたのは後半15分。相手クリアボールのこぼれ球を拾った山本が左サイドから右足でクロスを上げ、PA手前の遠藤が頭で落とす。これをPA内左のレオ・シルバが右足ダイレクトで叩き、ゴールに叩き込んだ。

 待望の先制点を奪った鹿島は一気に勢いづく。後半27分、PA手前からセルジーニョが左足を一閃。豪快なミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。今夏に加入したセルジーニョはこれが来日初ゴール。2-0とリードを広げた。

 天津は後半30分、パトが遠めの位置から直接FKを狙うが、鋭い弾道のキックもGKクォン・スンテがファインセーブ。鹿島は後半34分、FW鈴木優磨に代えてFW金森健志を投入すると、同38分に遠藤に代えてMF永木亮太、同43分にはセルジーニョに代えてMF土居聖真をピッチに送り込んだ。

 交代枠を使い切り、逃げ切り態勢に入った鹿島。後半45分、ヤン・シュの鋭いシュートもクォン・スンテが弾き出し、天津の反撃を最後まで跳ね返した。試合はそのまま2-0でタイムアップ。ホームでの第1戦を完封で制し、2点のアドバンテージを持って敵地に乗り込む。

(取材・文 西山紘平)

「負け試合かと思ったけど…」1か月ぶり先発の内田篤人、安堵の先勝
18/8/28 22:49


右サイドバックでフル出場したDF内田篤人

[8.28 ACL準々決勝第1戦 鹿島2-0天津権健 カシマ]

 最低限の結果に胸をなで下ろした。鹿島アントラーズのDF内田篤人は約1か月ぶりの公式戦先発。前半から果敢なオーバーラップを見せるなど、フル出場で攻守に奮闘し、完封での先勝に貢献した。

 前半から一方的に攻め立てる展開ながらゴールが遠く、前半はスコアレス。「点が取れそうで取れない。こういう展開はよく負ける試合。その意味で“負け試合”かなと思ったけど、そこでよく後半に点が取れた。緩めずやり続けた結果がボディブローのように効いていったと思う」。後半15分にMFレオ・シルバのゴールで先制すると、同27分にはFWセルジーニョが来日初ゴールとなる追加点。守ってもGKクォン・スンテが終盤、ビッグセーブを連発し、無失点に抑えた。

「ホーム&アウェーの大会ではホームで絶対に失点しちゃいけない。それができたのは良かった。あわよくば3点目、4点目を取れれば良かった。さんざんホーム&アウェーはやってきたので、そこは分かっているつもり」。そう胸を張った内田にとっては7月28日のJ1G大阪戦以来の先発出場だった。

 8シーズンぶりの古巣復帰を果たした今季は開幕スタメンに名を連ねたが、その後は負傷離脱。それでも4月から5月にかけて5試合連続で先発し、5月2日のJ1長崎戦では復帰後リーグ戦初のフル出場も果たした。しかし、その後再び離脱。7月11日の天皇杯3回戦・町田戦にフル出場するも、再開後のリーグ戦は10試合のうち先発1試合、途中出場2試合にとどまっていた。

 大岩剛監督と話し合い、この一戦に向けて調整してきていたという内田。「練習をやっていく中でコンディションは上がってきていたし、ターンとかジャンプとかある程度できた。一つ前に進めた」。そう自身のプレーに手応えを感じつつ、「サッカー選手は連戦ができないと。こうやってピンポイントで合わせられるのもいいけど、連戦をやるのが次の課題」と表情を引き締めていた。

(取材・文 西山紘平)

「狙ったとおりに蹴れた」鹿島FWセルジーニョ、来日初ゴールを自画自賛
18/8/28 23:04


来日初ゴールのFWセルジーニョがチームメイトと抱き合って喜ぶ

[8.28 ACL準々決勝第1戦 鹿島2-0天津権健 カシマ]

 来日初ゴールが貴重な追加点になった。1-0で迎えた後半27分、鹿島アントラーズはDF犬飼智也の縦パスをMF安西幸輝がワンタッチで落とすと、PA手前でボールを受けたFWセルジーニョが迷わず左足を一閃。アウトにかけた豪快なミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。

「ボールを持った瞬間、打とうと決めていた。蹴った瞬間、入ると思ったし、キーパーから逃げていく形で狙ったとおりに蹴れた」。自画自賛のブラジル人FWは今夏に加入し、移籍後公式戦3試合目。「できれば最初の試合で取りたかったけど、残念ながらうまくいかなかった。でも練習に真摯に取り組んだ結果、ACLという大事な試合で点を取ることができたと思う」と胸を張った。

 ホームでの第1戦で2点のアドバンテージを手にしたが、9月18日の第2戦までにはリーグ戦が2試合、ルヴァン杯も2試合ある。次戦は9月1日のリーグ戦。首位の広島とアウェーで対戦する。「今だけ喜んで、明日から切り替えていきたい。週末には首位チームとの大事な試合がある」と表情を引き締める23歳は「この1点にとどまらず、引き続き決められるようにしたい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

ジーコ効果?先制点のレオ・シルバ「このまま長くいてもらって…」
18/8/28 23:20


先制点のMFレオ・シルバ

[8.28 ACL準々決勝第1戦 鹿島2-0天津権健 カシマ]

 焦りはなかった。序盤から試合を優勢に進めながら1点が遠かった鹿島アントラーズ。前半をスコアレスで折り返したが、MFレオ・シルバは「実際に何度もチャンスをつくっていたし、悲観することなく、落ち着いてやれば得点できると思っていた」と冷静だった。

 その言葉どおり、後半15分、こぼれ球を拾ったDF山本脩斗のクロスをMF遠藤康が頭で落とすと、これをレオ・シルバが落ち着いて右足ダイレクトで捉え、ゴールネットに突き刺した。「勝つことが目的だった。チームに勢いをもたらす得点ができたのは良かった」。貴重な先制点をマークしたブラジル人MFはそう胸を張った。

 この日もスタンドにはテクニカル・ディレクターに就任したジーコ氏の姿があった。ジーコ氏が今月3日に来日して以降、パフォーマンスがさらに上がっているのではないかと聞かれたレオ・シルバは「たまたま自分がケガ明けで戻ってきたタイミングと(ジーコ氏の)来日のタイミングが重なっただけ」と白い歯を見せ、「尊敬する人物であり、このクラブに与える影響も知っている。偶然の中でそうなっているけど、このまま長くいてもらって、僕のパフォーマンスがさらに上がってくれればいいね」と、ジョークもまじえて取材陣の笑いを誘っていた。

(取材・文 西山紘平)

ACL、鹿島が初の4強へ前進! L・シルバ&セルジーニョの豪快弾2発で天津を撃破!!
サッカーダイジェストWeb編集部
2018年08月28日


助っ人ふたりの豪快弾で勝負を決める


先制点を奪ったレオ・シルバ。攻守両面で存在感を見せた。写真:徳原隆元

【鹿島】2-0の完勝も内田篤人は「負け試合」とピシャリ。では勝因は?
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2018年08月28日


「ボディブローじゃないけど、じわりじわりと」


右SBで先発フル出場の内田。最後まで精力的な攻め上がりで攻撃をサポートした。写真:徳原隆元

[ACL準々決勝①]鹿島2-0天津権健/8月28日/カシマ

 完勝だった。たしかに前半は攻めあぐねたが、後半も攻撃の強度を落とさず、たたみかけ、2点を奪取。そのまま逃げ切った。

 実に鹿島らしい勝ち方だったが、内田篤人は「でも本当は負け試合だけどね」と手厳しい。

「点が取れそうで取れないゲームって、よく負けたりする。それかな、と思っていたけど」

 だが、実際は鹿島が勝利。内田自身は勝因をどう考えているのか。

「緩めず、やり続けたことじゃないかな。ボディブローじゃないけど、じわりじわりと、それで最後に相手が多少、ずれてずれて、ゴール前にポッと空くシーンもありましたし。やり続けたことじゃないかなと思います」

 フル出場した内田自身、後半に入っても精力的に攻め上がり、攻撃に厚みをもたらした。粘り強く、辛抱強く、焦れずに攻め続けた結果の完勝だった。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【鹿島】セルジーニョが来日初ゴール! まさにワールドクラスの一撃は「狙ったとおり」
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2018年08月28日


「蹴った瞬間には、入る感触はあった」


来日初ゴールを決めたセルジーニョ。このゴールをきっかけに、さらなる活躍を期待したい。写真:徳原隆元

[ACL準々決勝①]鹿島2-0天津権健/8月28日/カシマ

 待望の瞬間は、1-0で迎えた70分に訪れた。

 安西幸輝からのパスを受けて前を向くと、セルジーニョは迷うことなく左足を一閃。目の覚めるようなミドルシュートを突き刺した。勝利を決定づける追加点は、本人にとって嬉しい来日初ゴールとなった。

「(ボールを)持った瞬間、打とうと決めていたので。蹴った瞬間には、入る感触はあった。(シュートは)GKから逃げていくような形で、狙ったとおりに蹴れた。良かったです」

 前半には決定機をフイにしていたが、まさにワールドクラスの一発でチームの勝利に貢献した。

 今夏に鹿島に加入して以降、味方を前向きに走らせる柔らかいパスなど、どちらかといえばチャンスメーカーの印象が強かった23歳のブラジリアンだが、この天津権健戦ではフィニッシャーとしての一面も披露。さらに調子を上げていけば、チームにとって頼れる存在になるに違いない。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

「驚愕のロケット砲!」「もはや片足が準決勝に」海外メディアが天津撃破の鹿島を大絶賛!
サッカーダイジェストWeb編集部
2018年08月29日


「彼らはプロフェッショナリズムを完遂した」


アウェーゴールを与えない完勝劇。3週間後に敵地で行なわれる第2レグに向けて、鹿島はこの上ないアドバンテージを得た。写真:徳原隆元

 火曜日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグ準々決勝、鹿島アントラーズvs天津権健の第1レグは、ホームチームの2-0完勝に終わった。

 キックオフ直後から主導権をがっちりと握った鹿島は次から次へとチャンスを創出。なかなか決め切れずにじりじりした展開が続いたが、60分にレオ・シルバが遠藤康の落としを豪快に右足で蹴り込み、ついに均衡を打ち破った。さらに72分にも新加入のセルジーニョが目の覚めるようなミドルシュートを突き刺し加点。アウェーゴールを与えることなく、完封勝利を飾った。

 昨季の中国スーパーリーグで3位に食い込んだ新興クラブ、天津権健だが、今夏に中盤の大黒柱だったベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルがボルシア・ドルムントに移籍した穴は大きく、今季のリーグ戦でも中位を彷徨うばかり。攻守正面で鹿島の優位性が際立ち、米スポーツ専門チャンネル『Fox Sports Asia』もそのパフォーマンスを大いに称えている。

「鹿島がホームスタジアムで見せつけたのは、チームとしての圧倒的な力量差だった。それでも、立ち上がりから攻勢を仕掛け、何度も好機を迎えたがモノにできない。もし結果的に勝利で終えることができていなかったら、あの前半45分間は大いに反省すべきポイントとなっていただろう。だが、彼らはきっちりとリードを奪うのだ。60分にレオ・シルバが先制点を挙げると、72分にはチャンピオンズ・リーグ初登場のセルジーニョが驚愕のロケット砲をお見舞いして、追加点を奪う。その後は天津権健に反撃の糸口さえ与えず、プロフェッショナリズムを完遂したのである。敵地での第2レグでなにが起こるかは分からない。しかし、鹿島が盤石の試合運びで敵を凌駕したのは紛れもない事実で、もう片足をセミファイナルに乗せたようなものだ」

 天津でのリターンマッチは、9月18日とおよそ3週間のインターバルがある。それまでに鹿島はリーグ戦2試合(サンフレッチェ広島と湘南ベルマーレが相手)とルヴァンカップ準々決勝の2試合(川崎フロンターレが相手)、合計4試合を戦う。やや過密なうえ、しかも対戦相手はいずれも手強い。この難局を乗り越え、第1レグの好感触を維持したまま敵地に乗り込めるか。ACLに生き残ったJリーグ勢最後の砦だけに、すんなりと4強行きを決めてほしいところだ。


快勝に気が緩むかと思いきや、指揮官は「しっかり準備しなくては、アウェイでは難しい試合になる。後半の90分もしっかり準備して、自分たちのペースで運びたいと考えている」と語り、気持ちの切り替えが伝わってくる。
これは頼もしい。
アジアの戦いは険しい。
一つの勝利で目標を見失っては元も子もない。
大岩監督はそこがわかっておる様子。
また、ゴールを決めたセルジーニョは、「ゴール前で前を向いてシュートを打つのは自分の特長」と言う。
ここまでシビれるパスが目立っておったが、今日はその特徴であるシュートを決めることが出来た。
これは嬉しい。
アジアを獲らせてくれる助っ人としてここから躍動し続けるのだ。
活躍を楽しみにしておる。

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