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天津権健戦報道

鹿島対応力で4強、布陣変更気付き「我慢」で耐えた
[2018年9月19日0時35分]


ベスト4進出を決めてカジノホテルが近隣にそびえ立つスタジアムを引き揚げる右から安部、セルジーニョら鹿島の選手たち(撮影・今村健人)

<ACL:天津権健0-3鹿島>◇準々決勝第2戦◇18日◇マカオ五輪スポーツセンター

勝負は、キックオフ前についていたのかもしれない。

ピッチに散らばった瞬間、鹿島アントラーズの選手たちは天津権健のフォーメーションの変化に気づいた。第1戦や直近で採用していて予想した4バックではなく、3バック。中盤では横に5枚、並んでいた。

即座に声を掛け合った。「DFラインの両脇が空く。そこを突いていこう」。サイドハーフの守備位置や、センターバックがカバーに出た際のボランチのケア-。選手自らが判断し、対応した。得点が必要な相手が前がかりになることは分かっていた。何よりも「我慢」を言い聞かせて試合に臨んだ。だから、序盤に元ブラジル代表FWパトを中心に攻め込まれても、辛抱強く耐えられた。

「立ち上がりのピンチでみんなで体を張って失点をせず、先制点を取れたことが非常に大きかった。2点目を取れたが、2-0はサッカーで1番危ない点数なので後半もう1点取り…試合は荒れたが、その中でみんなで戦った」。MF三竿健斗が胸を張った。

前半13分のFWセルジーニョの先制点で勢いに乗り、同27分にMF安部裕葵が追加点を挙げる理想的な展開。後半21分にはFW土居聖真がとどめを刺した。そして、第1戦に続いて完封した守備陣の踏ん張り。クラブ史上初の4強は、全員の力でもぎ取った。

大岩剛監督は「ベスト4進出は非常にうれしい。クラブとしても悲願ですし。ただ、我々の目標は優勝に置いている。そのためにしっかりと準決勝の準備をすることしか頭にない。その先に、結果がついてくればいい」と気を緩めることなく、前を見据えた。

鹿島初4強 悪環境&台風猛威の中立地マカオで完勝
[2018年9月19日7時13分 ]


準決勝進出を喜ぶ、先制ゴールを決めた鹿島のセルジーニョ(右)と3点目の土居(共同)


ACL準々決勝以降の組み合わせ


<ACL:天津権健0-3鹿島>◇準々決勝第2戦◇18日◇マカオ五輪スタジアム

日本勢で唯一、勝ち残る鹿島アントラーズが天津権健(中国)を3-0で下し、2戦合計5-0(第1戦2-0)でクラブ史上初の4強入りを果たした。前半13分にFWセルジーニョ(23)が頭で先制すると、同27分にMF安部裕葵(19)、後半21分にはFW土居聖真(26)が追加点を奪い、台風などの影響を全く感じさせずに快勝した。準決勝は10月3日にホーム、同24日にアウェーで水原-全北(ともに韓国)の勝者と対戦する。

まるで「マカオ」が祝福していた。前半13分にセルジーニョが右CKを頭で合わせた。アウェーで貴重な先制弾。その瞬間、偶然にも近隣の5つ星カジノホテルのイルミネーションが点滅した。かつてのポルトガル領がポルトガル語のブラジル人FWを“歓迎”。同27分はDF内田がえぐり、安部が追加点を挙げた。アドバンテージに頼ることなく、前半で勝負をつけた。

カジノホテルと高層マンションに囲まれたマカオの会場。本来の天津では同時期に国際会議があり、警備に不備があるとして変わった。完全アウェーでない代わりに、台風22号の猛威に遭った。出発を1日早めて2ルートに分かれ、大半は中国・広州から約3時間のバス移動を強いられた。外出禁止令が出された16日は、宿舎のジムやプールを使い、リカバリー組は一般客の中で汗を流した。前日は芝生を回復させるために、試合会場が使えなかった。

そんな悪環境も内田は「国際試合では良くあること。慣れっこ」。キックオフ直前には相手が従来の4バックではなく3バックだと見抜き、全員で声を掛け合った。先制につながるCKと2点目はいずれも内田が、スペースのあるサイドを突いた形。「相手に応じたプレーの選択を若い選手もできている」とMF三竿健。選手はたくましかった。

クラブ初の4強。「昔のレベルと比べたらオレらはめちゃくちゃ高いわけではない。オレとか(小笠原)満男さんやソガさんとか昔からやっている人がいて、(監督の大岩)剛さんや(コーチの)羽田さんらの思いがある」。若手の成長とベテラン勢の思い。その強さが、今の鹿島にある。

鹿島がACL初4強!2戦合計5-0、天津権健を圧倒

後半、3点目を決めた土居(奥)は三竿健と抱き合って喜んだ (共同)

 アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦(18日、マカオ)ホームアンドアウェー方式で行われ、J1鹿島が天津権健(中国)を3-0で下し、2戦合計5-0で初の4強入りを決めた。鹿島は前半にFWセルジーニョ(23)のゴールで先制し、DF内田篤人(30)ら守備陣が反撃を許さなかった。10月3、24日に行われる準決勝では水原-全北(ともに韓国)の勝者と顔を合わせる。鹿島によると天津で国際会議が開かれた影響で、試合会場が当地に変更された。

 クラブ初の4強入りを懸けた一戦は、前半で勝負がついた。想定と違う布陣で挑んできた天津権健に立ち上がりは押し込まれたが、最初の好機を生かしてあっさり大勢を決めた。

 「選手が状況を把握し、それにしっかりと対応した」。4強入りを果たした大岩監督は、満足げにうなずいた。

 緊張感を漂わせていた立ち上がり、前半13分の右CK。MF遠藤が左足で曲げた絶妙なボールを、ニアサイドで待ち構えたFWセルジーニョが頭で決めて幸先よく先制した。守備でも同25分、元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトの決定機をDF内田がゴールラインぎりぎりでクリアして、失点を阻止した。

 ピンチを切り抜けた2分後、今度はMF安部が追加点を奪い一気に突き放す。勢いに乗ったチームは後半21分、FW土居が引導を渡す駄目押し弾。3-0で快勝し、初の準決勝に駒を進めた。

 「ベスト4は非常にうれしいが、われわれの目標は優勝。そのための準備をしっかりやる」と胸を張った指揮官。国内主要タイトル19冠を誇る強豪が、悲願のアジア王者へまた一歩近づいた。


準決勝進出を決め、サポーターにあいさつする鹿島イレブン=マカオ(共同)

鹿島DF内田
「我慢しながら、落ち着いていこうとピッチで話していた。セットプレーでさくっと先制点を取れたのが良かった」


前半、相手FKに壁をつくる(右から)三竿健、鈴木ら鹿島イレブン=マカオ(共同)


前半、2点目のゴールを決め、喜ぶ安部(左端)ら鹿島イレブン=マカオ(共同)


後半、指示を出す鹿島・大岩監督=マカオ(共同)


前半、先制ゴールを決める鹿島・セルジーニョ(18)=マカオ(共同)


前半、先制ゴールを決め、喜ぶ鹿島・セルジーニョ=マカオ(共同)


前半、先制ゴールを決め、ポーズをとる鹿島・セルジーニョ=マカオ(共同)


鹿島、6度目の決勝Tで扉開いた!敵地豪快3発でACL初4強
ACL準々決勝第2戦 鹿島3―0天津権健 ( 2018年9月18日 マカオ )


準決勝進出を喜ぶ、先制ゴールを決めた鹿島・セルジーニョ(右)と3点目の土居(共同)
Photo By 共同


 鹿島は代替地のマカオで天津権健(中国)との準々決勝第2戦に臨み、3―0で勝利を収めて2戦合計5―0とし、クラブ史上初のベスト4入りを決めた。前半のうちにFWセルジーニョ(23)、MF安部裕葵(19)がアウェーゴールを決め、早々に勝負を決めた。準決勝は19日に行われる水原―全北(ともに韓国)の勝者と、来月3日にホームで第1戦、同24日に敵地で第2戦を戦う。

 きらびやかな高層建築物に囲まれたマカオの街で、鹿島が新しい歴史を鮮やかに築いた。立ち上がりは劣勢。「我慢しよう」という声が飛び交った。しぶとく耐え続け、迎えた13分。DF内田とMF遠藤の連係から右CKを奪うと、FWセルジーニョの頭によるファーストシュートがゴールラッシュの口火となった。前半だけで2得点。あっさりと決着をつけた。

 世界経済フォーラム「ダボス会議」の開催に伴い、警備が困難という理由で会場が2週間前に天津からマカオに変更された。一見さほど悪く見えないピッチの芝は「中に入ってみるとガタガタ」(クラブ関係者)だったが、悪条件を感じさせなかった。ジーコTDも予定を前倒ししてブラジルから駆けつける中、6度目の決勝トーナメントにしてついに準決勝進出を決めた。

 19個の国内主要タイトルを獲りながら、唯一ないタイトルが、ACL。2点目のアシストとともに前半の2点に絡んだ内田は4強入りを受けて言う。「昔のチームと比べたら、今の11人のレベルが高いわけでもない。でも俺とか満男さん(小笠原)とかソガさん(曽ケ端)とかね、昔からやっている人もいるし、そこには剛さん(大岩監督)含め、ハネさん(羽田コーチ)とかいろんな思いがある」。脈々と受け継がれた常勝軍団のDNAが敵地で流れを引き寄せた。

 もちろん満足する選手はいない。「難しい試合になると思っていたが、皆が勝つために、上に行くために走り続けた結果」と胸を張った遠藤は、試合が始まる前から言っていた。「ベスト4になったから何かを得られるわけではない。僕らは優勝を目指している」。鹿島にとっては、4強も通過点にすぎない。

 ≪日本勢5チーム目の4強≫鹿島がクラブ史上初の準決勝進出を果たした。日本勢では浦和(07、08、17年)、G大阪(08、15年)名古屋(09年)、柏(13年)に次いで5チーム目。鹿島はホームでの1戦目も○2―0で勝利。準々決勝を連勝で通過したのは07年浦和、08年G大阪に次ぐ3チーム目で、過去2チームはいずれも優勝しているだけに鹿島もACL初制覇に期待が懸かる。


前半、先制ゴールを決め、ポーズをとる鹿島・セルジーニョ(共同)
Photo By 共同


[ 2018年9月19日 05:30 ]

【鹿島】カシマを止めるな!突然の会場変更、台風…タイトルへの執念で逆境乗り越えクラブ初4強
2018年9月19日6時0分 スポーツ報知


準決勝進出を喜ぶ、先制ゴールを決めた鹿島・セルジーニョ(右)と3点目の土居(共同)


前半13分、先制ゴールを決める鹿島・セルジーニョ(中央=共同)


マカオに駆けつけ、声援を送る鹿島サポーター


 ◆ACL準々決勝 ▽第2戦 天津権健0―3鹿島(18日・マカオ)

 【マカオ(中国)18日=岡島 智哉】鹿島が敵地で天津権健を3―0で下し、2戦合計5―0で準決勝進出を決めた。

 DF内田が右サイドを全速力で駆け上がった。相手DF2人を置き去りにしつつ、ニアに走り込むMF安部を両目でしっかりと捉えた。安部はクロスを難なくダイレクトで流し込み、1―0の前半27分、相手を絶望の淵に追い込む2点目が決まった。鹿島にとって悲願のアジア4強。内田は「次のラウンドに進めるというのは素晴らしいこと」と表情を緩めた。

◆2週間前の会場変更通達

 鹿島のタイトルへの執念が逆境を打ち破った。2週間前の4日、アジア・サッカー連盟から試合会場が天津からマカオに変更されることが通達された。日程が差し迫っていたこともあり、チームは2グループに別れてマカオ入り。A組は湘南戦(14日)終了の11時間後の15日早朝に羽田空港から出発。B組はその2時間後に広州(中国)へ飛び、広州から陸路で約3時間150キロを走りマカオ入りした。

◆スタッフの尽力

 これらは全て、1日でも早く現地に入り、選手のコンディションを整えるための最善策だった。関係者によると、航空券の発券は出発2日前の13日。ギリギリまで試合3日前の15日に現地入りすることを模索した結果だった。猛威を振るった台風22号の影響で16日のマカオは陸の孤島に。スタッフの尽力がなければ試合前日や当日の現地入りとなっていた。第1戦で渋滞のため予定便に乗れず、試合前日の来日となった天津権健とは、タイトルへの思いに歴然とした差があった。

◆「我々は優勝に目標を置いている」

 アジアの頂点まで残り2つ。ACL優勝クラブが出場する12月のクラブW杯(UAE)では初戦の準々決勝で勝てば、16年大会決勝で対決したRマドリードと準決勝で再戦できる。大岩剛監督(46)は「ベスト4はクラブにとって悲願です。しかし我々は優勝に目標を置いている。準決勝に向けてしっかり準備をすることしか頭にない」と力強く語った。J最多19冠の鹿島が手にしていない悲願のタイトルが射程圏内に入ってきた。

鹿島初4強!2戦合計5-0、悲願のアジア王者へ快進撃

 前半、先制ゴールを決め、ポーズをとる鹿島・セルジーニョ(共同)

 「アジアCL・準々決勝第2戦、天津権健0-3鹿島」(18日、マカオ)

 ホームアンドアウェー方式の準々決勝第2戦がマカオで行われ、ホームの第1戦で2-0と先勝したJ1鹿島は3-0で天津権健(中国)を下し、2試合合計5-0で初の4強入りを決めた。鹿島は日本勢で唯一の勝ち残り。10月の準決勝に進めば、水原-全北(ともに韓国)の勝者と顔を合わせる。鹿島によると天津で国際会議が開かれた影響で、試合会場がマカオに変更された。

 勝負は開始13分で決まった。大岩監督が「慎重かつ、アグレッシブにゲームに入ることに注力する」と緊張感を漂わせていた立ち上がり。第1戦で先勝した鹿島は最初の好機を生かしてあっさり大勢を決め、悠々と初の4強入りを果たした。

 相手の必死の攻めを切り抜け、迎えた右CK。遠藤が左足で曲げた絶妙なボールを、中央のセルジーニョが頭でたたき込む。ブラジル人FWを中心に、ピッチで歓喜の輪ができた。

 このCKを獲得した場面には攻守の切り替えを強調する練習の成果が表れていた。守勢の中で左MFの安部が鋭く詰めて奪い、すぐさまマークの緩い右へ展開した。「守るときにも、どう攻めるか常に考えている」と話す安部が、いい守備からリズムを生み出した。

 台風の影響で旅程を変更するドタバタの影響を感じさせず、先制した後も安部らのゴールで畳み掛け、遠藤は「勝つためにみんなが走り続けた結果」と胸を張った。国内主要タイトル19冠を誇る強豪が、悲願のアジア王者へまた一歩近づいた。

アジアCL 準々決勝第2戦 鹿島圧倒 初4強 天津権健に3-0
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は18日、各地で準々決勝第2戦が行われた。日本勢で唯一勝ち上がっている鹿島はマカオの澳門奧林匹克体育中心運動場で天津権健(中国)を3-0で下し、2戦合計5-0としてクラブ初の4強入りを決めた。

鹿島は前半13分、遠藤の右CKをセルジーニョが頭で押し込み先制。同27分には右サイドを駆け上がった内田のパスを安部がダイレクトで蹴り込み、追加点を奪った。後半21分にはパス交換でペナルティーエリア内に進入した土居が左足シュートを決めた。(時間は非公式)

■鹿島・大岩監督の話 目標は優勝

天津権健がアグレッシブに戦ってきたところで受けに回ったが、その中で先制点を取り、前半のうちに2点目も取れた。ベスト4は非常にうれしいが、われわれの目標は優勝。そのための準備をしっかりやる。

【決勝トーナメント】
▽準々決勝第2戦
鹿島 3-0 天津権健(中国)
2-0
1-0
※鹿島が2戦合計5-0で準決勝進出

▽得点者
【鹿】セルジーニョ(前13分)安部(前27分)土居(後21分)


準決勝進出に多くの紙面が踊る。
その中で報知新聞がスタッフの尽力を伝えることが嬉しい。
アクシデントの連続で、チームがより力を発揮出来るよう裏で大きな力を発揮したのは裏方のスタッフであったはず。
彼らが働いたおかげで、選手らはゴールを重ね完封勝利にて勝ち上がりを達成出来た。
素晴らしい。
クラブ一丸にて悲願のアジア制覇を目指す。
次の戦いが楽しみである。

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