疲れ知らずの安西は誰よりもピッチに立つ機会を待ち望んでいる
好調鹿島を支える左SBのタフさが半端ない!安西幸輝の衝撃的な走力を生み出す原動力は?
松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)
2018年09月30日
9月の8連戦では7試合に出場。それでも安西の運動量は不変!

29日の神戸戦でも安西は運動量と驚異的なスプリント能力を前面に押し出し、チームの勝利に貢献した。(C)SOCCER DIGEST
[J1リーグ28節]神戸0-5鹿島/9月29日/ノエスタ
「こんな過密日程は人生で初めて」
試合後、安西幸輝の口から思わず本音が出た。それもそのはずだ。鹿島はJ1リーグに加え、アジア・チャンピオンズリーグ、ルヴァンカップ、天皇杯を並行して戦っている。そのため、9月は過密日程となって怒涛の8連戦。中4日以上試合間隔が空いたのは、9月9日のルヴァンカップ準々決勝・川崎戦から9月14日のJ1・26節の湘南戦にかけてのみだ。
そうした過酷なスケジュールにもかかわらず、安西は9月の8試合で途中出場2試合を含む7試合で出番を得た。内訳を見ると、4試合がフル出場で途中交代1試合、途中出場2試合。いずれも20分以上出場しており、ピッチに立たなかったACLの天津権健戦もマカオでのアウェーゲームに帯同している。まさに”フル稼働”と呼べる状態でチームの勝利に貢献してきた。
9月を締めくくる29日の28節・神戸戦もやはりスターティングイレブンに名を連ね、左SBとして最後まで出場。序盤から何度も前線に駆け上がり、最終盤に入ってもタフさは衰えない。安西は連戦の疲れをまるで感じさせないプレーで5-0の快勝に貢献した。
「持ち味は運動量なので、1試合1試合(スタミナが)落ちないように心掛けている」
さらりと言ってのけた安西だが、なぜ試合に出続けても走り切れるのだろうか。
東京Vユース時代から運動量とスプリント能力に定評があり、プロの世界に飛び込んでからもその武器により一層磨きをかけてきた。だからこそ、今季加わった鹿島で多くの出番を得ているわけだが、安西が連戦を戦えている理由として挙げたのはメンタルの充実だ。
「J2だと1週間しっかり練習をしてコンディションを整えて挑める試合が多かったけど、鹿島はJ1もルヴァンもACLもある。これがいつかいい経験になると思うので、今は楽しんでやっています」(安西)
過酷な状況ですら、ポジティブに捉えられるメンタリティが今の安西を支えている。「競争をすごくしていて、負けたくないと思っている。鹿島の選手は全員そう思っているし、僕は1試合でも多く出たいと思っている」とこれだけの連戦をこなしても、まだサッカーに飢えているほどだ。
次の試合は10月3日に行なわれるアジア・チャンピオンズリーグの水原三星戦。9連戦目となるが、疲れ知らずの安西は誰よりもピッチに立つ機会を待ち望んでいる。
取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
過密日程の最中にいる安西について取材したサッカーダイジェストの松尾記者である。
「持ち味は運動量なので、1試合1試合(スタミナが)落ちないように心掛けている」という言葉を引き出しておる。
安西の特長は運動量にあり、それが試合終盤まで落ちぬところにある。
それを維持するための秘訣はこの記事では明かされぬが、並行するコンペティションを戦う過密日程を「いつかいい経験になると思うので、今は楽しんでやっています」と逆にモチベーションに転換しておることを口にする。
まだまだ連戦は続く、それを乗り切るため、安西を含めたメンバーが高いメンタリティで戦い続けることこそ肝要である。
勝利を積み重ね、高いモチベーションにてタイトルを目指す。
高い意識である。

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松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)
2018年09月30日
9月の8連戦では7試合に出場。それでも安西の運動量は不変!

29日の神戸戦でも安西は運動量と驚異的なスプリント能力を前面に押し出し、チームの勝利に貢献した。(C)SOCCER DIGEST
[J1リーグ28節]神戸0-5鹿島/9月29日/ノエスタ
「こんな過密日程は人生で初めて」
試合後、安西幸輝の口から思わず本音が出た。それもそのはずだ。鹿島はJ1リーグに加え、アジア・チャンピオンズリーグ、ルヴァンカップ、天皇杯を並行して戦っている。そのため、9月は過密日程となって怒涛の8連戦。中4日以上試合間隔が空いたのは、9月9日のルヴァンカップ準々決勝・川崎戦から9月14日のJ1・26節の湘南戦にかけてのみだ。
そうした過酷なスケジュールにもかかわらず、安西は9月の8試合で途中出場2試合を含む7試合で出番を得た。内訳を見ると、4試合がフル出場で途中交代1試合、途中出場2試合。いずれも20分以上出場しており、ピッチに立たなかったACLの天津権健戦もマカオでのアウェーゲームに帯同している。まさに”フル稼働”と呼べる状態でチームの勝利に貢献してきた。
9月を締めくくる29日の28節・神戸戦もやはりスターティングイレブンに名を連ね、左SBとして最後まで出場。序盤から何度も前線に駆け上がり、最終盤に入ってもタフさは衰えない。安西は連戦の疲れをまるで感じさせないプレーで5-0の快勝に貢献した。
「持ち味は運動量なので、1試合1試合(スタミナが)落ちないように心掛けている」
さらりと言ってのけた安西だが、なぜ試合に出続けても走り切れるのだろうか。
東京Vユース時代から運動量とスプリント能力に定評があり、プロの世界に飛び込んでからもその武器により一層磨きをかけてきた。だからこそ、今季加わった鹿島で多くの出番を得ているわけだが、安西が連戦を戦えている理由として挙げたのはメンタルの充実だ。
「J2だと1週間しっかり練習をしてコンディションを整えて挑める試合が多かったけど、鹿島はJ1もルヴァンもACLもある。これがいつかいい経験になると思うので、今は楽しんでやっています」(安西)
過酷な状況ですら、ポジティブに捉えられるメンタリティが今の安西を支えている。「競争をすごくしていて、負けたくないと思っている。鹿島の選手は全員そう思っているし、僕は1試合でも多く出たいと思っている」とこれだけの連戦をこなしても、まだサッカーに飢えているほどだ。
次の試合は10月3日に行なわれるアジア・チャンピオンズリーグの水原三星戦。9連戦目となるが、疲れ知らずの安西は誰よりもピッチに立つ機会を待ち望んでいる。
取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
過密日程の最中にいる安西について取材したサッカーダイジェストの松尾記者である。
「持ち味は運動量なので、1試合1試合(スタミナが)落ちないように心掛けている」という言葉を引き出しておる。
安西の特長は運動量にあり、それが試合終盤まで落ちぬところにある。
それを維持するための秘訣はこの記事では明かされぬが、並行するコンペティションを戦う過密日程を「いつかいい経験になると思うので、今は楽しんでやっています」と逆にモチベーションに転換しておることを口にする。
まだまだ連戦は続く、それを乗り切るため、安西を含めたメンバーが高いメンタリティで戦い続けることこそ肝要である。
勝利を積み重ね、高いモチベーションにてタイトルを目指す。
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