源、引き分けで良いとは誰も思っていない
「ジーコさんも言いますが…」ACL復帰の昌子源、見据える先は『頂点』のみ
18/10/23 18:02

熱心に取材に応じていた鹿島アントラーズDF昌子源
リーグ前節の浦和戦(●1-3)で約3か月ぶりの先発復帰。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦を翌日に控えた23日、鹿島アントラーズDF昌子源は「ずっと連戦をやってきて練習試合や紅白戦ができなかったので、練習で(試合勘を)戻すことができなかった。この試合で戻すしかない。浦和戦で90分できてよかったし、プラスに捉えて臨みたい」と意気込みを口にした。
7月25日のJ1第14節のC大阪戦(○2-0)で左足首を負傷。今もトップコンディションに戻ったとは言い難い状態だが、今月14日のルヴァン杯準決勝第2戦の横浜FM戦(△2-2)で途中出場すると、今月20日の第30節の浦和戦でスタメン復帰。24日の敵地水原三星戦にも出場する見込みで、ACLでは5月16日の決勝トーナメント1回戦第2戦・上海申花戦(●1-2)以来5か月ぶりの出番となる。
久しぶりのフル出場となった浦和戦では「いろんなところに筋肉痛が出ると思ったけど、あまり出なかった」といい、治療の経過は良好の様子。チームはACL第1戦以降の公式戦4試合で白星がなく、復帰後も思ったような成果が出ていないが、「夏場にも勝てない試合があったし、初めての経験じゃない。切り替えてできている」とあまり深刻には受け止めていないようだ。
ホームで迎えた第1戦は立ち上がりの6分間で2失点を喫しており、復帰する昌子にかかる期待は大きい。「まずセンターバックを中心に後ろが安定していたら、あまりやられることはない。『どうしよう、どうしよう』となってしまうと前回みたくなるので、何が起こっても想定内だとどっしり構える必要がある」と改善の心構えはできている。
悲願のアジア制覇に向け、心に留めているのは“ジーコイズム”だ。「ジーコさんもよく言いますが、頂点に立たないと意味がない。ここで負けても、決勝で負けても意味がない」。クラブレジェンドの言葉をそう引用した25歳は「(引き分けでも決勝進出は決まるが、)引き分けで良いとは誰も思っていないので、しっかり勝てれば」とまずは翌日の試合での必勝を誓った。
(取材・文 竹内達也)
鹿島・昌子、5カ月ぶりACL「どっしり構える」 24日準決勝第2戦Vs水原

ボール回しで汗を流す鹿島の昌子(左から3人目)。頼れる男が戻ってきた (共同)
【水原(韓国)23日=一色伸裕】アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で、ホームでの準決勝第1戦に先勝したJ1鹿島は24日、アウェーで水原(韓国)との第2戦に臨む。この日は試合会場で調整し、冒頭15分以降は非公開。W杯ロシア大会後の7月に左足首を負傷した元日本代表DF昌子源(25)は、約5カ月ぶりにACLの舞台に復帰し、決勝進出を目指す。
紅葉が深まるソウル郊外の水原の街並み。気温9度。DF昌子が寒さを吹き飛ばすように、零封勝利を宣言した。
「守備はどっしりと構える必要がある。(無失点に抑えて)勝って決勝進出を決めたい」
W杯後の7月に左足首を負傷した昌子にとって、ACLの舞台は5月16日の決勝トーナメント初戦・上海上港(中国)戦以来、約5カ月ぶり。国際経験豊かなDFの復帰は心強い限りだ。
3日のホームでの第1戦を3-2と逆転で先勝した鹿島は、引き分け以上で決勝進出が決まる。熱狂的で知られる水原のファンも諦めムードで前売り券は約1万枚しか売れず、約4万4000人収容のスタジアムは空席が目立ちそう。アウェーの不利は最小限にとどまるとみられる。
「最後、頂点に立ってなければ意味がない。ここで負けても決勝で負けても意味がない」と昌子。その視線はアジアの頂を見据えている。
大会方式
ホームアンドアウェー方式で対戦し、2試合の勝利数が多いチームが勝者となる。勝利数が同じ場合は(1)2試合の得失点差(2)2試合におけるアウェーゴール数(3)第2戦終了時に30分間(前後半各15分)の延長戦(延長戦ではアウェーゴールルールは適用されない)(4)PK-の順によって決定する。

最終調整する鹿島・昌子(右)ら=水原(共同)

鹿島VS水原・決勝進出条件

鹿島・過去のACL成績
ACL準決勝第2戦・水原戦に向けてコメントを発した昌子源である。
先日の浦和戦にて先発フル出場し、プレイの手応えを感じ取ったことが語られる。
負傷明けも不安はない。
これは一つ朗報と言えよう。
また、ジーコの言葉について口にし、「ジーコさんもよく言いますが、頂点に立たないと意味がない。ここで負けても、決勝で負けても意味がない」と言う。
アジアの頂点への道程は、まだ中程。
こんなところで潰えるわけには行かぬ。
源の躍動にて決勝チケットを手に入れようではないか。
期待しておる。

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18/10/23 18:02

熱心に取材に応じていた鹿島アントラーズDF昌子源
リーグ前節の浦和戦(●1-3)で約3か月ぶりの先発復帰。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦を翌日に控えた23日、鹿島アントラーズDF昌子源は「ずっと連戦をやってきて練習試合や紅白戦ができなかったので、練習で(試合勘を)戻すことができなかった。この試合で戻すしかない。浦和戦で90分できてよかったし、プラスに捉えて臨みたい」と意気込みを口にした。
7月25日のJ1第14節のC大阪戦(○2-0)で左足首を負傷。今もトップコンディションに戻ったとは言い難い状態だが、今月14日のルヴァン杯準決勝第2戦の横浜FM戦(△2-2)で途中出場すると、今月20日の第30節の浦和戦でスタメン復帰。24日の敵地水原三星戦にも出場する見込みで、ACLでは5月16日の決勝トーナメント1回戦第2戦・上海申花戦(●1-2)以来5か月ぶりの出番となる。
久しぶりのフル出場となった浦和戦では「いろんなところに筋肉痛が出ると思ったけど、あまり出なかった」といい、治療の経過は良好の様子。チームはACL第1戦以降の公式戦4試合で白星がなく、復帰後も思ったような成果が出ていないが、「夏場にも勝てない試合があったし、初めての経験じゃない。切り替えてできている」とあまり深刻には受け止めていないようだ。
ホームで迎えた第1戦は立ち上がりの6分間で2失点を喫しており、復帰する昌子にかかる期待は大きい。「まずセンターバックを中心に後ろが安定していたら、あまりやられることはない。『どうしよう、どうしよう』となってしまうと前回みたくなるので、何が起こっても想定内だとどっしり構える必要がある」と改善の心構えはできている。
悲願のアジア制覇に向け、心に留めているのは“ジーコイズム”だ。「ジーコさんもよく言いますが、頂点に立たないと意味がない。ここで負けても、決勝で負けても意味がない」。クラブレジェンドの言葉をそう引用した25歳は「(引き分けでも決勝進出は決まるが、)引き分けで良いとは誰も思っていないので、しっかり勝てれば」とまずは翌日の試合での必勝を誓った。
(取材・文 竹内達也)
鹿島・昌子、5カ月ぶりACL「どっしり構える」 24日準決勝第2戦Vs水原

ボール回しで汗を流す鹿島の昌子(左から3人目)。頼れる男が戻ってきた (共同)
【水原(韓国)23日=一色伸裕】アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で、ホームでの準決勝第1戦に先勝したJ1鹿島は24日、アウェーで水原(韓国)との第2戦に臨む。この日は試合会場で調整し、冒頭15分以降は非公開。W杯ロシア大会後の7月に左足首を負傷した元日本代表DF昌子源(25)は、約5カ月ぶりにACLの舞台に復帰し、決勝進出を目指す。
紅葉が深まるソウル郊外の水原の街並み。気温9度。DF昌子が寒さを吹き飛ばすように、零封勝利を宣言した。
「守備はどっしりと構える必要がある。(無失点に抑えて)勝って決勝進出を決めたい」
W杯後の7月に左足首を負傷した昌子にとって、ACLの舞台は5月16日の決勝トーナメント初戦・上海上港(中国)戦以来、約5カ月ぶり。国際経験豊かなDFの復帰は心強い限りだ。
3日のホームでの第1戦を3-2と逆転で先勝した鹿島は、引き分け以上で決勝進出が決まる。熱狂的で知られる水原のファンも諦めムードで前売り券は約1万枚しか売れず、約4万4000人収容のスタジアムは空席が目立ちそう。アウェーの不利は最小限にとどまるとみられる。
「最後、頂点に立ってなければ意味がない。ここで負けても決勝で負けても意味がない」と昌子。その視線はアジアの頂を見据えている。
大会方式
ホームアンドアウェー方式で対戦し、2試合の勝利数が多いチームが勝者となる。勝利数が同じ場合は(1)2試合の得失点差(2)2試合におけるアウェーゴール数(3)第2戦終了時に30分間(前後半各15分)の延長戦(延長戦ではアウェーゴールルールは適用されない)(4)PK-の順によって決定する。

最終調整する鹿島・昌子(右)ら=水原(共同)

鹿島VS水原・決勝進出条件

鹿島・過去のACL成績
ACL準決勝第2戦・水原戦に向けてコメントを発した昌子源である。
先日の浦和戦にて先発フル出場し、プレイの手応えを感じ取ったことが語られる。
負傷明けも不安はない。
これは一つ朗報と言えよう。
また、ジーコの言葉について口にし、「ジーコさんもよく言いますが、頂点に立たないと意味がない。ここで負けても、決勝で負けても意味がない」と言う。
アジアの頂点への道程は、まだ中程。
こんなところで潰えるわけには行かぬ。
源の躍動にて決勝チケットを手に入れようではないか。
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