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安部裕葵、プレイだけでなく、その口から発せられる味わい深い言葉

裕葵について記すニッカンスポーツの杉山記者である。
今季より鹿島番となり、安部裕葵に注視してきた様子が伝えられる。
裕葵のクレバーなコメントを数多く伝えてくれよう。
杉山女史の筆の走りに期待大である。

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鹿島期待の背番10安部裕葵、味のある発言にも注目


鹿島安部裕葵(2019年2月19日撮影)

2月上旬、鹿島アントラーズのスポンサー&報道関係者を集めたキックオフパーティーが行われた。会場は、「FNS歌謡祭」の収録や北川景子&DAIGO夫妻披露宴の会場としても知られる、グランドプリンスホテル新高輪「飛天」。歓談時には、選手の前に記念撮影やサインを求める人だかりができた。中でも会場を横切るほどの長蛇の列を作っていたのは、2人の選手。1人は今季主将に就任したDF内田篤人。もう1人は、今季10番を背負うFW安部裕葵だ。

チームの顔である内田と人気を二分するとは、今季の彼への期待が表れた光景だったように思う。積極果敢なプレースタイルが多くの人々を魅了しているのだろう。ただ安部を取材していると、彼の魅力はピッチ外にもあるように思う。発言が味わい深いのだ。

場の雰囲気に流されず、自分が思ったことを即座に言葉で紡げる賢さがあるように感じる。日本人特有の無駄な謙遜や遠慮をしないところもいい。19日のACLプレーオフ試合後には、記者に囲まれてこんなやりとりがあった。

-相手の守備が緩いと思ったから、積極的にシュートを打ったの?

「いや、自信です。自信があるから行きました」

先日、昨年のクラブ・ワールドカップ(W杯)でレアル・マドリードに敗れた経験から得たものについて尋ねた時も、らしさあふれる答えが返ってきた。

「負けた試合で『何か得ました』みたいなのはあんまり言いたくないですけど、まあ、価値のある1日だったんじゃないですか」

字面だけで見ると、少々ふてぶてしく見えてしまうかも知れない。でも安部は、飾らずおごらず、普段の調子でさらりと言ってのけるから嫌みがない。本心を素早く言葉に昇華させる能力が高いのだ。

何もなければ「ない」と言うタイプ。安部なりに、あの試合から感じたものはあったのだろう。しかしそれを「良い経験」として語るにはまだ早いと感じたのではないか。Rマドリードを圧倒できるような選手になったとき、その答えを教えてくれるはずだ。

安部裕葵。プレーだけでなく、その口から発せられる味わい深い言葉についても、注目してみてほしい。

◆杉山理紗(すぎやま・りさ) 1993年(平5)10月4日、岐阜県生まれ。16年に入社し、芸能記者を経て18年12月からサッカー記者。19年シーズン鹿島担当。今季の目標は「免許の取得」



恒例の「キックオフパーティー」開催(2019年2月4日撮影)

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我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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