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鹿島は今季を占う大一番として“決戦”に臨む

川崎戦に向けた前々日練習を取材した報知新聞の岡島記者である。
紅白戦では、対川崎を想定しサブ組の2列目にヤスと一真を配置し、対策を練ったことが伝えられる。
岡島記者は、通例の紅白戦を「極論を言えば「控え組の勝利」が望まれる。控え組は主力のスパーリング相手を務めるつもりは毛頭なく、レギュラー奪取へ勝利をもぎ取りにいく」とし、これが伝統であることを強調する。
それをせず、「選手の特長に合わせて本職外のポジションに入ることは異例」という対川崎対策を行ったことに大岩監督のこの試合に賭ける気持ちが感じられる。
第2節にて大一番がやってきた。
この試合に勝利し、勢いに乗りたい。
重要な一戦である。

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【鹿島】仮想・家長&小林悠で連携チェック 川崎との大一番へ“背水の陣”覚悟で紅白戦
2019年2月28日6時5分 スポーツ報知


紅白戦で競り合う(左手前から)山口、三竿、安西ら鹿島の選手たち

 鹿島は27日、茨城・鹿嶋市内で昨季王者の川崎戦(3月1日・等々力)に向けて調整した。紅白戦では、2018年MVP家長昭博(32)、17年MVP小林悠(31)の起用が想定される川崎の両サイドを警戒し、控え組に2人と同じ特長を持つ本職外の選手を置いて連携を確認。川崎戦への“背水の陣”の覚悟を、岡島智哉記者が「見た」。

 ◇  ◇  ◇

 わずか20分あまりの紅白戦ではあった。一見、鹿島にとって従来通りの公式戦2日前の調整法だ。しかし、川崎カラーの水色ビブスを着た控え組を凝視すると、3連覇を目指す川崎戦への強い覚悟、大分との開幕戦(1●3)を落としたことによる「背水の陣」の様相が感じ取れた。

 控え組の左MFには、仮想・家長として、家長と同じ左利きでキープ力があり、昨季出場全試合が右MFの遠藤康(30)が入った。仮想・小林の右MFには、小林同様にシュートが持ち味でFW、左サイドを本職とする山口一真(23)。遠藤は家長のようにピッチを自在に動き回り、山口は「点を取ることしか考えなかった」と小林のようにゴールに迫った。

 鹿島における紅白戦の概念は、他クラブとは少々異なる。極論を言えば「控え組の勝利」が望まれる。控え組は主力のスパーリング相手を務めるつもりは毛頭なく、レギュラー奪取へ勝利をもぎ取りにいく。主力組は負けじと定位置死守に全力を注ぐ。その姿勢がチーム力を底上げする。大岩剛監督(46)が「アントラーズの歴史であり、伝統」と表現する20冠の礎だ。

 従って、控え組が対戦チームと同じ布陣を敷き、志向するスタイルを模倣することはあっても、選手の特長に合わせて本職外のポジションに入ることは異例。従来の慣習を捨ててまでも、川崎対策を優先した形だ。MF安部裕葵(20)は「川崎に3連覇させるわけにはいかない」と意気込んでおり、公式戦2戦連発中のFW伊藤翔(30)は「チャンスを生かしたいし、無ければ作る。何としても勝たないと」と力を込めた。

 全体練習後、主力組の守備陣は、仮想・家長の役目を終えた遠藤を交えて青空ミーティングを行った。DF町田浩樹(21)は「前からボールを奪う形を確認した。いい話し合いができた」と自信を示した。開幕2試合目ではあるが、鹿島は今季を占う大一番として“決戦”に臨む。(岡島 智哉)

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