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慶南戦コメント・報道

「失点のシーンは自分たちのジャッジが悪かったと言わざるを得ない」「失点の場面は、人に対する味方同士のジャッジというものがおろそかになってしまった」と分析する指揮官である。
相手を封じ込めることに成功しておっただけにこの失点シーンだけが悔やまれる。
しかしながら、これがサッカーというものである。
人間がプレイする以上、完璧はあり得ない。
また、安西は「シラくんとの関係はすごく良くなっているし、僕とシラくんのところでしっかり崩せるというのは自信になりました」と白崎とのコンビネーションの深まりを口にする。
新たなる左サイドの構築が成されておる。
裕葵がU-20W杯で抜ける時期を考慮するとこれは朗報と言えよう。
そして、サッカーダイジェストの広島記者は「前半は相手にボールを持たれるも、危ない場面はほぼ作らせず。だが後半に一瞬の隙を突かれて失点。最後は押し込む時間が増えたが、最後までゴールが遠かった」と寸評する。
惜敗も総じて悪くなかった評価を与えておる。
攻撃が今一歩であったため、フラストレーションが溜まる試合展開ではあったが、これは鹿島のサッカーだったように思う。
ただ結果だけが望むものではなかった。
幸いなことにGS突破が少々遅くなっただけと前向きにとらえたい。
この試合を糧とした次戦が楽しみである。

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AFCチャンピオンズリーグ2019 グループステージ 第4節
鹿島アントラーズ:大岩 剛
非常に残念なゲームになってしまった。関川や三竿は非常にいいパフォーマンスを見せてくれた。しかし、相手の守備を最後のところで崩すことができなかった。守備でも、攻撃でも、場面場面でもう少し改善が必要だと感じた。次のリーグ戦、ACLのグループステージに向けて、切り替えていきたい。

Q. いつもとは違うディフェンスラインだったが、どのようなところに注意していたか?

A. まさに急造のディフェンスラインだったが、守備というものは最終ラインだけではなく、ボランチ、中盤、フォワードから始まる。前線からしっかり相手のプレーを制限して、特長を抑えながら、全体がしっかりコンパクトに、コレクティブにプレーするように話した。その点は、非常によくやってくれたと思う。しかし、失点のシーンは自分たちのジャッジが悪かったと言わざるを得ない。しっかり改善することが必要。90分を通して、リスクマネジメント、ビルドアップ、組織的に守ること、そういったところはよくできていたと評価している。

Q. ポジティブに評価しているポイントは?

A. この試合に限らず、いろいろな状況のなかで送り出した選手たちが、アグレッシブさだったり、意欲的な部分を見せていることは非常に評価できる。急造であったが、関川にしても三竿にしても、非常に責任感あるプレーを見せてくれた。しかし、攻撃ではなかなか相手のウイークポイントを突くことができなかった。個人的な技術の面であったり、コンビネーションのところは、もう少し整理する必要がある。

Q. 関川選手にどんな言葉をかけて送り出したか?

A. 関川には、個人的にアドバイスをした。彼のポテンシャルを発揮するためには、あまり言いすぎてはいけないと感じて、ポイントだけ伝えた。それをサポートする三竿には、こと細かく伝えた。関川は非常によくできていたが、その後ろに三竿がいて、永木がいて、そういったサポートがあったからこそと評価している。

Q. 失点する直前に相手の選手交代があり、ポジションが入れ替わったが、予想されていたことだったか?

A. 相手の交代でポジションが変わることは分析済みだった。選手たちにも当然伝えていた。失点の場面は、人に対する味方同士のジャッジというものがおろそかになってしまった。もう少し緻密にやるべきだったと思うし、こちらの交代が遅かったと言われれば結果的にはそうなってしまった。そういったところは、しっかり改善したいと思う。



【安西 幸輝】
ボールをもっとスムーズに回していかないと左から攻めていけない。すごくフラストレーションが溜まった。もっと一人一人が激しく戦わないと、ACLは獲れないと思う。

【金森 健志】
チャンスはあったし、そこで決めきる力をもっとつけないといけないなと思う。もっと安定した試合運びができればよかったし、ミスも全体的に多かった。細かいミスで、攻撃にいけなかった部分もたくさんあった。そこはチーム全体の課題だと思うし、ゴールまでの形をもっと増やしていかないといけない。

【白崎 凌兵】
向こうは慌てて前に出てくると思った。それを上手く掻い潜れることができればチャンスになると思った。その中で、自分たちのミスが多すぎたし、なかなかリズムも作れなかった。自分たちの距離感だったり、立ち位置だったりがもっとうまくできたと思う。

【名古 新太郎】
亮太君と健斗、郁万と相手の22番と80番の2人がキーになるので、1試合を通して自由にさせてないようにと話していた。守備のときは真ん中のスペースを空けないこと、攻撃のときはリスクマネジメントを心がけた。相手にボールを持たれる時間が長かったが、もっと自分がボールに絡んでピックアップしていかないといけない。それが今日の反省点。

【関川 郁万】
自分の強みであるヘディングの強さや高さを発揮できなかった。相手も自分より身長が低い選手だっただけに、悔しい。もっと声を出してリーダーシップを発揮することが課題。日々の練習で今日出た課題に取り組んでいきたい。

AFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD4
2019年4月24日(水)19:00KO
県立カシマサッカースタジアム

[ 大岩 剛監督 ]
非常に残念なゲームになってしまったんですけど、関川(郁万)であったり、(CBで)代わりに入った三竿(健斗)であったり、非常に良いパフォーマンスをしたと思います。ただ、最後相手の守備を崩せなかった。場面、場面でもう少し改善しないといけないところが、守備に関しても攻撃に関してもあったような気がします。選手にも言いましたし、次のJリーグに向けて、次のACLグループステージに向けてしっかり気持ちを切り替える、というゲームでした。

--いつもとまったく違うディフェンスラインを組ませた。どういうところを注意させたのか?
急造ディフェンスだったんですけど、守備というのは最終ラインだけでなくボランチ、中盤、FWから始まるわけで、前線からのしっかりした制限と相手の特長を抑えながら、全体がしっかりとコンパクトにコレクティブになるという話をしました。非常にそういうところはよくやってくれたというふうに思います。ただ、失点をしてしまったシーンは自分たちのジャッジが悪かったと言わざるを得ない判断だったので、そこは改善しないといけません。90分を通して、リスクマネジメントの面、ビルドアップの面、組織的に守る面、そういうところはよくできていたと評価しています。

AFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD4
2019年4月24日(水)19:00KO
県立カシマサッカースタジアム

DF 22
安西 幸輝
Koki ANZAI

--ハーフタイムの修正点は?
シラくん(白崎 凌兵)との関係はすごく良くなっているし、僕とシラくんのところでしっかり崩せるというのは自信になりましたけど、3人目だったりFWとの連係だったりとか、あとはボールの回し方が同サイドで終わってしまってすごくもったいない。そこは修正していきたいと思います。

--後半の入りは悪くなかったと思いますが?
悪くなかったですし、0-0が長い時間続いて、後半最後のほうで仕留めようと思ったんですけど、あれもアウェイと一緒のシーンでクロスを簡単に上げさせちゃいけない。上げさせたのが問題だと思うし、中も(クォン)スンテはノーチャンスだと思った。アウェイでやられて、ホームでもやられたので、二重に悔しいです。

MF 30
名古 新太郎
Shintaro NAGO

(永木)亮太くんを含め、(三竿)健斗や(関川)郁万とも話しましたけど、邦本(宜裕)選手、80番(ジョードン マッチ)の2人がキープレーヤーになるのは分かっていました。そこを自由にさせないというのは1試合通してやっていこうという話をしていました。

--ボールの回し方はミスも多くてうまくいかなかった?
試合を通して相手にボールを持たれる時間もありましたけど、その中でも持たしているという意識では健斗と亮太くんと話していました。もちろん我慢の時間もあるし、それは長いシーズンを通してそういう試合もあるので、それはそのときにしっかり話しながらやっていました。

--0-0でも焦れずにやっていくつもりだった?
それがマイナスなことではないですし、そう捉えたら違うと思うんですけど、全部勝つ試合だし、鹿島はこういう試合でも勝たないといけない。その一員であるということはもっともっとチーム全員が分かっていかないといけないと思います。

DF 33
関川 郁万
Ikuma SEKIGAWA

うまく試合に入れなかった。徐々に慣れていきましたけど、自分の強みであるヘディングの強さと高さで、相手のCBが前に出てきたときにそこをうまく勝てなかったのは課題。戻ってこないことですけど、次に向けて、日々練習する課題が見つかったと思います。

--相手との競り合いでどういうところが足りなかった?
普通に考えて182cmが192cmに勝てるわけないし、そこで先に体を当てるとか、相手の前に入ってヘディングする技術をもっと磨かないといけないと思いました。

--交代でその選手が前線に入ってきたときはどう考えていたか?
とりあえずこの選手はパワープレー要員だと思ったので、はね返せば相手の攻撃はなくなると思ったんですけど、そこはうまくやらせてくれないのがプロサッカーだな、と。普通に高校生だと勝てますし、ただでかいだけじゃなく強いし、そういう部分というのは高校サッカーとレベルが違うと大きく感じました。

“プロ初プレー”で決定的ミスも…立て直した鹿島18歳DF関川「課題も収穫」
19/4/25 00:59


プロデビューを果たした鹿島DF関川郁万

[4.24 ACLグループE 鹿島0-1慶南 カシマ]

 流通経済大柏高から加入した鹿島アントラーズDF関川郁万は24日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ第4節で先発し、プロデビューを果たした。ファーストプレーでは思わぬミスを犯したが、悪いリズムはそこでストップ。試合には敗れたものの「課題も収穫に変えられる」と前を向いた。

 ここまでセンターバックコンビを担ってきたDF犬飼智也、DF町田浩樹は今節でそろって出場停止。控えにあたるDFチョン・スンヒョン、DFブエノの外国籍選手も負傷離脱中のため、ここまでリーグ戦すら出場のなかった18歳に出番が回ってきた。

 ホームの観客に囲まれたカシマスタジアムでプレーするのは、2月上旬に行われたプレシーズンマッチの水戸戦以来2度目。「Jリーグの舞台は経験していないが、ACLは特別。雰囲気が違うし、レフェリーも違う。独特の雰囲気がある」。そんな思いを抱きつつ、本拠地のピッチに立った。

 ところが前半3分、ファーストプレーで出鼻をくじかれた。相手のロングボールをトラップで収めたものの、FWネゲバのプレッシングを受けてボールロスト。そこから一気に引き離され、最後はなんとかカバーリングに入りはしたが、あわや失点という大ピンチに。「うまく試合に入れなかった」という反省点を今後に残した。

 もっともその一方で「そのあとは引きずらないで、変なプレーはしなかった」と改善に至ったのもたしかだった。「自分自身に言い聞かせた」と切り替えを意識しただけでなく、コンビを組んだDF三竿健斗やボランチMF永木亮太からの「最初だからはっきりプレーしよう」というアドバイスも生かしたようだ。

 試合は0-1で敗戦。そこで関川が語ったのは「収穫」だ。「声を出すことが必要という課題も収穫だし、高さと強さの課題も収穫。課題が全部自分のためになる」。何かを乗り越えるには、立ちはだかる壁の正体を知るのが第一歩。「Jデビューがいつになるか分からないが、いつでも出られるように常に毎日準備していきたい」と新たなハードルを意識しながら、これからの日常を過ごしていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)

【ACL採点&寸評】鹿島0-1慶南|守護神が致命的なミス。攻撃陣もまるで振るわず…
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2019年04月24日


鹿島――雑なプレー散見の小田は厳しく採点


【警告】鹿島=安西(52分) 慶南=ジョードン・マッチ(25分)、コ・ギュンミン(42分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】邦本宜裕(慶南)


[ACL4節]鹿島0-1慶南/4月24日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 5
前半は相手にボールを持たれるも、危ない場面はほぼ作らせず。だが後半に一瞬の隙を突かれて失点。最後は押し込む時間が増えたが、最後までゴールが遠かった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 5
クロス対応を誤り、この日唯一のゴールを許してしまう。名手らしからぬワンプレーだった。

DF
22 安西幸輝 6
ここぞという時を見逃さずにオーバーラップ。カットインからも効果的な仕掛けを披露。

23 小田逸稀 5
流れを切るような雑なプレーが散見。アグレッシブに振る舞うも、結果がついてこなかった。

DF
33 関川郁万 5.5
プロデビュー戦。序盤にピンチを招くミスも、先の展開を読んだ早めの動き出しは良かった。

20 三竿健斗 5.5
本職ではないCBでも質の高いパフォーマンスを見せた。それだけに1失点が悔やまれる。

MF
6 永木亮太 6
素早く攻守を切り替え、味方の失策も即座にフォロー。攻撃面のサポートも気が利いていた。

30 名古新太郎 6(79分OUT)
テンポの良い捌きでリズムを作る。積極的にミドルを狙ったが、ネットを揺らせなかった。

鹿島――途中出場の3人も結果を出せず


攻守にフル稼働した永木は際どいミドルシュートも放ったが、決められなかった。写真:滝川敏之

MF
25 遠藤 康 5.5(72分OUT)
的確な位置取りでパスを引き出す。前半終了間際の決定機はせめて枠に飛ばしたかった。

41 白崎凌兵 5.5(63分OUT)
敵陣のバイタルエリア付近ではアイデア溢れるプレーも、プレー関与の回数が少なかった。

FW
18 セルジーニョ 5
最前線で思うようにボールを収められず。シュートに持ち込むような場面も限られていた。

14 金森健志 5.5
右サイドから精力的な崩しを見せる。しかし、相手に脅威を与えるまでには至らなかった。

途中出場
FW
10 安部裕葵 5.5(63分IN)
中盤の左右両サイドでプレー。自慢のテクニックとキープで敵を引き付けたが……。

FW
19 山口一真 5.5(72分IN)
2列目左サイドに入る。縦への推進力あるプレーで活性化も、フィニッシュの精度に難。

FW
15 伊藤 翔 ―(79分IN)
期待された仕事はゴール。だが応えられなかった。出場時間が15分未満のため採点なし。

監督
大岩 剛 5.5
失点後、3枚の交代カードを使って攻撃陣をテコ入れも、敵の堅守を崩し切る策はなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【鹿島】期待のルーキー関川郁万は待望のプロデビュー戦でいかなる働きぶりを見せたか?
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2019年04月24日


足りなかった「相手に怖さを与えるプレー」


球際の勝負でも簡単には負けず、強気な縦パスにもチャレンジ。関川本人は満足していないが、ポテンシャルを垣間見せるプレーはいくつかあった。写真:滝川敏之

[ACL4節]鹿島0-1慶南/4月24日/カシマ

 注目の高卒ルーキー、関川郁万がACL4節の慶南戦で待望のプロデビューを飾った。

「Jリーグの舞台はまだ経験していないですけど、ACLは特別というか、レフェリーの笛も違うし、独特な雰囲気がありました」

 試合は残念ながら0-1で敗戦。失点に直接関わったわけではなかったが、CBとして小さくない責任を感じていた。

 ゲーム序盤には自らのミスで危ない場面を招いたこともあり、「自分の中では、うまく試合に入れなかった」と振り返る。それでも「徐々に慣れていった」と言うとおり、素早い出足でピンチを未然に潰すシーンもあり、そのポテンシャルを垣間見せたのも事実だった。

 もっとも、関川本人は「自分の強み、ヘディングの高さと強さは、相手のCBが前に出てきた時、もっと発揮しなければいけなかった。そこで上手く勝てなかった」と悔しさを滲ませる。

「もっと声を出して、リーダーシップを発揮していれば。次に向けて、日々練習する課題が見つかった」

 自慢のエアバトルで迫力を出し切れなかったことに加え、「運び出した時に、相手に怖さを与えるプレー」が足りなかったと反省する。攻撃面については「CBなので、そこまで考える必要はないとは思いますけど」としつつも、「でも、今はCBが攻撃のリズムを作る時代でもある」と考えている以上、手を抜くつもりはない。

 ほろ苦いデビュー戦となったが、今後ステップアップしていくための材料が見つかったゲームでもあったはずだ。こうした一つひとつの積み重ねで、さらに逞しくなる姿を期待したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【ACL】鹿島、日韓対決に敗れ初黒星~悔しさ募らせる金森「負けたことが情けない」
2019-04-24
サッカーマガジン編集部


 前節までグループステージ3試合を終えて2勝1分け。この試合に勝てば、他会場の結果次第でノックアウトステージ進出が決まる鹿島だったが、ホームで慶南を相手に苦戦を強いられる。前半をシュート3本に抑え込まれると、後半も多くのチャンスを作り出せず。63分に慶南のMF邦本宜裕にゴールを決められると、その後もゴールネットを揺らすことができずタイムアップ。0-1で完封負けを喫した。


上写真=金森は鹿島の最前線でフル出場するも、不発に終わった(写真◎J.LEAGUE)

■2019年4月24日 AFCチャンピオンズリーグ第4節
鹿島 0-1 慶南(韓国)
得点者:(慶)邦本宜裕

「球際の部分でも、全員でもっと激しくいかないと」

 試合後、報道陣の前に現れた鹿島の選手たちの表情は晴れない。前節、後半アディショナルタイムに2点を奪い、アウェーで劇的な逆転勝利を収めたものの、この日はホームで攻撃が振るわず、後半に失点して敗れた。

「絶対に勝たなければいけない試合だった。負けたことが情けない」

 そう、悔しさをにじませたのは、2トップの一角でフル出場した金森健志だ。ACLで2試合連続ゴールの期待もかかったが、この日はシュート1本に終わった。

「(相手DFは)前に出る守備は強かったけれど、後ろ(のスペース)は空いていたので、そこをもっと突いていければよかったかなと思います」と自身の出来を反省し、チームとしての課題にも言及する。

「もっと後ろからビルドアップしたり、安定した試合運びができればよかったかなと。全体的にミスも多かったし、一つひとつの細かいパスミスで攻撃につながらない場面もたくさんあった。そこはチーム全体の課題だと思います。ゴール前まで行かないと点は決められないので、ゴール前までの形をもっと増やしていかなければいけない。球際の部分でも、全員でもっと激しくいかないと勝てない」

 チームは初黒星を喫し、勝ち点も「7」で足踏み。慶南にその差を「2」に縮められ、他会場の結果次第で首位から陥落する可能性もある。今節でグループステージ勝ち抜けを決めるどころか、敗戦により混戦状態を招いてしまった。

「次二つ、もう勝つしかない。リーグなので切り替えて、(次戦に向けて)頑張っていきたい」

 アジア連覇への第一関門突破に向け、金森は5月8日のジョホール・ダルル・タクジム戦での必勝を誓う。

取材◎小林康幸

18歳鹿島関川プロデビュー 怒り糧にケンカ道貫く
[2019年4月24日22時25分]


鹿島対慶南 後半、慶南DFイ・グァンソン(右)と競り合う鹿島DF関川(撮影・横山健太)


鹿島対慶南 慶南に敗れ肩を落とすDF関川(撮影・横山健太)


<ACL:鹿島0-1慶南>◇1次リーグE組◇24日◇カシマ

流通経大柏で2年連続高校選手権準優勝の大型ルーキー、鹿島アントラーズDF関川郁万(いくま=18)がプロデビューした。

センターバック2人の出場停止で回ってきたチャンスで、スタメンに抜てきされた。1点に泣き勝利はお預けとなったが、秋田、岩政ら鹿島センターバックの系譜を継ぐ新星がプロとしてのスタートを切った。悔しいデビュー戦となった。ボランチが本職のMF三竿とセンターバックのコンビを組んだが、クロスからの1点で破れた。士気高く臨んだ一戦だったが、プロの厳しさを突きつけられる結果となった。

高卒ルーキーのセンターバックながら、ここまで公式戦12試合中6試合にベンチ入り。はたから見れば充実したプロ生活のスタートに見えたが、関川の思いは全く違った。「90分アップして、また終わって、というのを何回も繰り返して、悔しかったしいら立ったし、自分にムカついた」。ベンチに入るだけでは到底満足できなかった。

だから、練習した。全体トレーニング終了後もグラウンドに居残り、ハイボールをヘディングで処理する練習を繰り返した。自他ともに認める武器はヘディング。持ち味に磨きをかけることで、着実に力を付けてきた。

プロ入り後、体重は3キロほど増えた。本人は「太った」と笑うが、流通経大柏の本田監督からは「デカくなって締まったなあ」と言われたという。高校時代、サッカーは「ボールを使ったケンカだ」と教わった。その言葉を胸に球際の激しい韓国勢相手にも引けをとらず、90分間戦い抜いた。鹿島の未来を担う男の物語は、幕を開けたばかりだ。【杉山理紗】

関川、デビューも鹿島ホーム黒星「課題分かった」/ACL

前半、相手と競り合う関川(左から2人目)。プロデビュー戦は黒星となった (撮影・蔵賢斗)

 アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグE組(24日、カシマスタジアムほか)2連覇を狙うE組の鹿島はホームで慶南(韓国)に0-1で敗れ、G組の浦和はアウェーで全北(韓国)に1-2で競り負けた。鹿島は後半に均衡を破られ、今大会初黒星で勝ち点7のまま。2点を先行された浦和はFW興梠慎三(32)のゴールで追い上げたが、及ばずに勝ち点は4。第5戦は5月7、8日に行われる。

 千葉・流通経大柏高卒の鹿島ルーキーDF関川にとって、ほろ苦いデビュー戦となった。犬飼、町田の両センターバックが出場停止で代役を担ったが、前半3分に判断の遅れからピンチを招き、「うまく試合に入れなかった」と反省した。後半18分に失点してプロ初の公式戦を勝利で飾れず。それでも「声を出すなど、課題が分かったのは収穫」と前向きに話した。


前半、競り合う鹿島・関川(中央)=カシマスタジアム(撮影・蔵賢斗)


前半、ヘディングで競り合う鹿島・関川(左)=カシマ


前半、競り合う鹿島・安西(左)=カシマスタジアム(撮影・蔵賢斗)


前半、競り合う鹿島・三竿(右)=カシマスタジアム(撮影・蔵賢斗)


前半、攻め込む鹿島・金森=カシマ


試合に敗れがっくり肩を落とす鹿島・安西=カシマスタジアム(撮影・蔵賢斗)


試合後、整列に来ない慶南イレブンに怒りをあらわにする鹿島・安西(右)=カシマスタジアム(撮影・蔵賢斗)


試合に敗れがっくり肩を落とす鹿島イレブン=カシマスタジアム(撮影・蔵賢斗)


鹿島 初黒星、DF出場停止響く 三竿「戦術以前の問題」
[ 2019年4月25日 05:30 ]

ACL1次リーグ・E組 鹿島0―1慶南 ( 2019年4月24日 カシマ )


<鹿島・慶南>肩を落としてあいさつへ向かう鹿島・関川(右から2人目)らイレブン(撮影・大塚 徹)
Photo By スポニチ


 鹿島は苦しい台所事情が影響した。本職ではないセンターバックで先発したMF三竿は「戦術とかそれ以前の問題。自分たちのミス」と首を横に振った。
 CBのDF犬飼、町田がそろって出場停止で、三竿とこの日がプロデビューのDF関川がコンビを組んだ。若手主体で臨んだ総力戦だったが、警戒していたクロスからゴールを割られ、ホームで今大会初黒星を喫した。

【鹿島】安西「もっと激しくいかないとアジアは取れない」ホームで手痛い黒星
2019年4月24日 22時25分スポーツ報知


安西幸輝

◆ACL▽1次リーグ第4節 鹿島0―1慶南(24日・カシマスタジアム)

 鹿島はホームで手痛い黒星を喫した。けが人や出場停止を多く抱える中、高卒1年目のDF関川郁万とMF三竿健斗の急造センターバックコンビが奮闘したが、後半18分にクロスから失点。攻撃面では不用意なボールロストが目立ち、セルジーニョと金森健志の2トップが孤立。今大会初の無得点に終わった。

 大岩剛監督(46)は「個人的な技術だったり、連携だったりをもっと整理しないといけない」と振り返り、日本代表DF安西幸輝は「もっと1人ひとりが激しくいかないとアジアは取れない」とうなだれた。

【鹿島】ホームで敗れ2位転落…ACL1次リーグ突破は持ち越し
2019年4月25日 6時0分スポーツ報知


後半、相手のチャージを受け倒される鹿島・関川(手前)

◆アジア・チャンピオンズリーグ ▽1次リーグ第4節・E組 鹿島0―1慶南(24日・カシマスタジアム)

 連覇を狙うE組の鹿島(Jリーグ3位)は、ホームで慶南(韓国リーグ2位)に0―1で敗れた。1月の全国高校選手権準優勝の流通経大柏高から加入したDF関川郁万(18)が初先発したが、2位に転落し1次リーグ突破は持ち越し。

 ホームで手痛い黒星を喫した。高卒1年目のDF関川とMF三竿の急造センターバックコンビが奮闘したが、後半18分に失点。攻撃面ではボールロストが目立ち、無得点に終わった。大岩剛監督(46)は「個人的な技術だったり、連係だったりを整理しないと」と振り返り、日本代表DF安西は「もっと一人ひとりが激しくいかないとアジアは取れない」とうなだれた。

鹿島の伝統紡ぐルーキーDF ほろ苦いデビュー
2019.4.24 23:32ス


鹿島-慶南 後半、倒される鹿島・関川(手前)=カシマ

 ほろ苦いデビュー戦になった。鹿島の高卒ルーキー・関川は後半18分、慶南のクロスに対応できなかった。遠いサイドでフリーだった元浦和の邦本にゴールに押し込まれた。「鹿島は勝って当たり前のチームだから」。プロの第一歩を踏んだ喜びより悔しさが勝った。

 鹿島にとって苦しい台所事情だった。20日のJ1仙台戦から先発を6人入れ替え。犬飼と町田が出場停止で、駒不足のセンターバックをMFが本職の三竿と務めた。

 「独特の雰囲気で最初は試合に入れていなかった」。前半3分、自軍ゴール前でボールを奪われピンチを招いたが、徐々に冷静さを取り戻すとフィジカルの強さを生かし、ピンチの芽をつんだ。前半24分のCKではうまくマークを外し、武器である高さを生かし得点も積極的に狙った。

 「もっと周りに声を出していかないといけない。課題がみつかったのが今日の収穫」と関川。流通経大柏を2年連続で全国高校サッカー選手権決勝に導いた逸材は鹿島の伝統であるセンターバックの系譜に自らの名を刻んでいく。(五十嵐一)

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Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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