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次に向けて確実に力にできるのが鹿島というチームだ

ACL Round16 2nd leg 広島戦について記すサッカーダイジェストの広島記者である。
先制からの逆転負け、3失点についてクローズアップする。
これが1発勝負ならばあり得ない試合であったであろう。
しかしながら、試合中に選手間で意思疎通を図り、勝ち上がりを得た鹿島の選手たちについて広島記者は取材する。
「後半の立ち上がりに2回ぐらい、僕のこっち側(内側)を(広島のFWの)ドウグラス(・ヴィエイラ)選手に取られて。それをちょっと警戒して、外に早く出るのではなく、サイドハーフに二度追いしてもらったほうがいいのかな、と。でもそれは、高い位置での守り方であって、押し込まれた場合は、僕が出たほうが良かった場面もありました」という町田のコメントを取り、そして、「そこはロッカールームでみんなとしゃべったし、次に活きる試合だったと思います」と続けさせた。
コミュニケーションが密なことの表れである。
三竿は、「1本で裏を取られることが多かったので。それはワン君(犬飼)だけのせいではなく、僕のポジショニングでワン君が守り辛くなっているのかなと感じていて、自分は足もとへの縦パスのコースを消せるところに立つから、裏だけを見ておいて、と」語っておる。
若い選手にまで鹿島の勝利への執念は染みこんでおる。
昨季の経験も活きておろう。
試合中の修正力でアジア連覇を狙う。
楽しみである。

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【鹿島】8強進出も不甲斐ない3失点の逆転負け…この失策を次にどう活かすか
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2019年06月26日

「そこは本当にみんな成長していると思う」(三竿)


不甲斐ない逆転負けも、2年連続のACL8強進出。常勝軍団の底力を見せつけて、アジア連覇という偉業を達成できるか。写真:滝川敏之

[ACLラウンド16]広島3-2鹿島/6月25日/広域公園

“90分”で考えれば、まったくもって不甲斐ない逆転負けだ。

 前半に土居聖真のゴールで1点のリードを得た。だが後半にパトリック、佐々木翔にネットを揺らされて逆転を許す。その後、再び、土居の一撃で試合を振り出しに戻すも、終了間際に関川郁万のファウルでPKを献上し、これをパトリックに決められる。

 2-3。6月25日時点でリーグでの失点数は3番目に少なく(15試合で13失点)、堅守はひとつのストロングポイントであるはずだが、公式戦では4月14日のリーグ7節のFC東京戦(●1-3)以来の3失点である。

 周知のとおり、ACLというコンペティションでの逆転負けである。ホーム&アウェーの「2試合」で決着がつく戦いで、広島とのラウンド16は、ホームでの第1戦は1-0の勝利、そして今回のアウェーでの第2戦は2-3と敗れるも、トータルスコア3-3で、アウェーゴール数の差で8強入りを決めた。

 次のラウンドに進めたのだから何も問題はないが、“3失点”という事実のみにフォーカスすれば、なおかつ逆転負けとなれば看過できない失策である。

 もっとも、それを一番理解しているのは、選手たちだろう。だから、すぐに行動に移す。

 1失点目と2失点目は左サイドからやられた。本職はCBだが、この日は左SBでプレーした町田浩樹は、次のように試合を振り返る。

「後半の立ち上がりに2回ぐらい、僕のこっち側(内側)を(広島のFWの)ドウグラス(・ヴィエイラ)選手に取られて。それをちょっと警戒して、外に早く出るのではなく、サイドハーフに二度追いしてもらったほうがいいのかな、と。でもそれは、高い位置での守り方であって、押し込まれた場合は、僕が出たほうが良かった場面もありました」

 問題点があれば、そのままにしない。「そこはロッカールームでみんなとしゃべったし、次に活きる試合だったと思います」と町田は語る。

 気づいた点があれば、ピッチ上でもすぐに確認して、修正を施す。後半のある場面で、広島の強力FWパトリックに中央を割られて際どいシュートを放たれる。これはバーの上を越えて事なきを得たが、すぐさまボランチの三竿健斗とCBの犬飼智也が話し込む。

「1本で裏を取られることが多かったので。それはワン君(犬飼)だけのせいではなく、僕のポジショニングでワン君が守り辛くなっているのかなと感じていて、自分は足もとへの縦パスのコースを消せるところに立つから、裏だけを見ておいて、と」(三竿)

 もちろん、これについても三竿は「試合後もそういう話をしました」と再確認したようで、「どんどん改善できていると思うので、次の試合でもそういうところは出していきたい」と前を向く。

 試合中に起きる何気ないことかもしれない。ただ、それを放置せず、突き詰めてより良いやり方を模索する。そうした一つひとつの積み重ねが、「アジア連覇」という偉業への一歩となる。

 それは決して楽な作業ではないかもしれない。逆転負けを喫した今回の広島戦のように、苦しいゲームもあるはずだ。スムーズに勝ち進めることのほうが少ないだろうが、「でも去年もこうやって、苦しみながらも、少しずつ、一歩ずつ壁を超えていったので。今年も、みんなで乗り越えていきたい」と三竿は言葉に力をこめる。

 少なくない怪我人を抱え、戦力的な不安もあった。それでも「しっかりと上に、なんとか踏ん張って上がっていける。そこは本当にみんな成長していると思う」(三竿)。

 不甲斐ない逆転負けだった。ただそれを無駄にせず、次に向けて確実に力にできるのが鹿島というチームだ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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