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上田綺世、入団会見報道

上田綺世の入団会見の様子を報じる各紙である。
上田綺世は「本当は3年生になるタイミングで(大学を)辞めることも考えていたし、中退して鹿島に専念するという決断もあった」とプロ内定時のことを語り、「僕が法政でやれることはやり切った。コパ・アメリカに行く1、2週間前に僕の中で決断した」とこの決断が、南米選手権出場以前に行っていたことを明かす。
日本代表選出とユニバーシアード出場で大学サッカーを“卒業”すると一つの区切りとした様子。
お互いに良かったのではなかろうか。
法政大学側としては、この意向を受け、南米選手権の期間中に鹿島に打診し、調整を経て、この早期加入の運びとなった。
これまで、スポーツ推薦入学という問題から大学生を全うすると思われておったが、大学側からの調整ということで、問題はクリアとなったことがわかる。
また、プロ契約は8月からであるが、7/31の浦和戦も特別指定選手として出場可能である。
ACLにも登録されるであろう。
しかしながら天皇杯は法政大学のメンバーとして出場しておるために登録不可である。
鹿島は大きな戦力を得た。
上田綺世はタイトルを目指し、躍動してくれよう。
期待しておる。

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なぜ、このタイミングとなったのか…“前倒し”で鹿島加入のFW上田綺世「コパの結果がきっかけではない」
19/7/26 20:27


鹿島アントラーズに加入する法政大FW上田綺世

 鹿島アントラーズへの加入が発表された法政大FW上田綺世(3年)が26日、同大学で加入記者会見を行った。

 1998年8月28日生まれ、茨城県水戸市出身の20歳は中学時代は鹿島の下部組織である鹿島アントラーズノルテに在籍し、ユース昇格は叶わなかった。鹿島学園高、法政大とキャリアを歩み、2年次の今年2月には2021年シーズンの鹿島加入内定が発表されていたが、法政大サッカー部を退部して今季より加入が決定。今月28日よりチームに合流することになった。

 実は2月の21年シーズン加入内定が発表される前に一つの考えがあったという。「本当は3年生になるタイミングで(大学を)辞めることも考えていたし、中退して鹿島に専念するという決断もあった」ようだが、「(法政大の長山一也)監督やスタッフの方と話しをして、まだ法政大でできることがあると僕は感じたし、それを実現しないと(法政を)出れないと思った」と法政大サッカー部でプレーを続ける決断を下した。

「この半年、なかなか活躍できなかった」。本人の言葉を借りれば、ピッチ上での活躍は限られたのかもしれないが、ピッチ内外で仲間に刺激を与えてきた。「代表や上のレベルを経験している人間は僕しかいないので、代表で感じたことをピッチ内で表現したり、後輩や同じポジションの選手に伝えてきたし、自分が持っている技術や思考を伝えるために、シュート練習をしながら伝えられる限りの感覚を伝える努力をした」。これまで以上に自身の経験をチームに還元できたいう感覚もあり、「僕が法政でやれることはやり切った。コパ・アメリカに行く1、2週間前に僕の中で決断した」と鹿島加入を決断し、コパ・アメリカ出発当日、長山監督にその旨を伝えたという。

 コパ・アメリカでは初戦のチリ戦から鋭い動き出しや抜群のポジショニングを武器にして、幾度となく決定機に顔を出した。ノーゴールに終わって「僕はまだ力が足りなかった。力不足を知れたのは良かった」と悔しさを露わにしており、この経験が今回の決断に影響を与えたかと思われたが、「コパの結果がきっかけになったわけではない」と説明する。

「大学生としてコパに選ばれる存在になれたことで、次のステップに進むきっかけになった。だから、コパに行く前に監督には決断を伝えていて、その間に監督やスタッフの方が動いて頂いたので、これだけスムーズに事が進んでいると思う。そこにはすごく感謝がある」。法政大でやるべきことをやり切ったという思いと、コパ・アメリカを戦うA代表に初選出されたことが、次のステップへと進もうとする上田の背中を押すことになった。

 鹿島は今夏、FW鈴木優磨、MF安部裕葵、DF安西幸輝が海外へと飛び立った。「かなりの主力が抜けたというチーム状況もある」と語った鈴木満強化部長が、「上田選手は貴重な即戦力。31日にレッズとの試合があるが、そこから試合に出て頑張ってもらいたいくらい期待している」と続けたように、上田には大きな期待が寄せられている。ステップアップを果たすストライカーは、「僕が思うプロフェッショナルというのは、人を魅了する、感動させることだと思っている。まずは試合に出ること。結果を残すことをやっていきたい」と新たなステージでの飛躍を誓う。

(取材・文 折戸岳彦)

ありがとう法政大サッカー部、ありがとう大学サッカー…鹿島加入のFW上田綺世「一番大事な2年半になった」
19/7/26 21:17


鹿島アントラーズに加入する法政大FW上田綺世

 プロになるという一つの夢を叶えた。今季から鹿島アントラーズへの加入が発表された法政大FW上田綺世は感謝を示す。「今、こういう立場になれているのも、法政の選手と切磋琢磨した2年半があったからだと思っている」と――。

 中学時代は鹿島の下部組織である鹿島アントラーズノルテに在籍した上田だったが、ユース昇格は叶わなかった。その後、鹿島学園高を経て、法政大に進学すると、1年次の総理大臣杯決勝で決勝ゴールを奪い、35年ぶりの同大会制覇へと導いた。さらに2年次には42年ぶりの全日本大学サッカー選手権(インカレ)制覇に貢献するなど、法政大での存在感を高めていった。

 それは17年の年末にデビューした東京五輪代表でも変わらなかった。森保一監督が就任したばかりの17年12月にU-20日本代表に初選出を果たすと、五輪代表にコンスタントに招集され、約1年半の活動の中で14得点を奪って同代表得点王(19年7月時点)となっている。大学の活躍が認められ、五輪代表へ選出された。そして、五輪代表での活躍が認められたことで、今年6月にはコパ・アメリカを戦うA代表に初選出されるなど、着実なステップアップを果たしてきた。

 今、このような状況にいられるのも法政大サッカー部に在籍していたからこそ、そして大学サッカーがあったからこそだと実感している。

「この2年半が僕にとって大事な2年半。今まで16年間サッカーをやってきた中で一番大事な2年半になったし、一番濃い時間だったと思う。そこで出会った仲間、法政の選手が僕にとってすごく大きな存在で、刺激を常にもらえた。その刺激が僕を成長させてくれた」

 五輪代表の活動があるたび、上田は「僕は大学サッカーの代表」であることを強調してきた。「大学生なので、プロに負けたくない気持ちもある。大学生もプロに負けないぞというところは、プロと一緒にやる機会でしか証明できない部分でもあると思うので、僕が活躍していくことが、大学サッカーを盛り上げることにつながる」。その言葉どおり、大学生としての誇りを持ち、五輪代表ではプロにも負けない活躍を披露し続けてきた。

 21年の加入内定が発表されていた鹿島に、前倒しでの加入が決まった。大学サッカーを卒業し(大学には在学)、今後はJリーグ、プロの世界を舞台に戦うことになる。「日の目を浴びさせてくれ、こういう状況になれたのは法政の選手の活躍だったり、僕の活躍を支えてくれた選手がいたから。この大学サッカーという環境が今の僕を作ったのは間違いない」と2年半で大きな成長を遂げさせてくれた“舞台”に感謝を示すと、「僕はプロになるけど、大学サッカーを広めていけるような存在になっていければと思うし、大学サッカーを背負っていければいい」との決意を胸にプロの世界へと飛び込んでいく。

(取材・文 折戸岳彦)

法大FW上田綺世が鹿島入団前倒し「成長を考え」
[2019年7月26日19時20分]


鹿島入団会見に臨む法大・上田(撮影・大野祥一)

日本代表FW上田綺世(あやせ、20)が法大サッカー部を退部し、21年の入団予定を前倒しして今夏鹿島入りすることが26日、発表された。

大学自体は退学せず、卒業を目指す。上田は記者会見を開き、6月の南米選手権出発当日に法大・長山監督に意思を伝えたと説明。今季初めにプロ入りすることも考えたというが、法大でまだやれることがあると考え、半年引き延ばした。

1年時はリーグ戦12得点、2年だった18年は11得点。結果は残したが、スコアラーが自身だけという状況に満足できなかった。FW陣を集めてシュート練習をするなど、世代別代表での経験をチームに還元した今季は、チームメートが活躍。「僕が刺激を与えて、逆に与え返される状況ができた。僕がいる必要もないかとスッキリ決断できた」と迷いはなくなった。

プロ契約は8月2日からだが、特別指定選手として31日の浦和戦(埼スタ)でJデビューの可能性も。鈴木強化部長は「貴重な即戦力。浦和戦から出てほしい」と大きな期待を寄せた。

◆上田綺世 うえだ・あやせ。1998年(平10)8月28日、水戸市生まれ。中学時代は鹿島アントラーズノルテに所属。鹿島学園高を経て法大スポーツ健康学部に進学し、現在3年。50メートル走6秒0、両足のキック、ヘディングの強さが武器。今年6月の南米選手権で初めてA代表入りした。182センチ、76キロ

法大・上田、鹿島入団会見 タイトルに意欲

記者会見でポーズをとる、J1鹿島入りを前倒しした法大の上田綺世=26日、東京都町田市

 鹿島への入団を当初予定の2021年から前倒しした法大のFW上田綺世(20)が26日、東京・町田市内で記者会見し「早い決断が失敗じゃなかったといえるようにプレーしたい。タイトル獲得に貢献したい」と意気込みを語った。背番号は36。8月2日にプロ契約を結ぶ。東京五輪での活躍が期待される点取り屋。鈴木強化部長は「31日の浦和戦から試合に出てもらいたいぐらい」と語った。

法大・上田、鹿島に“前倒し入団” チーム初の大学生プロ
[ 2019年7月27日 05:30 ]


法大で入団会見に臨んだ上田(中央)。右は鈴木強化部長、左は法大の長山監督
Photo By スポニチ


 鹿島は26日、21年の加入が内定していた特別指定選手の日本代表FW上田綺世(20)が法大サッカー部を退部し、加入することを発表した。法大で会見した上田は「法政でやれることはやりきったので決断した。鹿島のタイトル獲得に向けて貢献していけたらうれしい」と抱負。背番号は36に決まった。
 日本代表初選出を受けて南米選手権の2週間前にプロ転向を決断。ブラジル出発日に法大の長山監督に意思を伝え、前倒し加入に結びついた。大学在学中にプロとなるのは長友、室屋(ともに明大→FC東京)の例があるが、鹿島では初。同じ東京五輪世代の安部、久保らが海外へ移籍し、「僕もいち早くプロで活躍して、彼らに追いつき追い越せたら」と力を込めた。

 鹿島は今夏、エースのFW鈴木が移籍した。鈴木満強化部長は「貴重な即戦力。31日に浦和との試合があるが、そこから試合に出て頑張ってもらいたいなというくらい期待している」と話した。プロ契約は8月2日からだが、現状の特別指定選手のまま“前倒し”のJ1初出場にも含みを持たせた。

【鹿島】法大・上田綺世が“長友ロード”で加入…南米選手権がきっかけ
2019年7月27日 6時0分スポーツ報知


鹿島入りを発表し、ユニホーム姿を披露した法大・上田

 鹿島は26日、南米選手権の日本代表で、東京五輪世代のエースFW上田綺世(あやせ、3年)=法大=がサッカー部を退部し、今季から加入することを発表した。2021年の加入が内定していたが1年半前倒し。大学には引き続き通学し、学生とプロ選手の「二足のわらじ」でレベルアップを目指す。

 東京・町田市内のキャンパスで加入会見を行った上田は「南米選手権のメンバー入りがキッカケにはなったが、法政でやれることはやり切ったのかなと思い、この決断になった」と明かした。同席した鹿島の強化責任者の鈴木満常務は「主力が抜けたチーム事情もある。貴重な即戦力を得られたことを非常にうれしく思う」と話し、31日のJ1第16節、浦和戦(埼玉)のメンバー入りに「そこから試合に出て頑張ってもらいたい」と期待を寄せた。

 前例の極めて少ない大学生プロJリーガー。五輪前年のチャレンジはリスクも伴うが“出世例”もある。上田と同じく五輪前年に明大からF東京入りしたDF長友佑都(32)=ガラタサライ=だ。鹿島ユース昇格がかなわず、高卒でのプロ入りも逃した上田と同様、長友も明大のスタンドで太鼓をたたいた日々を乗り越え、3年時にサッカー部を退部して07年にF東京でプロ入り。08年北京五輪から成り上がりストーリーが始まった。上田も「プロは目標ではあったが、夢はもっと先にある」と闘志を燃やした。

 「もしかしたら法政で試合を重ねていた方が五輪に近いかもしれない。でも僕は飛び込む。まずは周りの信頼を得て、こういう選手だというのを伝えていきたい」。東京五輪での躍動が期待される点取り屋は“長友ロード”で進化を遂げる。(岡島 智哉)

上田綺世が鹿島入団!法大退部で1年半前倒し 南米選手権前から早期プロ入り構想

 8月からのJ1鹿島入りが決まった法大・上田綺世(中央)

 8月からJ1鹿島に加入することになったサッカー日本代表FW上田綺世(20)=法大=が26日、都内の法大多摩キャンパス内で会見を行った。当初は、卒業後の2021年からプロのキャリアをスタートさせる予定だったがサッカー部を退部し、1年半ほど前倒してのプロ入りとなる。

 自身初のA代表となった南米選手権前から、早期のプロ入りについて構想があったと明かし「この決断が失敗じゃなかったと言えるようにしたい。鹿島のタイトルに貢献したい」と語った。プロ契約は8月からだが、以前から特別指定選手であることで、最短での鹿島デビューは31日のリーグ浦和戦となる。

 鹿島は今夏に多くの主力が海外へと移籍。会見に同席した鹿島の鈴木強化部長も「この状況で、即戦力の上田選手に来てもらってうれしく思う。31日の浦和戦から試合に出て頑張ってほしい」と期待をかけていた。

五輪エース候補、異例の前倒し入団 鹿島入りの上田
河野正樹 2019年7月26日20時29分


鹿島のユニホームを着て笑顔を見せる上田綺世


21歳以下日本代表に選ばれ、2018年アジア大会に出場した上田綺世⑮=加藤諒撮影


鹿島のユニホームを手にして笑顔を見せる上田綺世(中央)


21歳以下日本代表に選ばれ、2018年アジア大会に出場した上田綺世⑮=加藤諒撮影


記者会見する上田綺世(中央)


日本代表として南米選手権に参加した上田綺世(左)=内田光撮影


 「日本代表でプロ選手とかかわるうちに、そこの環境にいち早く身を置きたいという気持ちになった」。サッカー南米選手権に大学生として唯一、日本代表入りした法大FW上田綺世(あやせ)(20)が26日、内定していたJ1鹿島に1年半前倒しで加入することを明らかにした。22歳以下日本代表で東京五輪のエース候補は、FW鈴木優磨(シントトロイデン)ら主力3人が海外移籍した鹿島にとって大きな戦力になる。

 東京都町田市の法大多摩キャンパスで記者会見を開いた。上田は「決断に半年かかってしまった」と振り返る。今年2月に鹿島加入が内定したときも加入を考えたが、長山一也監督らの説得で翻意していた。ところが、大学では「突き抜けた存在」で、成長するためにはより厳しい環境が必要。上田は「法政でやれることはやりきった。ステップアップしたかった」と6月の南米選手権に旅立つ前に長山監督にプロ入りを志願した。日本代表DF長友佑都やFW武藤嘉紀のように大学4年生からプロ入りした例があるが、3年生でしかもシーズン途中でのプロ入りは異例だ。

 上田は茨城県出身で、鹿島の下部組織、茨城・鹿島学園高を経て法大へ。大学生になって、森保一監督の目にとまり、年代別代表に選ばれるようになった。南米選手権では同世代の安部裕葵(バルセロナ)や久保建英(レアル・マドリード)からも刺激を受けた。「南米選手権に選ばれたことがきっかけとなった」という。

 上田は身長182センチながら、パスを引き出す動きにたけた万能型。まずは、鹿島でFW伊藤翔やFWセルジーニョとポジションを争う。「まだアマチュアからプロに飛び込んだだけ。まずは出ると言うこと。結果を残すことをやっていきたい。早い決断をしたのが失敗じゃなかったと自分で言えるように、鹿島でプレーしていきたい」と意気込んだ。

 鹿島にとっては朗報だ。小笠原満男が引退し、昌子源らが移籍をした今季、鹿島は過渡期だ。それにもかかわらず、この夏には鈴木以外にも安部裕葵(バルセロナ)と安西幸輝(ポルティモネンセ)と主力3人が移籍。けが人が続出する中で、どうにかJ1で3位につけている。

 リーグ戦以外にアジア・チャンピオンズリーグ、ルヴァン杯、天皇杯を残しており、後半戦は過密日程が予想される。鹿島の鈴木満強化部長は「(鈴木)優磨が移籍して補強ポイントだったところに、この話があった。本当に助かる。31日の浦和戦にも出て頑張って欲しい」。早くも戦力として期待している。(河野正樹)

【法政大→鹿島】上田綺世「前倒し加入」の真実。南米選手権前には決断していた
2019年7月27日


(左から)法政大の長山一也監督、上田綺世、鹿島の鈴木満強化部長。(C)SAKANOWA

法政大のチームメイトには「ずっと言わずにいた」。

 日本代表としてコパ・アメリカ(南米選手権)にも臨んだ法政大学のFW上田綺世が7月26日、この夏から鹿島アントラーズに加入することを発表した。現在3年生の上田は、卒業後の2021年春に鹿島に加入することが内定していた。しかし今年3月のDENSOカップでMVPを受賞するなど大学で突き抜ける活躍を見せ、コパ・アメリカ(南米選手権)を前にしたタイミングで1年半早めての「プロ入り」を決断した。

 コパ・アメリカでの悔しさがあり加入を決めた、というわけではなかった。

 今年2月に鹿島への2年後の加入を発表した直後だった。3月3日のDENSOカップで全日本選抜として北関東B・北信越から決勝ゴールを奪い、1-0の勝利を収めた。カターレ富山でもプレー経験のある長山一也監督はその時点で、「大学のレベルでは突き抜けた存在になっている」と改めて感じた。

 当初は特別指定選手として鹿島と法政大の両輪で大学3、4年と強化していこうという狙いだった。ただ永山監督も「彼がより成長していくための環境を整えないといけない」と検討。すると上田から前倒しで、この夏から鹿島中心にプレーできないだろうかという相談を受けた。

 そして、東京五輪代表(現U-22日本代表)にもコンスタントに選ばれてきた上田のコパ・アメリカ(南米選手権)での日本代表入りも決まる。

 長山監督は上田にコパの開催期間、鹿島入りを前提として関係者との調整を進めることを伝えた。

 果たしてそのような”前倒し”は可能なのか? その相談を受けた鹿島の鈴木満強化部長は、「ウチはまったく問題ない。むしろ歓迎でした」と上田の決断を喜んだ。ちょうど鈴木優磨の移籍話が浮上していた時期とも重なる。

 そして帰国のタイミングで、上田に鹿島入りの”GOサイン”が出た。

 上田はこの件をチームメイトにはまったく話してこなかったという。

「(この夏に鹿島に加わると)伝えたのはコパとユニバーシアードを終えて、帰国したあとでした。1週間ぐらい前でしょうか。練習後に永山監督が全員を集めてくれて、そこで自分の決意を伝えました。悲しんでいるような選手もいたり、いろんな反応がありました。ただ、自分がそのようにサッカー部からいなくなることが、むしろ、みんなにとっては、チャンスにもなると伝えました」

 上田は7月28日の練習から鹿島に合流する。プロ契約は8月2日から。ただ鈴木満強化部長は「即戦力。31日の浦和レッズ戦から試合に出て頑張ってもらいたい、というぐらい期待しています」とハッパをかけた。

「鹿島アントラーズとしてもこれからの後半戦、より重要度の高い試合が続くなか、かなり主力選手が抜けたチーム状況ではあります。そのなかで、今、上田選手という貴重な即戦力を得られたことを、本当に嬉しく思います。鹿島のジュニアユースの出身で、鹿島学園、法政大学と進み、大学で鍛えてもらい、このようなA代表にも選ばれるような選手になり、鹿島に帰ってきてくれたことを非常に嬉しく思っています」

 鈴木強化部長はそのように上田の成長ぶりと、まさにこのタイミングでの「プロ入り」を喜んだ。一つの流れができているようだ。

 そして上田は決意を示す。

「1年半プロになることを早めたことで、そこで何をできるかがすごく大事になる。まずはそこに注力したいです。決断できたのは、サッカーをやってきた16年の中で、この大学の2年半がとても濃い時間だったから。そこで出会った仲間たちは僕にとって大きな存在で、刺激を常にもらい、切磋琢磨し合い、僕を成長させてくれました。これからは鹿島のタイトル獲得に向けて貢献していきたい。法政にかかわってきてくれた皆さんに、応援してもらえる選手になりたいと思います」

 20歳の決断――。すでに多くの選手がプロになり、なかには海外に挑んでいったが、上田は「そこの舞台に僕はまだ立てていない。でも負けてはいるとも思っていない。何か秀でているところもあるのではないか。ここから活躍して追い付き、いつかは追い越したい」と語った。

 まずは1日も早い鹿島でのデビュー、そしてゴールを決めたい。

[取材・文:塚越始]
text by Hajime TSUKAKOSHI

「代表がすべてではない」 法大FW上田綺世が会見で明かした鹿島“前倒し加入”の本当の理由
岡島智哉
2019年07月27日

コパ・アメリカ日本代表に、大学から唯一の選出であったことがキッカケに


鹿島とプロ契約を交わした上田綺世が26日に会見を行なった。会見には法政大の長山監督と鹿島の鈴木強化部長が同席した。写真:岡島智哉

 法政大FW上田綺世が鹿島とプロ契約を締結したことが26日、発表された。2021年の加入が内定していたが、1年半後を待たずに前倒す形での加入となった。上田は「この決断が失敗じゃなかったと言えるようにプレーしていきたい。タイトル獲得に貢献していけたら」と意気込みを語った。


 以前からプロ専念のタイミングを模索していた上田は、コパ・アメリカ(南米選手権)の出発前に法政大側に意志を伝えた。コパ・アメリカで無得点に終わったことよりも、大学から唯一の選出であったことがキッカケだったという。「大学の中で突き抜けた存在になってきていた。彼がより成長していくための環境を僕ら指導者も整えないといけないというところもあった」(長山一也監督)と大学側も快諾し、鹿島側に提案。「即戦力として歓迎します」との返答を得た結果、契約締結の運びとなった。サッカー部は退部するが、大学には引き続き通学する。同様のケースは過去に長友佑都(明治大)、武藤嘉紀(慶応大)、室屋成(明治大)らの例がある。

 東京五輪を主眼に置いたチャレンジと捉えれば、この時期の鹿島入りは少々リスキーでもある。現状はセルジーニョ、土居聖真、伊藤翔と先発2トップの椅子を争う構図となるが、3人ともに確かな技術と献身性を持つ実力者だ。突き上げを狙う若手もいる。大学を主戦場としていれば、五輪世代のセンターフォワードの定位置は約束されていただろう。だが上田は「その先」を見据えている。

「代表がすべてではない。プロキャリアを歩んでいくなかで、海外に進むためには、いま鹿島に入ることが大事だと感じたので決めた。今後アンダー世代に定着するため、五輪に出るために決断したわけではない」

 思えば2月に行なわれた2021年加入の内定会見でも、上田は海外志向を口にしていた。J内定会見で海外への夢を口にするケースは稀なので少し驚いたが、同席した鹿島の椎本邦一スカウト担当部長も「いずれは海外に行く選手だと思っています」とうなずいていた。この夏に巣立っていった安部裕葵が、安西幸輝が、鈴木優磨がそうであったように、鹿島という環境で勝利のために献身することが成長につながると考えた上での、このタイミングでの決断だった。

 もちろん、鹿島を「足かけ」の場と捉えているわけではない。「その先」を見る余裕などないほどの激しいポジション争いとタイトル獲得に向けた戦いが待っている。

「まずは自分の信頼を得ること。それができたら、クラブのために、優勝のために何ができるか。点を取ることもそうだし、ピッチ外で影響を与えられる選手になることが大事」
 プロになった以上、鹿島のために戦い、鹿島のために勝利をもぎ取りにいく姿勢こそが、今の上田に最も求められていることだ。

取材・文●岡島智哉(報知新聞社)

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狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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