広州に乗り込む第1戦、アウェイゴールを奪えるか
「強力な個の力を持つ2人をどう封じるかが、鹿島が勝ち進むために非常に大事となりそうだ」と記すJリーグ公式の田中滋氏によるプレビューである。
更に補強を重ね、かつてないほど強力な攻撃陣を誇る広州恒大との対戦となる。
まさに気を引き締めねばならぬ。
とはいえ、田中氏は「外国籍選手の質では鹿島も負けてはいない」と記す。
これは心強い。
特にセルジーニョは好調を維持しており、またACLでは無類の決定力を誇る。
今季は右サイドにポジションを移し、躍動しておる。
鹿島のサイドアタックにて広州恒大からアウェイゴールを奪おうではないか。
緊張感溢れる一戦である。

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広州に乗り込む第1戦。鹿島、アウェイゴールを奪えるか
明治安田J1第24節・G大阪戦から中4日、今度は広州でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝を戦う。対戦相手は広州恒大。初戦はその広州恒大のホームで戦うことになる。
広州恒大は現在、中国スーパーリーグで19勝2分2敗、勝点59を稼ぎ、2位の北京国安に5ポイントの差をつけて首位に立っている。その中心は、一時期FCバルセロナでもプレーしたブラジル代表のパウリーニョだ。国内リーグでも15得点を挙げてチームトップの得点力を見せている。鹿島は彼を抑えることが最初の関門となるだろう。
広州恒大とは2015年と2017年の二度対戦している。15年はグループステージで対戦し、アウェイでは3-4と敗れたものの、ホームでは高崎 寛之の劇的なゴールで2-1と勝利を収めている。また17年はラウンド16で対戦。第1戦は今回と同じ広州で戦い0-1で敗れると、第2戦はカシマで2-1と勝利したが、アウェイゴールの差で敗退となった。
そのときもゴールを決められたのはパウリーニョ。ロングスローに対する鹿島ディフェンスの対応が遅れたところを見逃さず、たった一度のチャンスを得点に結びつける力はワールドクラスを感じさせた。さらに、この夏に上海上港でプレーしていたエウケソンが中国国籍を取得し、広州恒大へ移籍してきた。エウケソンにも15年に対戦したときにゴールを奪われており、彼もまた国内リーグで15得点を挙げている。合計30ゴールを挙げている強力な個の力を持つ2人をどう封じるかが、鹿島が勝ち進むために非常に大事となりそうだ。
少し疲れも見える鹿島の選手たちだが、ケガ人が戻ってきていることは心強い。このところ途中出場を続けるレオ シルバは昨季、クラブとして初めて成し遂げたアジア制覇に大きく貢献した。天津権健と争った準々決勝第1戦ではセルジーニョとともにゴールを挙げ、決勝の舞台でも貴重なゴールを挙げている。彼が先発できる状態で戻ってきたことは大きな助けとなるだろう。
また、昨季ACLで6試合5得点と大暴れしたセルジーニョは、今季もここまで大会5得点と活躍が続いている。直近のG大阪戦でも利き足とは逆の右足で強烈なミドルシュートを叩き込んでおり、調子も良さそうだ。外国籍選手の質では鹿島も負けてはいないだろう。
どちらが次の準決勝に進むかは第1戦と第2戦の結果で決まる。昨季から第1戦をホームで戦い、第2戦をアウェイで戦うことが多かった鹿島は、先勝することとアウェイゴールを相手に許さないことで勝ち抜いてきた。それとは違い、先にアウェイで戦うことになるため、アウェイゴールを1つでも奪うことが、第2戦に大きな影響を及ぼす。
かといって試合に負けていいわけではない。試合の流れを読みながら、どういう結果に着地させればいいのか、試合中に密にコミュニケーションをとることを常としてきたチーム力が問われることとなりそうだ。
[ 文:田中 滋 ]
更に補強を重ね、かつてないほど強力な攻撃陣を誇る広州恒大との対戦となる。
まさに気を引き締めねばならぬ。
とはいえ、田中氏は「外国籍選手の質では鹿島も負けてはいない」と記す。
これは心強い。
特にセルジーニョは好調を維持しており、またACLでは無類の決定力を誇る。
今季は右サイドにポジションを移し、躍動しておる。
鹿島のサイドアタックにて広州恒大からアウェイゴールを奪おうではないか。
緊張感溢れる一戦である。

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広州に乗り込む第1戦。鹿島、アウェイゴールを奪えるか
明治安田J1第24節・G大阪戦から中4日、今度は広州でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝を戦う。対戦相手は広州恒大。初戦はその広州恒大のホームで戦うことになる。
広州恒大は現在、中国スーパーリーグで19勝2分2敗、勝点59を稼ぎ、2位の北京国安に5ポイントの差をつけて首位に立っている。その中心は、一時期FCバルセロナでもプレーしたブラジル代表のパウリーニョだ。国内リーグでも15得点を挙げてチームトップの得点力を見せている。鹿島は彼を抑えることが最初の関門となるだろう。
広州恒大とは2015年と2017年の二度対戦している。15年はグループステージで対戦し、アウェイでは3-4と敗れたものの、ホームでは高崎 寛之の劇的なゴールで2-1と勝利を収めている。また17年はラウンド16で対戦。第1戦は今回と同じ広州で戦い0-1で敗れると、第2戦はカシマで2-1と勝利したが、アウェイゴールの差で敗退となった。
そのときもゴールを決められたのはパウリーニョ。ロングスローに対する鹿島ディフェンスの対応が遅れたところを見逃さず、たった一度のチャンスを得点に結びつける力はワールドクラスを感じさせた。さらに、この夏に上海上港でプレーしていたエウケソンが中国国籍を取得し、広州恒大へ移籍してきた。エウケソンにも15年に対戦したときにゴールを奪われており、彼もまた国内リーグで15得点を挙げている。合計30ゴールを挙げている強力な個の力を持つ2人をどう封じるかが、鹿島が勝ち進むために非常に大事となりそうだ。
少し疲れも見える鹿島の選手たちだが、ケガ人が戻ってきていることは心強い。このところ途中出場を続けるレオ シルバは昨季、クラブとして初めて成し遂げたアジア制覇に大きく貢献した。天津権健と争った準々決勝第1戦ではセルジーニョとともにゴールを挙げ、決勝の舞台でも貴重なゴールを挙げている。彼が先発できる状態で戻ってきたことは大きな助けとなるだろう。
また、昨季ACLで6試合5得点と大暴れしたセルジーニョは、今季もここまで大会5得点と活躍が続いている。直近のG大阪戦でも利き足とは逆の右足で強烈なミドルシュートを叩き込んでおり、調子も良さそうだ。外国籍選手の質では鹿島も負けてはいないだろう。
どちらが次の準決勝に進むかは第1戦と第2戦の結果で決まる。昨季から第1戦をホームで戦い、第2戦をアウェイで戦うことが多かった鹿島は、先勝することとアウェイゴールを相手に許さないことで勝ち抜いてきた。それとは違い、先にアウェイで戦うことになるため、アウェイゴールを1つでも奪うことが、第2戦に大きな影響を及ぼす。
かといって試合に負けていいわけではない。試合の流れを読みながら、どういう結果に着地させればいいのか、試合中に密にコミュニケーションをとることを常としてきたチーム力が問われることとなりそうだ。
[ 文:田中 滋 ]