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首位FC東京を撃破!主力流出も鹿島アントラーズはなぜ強い?

鹿島について記すTHE PAGEの藤江氏である。
内田篤人主将と鈴木満常務取締役強化部長の言葉から、今の鹿島アントラーズが伝わってくる。
このFC東京との一戦だけでなく、クラブとしてどうするのかが考えられておることがよくわかる。
鹿島を応援してきて本当に幸せだと感じさせられる。
これからも一つ一つ勝っていきたい。

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首位FC東京を撃破!主力流出も鹿島アントラーズはなぜ強い?
9/15(日) 6:03配信

 古傷でもある右ひざの怪我による戦線離脱を乗り越え、9月の声を聞くとともに約5か月ぶりにリーグ戦およびYBCルヴァンカップのベンチ入りメンバーに復帰した鹿島アントラーズのキャプテン、DF内田篤人(31)はキックオフ前に必ず第4審判員に挨拶へ向かうようにしている。

 ルールに抵触すると理解していても、アントラーズが劣勢になるとベンチ前のテクニカルエリアに出て、チームメイトに身振り手振りで指示を送ってしまう。イエローカードの対象になる行為であり、第4審判員から「怒られているんだけどね」と苦笑しながら挨拶する目的を明かしてくれた。

「前に出ちゃうので言ってください。早めに注意してもらってまったく問題ありませんと一応、第4審判員には言っている。でも、やっぱりチーム全体で勝つ、と思うと、そうなっちゃうよね」

 首位を快走してきたFC東京を、ホームの県立カシマサッカースタジアムに迎えた14日の明治安田生命J1リーグ第26節の前にも、内田は柿沼亨第4審判のもとへ挨拶に向かっている。それでも、勝つと負けるとでは天国と地獄の差が出る天王山で、無意識のうちに何度もベンチを飛び出した。

 内田だけではない。チーム最年長のGK曽ヶ端準(40)も、副キャプテンのMF遠藤康(31)もテクニカルエリアへ足を踏み入れている。ピッチには立たなくとも、長くアントラーズを支え、常勝軍団の歴史と伝統を紡いできたベテランたちも一緒に戦っていた。笑顔を浮かべながら内田が続ける。

「苦しいときにみんながベンチの顔を見て、声を聞くことで走れるのならば声を出します。監督も言っていることだけど、経験のある選手、ソガさん(曽ヶ端)やヤス(遠藤)を含めて、ベンチの一体感というものがすごく大事なので」

 大一番はアントラーズが2-0で快勝した。右コーナーキックからDFブエノ(24)が頭で先制弾を決めたのが開始わずか2分。その後もピッチとベンチが一体化するかのように、闘志を前面へ押し出した戦いぶりでFC東京を封印。後半33分にMFセルジーニョ(24)が追加点を叩き込んで勝負を決めた。

 最大で9ポイント差をつけられていたFC東京との勝ち点差を、次節にも逆転可能な1ポイントに縮めただけではない。ルヴァンカップでベスト4に、天皇杯ではベスト16にそれぞれ進出。連覇を目指すACLでも、浦和レッズとともにベスト8に勝ち残っている。

 4冠獲得をも視野に入れたアントラーズからは今夏、昨シーズンの新人王に輝いたMF安部裕葵(20)がFCバルセロナへ、左右のサイドバックでプレーできる安西幸輝(24)がポルティモネンセSCへ、そして昨シーズンに11ゴールをあげたFW鈴木優磨(23)がシントトロイデンVVへ移籍した。

 さらにさかのぼれば、ロシアワールドカップに臨む日本代表に選出されたDF植田直通(24)が昨夏にセルクル・ブルージュ、DF昌子源(26)が昨年末にトゥールーズへそれぞれ移籍。FW金崎夢生(30)は昨夏にサガン鳥栖へ、DF西大伍(32)はこのオフにヴィッセル神戸へ新天地を求め、長く精神的支柱を担ってきた小笠原満男さん(40)も昨シーズン限りで現役を引退した。

 チームの骨格が入れ替わったと言っても過言ではない状況下で、それでも時間の経過とともに調子を上げ、4月の対戦では1-3と完敗を喫しているFC東京にしっかりと借りを返した。強さを取り戻しつつある理由はどこにあるのか。内田は若手とベテラン・中堅のバランスのよさをあげる。

「僕が昔いたときの鹿島の強さに比べたらまだ、と思う人がいるかもしれないけど。いまはサッカー選手として年齢的に完成し切っていない若い選手、(三竿)健斗やブエノ、ワンちゃん(犬飼智也)とかがたくさんいるなかで、経験のある選手、今日の先発メンバーで言えば(クォン・)スンテ、レオ(・シルバ)、(伊藤)翔たちが上手く噛み合っていますよね」

 クラブの黎明期からの方針を時代に合わせて柔軟に変化させ、的確な補強で穴を埋めてきたフロントの動きも見逃せない。かつては高卒や大卒の生え抜き選手をアントラーズカラーに育てる、10年スパンの計画を遂行してきた。日本人選手の海外移籍は、まったく前提に入れていなかった。

 1996シーズンから強化の最高責任者を務めてきた鈴木満常務取締役強化部長(62)は、いまでは苦笑しながら「サッカー人生は一回限りですし、選手の夢でもある海外移籍を止めるつもりはありません」と語る。内田や大迫勇也(ヴェルダー・ブレーメン)、柴崎岳(デポルティボ・ラ・コルーニャ)らも送り出してきた過程で、生え抜きを育てながら補強も並行させる方向へ舵を切った。

「他チームからの移籍で選手を補強することもある程度は視野に入れていかないと、チーム作りが間に合わない時代になってきた。10年どころか、3年ないし4年しか在籍しないことを前提にチームを作らないといけない。ただ、移籍と言っても、バリバリの日本代表クラスの選手を獲得することはやはり避けたい。培ってきたアントラーズのカラーというものがあるので」

 アントラーズらしさとは黎明期の土台を作ったブラジルの英雄ジーコが伝授した、敗北の二文字を心の底から拒絶する勝者のメンタリティーにある。ぶれないアイデンティティーが常に脈打っているからこそ、外国人ではブラジル人選手が、日本人選手でも新卒組や移籍組を問わずに憧憬の視線を送る。

 このオフの動きを追えば、鈴木や安部らが抱く強い海外志向を把握したうえでFW伊藤翔(31)を横浜F・マリノスから、MF白崎凌兵(26)を清水エスパルスから獲得。徳島ヴォルティスへ期限付き移籍させていたブエノも復帰させた。開幕直後にDF小池裕太(22)をシントトロイデンから期限付き移籍で、夏場にはMF小泉慶(24)が柏レイソルから完全移籍で加入。2021シーズンからの加入が内定していた東京五輪世代のFW上田綺世(21)も、7月に法政大学サッカー部を退部して加入した。

 FC東京戦では伊藤、白崎、小池、小泉が先発し、すでに3ゴールをあげている上田も後半途中からピッチに立った。鈴木強化部長をして「新しい選手がメンタル的にもフィットしている」と言わしめる理由は昨シーズンに復帰し、今シーズンからキャプテンを務める内田の存在を抜きには語れない。

「練習でもよく声をかけてくれているし、そういう役割を果たしてくれている」

 鈴木強化部長が言及した「そういう」とは、アントラーズの伝統を紡ぐことに他ならない。小笠原さんや曽ヶ端の出場時間が減っていたなかで、2010年夏にドイツへ旅立った内田を復帰させてから1年半あまり。濃密な経験を積んだ元日本代表を介して、ピッチの内外で効果が現れつつある。
「ジーコを含めた先輩たちが作ってくれた、基盤というものがあるとチームは崩れにくい。なので、優勝争いはできる。簡単じゃないけど、頑張ればできる。ただ、ここからタイトルを取るとなるとまた話は別。(優勝へ)必要なものを求めながら、残りのシーズンを戦っていくことも大事ですよね」

 ドイツへ移籍するまでに前人未踏のリーグ戦3連覇を、不動の右サイドバックとして経験している内田は独特の表現で現状をとらえた。それでも、直近の5試合で4勝1分けの星を残し、FC東京に肉迫した軌跡に対しては悲観していない。

「追われる難しさをFC東京がわかっているかどうかは知らないけど、追う方が楽だからね。僕らの背中が見える位置にまで来て、残りの試合で彼らにどのような重圧がかかるのか。やっとスタートラインに立った気がするけど、変な話、いい位置にいる気がします」

 今シーズンの目標は、目の前に存在するタイトルをすべて独占すること。FC東京戦が終わった瞬間に、常勝軍団の照準は敵地での第1戦をスコアレスドローで終えている広州恒大を、ホームに迎える18日のACL準々決勝第2戦に切り替えられている。

(文責・藤江直人/スポーツライター)

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非公開コメント

現地参戦の東京サポさんの中にもベンチ前の雰囲気がこれぞ鹿島、とコメントされている方がいました。本当に大事だと思います。

結果がでていない時期には理不尽なジャッジを食らっても監督もベンチもおとなしいことがありましたが、今ならカードをもらうこともいとわない程の猛抗議となるでしょう。チーム一丸、ファミリー一丸でリーグ制覇を果たしたいですね

No title

まだ単なる2位!

首位撃破ぐらいで浮かれている選手がいると、4冠全部逃すことになる!

FC東京がラグビーW杯の影響で味スタが使えないためアウェイ8連戦の苦境に立たされてるといった表現をされてますが、
逆を言えば今首位にいられるのはシーズン前半ホーム開催が集中したおかげで(17節まででホーム戦9勝1敗)
理不尽な仕打ちを受けてるわけでもないですし。鹿島もスタジアム改修で国立をホームにした年に優勝してますけどね。

あわや降格圏のACL優勝経験チームや、金の力で大量に選手を買い漁り中位に位置するチームもある中
主力がごっそりいなくなり負傷者続出でもシーズン序盤を乗り切り、今現在首位に肉薄するばかりか
全タイトル獲得の可能性を残す鹿島は、やはり異質な強さ。それを優勝という形で世間に証明してみせましょう。
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Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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