FC2ブログ

唸らされるのは、鹿島の変わらぬ“芸風”

FC東京戦の勝利についてGOAL.comに寄稿した飯尾氏である。
端的には内容の濃い紅白戦が勝利に繋がったと理由を述べる。
そこから、鹿島の伝統と歴史を“芸風”という言葉で綴る。
たしかに、これだけメンバーが入れ替わっても勝利を積み重ねる力は、外から観ると奇異に映ろう。
しかしながら、これがクラブ力と我らは知っておる。
こうして積み重ねた多くのタイトルが伝統となって行った。
今季も全てのタイトルに全力を尽くし、勝利を積み重ねていく。
それが鹿島の“芸風”である。


にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

天王山制し前人未到4冠追う鹿島。“芸風”を引き出す「戦う準備」とは
飯尾篤史



 鹿島アントラーズは14日、明治安田生命J1リーグ第26節でFC東京を県立カシマサッカースタジアムに迎え、2-0で勝利。首位との天王山を制し、勝ち点差1に迫ることに成功した。参加しているすべての大会で優勝を視野に入れ、過密日程にある鹿島はなぜ勝利を手にすることができたのか。スポーツライターの飯尾篤史氏はこう分析する。

■本気の「紅白戦」がもたらした勝利



 4つのコンペティションすべてに優勝の可能性を残し、過密日程を強いられている鹿島にとって、9月14日に行なわれた首位・FC東京との天王山は、久しぶりに中5日の間隔で迎えたゲームだった。
 これが、大きかった。

 オフをしっかり取れたからではない。内容の濃い紅白戦を行なえたからである。FC東京の強力2トップを封じ込めたDF犬飼智也が語る。

「紅白戦を2本、長い時間できたのは、久々でした。やっぱり鹿島は紅白戦をやることによって、自然と戦う準備ができる。出るメンバーだけでなく、普段一緒に練習しているメンバーも本気でやってくれるから、チームとしての一体感や良さが出るんです」

 もちろん、FC東京の対策も抜かりがない。犬飼をはじめ、鹿島の選手たちの脳裏にしっかりと焼き付いていたのは、前回対戦での失点シーンだ。今季ここまで26試合で23失点と、1試合平均0.88失点の鹿島が3失点を喫したのが、21節の湘南ベルマーレ戦と7節のFC東京戦だった。

 その4月のゲームで一度ならず二度までもやられたのが、前掛かりになった裏を突かれるという、カウンターによる失点だった。再び犬飼の言葉に耳を傾ける。

「FC東京戦に関しては、それ(リスクマネジメント)が9割、8割と言っても過言じゃない。そこは映像を見たり、紅白戦だったりで、しっかり確認できました」

 こうして迎えた天王山、早くも2分に鹿島が先手を取った。CKからブエノが頭で決めると、その後、鹿島がしっかりとゲームをコントロールする。

 ボランチのレオ・シルバがボールを嫌らしく動かせば、パートナーの三竿健斗は後方に残ってマークを徹底し、FC東京に速攻の機会を与えない。「僕とCBが(相手の)FWを見る位置は、すごく注意していました」と明かしたのは、その三竿だ。

 後半に入ると一転、FC東京の反撃を受けたが、ディエゴ・オリヴェイラや永井謙佑、東慶悟のフィニッシュを守備陣が身を呈して防ぐと、78分、セルジーニョの左足による鮮やかなミドルが決まり、まるでシナリオどおりに突き放すのだ。

「ディエゴ・オリヴェイラの足下に入る場面は何回かありましたけど、速攻に関しては問題なかった。ボランチふたりがプレスバックでボールを奪えたりしていたので。僕ら(CB)が飛び込んでやられるより、ああいう形で守ったほうがいいなと」(犬飼)

「リードしているとき、相手は前がかりに来るのは今年何回も経験している。そこで、焦れずに我慢強くやろうとみんなで話していた。球際のところは強く行けていたので、うまく凌いで2点目が取れた」(三竿)

 こうした言葉を聞くと、FC東京の反撃も、実は鹿島の手のひらのうえで転がされていただけのように思えてくる。

■入れ替わる主力。だが鹿島は変わらない



 それにしても唸らされるのは、鹿島の変わらぬ“芸風”だ。メンバーがどれだけ入れ替わっても、やはり鹿島は、鹿島なのだ。
 昨季、植田直通と昌子源が移籍し、小笠原満男が現役から退いた。今季もシーズン中に安部裕葵、鈴木優磨、安西幸輝がチームを去った。

 FC東京戦のスタメンを見ると、伊藤翔、白崎凌兵、小池裕太、小泉慶(今夏加入)の4人が1年目、犬飼とセルジーニョが2年目、クォン・スンテとレオ・シルバが3年目と、11人中8人がこの2年での加入で、年間王者に輝いた16年シーズンを経験していないのだ。

 しかも、4年目の三竿とブエノ(昨季は徳島ヴォルティスに期限付き移籍)も16年シーズンは控えの立場。主力としてリーグ優勝を経験したのは、土居聖真ただひとり。

 さらに、FC東京戦で途中出場を果たしたチョン・スンヒョンも2年目、名古新太郎と上田綺世(今夏加入)は1年目。それにもかかわらず、全員がずいぶん前から鹿島に在籍しているかのように振る舞い、大一番で普段通りの力を発揮し、勝利を手繰り寄せる――。

 その“芸風”は、このクラブの一員として過ごし、削り合うぐらい本気の紅白戦やトレーニングの中で身につくものなのだろう。もちろん、試合中にベンチを飛び出し、檄やアドバイスを送った内田篤人、遠藤康の両ベテランの貢献も見逃せない。

 この勝利でFC東京との勝点差は、1まで迫った。

「彼らの背中が見える位置まで来た。彼らがどんな重圧を感じているか、なんとなく分かる。追うほうが楽だからね。良い位置にいると思う」

 そう語るのは、酸いも甘いも噛み分けた内田である。前人未到の4冠に向け、リーグ戦でも鹿島がいよいよ首位の座を射程圏内にしっかりと捉えた。

取材・文=飯尾篤史

コメントの投稿

非公開コメント

多分アントラーズに馴染む選手って他所では浮いてると思うんですよ
厳しすぎるとか熱すぎるとか、そんな一流の精神を持っていても受け皿がないような選手たち
勿論「鹿島にいたらそうなる」というのもありますけど、きっと「鹿島が選んだ選手たちは初めからそう」なんでしょう

おいおい!!永木を忘れちゃ困るぜ。
プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

カレンダー
09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク